コペンはどのくらいで納車される?新車と中古車の違いをご紹介
コペンは扱いやすいサイズ感とリーズナブルな価格で、デビュー時から人気の高い軽スポーツモデルです。特に2019年10月に追加されたコペンGR SPORTは、トヨタ自動車で販売されるOEMモデルの中でも、注目のモデルとなっています。2023年現在では、新車の場合、納車まで3か月程度を要すると言われるほど人気のモデルです。
この記事ではコペンの人気の秘密や新車のように納車に時間のかからない、コペンの中古車についてもご紹介します。
<目次>
5.コペンの納車日にこだわらないなら新車と中古車どっちを選ぶべき?
・コペンを新車よりも短い期間で納車できる中古車はおすすめ
・人気のGR SPORTも中古車市場に流通している
・中古車であれば、新車で購入できない特別仕様車なども購入可能
コペンはどのくらいで納車される?
コペンはダイハツのディーラーで購入できる他、GRスポーツについてはトヨタのディーラーでも購入することが可能です。現時点では、新車の納車に数か月かかると言われていますが、中古車では納車までどれくらいの期間が必要なのでしょうか。
ここでは、コペンの新車と中古車、それぞれの納車までの期間を中心にご紹介します。
新車は注文から3か月以上
コペンの新車は2023年5月の時点で、注文から納車まで3か月の期間を要すると公式発表されています。同じダイハツ製のモデルでも、ミライースは1か月程度で納車できます。
一方で、グランマックスは、納車までに5か月程度の期間を要すると発表されていて、コペンはちょうどその中間の期間と言えます。それでも、ミライースのように一般的な新車の納車期間が1か月ということを考えると、コペンは長めの期間と言えるでしょう。
中古車ならもっと早く手に入る
中古車の場合はコペンに限らず、納車までの期間が1週間から2週間と言われています。これは車検や車両の状態、手続きによって異なりますが、新車よりも短い期間で納車が可能です。
これにより、希望のモデルを中古車で見つけることができれば、新車よりも早く手に入れることができると言えるでしょう。生産状況に左右されることなく、納期が短い中古車は価格面以外のメリットも大きいと言えます。納車を早めたい人にはおすすめです。
コペンは軽オープンスポーツカー
コペンはダイハツ車の中でも、走りを楽しめるスポーツモデルとしての役割と、手軽にオープンエアを楽しめるモデルとして、世代を問わず車好きを中心に人気を集めてきました。
ここでは登場から20年が経過し、2世代にわたり軽スポーツの代表格として人気を博してきたコペンとはどのようなモデルなのかについて、世代別に振り返ります。
初代は2002年に発売されている
2002年に登場した初代コペンは、丸みを帯びた愛らしいデザインに、直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載した、軽スポーツカーとして登場しました。
駆動方式はFFのみの設定で、トランスミッションは5速マニュアルとスーパーアクティブシフト付きの4速オートマチックがラインアップされていました。コペンの象徴的な電動開閉式のルーフを備えるアクティブトップの他、脱着式の樹脂ルーフを備えるデタッチャブルトップ仕様も存在します。
現行モデルは4つのモデルがある
2014年には、2代目となる現行型が登場しました。電動開閉式のアクティブトップは全車に標準装備となっています。エンジンは直列3気筒ターボエンジンを搭載し、駆動方式は初代と同じく全車FFとなっています。
トランスミッションは5速マニュアルと、7速スーパーアクティブシフト付きCVTを設定しています。デビュー時はRobe、X PLAY、Ceroの3タイプが設定されていましたが、2019年にGR SPORTを追加し、トヨタへOEMモデルとして供給も開始しました。
納車後のカーライフが走り重視なら「コペンGRスポーツ」
2代目となる現行型コペンで追加となったGRスポーツは、走りを楽しむ人から人気の高いおすすめのモデルとなっています。
ここでは、トヨタディーラーでも購入できるコペンGRスポーツが、どうして走り重視のユーザーにおすすめなのかを装備されるパーツの解説も含めてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
第4モデルである「GRスポーツ」
2014年6月、ダイハツは人気の軽スポーツカー「コペン」をフルモデルチェンジしました。2代目として最初にリリースしたのは、近代的な雰囲気をまとう「コペンRobe」です。その後、SUV風のルックスを持つ「コペンXPLAY」、初代コペンを彷彿とさせる「コペンCero」とモデルを増やしました。
これらに続き、第4のモデルとして発売したのが「コペンGRスポーツ」です。コペンGRスポーツは、コペンの持ち味はそのままに、さらに気持ちの良い走りを追求しています。インパクトのあるデザインと、高い走行性能が特徴です。
TOYOTA GAZOO Racingと共同開発
コペンGRスポーツの「GR」は、「TOYOTA GAZOO Racing」を示します。コペンGRスポーツは、ダイハツ・トヨタ両メーカーのアイデアを元にダイハツが商品化しました。TOYOTA GAZOO Racingが持つモータースポーツとしてのノウハウを共有しています。軽規格で初の2シーターオープンスポーツカーです。
操縦安定性や走行性が高まったことに加えて、コックピットにもGRの持ち味が光ります。レカロシートを使用したスポーティなシートには、「GR」のロゴが刺繍されていることが特徴です。シートの優れたホールド性が、走りへの期待を高めています。
コペンGRスポーツのこだわりポイント
コペンGRスポーツは、個性的で洗練されたデザイン、軽でありながらもしっかり重厚感のあるフォルムが魅力です。常に更新を続ける性能の高さなど、たくさんのこだわりがあります。
コペンシリーズから受け継がれるものからGRスポーツ特有のものまで、ファンを虜にするそのこだわりとは一体どういったものでしょうか。
個性溢れるデザイン
コペンGRスポーツの最大の特徴は、個性溢れるデザインです。ワイド&ロースタイルのリアバンパーが、スポーツカーらしさを演出します。水平を強調するフロントフェイスの「Functional MATRIX」グリルを採用していることもポイントです。よりワイドに見えるため、デザイン性が高まります。
フロント・サイド・リアに光る「GR SPORT」のエンブレムも特徴のひとつです。LEDのヘッドランプ・リアコンビランプ・フォグランプもコペンGRスポーツ専用で、個性を際立たせます。
BBS製鍛造16インチアルミ(OP)
コペンGRスポーツの個性をさらに引き出しているのが、BBS製鍛造16インチアルミホイールです。このホイールは、従来モデルではメーカーオプションになっています。さらに、ホイールの色は、コペンGRスポーツ専用の「マットグレイ」です。存在感のあるグレイは、個性的で上質な印象を与えます。
BBS製鍛造16インチアルミホイールの特徴は、軽さと耐久性です。手間と時間がかかる「鍛造」は、金属密度が高く強靭なホイールを作り出します。コペン専用の独特な造形もポイントです。性能の高さ・デザイン性の高さ両方を兼ね備えているのがこのホイールの特徴だと言えます。
解放感のあるオープンエア
他にはない解放感を与えてくれる「オープンエア」はコペンを象徴する特徴です。コペンGRスポーツは、オープンエアの操作性にもこだわりがあります。ルーフを開けるときに必要な操作は、ルーフロックを解除してスイッチを引き上げるだけです。電動開閉式ルーフにより、20秒後にはフルオープンの状態を楽しめます。
また、各所に取り付けられたスピーカーにより、オープン時でもクリアな音を楽しめるのも特徴のひとつです。「風を感じながらも、快適な空間」を提供してくれるでしょう。
しなやかな乗り心地
コペンGRスポーツは、通常のコペンに比べて、よりしなやかな乗り心地が特徴です。TOYOTA GAZOO Racingと共同開発していることもあり、チューニングの方向性はトヨタが担当するものの、実際にはダイハツが製作します。
また製作過程では、ショックアブソーバーメーカーであるKYBも関わっています。TOYOTA GAZOO Racingとダイハツ、そしてKYBのコラボによって、軽自動車とは思えないような足回りを実現しました。
コペンの納車日にこだわらないなら新車と中古車どっちを選ぶべき?
「コペンはいくらで買えるの?」と、購入を検討している人なら、車両価格が気になっている方も多いでしょう。コペンは、新車でも購入できますし、中古車市場にも初代から現行モデルまで、多くの車が出回っています。
ここでは、コペンの価格を、新車価格と中古車価格に分けて解説します。なお、価格情報はすべて2023年6月時点のものです。
コペンの新車価格
グレード |
新車最安価格(税込) |
新車最高価格(税込) |
Robe |
188万8,700円(Robe CVT) |
211万4,200円(Robe S 5MT) |
XPLAY |
188万8,700円(XPLAY CVT) |
211万4,200円(XPLAY S 5MT) |
Cero |
194万3,700円(Cero CVT) |
216万9,200円(Cero S 5MT) |
GR SPORT |
238万2,200円(CVT) |
243万7,200円(5MT) |
※価格はすべて2023年6月現在のもので、税込価格。北海道地区は1万1,000円アップ
新車購入のメリットと言えば、ボディカラーやオプションを、自分好みのカスタマイズとして、組み合わせが可能であることが挙げられます。特にメーカーオプションは、車両購入後に装着できないものがほとんどとなるので、新車購入の最大のメリットと言えるでしょう。
その反面、デメリットとしては、納車までの期間が中古車よりも長くなってしまう他、購入時の金額も、高くなってしまうことなどが挙げられます。
コペンの中古車相場
グレード |
中古車最安価格(税込) |
中古車最高価格(税込) |
Robe |
111万9,000円(Robe CVT) |
199万9,000円(Robe S 5MT) |
XPLAY |
在庫なし |
在庫なし |
Cero |
124万9,000円(Cero CVT) |
184万9,000円(Cero CVT) |
GR SPORT |
219万9,000円(CVT) |
226万9,000円(5MT) |
※価格はすべてネクステージWebサイト掲載車で、2023年6月現在のもの。
中古車のメリットは、納車までの期間が、新車と比較して圧倒的に短いことが挙げられます。すでに在庫している車を購入するため、製造に関する半導体不足などの影響を受けることもありません。
また、車両本体価格も新車より圧倒的にお買い得な価格で購入することができます。コペンの場合、Robeの最安価格が新車よりも70万円前後安く購入できます。デメリットに関しては、ボディカラーや装備類が限られてしまうことでしょう。
(参考:『コペン(ダイハツ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージならスポーツタイプの車も探せる!
中古車を購入する場合は、なるべく信頼できる大手業者を選ぶと良いでしょう。例えばネクステージであれば、スポーツタイプの車に特化した専門店があるなど、車を探しやすい環境が整っています。
また大手業者の場合、保証サービスが充実しているというメリットもあります。もちろん在庫数が多い大手であれば、選択肢も多く、希望の車に出会える可能性も大きくアップします。ここでは、中古車販売のネクステージのサービスについて解説します。
さまざまなジャンルの車種が揃う!
ネクステージは全国各地に展開しており、在庫台数は3万台を取りそろえています。特定のジャンルに特化した専門店も多いため、「なるべく条件を絞って車を探したい」といった方にもおすすめです。
またネクステージでは、事故車や修復歴車のような、トラブルの多い車両を一切取り扱っておりません。そのため、初めて中古車を購入するお客様でも、車を探しやすい環境が整っています。
他店舗に気になる在庫があれば、最寄りの店舗へのお取り寄せも可能なので、ぜひご相談ください。
充実の保証が用意されている!
ネクステージはアフターサポートにも万全を期しており、初期不良のようなトラブルに備えられる保証をご用意しています。有料保証だけでなく無料保証が付帯しているため、もしもの事態でもスムーズに対応できます。
また、国産車だけでなく輸入車にも対応しているため、輸入車メインで探している人にもおすすめです。
PR軽オープンという稀有な存在、コペンの中古車
※価格は支払総額
まとめ
コペンは気軽にオープンエアを楽しめる人気のモデルです。しかし、新車では納車までに3か月という期間を待たねばなりません。中古車であれば短い納期で、お手軽に購入できることが多く、いち早く手に入れたい人にはおすすめの選択肢と言えます。
また、中古車であれば、初代モデルや、歴代の限定モデルなど、新車で購入できないモデルも購入できることがあります。お気に入りのコペンをネクステージのWebサイトから探してみてはいかがでしょう。
●ライタープロフィール
井元 貴幸
自動車ライター
初代レガシィの10万キロ世界速度記録をドキュメンタリー番組で目にして、その走行性能と耐久性に感動したことがきっかけで、レガシィに憧れ、そのまま自他ともに認めるスバルマニアに。BG型、BH型、BP型、BR型と4世代のレガシィツーリングワゴンのターボモデルを乗り継ぎ、現在の愛車は初代レヴォーグ2.0GT-S アイサイト。2017年から2018年にかけては、スバル公式のモータースポーツ応援プロジェクトリーダーを担当。オーナー目線でのスバル車のフィーリングや装備や改良ポイント、さらにはカスタマイズ、チューニングまでスバル関連のことについては新旧問わず造詣が深い。トラックやバスなどの大型車や特殊車両なども得意とするジャンルやメーカーに特化した自動車ライター。