トヨタのシエンタとヴォクシーを徹底比較!それぞれの魅力や特徴が分かる
シエンタは2003年に発売を開始して以来、多くの方に選ばれてきた人気のミニバンです。またヴォクシーもトヨタを代表するミニバンで、2022年のフルモデルチェンジとともに再注目されています。ミニバンを購入するなら、シエンタやヴォクシーの詳しい内容が気になるところでしょう。
そこでこの記事では、シエンタとヴォクシーの特徴や安全性能・燃費などのスペック、中古車市場での相場について比較解説します。この記事を参考に、自身にピッタリな車を探してみてください。
※目次※
・トヨタのシエンタはコンパクトで使い勝手が良くファミリー層に人気
・トヨタのヴォクシーは広々した室内などパッケージが魅力
・自分にぴったりの車を選ぶには用途を重視することが大切
ヴォクシーより小柄な車「シエンタ」とは?
シエンタは、ヴォクシーよりも一回り小柄なミニバンです。車内は見た目に反して広々としており、快適に過ごせます。その他、日常使いに便利な様々な工夫がシエンタに施されているのです。ここでは、シエンタの特徴について解説します。
ファミリー層に人気のある最小ミニバン
シエンタは、コンパクトカー以上に人や荷物をたくさん乗せられる車ながら、軽快な乗り降り・運転ができるトヨタ最小のミニバンです。最大7人が乗車できる空間を確保しており、従来のミニバンの概念を覆す仕様となっています。
車内が広いだけではなく、当時新開発だったエンジンや無段変速機、高いボディ剛性を組み合わせることで滑らかな加速と軽快な走りを実現しているのも特徴です。加えて、レバーの高さ調整などの機能集約や、ステアリングの扱いやすさの向上などを行っており、あらゆる場面で使いやすい造りとなっています。
家族に優しい設計
シエンタは、日々の利用に向いた造りとなっており、ファミリー層に人気です。スライドドアとなっているため、狭い場所でも簡単に乗り降りできます。また、乗り込み口の高さが330mmと低く、乗り込み口周辺に段差がないため、乗車時につまずきの危険性や体への負荷が少ないのも特徴です。
また、車体が小さくも、車内はゆったりとした広さを保っています。小さな子どもなら車内で立ったままの着替えもでき、大人でもリラックスできるスペースです。
シエンタの新車価格とグレード
2022年4月時点の2WDのグレードと販売価格(税込表示)は、表をご覧ください。「X」がベースグレードで、「G」との大きな違いはプリクラッシュセーフティなどの安全装備が付きません。また、ドアミラーやキーなどの装備、内装などが簡素化されたグレードです。FUNBASEは、2列シート5人乗り仕様となります。
「Cuero」は上級グレードで、LEDフォグランプやライン状に発光するリアコンビネーションランプが標準装備されています。
特別仕様車の「“Safety Edition Ⅱ”」は、安全装備にパーキングサポートブレーキが特別装備されているシエンタです。他にも、ホイールやドアミラーがブラックに架装されています。
・2WDシエンタ
|
通常グレード |
|||||
X |
G |
G Cuero |
FUNBASE |
FUNBASE |
FUNBASE |
|
ガソリン |
1,859,200円 |
2,107,000円 |
2,214,000円 |
1,818,500円 |
2,066,000円 |
2,173,000円 |
ハイブリッド |
2,277,200円 |
2,473,000円 |
2,580,000円 |
2,236,500円 |
2,432,000円 |
2,539,000円 |
(2022年4月時点)
・特別仕様車の2WDシエンタ
|
特別仕様車 “Safety Edition Ⅱ” |
|
G |
FUNBASE G |
|
ガソリン |
2,151,000円 |
2,110,000円 |
ハイブリッド |
2,517,000円 |
2,476,000円 |
(2022年4月時点)
シエンタよりワンランク上の車「ヴォクシー」とは?
ヴォクシーは、2001年にトヨタで開発され発売を開始したミニバンです。落ち着いたデザインの兄弟車ノアと違い、スタイリッシュかつスポーティなフロントマスクとなっています。家族が日々利用しやすいミニバンを作るというコンセプトは、ヴォクシーにおいても変わっていません。ここでは、日常を快適に過ごせるヴォクシーについて紹介します。
使い勝手の良いミドルサイズミニバン
トヨタの売れ筋ミニバンであるヴォクシーは、スタイリッシュな外観とともに、広さと運転のしやすさを両立させた車です。シエンタとの大きな違いは、3列目の移住性にあります。快適とまではいかないものの、大人が乗っても窮屈ではありません。また、アルファードよりもボディサイズがコンパクトなため、運転が得意でない方でも扱いやすいでしょう。
また、新型ヴォクシーでは、スライドドアの開口とともにステップがせり出してきます(オプション装備)。また、乗降時に手をかけるグリップ部分も上下に長く取られており、高齢者や子供でも楽に乗り降り可能です。このように、ヴォクシーは使い勝手が良く移住性も高いため、多くの方に選ばれています。
2022年1月にフルモデルチェンジ
2022年1月、ヴォクシーはフルモデルチェンジが施されました。新登場のヴォクシーは「S-Z」「S-G」のグレードで、駆動方法をハイブリッド・ガソリンのいずれかを選べます。ベースグレードである「S-G」は、従来の7人乗りに加え8人乗りのバージョンの選択が可能です。
また、ボディ骨格の最適化によって、後方部分の左右の室内空間が従来と比べて75㎜拡大しました。室内高も5㎜高くなり、ますます車内は広々となったのです。
ヴォクシーの新車価格とグレード
ヴォクシーの新車価格とグレードは以下の通りです。S-Zは、薄暮灯や両側スライドドア、温熱シートなどを標準装備としています。またアルミホイールも大径化(17インチ)し、メーター内のインフォメーションディスプレイも7インチとなるため、満足度が上がるでしょう。
なお、ハイブリッド車としてのヴォクシーの4WDは「E-Four」と表記されていますが、ここでは便宜上4WDとして扱います。
動力源 |
グレード・乗車人数・駆動方法 |
|||||
S-G |
S-Z |
|||||
7人乗り |
8人乗り |
7人乗り |
||||
2WD |
4WD |
2WD |
4WD |
2WD |
4WD |
|
ガソリン |
3,090,000円 |
3,288,000円 |
3,090,000円 |
3,288,000円 |
3,390,000円 |
3,588,000円 |
ハイブリッド |
3,440,000円 |
3,660,000円 |
3,440,000円 |
(該当なし) |
3,740,000円 |
3,960,000円 |
(2022年4月時点)
シエンタとヴォクシーのスペックや魅力を徹底比較!
シエンタとヴォクシーの違いは、車内の大きさと値段だけではありません。ここでは外観・内装・安全性能・燃費・などのスペックの違いと、中古車市場での販売状況について説明します。
ここでは、シエンタは2022年4月現在トヨタで発売されている『G Cuero』を、ヴォクシーは2022年1月13日から発売を開始した『S-Z』を比較しています。どちらも7人乗りの2WD、ハイブリッド車です。
外観・サイズ
両車の外観・サイズは以下の通りです。なお、ホイールベースは車体を真横から見て前輪・後輪の車軸間距離です。比較してみると、全長と全高に大きな違いがあります。小回り(最小回転半径)は、やはりシエンタが優れており、町中で扱いやすいといえるでしょう。
車部位 |
シエンタ(G Cuero) |
ヴォクシー(S-Z) |
全長 |
4,260mm |
4,695mm |
全幅 |
1,695mm |
1,730mm |
全高 |
1,675mm |
1,895mm |
ホイールベース |
2,750mm |
2,850mm |
最低地上高 |
145mm |
140mm |
最小回転半径 |
5.2m |
5.5m |
(2022年4月時点)
内装・広さ
シエンタとヴォクシーの車内の広さは以下の通りです。
車部位 |
シエンタ(G Cuero) |
ヴォクシー(S-Z) |
室内長 |
2,535mm |
2,805mm |
室内幅 |
1,470mm |
1,470mm |
室内高 |
1,280mm |
1,405mm |
(2022年4月時点)
横幅はシエンタ・ヴォクシー共に同じ、長さと高さはヴォクシーの方が広々としています。
シエンタでは、2列目と3列目のシートを折り畳むことで、長さ2,065㎜もの平面が確保できます。そのため車中泊や、自転車やサーフボードなどの長い荷物の収納も楽々です。
ヴォクシーもシートの折り畳みが可能なため、シエンタと同様のシートアレンジが行えます。また跳ね上げ、スライドの組み合わせで9パターンのシートアレンジが可能です。
安全性能に違いはある?
シエンタ(Xグレード以外)とヴォクシーは共に、プリクラッシュセーフティを搭載しています。レーダーと単眼カメラで危険物を探知し警報を発信するため、事故に対する素早い回避が可能です。
また、シエンタの『G Cuero』には、低速走行時に壁などの静止物を検知する機能が備わっています。この機能により出力抑制や自動ブレーキを作動させ、ペダルの踏み間違いなどによる事故を減らすことができます。
ヴォクシーではトヨタで初めて、プロアクティブドライビングアシストを搭載しました。状況に応じて自動的に減速し、運転操作をサポートするため緊急時に対処しやすくなります。
気になる燃費と走行性能を比較!
シエンタとヴォクシーの燃費は以下の通りです(WLTCモード)。燃費には車両重量が大きく関わるのですが、300kg近く重いヴォクシーがシエンタと同等レベルの燃費を確保しています。
走行モード |
シエンタ(G Cuero) |
ヴォクシー(S-Z) |
市街地 |
22.7km/L |
22.2km/L |
郊外 |
23.9km/L |
25.0km/L |
高速道路 |
22.1km/L |
22.1km/L |
(2022年4月時点)
エンジンとモーター性能は以下の通りとなります。車両重量を考えると、妥当なパワー差といえるでしょう。
|
シエンタ(G Cuero) |
ヴォクシー(S-Z) |
総排気量(L) |
1,496 |
1,797 |
エンジンの最高出力 (KW(PS)/r.p.m) |
54(74)/4,800 |
72(98)/5,200 |
エンジンの最大トルク (N・m(kgf・m)/r.p.m) |
111(11.3)/3,600~4,000 |
142(14.5)/3,600 |
モーターの最高出力 KW(PS) |
45(61) |
70(95) |
エンジンの最大トルク N・m(kgf・m) |
169(17.2) |
185(18.9) |
(2022年4月時点)
見落としがちな諸費用をチェック
車の維持費を検討するにあたって見落としやすい項目として、自動車税などの税金が挙げられます。シエンタとヴォクシーの場合、各税金の具体的金額は以下の通りです。なお、自動車税は、購入日や税制改正のため該当する車の新車登録日が2019年10月1日を境に税額が変わります。
|
シエンタ(G Cuero) |
ヴォクシー(S-Z) |
|
|
9月30日以前 |
10月1日以降 |
10月1日以降 |
自動車税 |
34,500円 |
30,500円 |
36,000円 |
自動車重量税 |
0円 |
0円 |
|
環境性能割 |
非課税 |
(2022年4月時点)
両車のハイブリッド車では上記のように、エコカー減税が適用されるため、重量税・環境性能割がかかりません。ただし、自動車重量税などの税制に関しては、改定や年度、グレード、オプション装備により変動するため新車購入時にご確認ください。
中古車相場を比較
ネクステージで、シエンタとヴォクシーの中古車相場を比較してみましょう。(2022年4月13日現在の情報です)
シエンタは34.5万円~250.1万円となっています。
(参考:ネクステージのシエンタの情報はこちら)
一方、ヴォクシーは34.9万円~434.9万円となっています。
(参考:ネクステージのヴォクシーの情報はこちら)
ライフスタイルに合うかどうかで選ぼう!
シエンタはヴォクシーに比べ、車体価格や各種税金の負担は少ないことがわかりました。排気量が小さいため、とくに自動車税についてはヴォクシーより抑えられます。
一方、ヴォクシーはシエンタ以上に広々とした空間を楽しめます。郊外への走行は燃費面でシエンタより若干有利であり、長時間の高速走行は高排気量の方が疲れにくい楽な運転を実現できるでしょう。
そのため、近場への運転が多く、主に小さなお子さんを乗せるような場合はシエンタ、運転する時間・距離が長く人や荷物をたくさん乗せる場合はヴォクシーがおすすめです。ライフスタイルに合った車を選んでみるのも一つの手と言えます。
PRトヨタ シエンタの中古車
※価格は支払総額
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お得な価格でシエンタ・ヴォクシーを手に入れるには、中古車販売店での購入をおすすめします。ただ、選択の際は価格ばかりではなく、販売店の在庫数や車の品質まで考慮することが大切です。そこで、ここではネクステージの中古車の特徴について解説します。
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2022年4月12日現在、ネクステージは全国に200店舗以上を展開し30,000台以上の中古車を販売しています。WEBページから、メーカーや車種だけではなく年式、走行距離、エンジン区分など様々な条件で絞り込むことが可能です。好みの一台が見つかるでしょう。
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また、納入した後も新車・未使用車以外の車両に法定点検整備を行い、独自のチェック項目における点検整備も実施しています。安心してコンディションの良い中古車の購入が可能です。
まとめ
シエンタとヴォクシーは今なお人気が高く、中古車市場にも質の高い車両が数多く販売されています。またヴォクシーは2022年にフルモデルチェンジが行われたため、先代モデルの中古車価格が更にお手頃となっているでしょう。
ネクステージでは、質の高い中古車のみを数多く取り揃えています。安心して使い続けられるシエンタまたはヴォクシーの中古車をお探しの方は、ネクステージで探してみてはいかがでしょうか。