中古車「トヨタ iQ」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!
トヨタのiQは、数多くある自動車の中でも一風変わったデザインとなっている車種のひとつです。すでに生産が終了しているモデルではありますが中古車では出会える車種でもあるため、購入を検討されている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、中古車iQの特長や賢い購入方法などについて詳しく解説します。iQのおすすめモデルや中古車相場について知りたい方は、ぜひご覧ください。
※目次※
・1.3Lエンジン搭載の130Gは、快適な走りを楽しみたい方におすすめ!
・iQはスーパーチャージャー搭載のスポーツ仕様や2名乗りの特別仕様車もある!
・iQなどの生産終了車を探すなら全国展開しているネクステージで選択肢を広げよう!
中古車「iQ」のおすすめは1.3Lエンジン搭載モデル
超小型ボディのマイクロプレミアムカー
トヨタのiQは、小さな見た目が印象的な自動車です。従来のサイズより小さくすることを目標とし、優れた性能と質感を備えた「マイクロプレミアムカー」として2008年に発売されています。
初代モデルは、全長2,985mm、全幅1,680mm、全高1,500mmという超小型ボディにもかかわらず、4人乗りが可能な乗用車として注目を集めました。
最小回転半径は当時世界最小レベルの3.9mを実現しています。また、世界初の9個のエアバッグと安定性制御システムであるS-VSCを全車に標準装備しているため、安全性能が高いことも特徴です。
2008年グッドデザイン大賞を受賞
発売された2008年には、グッドデザイン賞ベスト15に選出されました。新しい時代を感じさせる先進感とプレミアム感を追求したアイコニックなデザインが評価され、最も優れているデザインとして大賞を受賞しています。
乗り心地や安全性も含め、世界の小型車に新風を吹き込むと高評価でした。また、iQは3mにも満たない小さなサイズで個性的なデザインが新鮮だったこともあり、発売開始1か月で8,000台を受注した実績を持っています。
おすすめモデルは1.3Lエンジン搭載の130G
発売から1年後の2009年には1.3Lエンジン搭載の「130G」と「130Gレザーパッケージ」モデルが登場しました。
この2つのモデルには、吸気と排気を最適にコントロールする国内初のエンジンが搭載されています。車両重量950gの小型車に、パワフルなエンジンを搭載した130Gは、1Lエンジンと比べると軽快な加速を実感できるでしょう。
レザーパッケージモデルは、シートがレザー仕様となっており、シートとファブリックの種類が選択できます。
中古車での流通台数はあまり多くありませんが、走りの快適性を考慮すると130Gがおすすめです。
中古車「iQ」のその他モデルを紹介
流通量が多い「100G」
iQのモデルの中でも「100G」は流通量が多く、シティコミューターとして使い勝手が良い特徴があります。1Lエンジン搭載のモデルの中で上級グレードに位置する100Gは、発売当時、トップレベルの燃費性能を誇っていました。
車両重量は890kgほどとなっており、発売当初のボディサイズは全長2,985mm全幅1,680mm全高1,500mmです。また、室内寸法は室内長1,560mm×室内幅1,515mm×室内高1,145mmで、大人も後部座席に座れる設計となっています。
キー忘れ防止ブザー装備の「100X」
「100X」は、iQのベースグレードとなるモデルです。シート表皮は、「ブラックファブリック」となっており、ひとつ上のグレード100Gの「ブラックファブリック×グレーファブリック」と比べると、シンプルな印象を与えます。
ステアリングホイールとシフトノブはウレタン素材です。100Gは本革巻きなので、仕様の差が感じられるかもしれません。
2013年式のモデルからは、キー忘れ防止ブザーが標準装備されています。しかし、鍵は100Gに備わっているスマートエントリー&スタートシステムではなく、ワイヤレスリモコンです。エンジンをかけるときは鍵を差し込む仕様となっています。
特別仕様車や限定販売モデルもある
2012年にはスポーツコンバージョン車である「iQ“GRMN Supercharger”」が100台限定で発売されました。マイクロレーサーをコンセプトに、「130G MT」をベースとして開発された車です。
スーパーチャージャーを搭載し、エンジンの最高出力と最大トルクを30%以上向上させているので、スポーツ走行を想定しています。
また、2人乗りの特別仕様車「2 Seater」も登場しました。2 Seaterの仕様や装備は基本的に100Xがベースですが、後部座席部分はラゲージスペースとなっています。
中古車「iQ」の特徴
4気筒エンジンなら走りが滑らかで静か
iQのエンジンは、「130G MT」と「130G」には1.3Lの直列4気筒、「100G」と「100X」には1Lの直列3気筒が搭載されています。2つのエンジンを比較すると、4気筒エンジンの方が振動は少なく、走りが静かでしょう。
また、1.3Lエンジンで最高出力94PS、最大トルク118Nm、1Lエンジンで最高出力68PS、最大トルク90Nmとなっています。これを見ると、軽自動車とは性能が全く異なることが分かるのではないでしょうか。パワフルでキビキビと走りながらも、滑らかな走行が楽しめます。
コンパクトで愛らしいエクステリア
iQは、全長が短いためコンパクトで愛らしい印象を与えてくれますが、幅1,680㎜は普通車とほぼ変わりません。全長と全幅の比率が一般的な車と異なるため、初めて見たときのインパクトは大きいでしょう。
しかし、そのワイド感が安定性を生み出すので、コンパクトカーに乗っているとは思えない乗り心地が感じられます。
エクステリアは巻貝や波紋をイメージし、自然の造形美を取り入れた個性的なデザインです。最小回転半数は3.9mという驚異的な小回り性能を持っているので、狭い道や駐車場でも楽に運転できます。
4名乗車も可能なスペースを確保
2ドアのコンパクトカーでありながら、4名乗車できる点はiQの大きな特徴です。iQは一見すると2名乗車に見えるかもしれませんが、室内設計の工夫によって広いスペースが確保されています。
後部座席にゆとりを作るために助手席の足元空間を広げたり、前席のシートバックを薄型にしたりと、工夫はさまざまです。
また、インパネ周辺は、楕円型のステアリングや助手席前のえぐれたダッシュボードなど、個性的なデザインが目に入ります。iQは、後ろからの衝撃があった際、後席乗員を守るための「リヤウインドウカーテンシールドエアバッグ」が装備されている車です。
中古車購入時に検討したいiQのライバル車種4選
スマート フォーツー
フォーツーは、ドイツの自動車メーカー「スマート」が販売している2名乗車の小型車です。採用されている構造は、トリディオンセーフティセルと呼ばれるもので、ひと目でフォーツーだと認識できるほど特徴があります。
個性的なデザインだけでなく、高強度スチール製骨格の構造が、衝撃の際に乗員を守ってくれる安全性の高さも魅力です。
後部の荷室ドアは上下分割式を採用しているため、狭い場所でも荷物の積み下ろしが楽にできるでしょう。
(参考:『スマートフォーツークーペ(スマート)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ツイン
2003年に発売されたツインは、当時軽自動車でのハイブリッド初搭載車として注目されていました。全長はわずか2,735cm、最小回転半径3.6mの超小型車です。660㏄のガソリンエンジン搭載モデルもあります。
丸みのある可愛らしい外観が印象的ですが、レトロな雰囲気が感じられるデザインも特徴的です。2003年から2005年までの2年間しか生産されていなかったため、現在中古市場で見かけることは少ないかもしれません。
(参考:『ツイン(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
フィアット 500
フィアットはイタリアの自動車メーカーであり、500の初代は1936年に誕生している歴史のある車です。2022年現在は、3代目500として多くの方に親しまれています。
グレードによって搭載されているエンジンが異なり、1.2Lエンジンとツインエアエンジンの2タイプです。ツインエアエンジンは直列2気筒で、排気量は普通車でありながら875ccしかありません。
インテリアは丸を基調としたおしゃれなデザインを採用し、インストルメントパネルはボディ色と同じ色を使っています。
(参考:『500(フィアット)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
フォルクスワーゲン up!
フォルクスワーゲン up!は2012年に発売された小型車です。up!のモデルは充実装備が魅力的な「high up!」と、シティエマージェンシーブレーキを搭載した「move up!」があります。
move up!は、4ドアと2ドアから選択可能で、ボディカラーは全部で6色です。2ドアタイプの全長は3,610㎜なので、室内空間も比較的ゆったりしていて快適に過ごせます。
ラゲージスペースは通常で251L、後席を倒せば最大で959Lのスペースが確保できるため、多くの荷物が積めるコンパクトカーです。
(参考:『アップ!(フォルクスワーゲン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
iQの中古車相場
生産終了を迎えて現在では中古車でのみ購入できるiQですが、ネクステージで販売中の中古車iQの相場は以下になります。
中古車iQの最安値 |
29万7,000円 |
中古車iQの最高値 |
59万9,000円 |
(2022年8月現在)
発売から時間が経過しているため流通量が少ないですが、中古市場では2009年式のものが多く出回っている傾向があります。
(参考:『「iQ」の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
iQは1Lエンジンと1.3Lエンジンの選択肢がありますが、パワフルな走りを楽しむのであれば、1.3Lエンジン搭載モデルである「130G」がおすすめです。すでに生産は終了していますが、iQは先進的なデザインなので、現在もなお古さを感じさせません。
iQやライバル車種で紹介したようなコンパクトカーをお探しの方は、品ぞろえが豊富なネクステージをご利用ください。公式Webサイトから販売中の中古車のチェックや在庫確認が行えるので、気になる一台を探してみましょう。