新型プリウスは後ろ姿が特徴的!先進的なデザインにとどまらない魅力を解説
5代目となった新型プリウスは、時代の一歩先をいく挑戦的なデザインを採用し、先進的でスタイリッシュな印象です。その後ろ姿も、ユニークかつ洗練されていますが、詳しい特徴を知りたい方もいるでしょう。
この記事では、プリウスの後ろ姿について解説しつつ、その他の魅力的な要素を紹介します。グレードごとの装備の内容やスペックも把握できるので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
3.先進的な後ろ姿の新型プリウスに200万円台で乗れるビジネスグレード
・5代目プリウスは、ワンモーションフォルムを継承しつつ低全高化を図り、スポーティーで先進的なエクステリアとなっている
・プリウスの特徴であるリヤのサブウインドウが廃止され、横一線のリヤコンビネーションランプを採用するなど、後ろ姿の印象が歴代モデルと異なっている
・プリウスの通常グレードは3つ用意されている他、装備やエンジンを簡素化したビジネスグレードもラインアップ
新型プリウスは後ろ姿に先代モデルとの大きな違いが
プリウスといえば燃費性能の高さを強くイメージするでしょう。ただし現行プリウスは、ハイブリッドを採用する車種が増えてきた現代、存在価値を示すためにデザインに力を入れて開発されました。ここでは、プリウスの後ろ姿に触れつつデザインの特徴を解説します。
モノフォルムシルエットを継承しつつ先進的なデザインで登場
プリウスは、2代目から一貫してモノフォルムシルエットを採用してきました。モノフォルムシルエットとは、フロントノーズからルーフ、そしてリヤまでなだらかな曲線を描くデザインのことです。5代目でもプリウスをイメージ付ける印象的なモノフォルムシルエットが、しっかりと継承されています。
ただし、5代目プリウスはフロントの傾斜角度を下げ、クーペのような斬新なスタイルへと変貌しました。また、薄いヘッドランプとともに印象的に映るのは横一線に伸びたリヤのコンビネーションランプです。その下部には堂々と「PRIUS」のロゴを配置し、存在を強く主張しています。
さらなる低全高化に成功しサブウインドウが撤廃された
5代目プリウスは、全高が低くなりました。先代モデルの全高1,470mmから40mm下げ1,430mmとなっており、2代目と比較するとその差は60mmです。この低全高化により、スポーティーな印象を強めています。
また、2代目プリウスから後方視界の確保のために採用されたリヤのサブウインドウが廃止されました。そのため、後ろ姿は歴代プリウスとまったく異なるデザインです。
後ろ姿に注目が集まる新型プリウスのグレードラインアップ
5代目プリウスの通常モデルには、3つのグレードが用意されています。またハイブリッド車とプラグインハイブリッド車の両方が用意されており、価格や機能、スペックを把握して選ぶことが大切です。ここでは、それぞれのグレードごとに解説するので、参考にしてください。
Z(プラグインハイブリッド)
上級グレードのZには、2種類のハイブリッドモデルが用意されています。ひとつはここで紹介するプラグインハイブリッドです。プラグインハイブリッドは、電気自動車のように充電ポートが付いており、外部からバッテリーを充電できます。
装備に関しては、Z(ハイブリッド)と大きな違いはありませんが、後ろ姿に違いがあり、リヤコンビネーションランプ部分はレッドではなくグレースモークがかかっています。また、フロントロアグリルなどの塗装が異なっており、19インチのアルミホイールはブラック仕様です。
エンジンについては他のグレードと型式は同じですが、若干出力が落とされた一方で、フロントモーターの最高出力は83kW(113PS)と、高めです。
2023年9月時点のZ(プラグインハイブリッド)の新車価格は460万で、Z(ハイブリッド)の2WDモデルよりも90万円高く設定されています。
Z(ハイブリッド)
ここでは、エントリーグレードのGに対して、Z(ハイブリッド)の仕様や装備を解説します。 まずエクステリアに関して、Zはフロントロアグリルとリヤバンパーロア、そしてセンターピラーガーニッシュがブラックの艶ありタイプとなっています。アルミホイールは、他のグレードと同じです。
内装の装備は、フロントシートの調整機構が、8ウェイと細かくドライビングポジションを設定できます。また、シートポジションメモリーなどの快適機能も標準装備です。
Zのシート素材は合成皮革が採用されており、内装色はレッドとブラックから選択でき、Z(ハイブリッド)の新車価格は、2WDが370万円、4WDは392万円です。
G(ハイブリッド)
エントリーグレードのGは、Zと比べエクステリアやインテリアの装飾部分や便利機能、快適装備になどに多少違いはありますが、チープ感はありません。
シートは6ウェイのマニュアル調整式で、シートヒーターが装備されていますが、換気を行うシートベンチレーションや乗降性を向上させるオートスライド機能は設定されていません。シート表皮は上級ファブリックとなります。ディスプレイオーディオもZが12.3インチに対して、Gは8インチです。
新車価格は、2WDが320万円(4WDは342万円)と、Z(ハイブリッド)より50万円安く設定されています。
先進的な後ろ姿の新型プリウスに200万円台で乗れるビジネスグレード
乗用タイプとして一般仕様のプリウスは、新車価格が300万円以上に設定されています。他にもビジネスグレードの「X」が用意されており、価格は2WDが275万円、4WDが297万円と比較的リーズナブルです。
価格設定が抑えられている分、装備が簡素化されています。まず、外観で大きく異なるのはホイールです。ビジネスグレードのXは、スチールホイールにホイールカバーが装着される仕様となっています。内装に関しては、シートがファブリック表皮で、オーディオレスです。
また、通常モデルは2.0Lエンジンに対してXは1.8Lと排気量が落とされています。ただし燃費性能が高く、2.0Lハイブリッドは28.6km/L(プラグインハイブリッドは26.0km/L)ですが、Xグレードは32.6km/Lです。(2WDモデルでの比較です)
新型プリウスの魅力
フルモデルチェンジを果たした最新のプリウスには、デザイン以外の魅力やこだわりが詰まっています。先進的でシンプルな内装となっており、快適装備や便利な機能が豊富です。また、ラゲッジスペースや収納スポットも利便性が高くなっています。ここでは、5つの特徴を解説するので、参考にしてください。
運転がしやすいコックピットまわり
5代目プリウスは、メーターの配置などが歴代モデルと大きく異なっています。4代目プリウスまで採用されていたセンターメーターは廃止され、メーターを運転席の前方に移動しつつ、高さを上げて配置している点が特徴です。またメーターのフードも無くなっており、先進的かつ視線の移動を最小限にしています。
アクセルペダルに関して、より走りを楽しめるよう繊細な操作が可能なオルガン式となっています。また、ステアリングスイッチの操作性を高めるなど、運転のしやすさにこだわっている点が新型の特徴です。
快適に過ごせる室内空間
5代目プリウスのインテリアは、先進的かつシンプルな仕様とで、上質な空間を実現しています。インパネにはイルミネーションを採用し、スポーティーな印象を与えつつ、安全機能と連動させている点が特徴です。
また、シートヒーターは3段階の調整式で、夏に快適なシートベンチレーションも設定されています。また冬用にステアリングヒーターは全周が暖かくなるタイプです。
トヨタ初となる「ドアオープンスイッチ」
新型プリウスのリヤのドアハンドルは、サイドガラス横の目立たない部分に隠されています。それだけでなく「ドアオープンスイッチ」をトヨタで初採用しており、スイッチに触れるだけで開けることが可能です。
ドアオープンスイッチは電動で作動するため、バッテリートラブルなどの緊急時に乗り込む対策も施されています。スイッチ横に手動のボタンが用意されており、下部へ強く押すことでドアを開けることが可能です。
使い勝手の良いラゲージ・収納
プリウスにはラゲッジスペースが十分な容量確保されています。荷室の床を下げることでスペースを確保しており、最大のラゲッジ容量はルーフまで410Lです。(HEV 2.0L)また、後部座席を前方に倒すとさらに拡大できます。ちなみにシートバックは6:4分割の可倒方式です。
収納スポットもしっかりと用意されており、前席はドリンクホルダーが4つで、コンソールボックスとその前方に2段になったトレイが収納に便利です。そして後部座席には、ドリンクホルダー付きのアームレストが装備されています。
電源・充電・非常時給電
5代目プリウスは、電源としての使い勝手も良好です。非常時に電力を使えるよう、AC100Vで最大1,500Wに対応したコンセントを、センターコンソールの後ろ側とラゲッジスペースに用意しています。消費電力400Wを使用した場合の電力供給時間の目安は、通常のハイブリッドモデルの場合、フル燃料で約5日間です。
緊急時に雨や虫の侵入を防ぐアタッチメントを用意している他、車内のサイドスリットトレイにスマートフォンのワイヤレス充電器を設定しています。
中古車相場は43万1,000円~542万5,000円です。
(2023年9月時点)
(参考:『プリウス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
5代目プリウスは燃費性能に特化しているだけではなく、デザイン性や走りにもこだわるなど付加価値をプラスしたモデルです。上質な室内空間で使い勝手も良いので、グレードを吟味しつつ購入を検討してみると良いでしょう。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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