カローラツーリングはどんな車?現行モデルの基本スペックを紹介
カローラツーリングは、トヨタが販売するステーションワゴン型の乗用車です。カローラの派生モデルとして誕生しており、現在ではカローラフィールダーとともにトヨタを代表するステーションワゴンとして販売を展開しています。
ステーションワゴンをお探しの方の中には、カローラツーリングについて詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、カローラツーリングの特徴や現行モデルの基本スペックについて紹介します。
※目次※
・カローラツーリングは2019年に登場したカローラのステーションワゴンモデル
・カローラツーリングワゴンの特徴はスタイリッシュでスポーティーなデザイン。広いラゲッジスペースを搭載しており、多目的に利用できる
・カローラツーリングワゴンをお得に手に入れたい方には中古車がおすすめ。ネクステージならライフスタイルに合わせて保証を選べる
カローラツーリングはカローラシリーズのワゴンモデル
トヨタがカローラの初代モデルの販売を開始したのは1966年です。50年以上が経過した現在でも販売を継続しており、2019年には累計販売台数が4,750万台を突破しています。
カローラのワゴンシリーズが登場したのは1982年です。時代のニーズに合わせながら定期的に改良が加えられました。ここでは、カローラツーリングの概要について紹介します。
カローラシリーズのワゴンタイプとして誕生
カローラツーリングワゴンが登場したのは2019年です。カローラの12代目モデルが発売されたのをきっかけに、カローラシリーズの見直しが図られました。
2018年には、スポーツタイプのカローラスポーツを発売します。2019年には、セダンタイプのカローラとワゴンタイプのカローラフィールダーの新型モデルを発表しました。名称にも変更を加えており、ワゴンタイプについてはカローラツーリングという車名で新たに販売をスタートさせました。
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カローラワゴンが原点
カローラのワゴンシリーズの原点は1982年5月に誕生したカローラワゴンです。多目的の機能を求めるユーザーをターゲットにしており、広いデッキや可倒式リアシートなどが採用されます。
2000年には、ワゴンシリーズとしては4代目となるモデルが発売されました。車名をカローラフィールダーに変更しており、ゆとりのある車内空間やスポーツ走行にも対応した高性能のエンジンなどの特徴が備わりました。2019年発売されたカローラツーリングは、カローラフィールダーの後継モデルとして登場します。
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カローラフィールダーとの違い
2000年に登場したカローラフィールダーは現在でも販売中です。ただし、カローラツーリングとは異なり、商用ユースをメインとしたモデルとして販売を継続しています。
カローラツーリングとカローラフィールダーの違いはサイズです。カローラツーリングワゴンは3ナンバーサイズなのに対し、カローラフィールダーは5ナンバーサイズになっています。
なお、カローラフィールダーは2012年に発売されたカローラアクシオをベースにしていますが、カローラツーリングはカローラをベースに設計されました。
カローラツーリングの歴史をチェック
2023年11月時点で販売されているカローラツーリングは初代モデルです。2019年の登場から5年が経過していますが、定期的な改良によって進化を遂げています。
2022年に実施した一部改良ではパワートレインや安全装備などの見直しが図られており、ました。ここでは、カローラツーリングの歴史について、4つの項目に分けてチェックしていきましょう。
2019年9月:カローラツーリングが登場
カローラツーリングが登場したのは2019年9月です。同じタイミングで発売されたカローラセダンと同じように、新開発のTNGAプラットフォームを採用しています。
カローラツーリングはシンプルでスポーティーなデザインを採用しており、大型台形のロアグリルフレームや水平基調のリアコンビネーションランプなどが搭載されました。
インテリアでは機能性やデザイン性にこだわっており、薄型でワイドなインストルメントパネル、細形化されたAピラーなどを採用しています。
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2020年10月:一部改良を実施
カローラツーリングの一部改良を実施したのは2020年10月です。初めての一部改良ではカラーバリエーションの見直しが図られました。
ツートーンカラーがラインアップに加わっており、ブラックマイカとホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックマイカとダークブルーマイカメタリックのデザインが追加されています。
加えて、SとハイブリッドSについては17インチのアルミホイールが標準装備となっており、スタイリッシュなデザインに進化しました。
2021年7月:プラスサポート機能を搭載
カローラツーリングの2回目の一部改良が実施されたのは、2021年7月です。安全性能の見直しが図られており、オプション設定としてプラスサポートの搭載が可能になりました。
プラスサポートとは、ペダルの踏み間違いに急加速を抑える機能のことです。進行方向に障害物が無い状況でも、ペダルによる踏み間違いを検知すると自動的に加速を抑えます。
また、W×BやSなどのグレードには、ウイルスや菌の抑制に効果がある微粒子イオンが含まれたナノイーXがエアコンの吹き出し口に取り付けられました。
2022年10月:3回目の一部改良を実施
2022年10月に実施した一部改良では「お客様に寄り添い、進化を続ける」がテーマとして掲げられます。パワートレインの再設定が実施されており、ハイブリッドシステム搭載車には1.8Lのハイブリッドシステム、ガソリンエンジン搭載モデルでは1.5Lダイナミックフォースエンジンが搭載されました。
トヨタの予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」には、リスクを先読みしてステアリングやブレーキをサポートするプロアクティブドライビングアシストが新たに加わっています。
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カローラツーリングの魅力を探ろう
カローラシリーズの魅力は基本性能の高さとリーズナブルな価格帯です。カローラツーリングについても、デザイン性、機能性、走行性などに優れており、さまざまなシーンで利用できます。
他のカローラシリーズよりも荷室が広く設計されており、街乗りからアウトドアまで幅広く使えるのも特徴のひとつです。ここでは、カローラツーリングの魅力について解説します。
スポーティーとエモーショナルを追求したデザイン
カローラツーリングのエクステリアの魅力は、迫力のあるスポーティーなデザインです。優雅で躍動感のあるフォルム、圧倒的な存在感を放つローダウンされたリアビューなどのデザインが採用されました。
ヘッドランプには、横方向に広がるシャープなデザインが採用されました。一部のグレードにはLEDのフォグランプが搭載されており、悪天候でもスムーズな走りを可能にしています。
ボディカラーは10色です。モノトーンに加えて2タイプのツートーンカラーが設定されています。
シンプルながらも質感の高い車内空間
カローラツーリングのインテリアでは、快適性や機能性が意識されました。運転席はフロントピラーのスリム化が図られており、優れた前方視界を体感できます。ステアリングにはさまざまな機能を搭載しており、手を離さずに操作できるように設計されています。
一部のグレードでは、運転時に必要となる情報をウインドシールドガラスに投影するカラーヘッドアップディスプレイがオプションで設定されています。
カローラツーリングのラゲッジスペースの最大荷室容量は802Lです。積み荷の量に合わせて自由にシートアレンジできます。
優れた重量バランスと車両安定性を実現
カローラツーリングでは、低重心が特徴のTNGAプラットフォームが採用されました。車両安定性が備わっており、意のままの走りを可能にしています。
パワートレインは1.8Lエンジンと高性能のモーターを組み合わせたハイブリッドシステム、1.5Lのダイナミックフォースエンジンの2タイプが設定されました。WLTCモードによるカローラツーリングの燃料消費率は以下の表の通りです。
グレード |
2WD |
フルタイム4WD |
X |
19.1km/L |
- |
G |
19.0km/L |
- |
W×B |
17.8km/L |
- |
ハイブリッドX |
29.5km/L |
27.8km/L |
ハイブリッドG |
29.3km/L |
27.5km/L |
ハイブリッドW×B |
27.3km/L |
24.9km/L |
(参考:『カローラツーリング(トヨタ)の燃費情報』)
次世代の予防安全パッケージを搭載
カローラツーリングでは予防安全パッケージの「トヨタセーフティセンス」が標準で搭載されました。2つのセンサーが車両に搭載されており、走行中における危険を素早くキャッチします。
衝突を未然に防ぐプリクラッシュセーフティ、レーンからのはみ出しを防ぐレーンディパーチャーアラートなどの先進機能が搭載されました。あらゆるシーンでの運転手をサポートします。車内には6つのエアバッグが搭載されており、衝突時における衝撃力の分散が可能です。
カローラツーリングの基本スペックを確かめておこう
カローラツーリングには6つのグレードが設定されました。ハイブリッドシステム搭載モデルとガソリンエンジン搭載モデルにそれぞれ3つのグレードが設定されており、使用目的や予算に合わせて自由に選択できます。
ハイブリッドシステム搭載モデルには、2WDとフルタイム4WDのモデルが設定されました。ここでは、3つのグレードに分けて基本スペックをご紹介します。
W×B
W×B(ダブルバイビー)はカローラツーリングの上級グレードです。17インチのアルミホイール、LEDフォグランプ、フロントロアグリル、ライトガイド付きのLEDコンビネーションランプなどが標準で搭載されています。
|
ハイブリッドシステム搭載モデル |
ガソリンエンジン搭載モデル |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,495mm×1,745mm×1,460mm |
4,495mm×1,745mm×1,460mm |
総排気量 |
1.797L |
1.490L |
最高出力(エンジン) |
72kW |
88kW |
最大トルク(エンジン) |
142N・m |
145N・m |
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G
Gはカローラツーリングのスタンダードグレードです。樹脂フルキャップが付いた15インチのスチールホイール、フロントロアグリル、LEDコンビネーションランプなどが標準で搭載されています。
|
ハイブリッドシステム搭載モデル |
ガソリンエンジン搭載モデル |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,495mm×1,745mm×1,460mm |
4,495mm×1,745mm×1,460mm |
総排気量 |
1.797L |
1.490L |
最高出力(エンジン) |
72kW |
88kW |
最大トルク(エンジン) |
142N・m |
145N・m |
X
Xはカローラツーリングのエントリーグレードです。樹脂フルキャップが付いた15インチのスチールホイール、フロントロアグリルなどが標準で搭載されています。ステアリングホイールはウレタン製です。
|
ハイブリッドシステム搭載モデル |
ガソリンエンジン搭載モデル |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,495mm×1,745mm×1,460mm |
4,495mm×1,745mm×1,460mm |
総排気量 |
1.797L |
1.490L |
最高出力(エンジン) |
72kW |
88kW |
最大トルク(エンジン) |
142N・m |
145N・m |
カローラツーリングはいくらで売買されている?
カローラツーリングの購入を検討する際には、前もって価格を確かめておきましょう。車の購入では、車両本体価格に加えて法定費用や諸費用などが発生します。
新車や中古車の価格をチェックしておけば、予算内で希望のモデルを手に入れられるでしょう。ここでは、カローラツーリングの新車販売価格、中古車販売価格、買取相場をご紹介します。
カローラツーリングの新車販売価格
カローラツーリングの新車販売価格は207万円~304万8,000円です。ハイブリッドシステム搭載モデルはガソリンエンジン搭載モデルよりも高額に設定されています。グレード別の新車販売価格は以下の表の通りです。
グレード |
2WD |
フルタイム4WD |
X |
207万円 |
- |
G |
230万円 |
- |
W×B |
250万円 |
- |
ハイブリッドX |
246万円 |
265万8,000円 |
ハイブリッドG |
265万 |
284万8,000円 |
ハイブリッドW×B |
285万円 |
304万8,000円 |
カローラツーリングの中古車販売価格
2023年11月時点におけるネクステージでの中古車の支払総額は179万9,000円~329万9,000円となっています。
新車販売価格が200万円台~300万円台で販売されているカローラツーリングですが、中古車なら200万円以下での購入も可能です。また、中古車なら同じ予算でハイグレードを狙えます。エンジン区分別の支払総額は以下の表の通りです。
エンジン区分 |
中古車の支払総額 |
ガソリンエンジン搭載モデル |
179万9,000円~224万9,000円 |
ハイブリッドシステム搭載モデル |
184万9,000円~329万9,000円 |
カローラツーリングの買取相場
ネクステージにおける2023年11月時点での買取相場は109万8,000円~277万8,000円となっています。カローラツーリングなら200万円台での買取も可能でしょう。ネクステージでの過去の買取実績は以下の表の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
W×B |
2022年式 |
6,219km |
198万8,000円 |
W×B |
2022年式 |
54km |
218万8,000円 |
ハイブリッドW×B |
2022年式 |
3,016km |
269万8,000円 |
ハイブリッドW×B |
2022年式 |
8,529km |
277万8,000円 |
(参考:『カローラツーリング(トヨタ車)の買取相場・査定実績一覧』)
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中古車は新車に比べて安価で購入できるという魅力があります。ただし、中古車は車両ごとにコンディションが異なるため、慎重な車選びが必要になるでしょう。カローラツーリングの中古車を購入する際は、信頼の置ける店舗での購入がおすすめです。
中古車をお求めの方は、ぜひネクステージへご相談ください。ここでは、2つの強みについて紹介します。
故障リスクの高いモデルは販売前に排除
ネクステージの強みのひとつは豊富なラインアップです。車種別に熟練のバイヤーを配置しており、人気モデルについてはカラーバリエーションやグレード別に取りそろえています。数ある選択肢からの車選びを可能にしました。
一方で、ネクステージでは粗悪な商品を事前に排除しています。修復歴のある車や水害の影響を受けた車は販売していません。取り扱う商品の車両状態票を開示しており、全てのお客様が車両の状態をチェックできるための環境を用意しています。
ライフスタイルに合わせて選べる保証を用意
ネクステージのもうひとつの強みは充実の保証制度です。無料保証と有料保証を用意しており、ライフスタイルに合わせて自由に保証を選べます。
無料保証は、国産車や正規ディーラー以外の輸入車などの中古車が対象になっています。国産車については3か月または3,000km以内が保証期間となっているので、安心して新しいカーライフをスタートできるでしょう。
なお、ネクステージではロードサービスや無料点検などを付帯させたサービスサポート、長く乗り続ける方を対象にした10年保証なども用意しています。
まとめ
カローラツーリングは、カローラをベースにしたステーションワゴンです。スポーティーでスタイリッシュなデザインや快適で機能性に富んだ車内空間などの特徴が備わっています。
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