ヤリスの後部座席は広い?サイズ感やシートアレンジの特徴を徹底解説!
ヤリスは、トヨタから販売されているコンパクトカーで、燃費性能が優れているだけでなく、軽快な走りが味わえる車です。1人もしくは2人で乗る分には気にならないかもしれませんが、3人以上乗る場合、後部座席の広さや居住性について知りたい方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ヤリスの後部座席の居住性について解説しつつ、シートアレンジや荷室の広さを紹介します。その他のヤリスの特徴にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ヤリスの後部座席は、平均的な体格の大人2人が乗れる程度の必要十分な広さを確保している
・ヤリスの後部座席には、チャイルドシートを問題なく取り付けできる
・ヤリスは運転のしやすさや乗り心地にこだわった設計で、ハイブリッドモデルは燃費性能が優れている
ヤリスとはどのような車?インテリアの特徴は?
以前はヴィッツという車名で販売されていたヤリスは、トヨタのコンパクトカーの基幹車種です。トヨタの中でも人気の車種で、街中を走っているところを見かけた方も多いのではないでしょうか。
まずは、「軽く、小さく、扱いやすく」をコンセプトに誕生したヤリスの概要とインテリアの特徴をチェックしていきましょう。
ヤリスの特徴は?
ヤリスは、2020年2月に発売されたトヨタのコンパクトカーです。乗り心地や安全技術にこだわり、快適で安心できる車を目指して開発されました。さらに軽量で高い剛性を持つボディと低重心設計により、軽快な走りを実現しています。
また、新開発された1.5Lの3気筒エンジンと新世代ハイブリッドシステムの組み合わせにより、力強くスムーズな走りと優れた燃費性能を両立させた点が特徴です。
ヤリスの室内空間
ヤリスの室内空間は、快適性にこだわっています。まず、紫外線を大幅にカットするUVカットガラスを採用しており、太陽光による室内の温度上昇を抑えている点が特徴です。
また、上級グレードには「ナノイーX」が搭載されています。これは微粒子イオンを放出することで、有害物質を抑制し車内の空気をきれいに保つ機能です。イオンは運転席のエアコン吹き出し口から放出され、いつでも快適な室内環境を維持できます。
さらに、運転に集中できるようシンプルなレイアウトを採用しているため、ストレスなくドライブを楽しめるでしょう。
ヤリスの座席のシート
ヤリスの座席シートは、グレードによって素材や機能が異なります。Zグレードのシートはブラックで、素材は高級感のある合成皮革とツィード調ファブリックの組み合わせです。GとXグレードは、ブラックのファブリックで、ヘッドレスト一体型が採用されています。
また、Gグレードには、メーカーオプションとしてマルチカラーファブリックのシートが用意されており、カラーはトープです。そして、Zグレードにはシートヒーターが標準装備で、Gグレードはメーカーオプション設定です。なお、Xグレードではシートヒーターが装備できません。
ヤリスの後部座席の居住性は?
ここでは、ヤリスの後部座席について、居住性や周辺の装備について解説します。後部座席に人やお子さんを乗せる方は必見です。快適性や安全性をチェックすることで、同乗者を安心して迎え入れられるでしょう。
ヤリスの後部座席は広いのか
ヤリスの後部座席は、コンパクトカーとしては比較的広めのスペースが確保されています。横幅は十分な広さがあり、大人が2人座っても窮屈さを感じることは少ないでしょう。一方、全高が低めに設定されているため、頭上空間は若干狭く感じるかもしれません。
また、後部座席のシートは、座面の前後方向の奥行きがやや短めとなっています。居住性については体格によって異なり、大柄な方には狭く感じる可能性があるでしょう。
ヤリスの後部座席周辺の装備
ヤリスの後部座席には、利便性と安全性を高める装備が備わっています。助手席シートのシートバック部には、便利なポケットが設けられており、雑誌や小物などの収納が可能です。ドリンクは、ドアポケットに入れられます。
また、リヤにはコートなどを掛けられるフックが備わっています。安全面では、リヤシートにも3点式シートベルトを全席に採用されているため、中央に座る方も安心です。
ヤリスの後部座席にチャイルドシートは置ける?
ヤリスの後部座席には、チャイルドシートを安全かつ確実に取り付けるための装備がしっかりと備わっています。国際規格のISOFIX対応チャイルドシート固定専用バーとトップテザーアンカーを装備しているため、ISO FIX対応のチャイルドシートを簡単に装着可能です。
また、純正のチャイルドシートもラインアップしており、安全性と快適性を備えています。なお、シートベルトを使用したチャイルドシートも取り付け可能です。
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※価格は支払総額
ヤリスのシートアレンジや荷室の特徴
ヤリスはコンパクトカーに属するため、積載能力が高いとはいえませんが、シートアレンジによっては多少の大きい荷物も載せられます。ここからは、ヤリスのシートアレンジのバリエーションや荷室の広さについてチェックしていきましょう。
ヤリスのシートアレンジ
ヤリスのリヤシートは、多彩とはいえませんが、一般的なシートアレンジが可能です。リヤシートは6対4の割合で分割可倒式になっており、左右それぞれ独立して背もたれを倒せます。この機能により、積載スペースに奥行きが生まれるため、乗車人数を確保しつつ荷物の大きさに合わせて室内空間を有効活用できるでしょう。
ヤリスの荷室の広さ
ヤリスの荷室は、5名乗車時でも630mmの長さを確保しており、日常の荷物を積み込めます。荷室の幅は1,000mmで、大きめの荷物を横向きに積載可能です。また、荷室の高さは、アジャスタブルデッキボードを上段に設定した場合692mm、下段に設定した場合は830mmとなっています。
荷室容量は209L~270Lで、一部のグレードに標準装備されているアジャスタブルデッキボード使用すれば、荷物に合わせて高さを調整できるのが特徴です。
後部座席以外にも!ヤリスの魅力は?
ヤリスは後部座席に特別な強みを持っているわけではありませんが、コンパクトカーとして高い完成度を誇っています。
ヤリスの人気ポイントでもある運転のしやすさや燃費性能など、魅力的な部分について知りたい方もいるでしょう。ここでは、5つに分けてヤリスの魅力的なポイントを紹介します。
(参考:『ヤリス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
運転のしやすさ
ヤリスの大きな魅力のひとつが、運転のしやすさです。コンパクトなボディサイズでありながら、最新のプラットフォームを採用することで、低重心化を実現しています。これにより、ドライバーのわずかな操作にも車がダイレクトに反応し、スムーズな走行が可能となりました。
また、コンパクトで最小回転半径は4.8mと小回りが利くため、狭い道でも楽々と運転できます。街中での取り回しの良さは、ヤリスの大きなアドバンテージといえるでしょう。
低燃費
ヤリスの魅力は、何と言っても抜群の燃費性能です。先進の1.5Lハイブリッドシステムを搭載したモデルは、エネルギー損失を徹底的に削減し、ハイブリッド車の中でも屈指の低燃費を実現しています。
実際の燃費性能は、グレードによって多少の違いはありますが、もっとも燃費の良いハイブリッドのXグレードはWLTCモードで36.0km/Lです。他のグレードでも35km/L以上の高水準をキープしています。毎日の通勤や週末のドライブでも、ガソリン代を気にせず走行できるでしょう。
なお、ガソリン車では19.0km/L~20.2km/Lです。燃費を重視する方はハイブリッドモデルを選ぶのがおすすめです。
ボディカラーが豊富
ヤリスのボディカラーは、スタイリッシュに見せるカラーが豊富です。モノトーンカラーは全部で8種類あり、白系のプラチナホワイトパールマイカや青みがかったグレーのマッシブグレーなど、どれもエクステリアデザインにマッチしています。
また、ツートンカラーも3種類用意されています。ピラーからルーフにかけてブラックに塗装され、下部はアバンギャルドブロンズメタリックとコーラルクリスタルシャイン、マッシブグレーから選択可能です。
グレードの選択肢
ヤリスは、ボディカラーだけでなくグレードの選択肢も豊富です。2024年4月時点において、全部で12のグレードがあり、予算や好みに合わせて選べます。ハイブリッド車のグレードには2WDだけでなくトヨタ独自の4WDであるE-Fourも設定されているため、雪国にお住まいの方にとってうれしいポイントといえるでしょう。
また、ガソリン車には6MTも用意されており、より運転を楽しめます。ガソリン車は、1.5Lと1.0Lのエンジンの2つから選択できますが、MTが設定されているのは1.5Lのみです。
非常時給電システム
ヤリスのハイブリッドモデルには、メーカーオプションとして非常時給電システムが用意されています。この機能は、車両の走行を停止した状態でラゲッジルームに設置された特別なコンセント(AC100V・1500W)を利用できるというものです。
災害や停電などの緊急時に、消費電力の合計が1500W以下の電気製品へ車両から給電できます。キャンプなどのアウトドアシーンでも活用できるでしょう。ただし、エンジンを停止した状態で使用する点に注意が必要です。
まとめ
ヤリスの後部座席は決して広大ではありませんが、十分な広さを持っており、日常使いにおいて不満を持つことは少ないでしょう。チャイルドシートもしっかりと取り付けられます。ただし、体格が大きい方にとっては窮屈に感じるかもしれません。
ヤリスの荷室に関しても広くはないですが、日常の買い物程度であれば、必要十分と言えます。大きな荷物を積み込む場合は、後席の背もたれを倒すことで、積載スペースを拡大することが可能です。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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