ルーミーで車中泊はできる？内装の広さやお役立ちグッズを紹介

ボックス型のコンパクトカー「トヨタ ルーミー」は、室内空間の広さが魅力です。車中泊できるのか、気になる方もいるでしょう。車中泊は十分な広さがないと快適ではないものです。

 

そこでこの記事では、ルーミーが車中泊に適しているのかどうかを、室内空間の広さやシートアレンジの種類に触れつつ解説します。ルーミーでの車中泊で役立つ装備やグッズについても把握できるでしょう。ルーミーと似たようなサイズの他車種も紹介しますので、ボックス型のコンパクトカーで車中泊をしたいという方はぜひご一読ください。

 

※目次※

1.トヨタ ルーミーはどのような車？

2.ルーミーで車中泊はできる？シートアレンジや荷室をチェック

3.ルーミーの車中泊に役立つオプション装備や便利グッズ

4.ルーミーで車中泊するなら走行性能や安全性能も確認しておこう

5.ルーミーのサイズに近い車中泊に適したモデル3選

6.まとめ

 

 

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トヨタ ルーミーはどのような車？

ルーミーは、ミニバンを思わせるようなボックス型のコンパクトカーです。車中泊をしたい場合、どの程度の広さがあるのか気になるでしょう。ここでは、ルーミーの主な特徴を解説しつつ、スペック表でボディサイズや室内寸法を紹介します。

（参考：『ルーミー（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

トヨタ ルーミーはトールワゴンタイプのコンパクトカー

ルーミーは、2016年11月に登場したトールワゴンと呼ばれるトヨタのコンパクトカーです。車名の由来は英語のroomyで、意味は「広々とした」です。その名の通り、コンパクトでありながらも室内空間の広さが強みの車種です。

 

ダイハツ車のトールをトヨタにOEM供給したのがルーミーで、さらに兄弟車種には同じくトヨタブランドとなるタンクと、スバルのジャスティがあります。どれも基本要素は同じなので、デザインやボディカラーなど好みに応じて選ぶとよいでしょう。

 

ルーミーのスペック

ルーミーの基本スペックは、以下の通りです。

（2024年4月時点の情報です）

 

ルーミーはトールワゴンと呼ばれるように、全高が高くなっています。一方で全幅は1,700mm以下に抑えられているので5ナンバーサイズであり、狭い道でも運転しやすいでしょう。最小回転半径はカスタムG-Tだけ4.7mであり、それ以外のグレードは4.6mで、取り回しに優れています。

 

通常グレードは「G-T」「G」「X」の3つで、カスタムとして「G-T」と「G」の2種類が用意されています。エンジンには3気筒1.0Lが採用されており、グレード名に「T」が含まれる場合はターボ仕様です。2024年4月時点において、ハイブリッドモデルは設定されていません。そのため、燃費性能はアクアやヤリスハイブリッドなどと比べると見劣りしてしまいます。

 

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ルーミーで車中泊はできる？シートアレンジや荷室をチェック

車中泊する上でチェックしておきたいのは室内の広さだけでなく、シートアレンジや荷室容量なども重要です。シートアレンジによっては車中泊できない場合もあるため、しっかりと押さえておきましょう。ここでは、ルーミーの車中泊に関わる要素を解説します。

 

ルーミーの室内空間

ルーミーは、車名の由来にもなっている通り、コンパクトカーながら広い室内空間が特徴の車です。乗車定員は5人で、どの席に座ってもゆとりを感じられます。

 

また、室内においては高さが特徴のひとつで、開放感が得られるだけでなく、小さな子どもが立って着替えられるほどです。さらに、フロントシートの間にスペースが設けられており、外に出なくても車内を移動できます。

 

広々とした視界のため、運転席からの見晴らしも良好です。フロント側には収納スポットが豊富に設けられており、車中泊で使用する小物の収納に便利です。

 

ルーミーのシートアレンジ

ルーミーは、シートアレンジのバリエーションが豊富に用意されているわけではありませんが、実用的なものは押さえられています。まず、リアシートは左右に分割されており、それぞれ最大で240mmスライドできる点が特徴です。また、ヘッドレストを外したフロントのシートバックを後方に倒すことで、フルフラットモードになります。

 

身長によって快適性は異なりますが、フルフラットモードにすることで車中泊が可能です。ちなみにリアシートも70度までリクライニングするため、室内長を使いきることが可能です。

 

ルーミーの荷室空間

ルーミーは、荷室のフロア高が抑えられており、開口部の幅が広いため荷物の積み下ろしが楽です。また、ダイブイン機構を持つリアシートを前に寄せれば、広々とした荷室空間となります。大きさ次第ですが、自転車を積み込むこともできるでしょう。

 

ただし、ルーミーで車中泊する場合、寝床として大半の室内面積を使用するため、荷物の置き場に困る可能性があることに注意が必要です。

 

大人最大2人なら車中泊は可能

ルーミーで最中泊する場合、大人であれば多くて2人までなら、ある程度快適に寝られるでしょう。ただし、身長が大きい方は、寝床の長さが足りず首が痛くなるかもしれません。

 

またフロントシートの左右が離れており、通常時に車内を移動する分には便利ですが、寝床を作るとなるとスペースを埋めたくなるでしょう。また、シートの凹凸による段差が気になる場合もあるので、車中泊のためのグッズで補うことをおすすめします。

 

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ルーミーの車中泊に役立つオプション装備や便利グッズ

ルーミーで車中泊する場合、そのままの状態では長時間過ごすことが難しいかもしれません。しっかり熟睡できるかどうかは人によるでしょう。快適に過ごすためにも、装備やグッズを導入したいところです。ここでは、ルーミーの車中泊に役立つアイテムを紹介します。

 

車中泊に役立つオプション装備

ルーミーには、以下のようなアイテムがオプション装備として用意されています。必要に応じて導入を検討すると良いでしょう。

 

・リバーシブルUSB

・ゴミ箱（ボトル型カーボン調ブラックメッキ）

・マルチグリップバー

・TZ緊急セットC

 

まずシガーソケットをUSBに変換できるのが「リバーシブルUSB」です。2つのUSBポートがあり、最大9V/2Aもしくは最大12V/1.5Aに対応しています。次にゴミ箱で、ドアポケットに収納できるボトル型となっており、カーボン調のフタとブラックメッキで加飾された縁がオシャレです。

 

また、車中泊だけに限らず便利なのが「マルチグリップバー」です。後部座席にある左右のアシストグリップに引っ掛ける仕様の物干しざおで、衣類をかけられます。

 

他にも、純正品として緊急セットがオプション装備と用意されており、災害時に役立つランタンや携帯トイレなど19のアイテムが内包されています。社外品でも用意できますが、純正品が好きな方は検討してみるとよいでしょう。

 

車中泊に役立つ便利グッズ

車中泊するためにそろえておきたいグッズを紹介します。まずは以下をご覧ください。

 

・カーテン

・マットや寝袋

・一酸化炭素チェッカー

・ポータブル電源

 

車中泊で気になるのが、周囲からの視線ではないでしょうか。カーテンなどで窓を塞ぐと、周囲を気にせず寝られるでしょう。また、シートの段差を埋めるためのマットがあれば快適度もアップします。さらにエアコンを付けない場合は、寝袋も用意しておきたいところです。

 

また、エアコンを使用する場合は、一酸化炭素中毒に注意が必要です。排気ガスには微量ながら一酸化炭素が含まれており、一箇所にたまると非常に危険な状況となります。そのため、一酸化炭素チェッカーはマストで持っておきたいグッズといえます。

 

さらに、ポータブル電源も欠かせないでしょう。スマートフォンを充電でき、ライトなどの電気製品を使用できます。

 

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ルーミーで車中泊するなら走行性能や安全性能も確認しておこう

車中泊する場合、遠くに出かけることが多いでしょう。その際に重要となるのは、走行性能と安全性能です。これらをしっかりと確認しておくことで、車中泊だけでなく目的地までのドライブを安全に楽しめます。ここでは、ルーミーの走行に関わるポイントを解説します。

 

ルーミーの走行性能

ルーミーには、2つのパワーユニットが用意されています。どちらも排気量は1.0Lですが、ターボが搭載されているかという点に違いがあります。一般道をメインに走行する場合は、ターボなしでも十分でしょう。

 

高速道路を使用して遠くまで行くケースや、荷物や人を多く乗せる場合は、ターボモデルがおすすめです。重い車体をしっかりと前進させる他、高速道路での合流も楽にできるでしょう。

 

ルーミーの安全性能

ルーミーには、ダイハツの安全予防システムである「スマートアシスト」が搭載されています。衝突回避支援ブレーキや衝突警報機能、車線逸脱機能などがパッケージになっており、全グレードに標準装備されている点が特徴です。

 

また、安心感を高めたい方は、メーカーオプションのサイドエアバッグを装着すると良いでしょう。また、駐車するときの安全性が気になる場合は、同じくメーカーオプションのパノラミックビューモニターがおすすめです。このようにルーミーにはしっかりとした安全性が確保されています。

 

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ルーミーのサイズに近い車中泊に適したモデル3選

快適に車中泊をしたい場合は、他の車種もチェックしておくことをおすすめします。ルーミーの魅力もたっぷりありますが、フリードやシエンタなども車中泊に適したモデルです。ここでは、ルーミーのライバル車として3車種をピックアップし、その特徴を解説します。

 

ホンダ フリード

現行モデルのフリードは、2016年にモデルチェンジし2代目です。コンパクトミニバンで、3列シートモデルと2列シートモデルが用意されています。どちらもフルフラットにシートアレンジできるため、車中泊に向いているといえるでしょう。

 

特に5人乗りの2列シートモデルは、荷室側をフルフラットにでき、それと同時に荷物の積載スペースを確保できるため車中泊しやすいでしょう。

（参考：『フリード（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

PRフリードの中古車

※価格は支払総額

 

トヨタ シエンタ

トヨタが販売しているシエンタも、フリードと同様に人気のあるコンパクトミニバンで、車中泊に向いている車種です。シエンタにも2列シートの5人乗りと3列シートの７人乗りが用意されており、乗車人数や積載量に応じて選べます。

 

シエンタもフリードと同じく5人乗りが車中泊として最適といえるでしょう。荷室側をフラットにでき、寝るためのスペースを作り出せます。ハイブリッドモデルの燃費性能が優れているので、遠出の多い方におすすめの車種です。

（参考：『シエンタ（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

PRシエンタの中古車

※価格は支払総額

 

トヨタ タンク

タンクは、トヨタから販売されているルーミーの兄弟車種です。ルーミーと同時に発売されましたが、現在は新車のラインアップから外れています。室内空間の仕様はルーミーとほぼ同じなのですが、エクステリアのデザインが異なっており、タンクは落ち着いた印象が引き立っています。

 

タンクのデザインが気に入った場合は、中古車で探すと良いでしょう。まだまだ市場に出回っており、新車よりも安く手に入る可能性があります。

（参考：『タンク（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

PRタンクの中古車

※価格は支払総額

 

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まとめ

ルーミーはコンパクトカーに属しますが、背が高いため室内空間は広く、シートアレンジすることで車中泊が可能です。完全なフラットにはなりませんが、大人2人までなら比較的快適に過ごせるでしょう。快適性をさらにアップさせたい場合は、オプション装備やグッズを取り入れてみてください。

 

また、ルーミーだけでなく、フリードやシエンタも車中泊に向いています。どちらもミニバンではありますが、車体サイズが抑えられているため、取り回しも楽です。その他のミニバンも視野に入れ、車中泊に最適な車種を探してみましょう。

 

【この記事の執筆者】

小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。

 

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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

 

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