車の買取でオークションを利用する方法!仕組みを知って後悔しない売却をしよう!
これまで車の売買はディーラーや販売店で行うことが主流でしたが、最近ではオークションを利用する人が増えてきました。業者を仲介しないオークションは、買取相場より高く車を売却できたり、通常より安く購入できる可能性があると注目を集めています。
しかし、オークションは個人同士の取引となるため、車両が届かないことや連絡が取れないことなどによるトラブルも少なくありません。この記事では、車の売買を安心して行うために、オークションの仕組みやメリット・デメリットをご紹介します。
※目次※
5.車の売却でリスクを減らすならオークションよりも買取業者がおすすめ!
・オークションには「個人向け」と「業者向け」の2種類があり、個人で車の売買を検討されている方は個人用のオークションで取引をする必要がある。
・オークションでは中古車として再販するまでの中間マージンが省略されるため、高額査定を狙え、車を安く購入できる可能性がある。
・オークションは個人間でやりとりを行うため、トラブルが起こりやすく、リスクを減らすためには買取業者を利用することがおすすめ。
車の買取でオークションを利用する方法
車の買取にオークションを利用すると、高く売れると耳にしたことがある方もいるかもしれません。
車の買取というと、中古車販売店やディーラーが主流でしたが、最近ではオークションを利用する方が増えてきました。スマートフォンから利用できるサービスもあるため、その需要は高まりつつあります。
車の買取オークションの種類
オークションの種類は、「個人向け」と「業者向け」の2種類です。
個人向けオークションは、誰でも閲覧・参加することができます。車であるからといって特別な手間は必要なく、ほかの商品同入札方法は簡単です。
一方、業者向けオークションは「オートオークション」と呼ばれ、中古車買取業者が出品し、中古車を販売する業者が入札する方式です。参加資格を持った代行業者を利用して個人が業者オークションに参加する方法もありますが、原則として一般の方の参加はできません。
個人間でのオークションで車を買う流れ
個人間オークションでの車の購入は次の流れで行います。
1.出品されている在庫から購入したい車を探す
2.希望金額を決め入札をする
3.落札
4.代金を振り込む
5.車両を引き取る、もしくは陸送業者を手配する
6.所有者・自賠責保険の名義変更や任意保険の手続きを行う
オークションで車の売買を行うには「何か特別な手続きを行う必要があるのではないか」と感じるかもしれませんが、落札までの基本的な流れはほかの商品と同じです。ただし、落札後には車を運ぶ手段の用意や、諸手続きを行う必要があります。
業者オークションは基本的には業者専用
業者オークションは中古車を取り扱う業者同士車の売買を行う場です。中古車買取店などが出品した車を販売店が落札し、国内での再販や海外への輸出をします。
一定の条件をクリアした業者でなければオークションに参加することができないため、原則個人の参加ができません。
個人が業者オークションを利用して車の売買に参加したい場合は、参加資格を持った業者に在庫の確認、出品、落札などを代行してもらう必要があります。
車の買取でオークション代行を利用する際の相場は?
業者オークションは、参加資格を満たした中古車を取り扱う業者のみが参加できるものです。そのため、原則として個人で業者オークションを利用することはできませんが、オークション代行を依頼することで一般の方が参加する方法があります。
では、オークション代行とはどんなサービスなのでしょうか。オークション代行を利用して車を買取に出す前に、特徴や費用相場を確認しましょう。
オークション代行とはどんなサービス?
オークション代行とは、参加資格を持つ中古車業者が個人に代わり、業者のみ利用できるオークションに参加するサービスです。
中古車買取業者に車を売却した場合、車が新しいオーナーに渡るまでにさまざまな業者を仲介するため中間マージンが発生します。そのため、中古車の買取金額には中間マージン分が考慮されており、販売価格の7~8割程度が一般的な買取相場です。
しかし、オークション代行で直接車を出品すれば業者の仲介を省略できるため、相場よりも高く車が売れる可能性があります。
オートオークションには参加条件がある
業者オークションは、中古車業者であれば誰でも参加できるわけではありません。参加資格を得るにも、さまざまな条件を満たす必要があります。会場によっても条件が異なりますが、業者オークションで代表的な「USS」で定められた条件は以下の通りです。
・古物商許可証が交付されてから1年以上の期間が過ぎていること
・常設の展示場と事務所を有し、営業活動をしていること
・連帯保証人の用意
・保証金10万円の預託
中古車業者なら誰でもオークション参加できるわけではなく、中古車を販売する店舗を運営し、中古車の取り扱いを開始してから一定期間が経過した業者でなければ参加資格を取得することができません。そのため、オークション代行を依頼する場合には、条件をクリアし参加資格を持つ業者を探す必要があります。
利用時の費用相場
オークション代行を利用する場合には、業者に支払う手数料以外にもさまざまな費用が必要になります。オークションの代行費用は業者によって設定金額が異なりますが、5~10万円程度が相場です。費用の内訳は以下の通りとなります。
費用 |
相場 |
個人に代わり車を出品する手数料として 代行業者に支払う「代行手数料」 |
3万円~5万円程度 |
オークション会場に支払う「出品料」 |
1万円程度 |
車が落札された場合に発生する「成約料」 |
1万円~2万円程度 |
車をオークション会場へ運ぶ「運搬費用」 |
1万円程度 |
オークションでは必ず車が落札されるわけでありません。車が落札されなければ、上記以外に出品を取りやめるキャンセル料や、再出品に必要な再出品料が必要となります。
車の買取でオークション代行を利用するメリット
近年、車の買取でオークション代を利用する人が増えています。さまざまな売買方法がある中で、なぜオークションが注目を集めているのでしょうか。オークション代行の需要が高まる理由としては、金額面でメリットがあることや、条件に合う車が見つかりやすいことが挙げられます。
車の売買を行う前に、オークションを利用するメリットを確認しておきましょう。
手に入りにくい車が見つかる可能性がある
中古車販売店では、在庫の回転率を上げるために幅広い層に需要がある、人気の高い車を中心に仕入れる傾向があります。そのため、一部の人に人気が高い車や、低年式の車は見つけることが困難です。
しかし、オークションには人気の高い車だけでなく、古い車や出回りが少ない車などさまざまな車が出品されています。そのため、希少価値が高い車の購入を検討している方は、オークションに参加することで希望車種や条件に合った車を手に入れやすくなると言えるでしょう。
手数料が省けるので安く車を購入できる
オークションを利用した車の購入が注目を集めている大きな理由は、車を相場よりも安く購入できることです。車が中古車として店舗で販売されるまでには、オークションで落札された後に販売業者を仲介する必要があり、中古車販売価格には中間マージンが含まれています。
しかし、ユーザーが直接車を落札するオークションでは、販売業者を仲介する必要がありません。そのため、中間マージンが省略され、相場よりも安く車を購入することができます。
相場よりも高価買取が期待できる
買取業者を利用して売却した車は、多くの場合業者オークションに出品されます。車の買取金額は、オークションに出品する手数料や買取業者の利益を考慮して提示されるため、車を売ったユーザーが受け取る金額は中古車売価の7~8割程度が相場です。
しかし、ユーザーが直接車を出品するオークションでは、買取業者を仲介する必要がありません。中間マージンがかからない分、買取業者を利用するよりも高額買取を期待することができます。
希少価値の高い車は高額で売却も狙える
出回りが少なく希少価値が高い車は、オークションに出すことで高く売ることが可能です。一般的な中古車を取り扱う買取店では、中古車として販売しやすい幅広い層に人気がある車は高く評価されます。しかし、人気が偏ると予想される車の場合、高額査定が出るとは限りません。
一方、オークションには一般的な車を扱う業者だけでなく、特定の車種や希少価値が高い車を探す業者も参加しています。そのため、珍しい車の売却を検討している場合は、さまざまな業者の目に触れるオークションへの出品がおすすめです。
査定後の営業電話を回避できる
車の査定後には、売却を促すための営業電話がかかってきます。特に、ネットから申し込みができる一括査定を利用した場合に顕著です。
オークションでは、買取店での査定のように電話番号や住所などの個人情報を参加者に開示する必要がありません。そのため、昼夜問わずかかってくる営業電話を避けることができます。
車の買取でオークション代行を利用する際の注意点
車を安く購入することができるうえに、相場よりも高い金額で売れる可能性があるオークションは、良い面が多いと感じる方もいるかもしれません。しかし、オークション代行を利用して買取を行う場合には、注意しなければいけない点もあります。
車のオークションの利用を検討している方は、トラブルを防ぐためにデメリットも把握しておくことが大切です。
購入・売却完了まで時間がかかる
オークションで車の売買を行う場合、代行業者を探しオークションの開催を待つ必要があります。中古車業者が行う買取や、店頭で中古車を購入する場合と比べ、購入から売却完了までは時間がかかるでしょう。
また、一度の出品で必ず車が落札されるわけではありません。買い手が決まらず流れてしまえば、次のオークションが開催されるのを待ち再出品するか、他の売却方法を探す必要があります。車の売却を急いでいる場合は注意が必要です。
車を自分で見て選べないことが多い
中古車販売店やディーラーなど店舗型の業者で車を購入する場合は、自分の目で車の状態を確認し、購入を決めることができます。しかし、オークションでは落札する車を実際に見て選ぶケースはほぼありません。
万が一落札後に車の不備を発見しても、返金や返品に応じない業者もあります。現車を確認できないリスクへの理解が必要です。
必ず相場よりも高くなるわけではない
業者仲介の必要がないオークションは中間マージンがかからないため、下取りや買取を利用するよりも高額買取が期待できます。しかし、必ず相場より高い金額で売れるわけではありません。
オークション出品は、売買の成立に関わらず出品手数料が必要です。たとえ買い手がつかなかったとしても、手数料は戻りません。また、再出品やキャンセルにも手数料がかかるため何度も出品を繰り返すうちに費用がかさみ、結果的に買取よりも手元に入る金額が少なくなることがあります。
買いたい時期や売りたいタイミングは選べない
オークションでは、入札した車が落札されない、出品した車に買い手がつかず売却が成立しない可能性もあります。そのため、自分タイミングで車の購入・売却ができるとは限りません。
売買が成立するかどうかは、オークション時のニーズ次第です。一度の出品で売買が成立しなければ、再出品や他の売買方法を探す必要も出てくるでしょう。すぐに車の購入や売却が必要な方は、短期間で契約が成立するオークション以外の売買方法がおすすめです。
トラブルには注意が必要
車のオークションでのトラブルは、少ないとは言えません。よくあるトラブルとしては、報告がない傷があったり、修復歴なしと記載されているにもかかわらず実際は修復歴のある車であったり、振り込みが済んでいるのに車が届かなかったりというケースが挙げられます。
また、代行業者と連絡がつかなくなってしまうことや、落札金額の一部しか入金されないなどのトラブルも考えられます。
個人が参加できない業者オークションを利用する際は、さまざまなトラブルによるリスクを理解しておきましょう。
車の売却でリスクを減らすならオークションよりも買取業者がおすすめ!
車のオークションは金額面でメリットが大きい売却方法ですが、時間がかかることやトラブルが起きやすいといったデメリットがあります。
そのため、車の買取で安心感を持てる売却方法を選びたい方は、オークション以外の方法も検討しましょう。安心感に加え、高額査定も狙いたいという方には買取業者の利用をおすすめします。
オークションはトラブルが多い
個人オークションは、誰でも参加できることが特徴です。しかし、個人同士のやりとりとなるため、連絡がつかなくなったり車両が届かなかったりするなどトラブルが起こるリスクも否定できません。
オークション代行であっても、場合によってはトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
業者選びをしっかりと行う、自分でもある程度知識をつけておくなど、事前準備が必要です。スムーズな取引を望んでいる場合には、オークションは避けた方が無難でしょう。
ネクステージでの買取を検討しよう!
車のオークションは、金額面でのメリットが大きい一方でトラブルのリスクがあるというデメリットがあるため、利用には注意が必要です。車を安心して売却したい、できるだけ高く売りたいという場合には、ネクステージの買取をご検討ください。
全国に販売店を展開するネクステージは、買い取った車を自社で販売しています。自社販売することで、オークションを経由する手数料を削減することができるため、その分車を高く買い取ることが可能です。
また、ネクステージでは「お客様ファースト」をポリシーに、安心して車を売却していただけるよう知識が豊富なスタッフが丁寧に対応しています。車の売却をご検討の際は、ぜひネクステージへご相談ください。
まとめ
車の売却と一括りに言っても、その方法はさまざまです。その中でも、車のオークションは希少モデルが売りやすい、買取よりも高く売れるなどから注目を集めています。しかし、さまざまなリスクがあることを理解したうえでの利用が必要です。
ネクステージでは、お客様から買い取った車を全国で展開する販売店で再販することで、中間コストを抑えています。コストや手数料が低い分、高額査定の提示が可能です。インターネットより簡単にお申し込みいただけますでの、ぜひネクステージの無料査定をお試しください。