愛車を手放すときの悲しい気持ちを抑える5つの方法
車を手放すことを検討している間は、「売却額はどれくらいだろう」「スムーズに売れるか不安」ということで、頭の中がいっぱいかもしれません。しかし、いざ手放す瞬間になれば、いままでの思い出が駆け巡り悲しい気持ちが込みあげてくる人もいるのではないでしょうか。
いつかは愛着のある車を手放すときは訪れます。そこで今回は、愛車を手放すときの悲しい気持ちを抑える5つの方法についてご紹介します。
※目次※
・「家族」のような存在になっている車を手放すのは悲しい気持ちになるもの。
・愛車を手放す理由は人それぞれだけど、次のステップに進むための準備をしよう。
・愛車とお別れするために、思い出として残すだけでなく最後まで愛情を込めよう。
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車を手放すのは悲しいもの?
車とは、自分が所有するひとつの「モノ」でしかありません。毎日着用している、時計や靴などと同じ部類に入ります。そのため、車を手放すことに対して悲しいと感じるのは「大袈裟」に思える人もいるのではないでしょうか。
しかし、車を手放したことで悲しさを覚える人は少なくありません。実際に売却などで愛車との別れが訪れた瞬間に、何を感じるのかは人それぞれです。いくつもの思い出を共有してきた車との別れをつらく感じる人もいるでしょう。
手放す際に、「納車のとき」「恋人とドライブデートをしたとき」「友人と旅行に出かけたとき」「少しぶつけて傷をつけたとき」など思い出が、走馬灯のように蘇ってくることもあります。知らず知らずのうちに、車はそれだけ「身近な存在」となっているのかもしれません。
スムーズに車を手放す手続きが進んでいくと、かえって名残惜しく感じることもあるでしょう。しっかりと思い出を振り返って、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
愛車を手放す理由って何?
車を手放す理由は人それぞれです。愛着が湧いているからこそ手放すのは悲しいですが、消耗品である車との別れはいつか訪れるものです。たくさんの思い出を共有し、「家族」のような存在になっていた愛車を手放す理由には、どういったものがあるのでしょうか。車を手放す理由として、多いものをご紹介します。
車に乗らなくなったため
生活の変化などにより、車に乗る機会が減る人は少なくありません。就職や転勤、結婚などで引越しをしたときや、海外赴任などで車が不要になることはよくある話です。このように、車に乗らなければ愛車を手放すことになります。
東京などの都市部では、公共交通機関が充実しているだけでなく、駐車場代が相場よりも高くなっています。そのため、地方から都心に引越すことが決まれば、いままで乗っていた愛車を手放す人が少なくありません。
また、最近では高齢化社会に伴い、免許証を返納するシニア層も増えています。高齢者による交通事故が問題となっていることからも、運転に自信がなくなりドライバーを卒業する人もいるでしょう。
買い替えのため
住宅の次に高価な買い物である車ですが、基本的には消耗品です。一般社団法人自動車検査登録情報協会の発表資料によると、車の買い替えの平均年数は「8.53年」となっています。10年以内に買い替えをする人が多いのです。
自動車は、古くなれば修理費だけでなく税金も高くなります。そのため、愛着のある車であっても買い替えを決心する人が少なくありません。結婚や出産など、家族構成の変化によってファミリー向けの車を検討する人もいるでしょう。
これらの場合は、完全に車に乗らなくなるわけではないため、新しい車と新たな思い出を刻んでいくことができます。このように、ほとんどの人が1台の車で一生を過ごすわけではなく、複数台を乗り換えていくことになります。
維持費がかかるため
車を手放す理由として、経済的な事情が絡むこともあります。車を所有し続けるためには、さまざまな維持費がかかります。税金やガソリン代、保険代、駐車場代など、すべてを合わせると決して安い金額ではありません。車検代や自賠責保険料は、1年にかかる費用として計算しています。
トヨタ・パッソ(排気量1,000cc、実燃費19.6km/L)を例にして、1年間の維持費をシミュレーションしてみましょう。
項目 |
金額 |
自動車税 |
25,000円 |
自動車重量税(エコカー減税対象外の場合) |
8,200円 |
自賠責保険料 |
10,005円 |
車検代 |
25,000円 |
メンテナンス代 |
18,000円 |
燃料代 |
70,000円 |
駐車場代(8,000円/月) |
96,000円 |
任意保険 |
80,000円 |
1年間 |
332,205円 |
1ヶ月あたり |
27,684円 |
(燃料代は、ガソリン1Lを130円、年間走行距離を1万kmとして計算。車検代や自賠責保険料は1年あたりに換算)
表から、毎月3万円近く維持費が必要となることがわかります。使用状況によっては、車検代や燃料代、駐車場代などは、より高額となる可能性もあるでしょう。
また、ローンで購入した場合は、その分の返済額も月々支払っていくことになります。車は生活に豊かさを与えてくれるものですが、同時に車を維持していくためには、それなりの金額を支払い続けなければなりません。
愛車とお別れする前に思い出に残す方法
どのような理由であれ、愛着のある車を手放すのは悲しい気持ちが湧き上がってきてもおかしくありません。一緒にたくさんの場所へ訪れた「家族」のような存在だからこそ、思い出として残したいと考えている人もいるのではないでしょうか。悲しい気持ちを前向きにするためにも、愛車とお別れする前に思い出に残す方法をご紹介します。
愛車の写真を沢山撮る
写真に撮ることは、誰でも気軽にできる愛車との思い出を残す方法です。いままで当たり前のように一緒に過ごしてきたから「あまり写真を撮ったことがない」という人もいるのではないでしょうか。
家族で集合して一緒に撮影しても良いですし、車単体の写真も思い出として残ります。あえて傷にフォーカスしても面白いかもしれません。いつ見返しても良いように「全体写真」と「部分写真」に分けて撮影してみましょう。
カタログや雑誌のように臨場感たっぷりの写真を撮りたければ、プロの業者に撮影を依頼するという方法もあります。依頼内容や業者によって、相場は3万円~10万円程度となります。
プロにイラスト作成を依頼する
写真として残すだけではなく、アートとして感じることを目的で、イラスト作成をプロに依頼する人も少なくありません。写真では味わうことのできない絵のぬくもりを楽しむことができるのも人気の理由です。
背景や向きなどにこだわれば「世界にひとつだけのイラスト」として、いつまでも自宅の壁に飾っておくことができます。また「アーティスティックなもの」と「本物に近いもの」の2作品を依頼すれば、アートとしての楽しみも倍増します。
プロによるイラスト作成は、手描きだけでなく、PCでの作成などさまざまです。何を求めているのかを考えながら、自分の好みに合わせて選択しましょう。価格は技法や業者によって違いますが、1万円~5万円程度が相場です。
車のミニカーを飾る
愛着の湧いた車のミニカーを購入し、自宅に飾る人は少なくありません。数多くの車種がラインアップされているミニカーでも、色やグレードに分けて販売されているわけではないため、愛車と全く同じのものを見つけるのは簡単ではありません。
それでも、いろいろなおもちゃメーカーからミニカーが販売されていますので、根気よく探し続ければ見つかることもあるでしょう。「車種名 ミニカー」の条件でインターネット検索をしてみると、さまざまなタイプのものが販売されています。
同じ種類のミニカーを飾ることで、愛車を手放すことが決まり悲しくなった気持ちが、前向きに変わることでしょう新しく購入した車のミニカーも並べて飾れば、一段と味わい深さが増すかもしれません。
車の部品を保管する
再度使えるようにする「一時抹消登録」や、二度と使えなくする「永久抹消登録」という方法で廃車にした車を丸ごと残し保管する方法は、維持費や場所の問題から現実的ではないかもしれません。しかし、車の部品だけであれば、保管は簡単です。
ナンバープレートを残すことはできるのでしょうか。結論からいえば、不可能です。なぜなら、ナンバープレートは違法行為を防止するめに、陸運局あるいは軽自動車検査協会へ返納しなければいけないからです。
また、車の部品を保管することはできても、それが車の買取額に大きく影響するものもあります。少しでも高く売却したいと考えているのであれば、部品はそのままにしておいて、他の方法で思い出として残した方が良いでしょう。
最後に洗車をする
長年連れ添った相方を手放すということになれば、少なからず感謝の気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。言葉で感謝を伝えるのは難しいですが、最後に愛車を洗車してあげれば、スッキリとした気持ちでお別れすることができます。
また、ディーラーや買取店に引き取ってもらうとき、愛車が汚ければ後悔するかもしれません。最後の最後で「キレイにしてあげれば良かった」なんて後悔が残ってしまえば、さらに悲しい別れとなってしまいます。
車は話すわけでも感情を表に出すわけでもありませんが、ピカピカに洗車してあげれば、きっと愛車も喜んでくれることでしょう。最後までしっかりと愛情を込めて送り出してみてはいかがでしょうか。
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よくある質問
Q. 車を手放すときはどうすればよいですか?
A.車を手放す場合、はじめに売却先を探しましょう。主な売却先はディーラー、中古車買取業者、個人間による売買などです。ディーラーや中古車販売業者に依頼する場合には、査定結果を基にそのお店で手放すのかを判断します。手放すことが決定したら、書類の準備です。準備が整ったら車を引き取ってもらい、入金を待ちましょう。任意保険などの名義変更の手続きも忘れずに行いましょう。
Q. 車を手放すときに必要な書類は?
A. 車を売る際に必要な書類は、①自動車検査証、②自賠責保険証明書、③自動車納税証明書、④印鑑登録証明書、⑤実印、⑥振込口座情報、⑦リサイクル券です。 印鑑登録証明書は発行から3か月以内に限られ、買取業者に売却する際には委任状と譲渡証明書を用意します。この2つは業者が用意するのが一般的です。軽自動車を売る場合も基本は同じですが、実印や印鑑登録証明書は必要ありません。実印の代わりに認印で手続きが可能です。
Q. 住所変更をしていない車を売却することは可能ですか?
A. 住所変更をしていない車も売却することは可能ですが、基本的には車検証の住所は現住所に変更するのが原則です。道路運送車両法により、「引越しをした日から15日以内に住所変更登録手続きをしなければいけない」と定められています。
Q. 車を売るのに必要な手続きは?
A. 車を売るのに必要となる手続きとして書類の用意があります。普通車を売却する際には、自動車検査証、自賠責保険証明書、自動車リサイクル券、自動車納税証明書などの書類が必要です。車の売る際には実印を用意しますが、印鑑登録証明書もそろえておく必要があります。中古車買取店や中古車販売店に売る際には委任状も用意しておきましょう。
まとめ
車を手放すときに寂しさが残ることは人によって仕方がないことです。しかし大切に使っていたからこそ、手放すときに寂しさをおもえるといっても過言ではありません。
ネクステージでは、お客様の思い出に残るような中古車の販売を目指しています。車を購入するときだけでなく、車検や買取も行っているので、ぜひご相談ください。
※本記事に記載の自賠責保険料は、基準料率改訂等の理由により変更となる場合があります。最新の自賠責保険料率表は損害保険料料率算出機構のHPをご確認ください。
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