車買取相場の調べ方は?買取価格が決まる仕組みや査定額を上げるコツも解説
愛車を手放すときには、できるだけ高額で売りたいものです。しかし、売却時の相場を知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、車の売却相場を知る方法や買取金額の査定項目について解説します。また、後半では車を高く売るポイントや売却時の注意点も紹介するので、少しでも納得できる形で車の売却を試みましょう。
※目次※
・車の売却価格の相場を調べるなら、ネット検索やシミュレーションではなく、業者に直接査定してもらうのがおすすめ
・高く売るなら車の状態を良好に保ち、下取りよりも買取を利用する
・売却する際は、トラブルを避けるためにも事故歴・修理歴を買取側と共有する
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車買取相場の4つの調べ方とメリット・デメリット
売りたい車の売却相場を調べるには大きく分けて4種類の方法があります。「大まかな相場が知りたい」「なるべく詳細な価格が知りたい」など、何を重視するかによって選びたい方法も変わるので、自分に合う方法を選びましょう。簡単に検索できる方法から、業者へ査定を依頼する方法まで紹介します。
①中古車関連の情報サイトで相場情報をチェックする
ひとつ目は、車種名を中古車関連の情報サイトで検索して調べる方法です。こうしたサイトのなかには、車種ごとの買取相場を公表している業者のものも多数あります。
メーカー、車種名を入力または選択するだけで結果が出るため、検索方法のなかでも簡単な手段です。国産だけでなく国外メーカーの取扱いがある業者であれば、国産、国外メーカー問わず多種の相場をチェックできます。
ただし、車種名のみで調べた相場には年式やグレードといった情報は含まれません。スタンダードグレードや最上級グレードといった部分は指定できないため、実際の査定額と大きく差が出る可能性もあります。あくまでも大まかな目安にできる参考として考えておきましょう。
②メーカーの下取り参考価格をチェックする
ふたつ目は、自動車メーカーの公式サイトにあるシミュレーションを活用する方法です。2021年5月現在ではトヨタ、レクサスの2社が下取りシミュレーションを公開しています。メーカー名や車種名のほか、年式、モデル・タイプ、グレード・仕様など、複数の項目を選択して下取り相場を算出します。
売りたい車の詳しい情報を入力して検索できるため、より実際の下取り価格に近づけられます。ただし、シミュレーションで算出される相場は買取ではなく下取り価格です。新規購入を前提とした下取りと売却のみを行う買取は厳密には意味合いが異なるため、買取相場ではないということに注意しましょう。
また、メーカーサイト以外の下取りシミュレーションを活用するのもおすすめです。選択項目はほとんど同じですが、年式やグレードだけでなく走行距離を指定できるサイトもあります。複数のサイトでリサーチすると価格差もわかるため便利です。
③中古販売価格から買取価格相場を予測する
より正確な相場を知りたい場合に有効な方法は、自分で買取相場を計算する方法です。情報サイトやメーカーのシミュレーションを利用して下取り・買取相場だけを調べるのではなく、仕入れ値やオークション相場価格を加味して算出します。個人情報を開示せずにより正確な相場を知ることができるので、しっかりと算出したい場合におすすめです。
ただし、この方法はすべての情報を自分で確認して計算するので手間がかかります。3段階に分けると、流れは以下の通りです。
- ・中古車情報サイトなどで売りたい車の中古販売価格の相場を調べる
- ・相場価格×85%でオークション相場価格を算出
- ・さらに90%かけて買取査定価格相場を算出
愛車の中古価格相場を調べる際は、年式、走行距離など条件に近いものを詳細まで設定します。2段階目に相場価格に掛け算する85%という数値は、中古車買取販売業者側の利益率といわれる15%を除いた数値です。
つまり、ここまででオークションの相場価格を算出したことになります。最後に、オークション相場価格の90%で売却できると仮定して計算したものがこの方法で算出される買取価格の相場です。
④実際に買取査定を受ける
最も早くて確実な方法は、業者に買取査定を依頼する方法です。車の基本情報はもちろん、傷やへこみといったボディの状態も考慮するため具体的な金額を知りたい人に向いています。中古車買取業者の多くはWebから査定申し込みを受け付けていることもあり、時間の節約になる点も大きなメリットです。
最近は複数の業者へ一度に依頼できる「一括査定サービス」を利用する人も増えていますが、トラブルに発展するリスクもあるため、あまりおすすめできません。サービス利用時に登録した電話番号、メールアドレスなどの個人情報を使った営業が絶えないという声もあるので、信頼できる業者に1ヶ所ずつ相談するほうが安心です。
査定依頼先をどこにするか悩んでいるときは、ネクステージの無料査定サービスの活用がおすすめです。中古車の買取・売却どちらも取り扱うことで中間マージンを減らし、お客様への還元につなげる仕組みがあります。入力フォームもしくは電話での申し込みを受け付けています。
①~④のメリット・デメリット一覧表
上記の車買取相場の調べ方ごとに、メリットとデメリットを以下の表にまとめました。
調査方法を選ぶときの参考にしてください。
車買取相場の調べ方 |
メリット |
デメリット |
中古車関連の情報サイトで相場情報をチェックする |
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メーカーの下取り参考価格をチェックする |
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中古販売価格から買取価格相場を予測する |
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実際に買取査定を受ける |
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実際に車買取相場の調べ方を実践してみよう
車買取相場の調べ方を把握したら、実際に売却を考えている車で相場を調べてみましょう。中古車関連の情報サイトに移動して、まずはメーカー・車種を指定します。次に、年式やグレードなどの細かい情報を指定することで、そのサイト内で取り扱っている車の買取相場を調べることが可能です。
ネクステージでの買取実績をもとに順に説明するので、車買取相場を調べるときの参考にしてください。
ステップ①:メーカー・車種を指定する
メーカーと車種を指定します。国産車と輸入車で分かれているので、調べたいメーカー・ブランドを選びましょう。
メーカーを選択すると、車種選択画面に移動するので、該当の車種を選択してください。
ちなみに、トヨタを選択した場合は、以下のページのようになります。
年式や走行距離等に応じて、過去の買取実績が表示されるので、条件に近い買取価格をチェックしましょう。
ステップ②:年式やグレードなどを指定し近い条件を探す
さらに年式やグレードを指定して、実際に所有している車に近い条件を探すこともできます。ステップ①の流れに沿って車種を選択した後に、ページ下部の車種別の項目別 買取相場・査定実績一覧から指定することが可能です。
例えば、86の車種の場合は、以下のような項目が表示されます。
あとは、該当する年式とグレードを選択して、買取実績をチェックしてみましょう。
車買取金額はどのように決められるの?
車の買取金額は、いくつかの項目に基づいて決められるのが一般的です。車種や年式などの基本項目に加えて、世間の相場帯や車のコンディション(状態)の影響を受けます。この段落では、どのような基準で買取金額が決まるのか説明するので、算出方法が気になる方はチェックしてみてください。
買取金額を決定するための基本項目
査定項目や価格決定の基準は業者により異なりますが、一般的に以下のような項目に基づいて買取金額を決めています。
- ・車種
- ・年式
- ・グレード
- ・走行距離
- ・ボディカラー
- ・外内装の状態
- ・足回り
- ・エンジン回り
- ・純正オプション
- ・取扱説明書やメンテナンスノートの有無
これらの項目は、大半の業者がチェックする基本事項です。基本的には車のスペックによって大まかな買取金額が決まり、人気の車種ほど高値がつきやすくなっています。ほかにも、ボディカラーの人気度や純正オプションの有無、初期の付属品の有無も大きな要素です。
変動する相場のなかで買取金額が決まる
車の買取相場は常に変動しています。その時々の相場によって車の買取金額が決まるので、より高く買い取ってもらうには「相場が決まる要因」を把握しておきましょう。
なんといっても、買取相場を変動させるのは「需要と供給」です。「買い手の数=需要」と「売り手の数=供給」のバランスによって、車の価格が変わります。売りたい車の需要が高まっているときを狙って売りに出せるのがベストですね。
また、年度末や新車がモデルチェンジするときなど「時期」によっても相場は変動します。さらに、為替市場との関係も密接なので「円高時は車の輸出数が減る→国内の在庫数が増す→中古買取相場が下がる」といった流れを知っておくことも大切です。
車のコンディションも重要な要素
相場や時期だけでなく、車のコンディションも買取価格を左右する大きな要因です。中古買取査定のチェックポイントは、車の年式・グレード・走行距離・車体カラー・内外装・修復歴・車検残り・人気/不人気・車の状態といった個体差で、普段の使い方が直接、買取価格につながります。
このなかでも車種によって重視されるポイントが異なります。例えば、軽トラックなど業務用としてニーズのある車種は、外装のキズやへこみなどよりも走行距離が重視されるでしょう。
座席やトランクルームなど、車内の状態を整えておくのも買取価格の変動につながります。汚れはなるべく取り除き、タバコなどの臭いも改善しておくことで査定額がアップする可能性があります。また、新車として購入した車を手放す場合はいわゆる「ワンオーナー中古車」、つまり中古車を所有していたオーナーが一人だけの中古車として人気が高まることもあります。
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相場よりも高く買い取ってもらうためのポイント
さまざまな方法で調べて買取相場を算出し、実際に売ると決めたときには相場価格よりも高く売りたいと考えるでしょう。買取価格は業者で大きく異なるため、まずは自分が納得して売却できる業者を選ぶことが大切です。また、査定に出す前には車をきれいに掃除しておきましょう。
ここからは、相場よりも高く買い取ってもらうために覚えておきたいポイントを紹介します。
下取りよりも買取がおすすめ
車の買い替えなどで愛車を手放すとき、ディーラーでの下取り価格は買取よりも安くなることがほとんどです。「新しい車が安く買えるから」という理由で下取りを依頼する人も多くいますが、買取業者に依頼したほうが高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
ディーラーの下取り価格が安くなりがちな理由にはさまざまありますが、買取業者のような価格競争が少ない点がひとつ挙げられます。また、純正オプションを除くパーツや部品はプラス査定につながりにくいこともあります。少しでも高く売りたいと考える人にとっては不向きな方法といえるでしょう。
高額買取を推している業者を利用する
中古車買取業者のなかには、高価買取をうたっている業者も多数あります。大々的にアピールしているのは買取価格に自信がある証拠ともいえるので、こうした業者に絞っていくのも有効な方法です。業者によっては実績を開示している場合もあるので、売りたい車種と同じものがあれば参考にもなります。
そして、高価買取に自信を持つ業者のひとつがネクステージです。オプションパーツ、ボディの状態をはじめとした細かいチェック項目をもとに、車の価値を少しでも上げられるよう査定しています。
車のお手入れをしておく
買取を依頼する業者が決まったら、実際に査定に出す前に車のお手入れをしておきましょう。目立つ傷の修理ではなく、車内のゴミや汚れを落としておくだけで問題ありません。プラス査定に直接つながるわけではありませんが、汚れが多いと「普段から手入れをしていない」という印象を与え、マイナス査定をつけてしまう可能性があります。
時間に余裕があるなら、洗車で外観をきれいにするのもおすすめです。ひと目見た状態がきれいであれば印象もよくなります。細かい部分までお手入れできるよう前もって準備しておきましょう。
価格交渉をする
査定が終了して見積もりが提示されたら、もう少し買取価格を上げてもらうための交渉をしましょう。この時点で納得して手続きに進む人も多くいますが、査定額が上がることもあるためしっかり交渉をすることがおすすめです。。
ただし、必ず交渉が成立するわけではありません。万が一査定価格に納得できない場合は、業者側に詳しい内訳を説明してもらいましょう。マイナス査定になった部分があれば相場よりも低くなります。なぜマイナスなのか、ほかにプラスになりそうな項目はないか、といった相談ができるとよいでしょう。
高く売れる時期を狙う
「今すぐ売りたい」という状況でなければ、前もって高く売れる時期に査定依頼を計画しておくのもおすすめです。時期で買取価格が変動する理由には、業者の決算、買い手の生活背景の変化のふたつのパターンがあります。
一般的な決算期である3月と9月、中古車販売業者はなるべく多くの車を売って利益を上げたいと考えてます。つまり、決算期までに在庫を確保しておきたいということです。決算時期を利用するなら、12~3月または6~9月が狙い目です。
さらに、就職や転職などで生活スタイルが変わる人も多い春季も高価買取が期待できます。中古車の需要が高まると買取価格も上がりやすいので、こうしたポイントを抑えて時期を選ぶとよいでしょう。
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売却する際の注意点
最後に、車を売却する際に注意したいポイントを紹介します。マイナス査定を避けたりプラス査定につなげたりできるだけでなく、実質的な負担金額を減らすためにも大切なポイントです。業者と安心して取引を進めるためにも、次の2点をしっかりおさえておきましょう。
修復歴は正直に伝える
査定を受ける際に、修復歴があれば隠さずに正直に伝えましょう。修復歴とは、交通事故等で車体の骨格部位に大きな損傷を受けた車両のことです。車体がへこんだり、バンパーをこすったりした程度では、修復歴車には該当しません。
修復歴車を取り扱う場合は、トラブル等が発生しやすくなるため、買取業者は的確に把握しておく必要があります。もし修復歴を偽って売却すると、売り手は責任を求められることを覚えておきましょう。
事故による減価をするときは、業者は修理にかかった費用や損傷部位、痕跡等を総合的に判断しなければなりません。お互いが気持ちよく取引するためにも必ず修復歴を申告することが大切です。
契約不適合責任とは?
仮に修復歴を偽って売却した場合、売り手は契約不適合責任を負うおそれがあります。契約不適合責任とは、契約の内容に適合しない場合の売主の責任のことで、2020年4月の改正民法で新たに定められました。契約内容と異なるものを売却したとき、売り手が債務不履行の責任を負い、買い手は売り手に対して不具合の修正や代金の減額、損害賠償などを請求できます。
修復歴車は査定で大幅に減額される可能性が高いですが、だからといって状態を隠して売却すると、それ以上に賠償金を請求される羽目になります。目先の利益にとらわれて、不正を行うとより大きな代償を払うことになるため、正直に修復歴を申告しましょう。
修理にお金をかけない
車に傷がある場合、修理してから査定に出したいと考える人も多いのではないでしょうか。実は、大がかりな修理が必要になる場合はそのまま査定に出したほうが賢明です。
修理で費やした金額より大きなプラス査定が望めなければ損をしてしまいます。きれいな車にすることだけにとらわれず、修理費用と買取価格のバランスも考慮しておきましょう。
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車買取相場を知りたいときは無料査定を利用しよう!
車の買取価格を調べたいとき、インターネットなどを活用することでおおよその価格がわかります。しかし、車の買取価格にはさまざまな要因が影響を与えるため、自分ひとりでリアルな価格を知ろうとするのは簡単なことではありません。そこでぜひ活用いただきたいのがネクステージの無料査定です。
ネクステージなら愛車が相場以上になることも
車の査定というと「面倒だな」と感じる人もいるのではないでしょうか。しかしネクステージの無料査定に必要なのはたったの3ステップ。余計な手間なしに素早く完了します。
STEP1:申込み
まずは、公式HPや電話から無料査定を申し込みましょう。必要となるのは車の情報と連絡先のみです。
STEP2:オペレーターから概算査定⾦額について連絡があります。
STEP3:査定担当が車を実際にチェックしたのち、正式な買取金額が提示されます。
このように査定の流れは非常にスムーズ。査定額保証や、査定額よりも高価買取となった実績もあるので、安心して愛車を任せていただけます。
WEBフォームで簡単に査定依頼が可能
ネクステージの無料査定を利用する際は、WEBフォームからの申し込みが最も簡単です。メーカー名・車種名・年式・走行距離といった車の情報を入力して、気軽に査定を行ってみましょう。リアルタイムの買取金額がすぐにわかりますよ。
そしてネクステージが高価買取できる理由のひとつは、買取後にネクステージ店舗で直接販売できるからです。買取後は全国の店舗へダイレクトに販売するため、中間マージンが発生しません。そのため、転売目的ではない、車本来の価値での買取が可能なのです。また、全国140店舗という販売⼒の大きさにより、買取した車の価値が落ちるまえに次の買い手を見つけられる自信があるからこその高額査定となっています。
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まとめ
車の買取相場を調べる方法はいくつかありますが、より正確に知りたい場合は、業者に査定を依頼するのがおすすめです。業者であれば、査定の基本項目に加えて、相場帯や車の状態をチェックして、的確に価格を付けてくれます。車を少しでも高く売りたい方は、車の状態を良好に保ち、高額査定をしてくれる業者を選ぶことが大切です。なお、修復歴のある車を売却する場合は減額されますが、正直に伝えましょう。
ネクステージでは、中古車の買取査定を無料で申し込めます。ネクステージの買取査定は、お客様の愛車に少しでも高い価値を見出す方針です。専門スタッフが確かな目で細かくチェックします。また、中古車に関する相談も気軽にできるので、ぜひこの機会にご利用ください。
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