中古車の車検は何年ごと?車検あり・車検なしの違いや車検にかかる費用を紹介
中古車には「車検あり」「車検なし」のものがあります。中には「車検なしと知らずに購入し、すぐに車に乗れなかった」という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、中古車の車検について詳しくご紹介しています。「車検あり」「車検なし」の車の違いを知ることで、より安心した中古車選びができるでしょう。車検費用についても解説していますので、「車検なし」の車を検討中の方は参考にしてみてください。
※目次※
・中古車を選ぶ際は、車検の有無や車検満了日も確認しよう!
・「車検なし」の中古車の場合、自分で車検を受ける手間がかかる上、別途車検費用が必要!
・中古車を買うなら「車検あり」のほうが安心!ネクステージなら車検ありの中古車が豊富にそろう!
中古車の車検は何年ごとに受ける?
中古車の車検は何年ごとに受けるのが決まりか、ご存知でしょうか。知らずに中古車を選ぶと、「購入後すぐに車検を受けなければならない」「予期せぬ出費がかさむ」といった事態にもなりかねません。ここでは中古車の車検や車検の有無の確認方法について紹介します。今一度、車検のルールを押さえておきましょう。
中古車の車検は2年ごと
中古車の車検は2年ごとと決まっています。製造後1年未満の場合を除き、すべての中古車は2年ごとに車検を通さなければなりません。
対して新車の車検は、初回は3年後、2回目以降は2年ごとです。新車の場合、納車前に製造者によって十分な点検が行われていることから、初回は3年後とされています。ただし、新車の場合でもレンタカーは2年後、バス・タクシーなどは1年後と期間が短いため注意が必要です。
車検が残っているかどうかの確認方法
中古車を選ぶ際には、車検が残っているかどうかを確認しましょう。確認方法としてフロントガラスのステッカーを見る方法があります。
ステッカー内の「車検」という項目を見ましょう。「〇年△月□日」と記載がある場合は、その日まで車検の有効期間があるということです。購入後すぐに車検を受ける必要もなく、重量税なども必要ありません。
「車検なし」と記載があった場合は、車検の有効期限が切れています。購入時には車検を受ける必要があり、その分費用もかかるでしょう。
車検が切れてしまったら公道を走れない!
万が一、車検が切れた車で公道を走った場合には「無車検運転」となり、ペナルティが課せられます。刑事処分として「6か月以下の懲役または30万円いかの罰金」、行政処分として「違反点数6点」といった罰則が定められています。
さらに、車検が切れているということは、車検時に加入する自賠責保険も切れているでしょう。この場合、「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」という罰則も加算されることになります。車検が切れた車には乗らないようにしましょう。
中古車購入前に知っておきたい!車検に関する表示とは?
中古車購入時には「車検」の表示をチェックしておきましょう。車検に関する表示には大きく分けて3種類があります。ここでは、それぞれの意味やメリット・デメリットなどを紹介します。販売価格だけを見るのではなく、車検費用も加えたトータルコストで比較検討しましょう。
「車検あり」の車
中古車の「車検あり」とは、車検満了日までまだ期間がある車です。購入後に車検を受ける必要がなく、名義変更を済ませればすぐに公道を走れるでしょう。車検費用に加え、重量税もかからないため諸費用が安く抑えられます。
ただし、車検なしの車と比べると販売価格が高くなりがちです。また、車によっては「数か月後には車検満了日がくる」という場合もあります。「車検あり」の車を選ぶ場合は、車検満了日がいつなのかをしっかり確認しておきましょう。
「車検整備付き・車検整備2年付き」の車
中古車の中には「車検整備付き」「車検整備2年付き」と記載されているものもありますが、どちらも同じ意味です。車検は切れている状態で、購入後に中古車業者経由で車検した後に納車となります。
購入から次の車検までの期間が丸2年となるため、「車検あり」の車に比べると車検期限に余裕があると言えるでしょう。また、自分で車検を受けに行く手間もかかりません。
ただし、「車検あり」の車と同様、販売価格は高くなる傾向があります。または、車検費用を別途請求される場合もあるでしょう。
「車検整備なし・車検なし」の車
「車検整備なし」「車検なし」と表示があるのは、車検が切れている車です。なおかつ中古車業者も車検をしてくれないため、公道を走るには自分で車検を受ける必要があります。
「車検なし」の中古車を買うメリットは、販売価格が安いことです。さらに、ユーザー車検など安く車検が受けられる業者を探せば、トータルコストも安く抑えられるでしょう。
デメリットとしては購入後すぐに公道を走れないことです。また、自分で業者を探して車の引き取りを依頼するなど、手間もかかるでしょう。選ぶ業者によってはトータルコストが高くなる可能性もあります。
「車検あり・車検整備付き・車検なし」の費用の違い
「車検あり」の車の場合、車検費用は一切必要ありません。表示されている販売価格での購入が可能です。サイトなどで価格をチェックする際にも分かりやすいでしょう。
「車検整備付き」「車検整備2年付き」の車の場合、販売価格に加えて車検にかかる法定費用が必要になります。ここで言う法定費用とは、自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料のことです。
「車検整備なし」「車検なし」の車の場合は、車検費用すべてを負担しなければなりません。上記の法定費用に加え、車検基本費用や部品交換がされた場合は、その費用も発生します。車検基本費用などは業者によって異なるため、選ぶ業者によって総支払額が変わってくるでしょう。
中古車の車検にかかる費用とは?
「車検なし」の中古車を購入した場合には、別途車検を受けなければなりません。車検にはどのような費用がかかるのでしょうか。ここでは、車検にかかる費用とその相場について紹介します。「車検なし」の中古車を選ぶ場合は、おおよその予算を立ててから購入するようにしましょう。
法定費用
車検にかかる法定費用とは、自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料のことです。自動車重量税は、自動車の重量に合わせて課税されます。自家用車の場合、6,600円~3万2,800円が相場です。エコカー減税対象車の場合は割安に、新車登録から13年以上経過した車の場合は割高になるでしょう。
自賠責保険料は普通車の場合、24か月で2万1,550円、軽自動車の場合で2万1,140円です。検査手数料は印紙で支払うことから別名「印紙代」とも言われ、1,700円~1,800円がかかります。
車検基本費用
車検基本費用とは、24か月定期検査料や測定検査料、車検代行手数料などを合算した費用のことです。
ディーラーでの検査料は、1,500㏄クラスのコンパクトカーで約2万円、2,500ccクラスのミニバンで約3万円が相場です。加えて手数料が1万円ほどかかります。
ただし、車検基本費用には人件費も含まれるため、依頼する業者によって違いがあります。カー用品店の場合などは、検査料と手数料を合わせても、2万円程度で済むこともあるでしょう。
部品交換費用
車検を通すにあたって、部品の消耗や劣化が見つかった場合には交換が必要になります。車の状態や経過年数によって消耗具合は異なるでしょう。
一般的に、ラジエーター液やブレーキオイル、タイヤなどは車検のタイミングに合わせて交換することが多い部品です。バッテリーなども2年~3年に1回交換することが望ましいため、車検のタイミングで交換しておくのもよいでしょう。
車検あると車検なし、どちらの中古車を買うべき?
「車検あり」「車検なし」の中古車なら、どちらを選ぶべきなのでしょうか。ここでは、「車検なし」「車検あり」それぞれの視点から、中古車選びについて考えてみました。手間がかからない点を考えると「車検あり」がおすすめと言えます。
車検なしの方が値段は安い
値段で選ぶなら「車検なし」の中古車のほうが安くなるでしょう。「車検切れ」ということで「車検あり」のものに比べると「売りにくい」と判断されるためです。ただし、公道を走るためには自分で車検を受ける必要があります。
中古車を選ぶ際は、「安いから」という理由だけで決めず、車検の有無を確認することが大切です。「車検なし」の場合は、車検費用や手間のことも考えた上で選びましょう。
手間を考えるなら車検ありがおすすめ!
「車検なし」の場合、中古車購入後も、すぐに公道を走ることができません。さらに、車検費用は、実際に車検を受けてみないと最終的な金額が分からないのも難点でしょう。お金の不安や、業者探しの手間を考えると「車検あり」のほうが安心です。価格が明瞭で、納車後すぐにでも車に乗れます。
まとめ
中古車は、2年ごとに車検を受けなければなりません。「車検あり」の中古車は納車後すぐに乗れますが、「車検なし」の場合は別途車検を受ける必要があり、費用も発生します。購入する際には、販売価格だけで判断せず、車検の有無や期限をチェックするようにしましょう。
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