オートローンは自己破産から一年で組める?審査の傾向や注意点をご紹介
自己破産をして車が手元にない方や、新たに仕事などでライフスタイルが変わり車が必要になる方もいるのではないでしょうか。それにより、オートローンを組みたいけれど自己破産から一年経過した時点で組めるのかどうかを悩む方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、自己破産から一年で経った状態でオートローンの利用が出来るのかや、審査の傾向や注意点について紹介しますので参考にしてください。この記事を読むと自己破産後の審査内容や購入方法についての理解が深まります。
※目次※
2.一年で自己破産の記録は消える?オートローンの信用情報の確認先
3.経過一年では難しい自己破産後のオートローンの審査を受けるポイント
4.オートローンで購入した車を所持中に自己破産した場合はどうなるの?
5.経過一年では難しかった自己破産後のオートローン審査を受ける時の注意点
・自己破産後一年でオートローンを組むより、現金や価格を抑えて購入することを検討しよう。
・自分の信用情報が不安な方は、CIC、JICC、KSCへ開示請求をしよう。自身の状況を客観的に把握し、今後の審査に備えよう。
・車の購入はネクステージがおすすめ。ローンを組まなくとも良質でお手頃価格の車が多いため、選択肢が広がる。
オートローンは自己破産後一年で組める?
財産や収入が無くなり自己破産を行うと、それまで所有していた車が手元からなくなる場合があります。中には仕事などで車を使えないと困ることから、オートローンを利用して購入を検討する方もいるでしょう。
自己破産をすると今まで抱えていた借金はなくなりますが、ローンを組む際にどのような影響が出るのでしょうか。自己破産後一年を経過した時点でオートローンは組めるのかどうか、以下から見ていきましょう。
ローン審査に通りにくい
ローン審査を行う場合は信販会社や金融先で信用情報の確認を行うため、自己破産を行うと信用情報の記録に一定期間保存されその事実が判明します。
そのため、破産情報が記録されている間は「返済能力が低い」という評価を受け、ローン審査に通りにくくなることが考えられるでしょう。そのためオートローン以外で車の購入を検討する必要が出てきます。
自己破産をしてしまった後は信用を取り戻すのみです。車のローンを組めるようにあらかじめ対策を考えるほか、貯蓄をすることで信頼を得られる見込みがあります。
なお、自己破産をすると「永久的にローンを組めなくなる」というわけではないためその点は安心してください。ではどのような機関で信用情報が記録されるのでしょうか。
信用情報が記録される機関は3つある
信用情報が記録されている期間は3つあり、これらには自己破産や延滞情報といった返済状況の記録が保管されていることをご存知でしょうか。
その機関はCIC(指定信用情報機関)、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行個人信用情報センター)と呼ばれ、それぞれ登録されている加盟会社や金融機関が異なります。
オートローンの審査を受ける場合もこの機関から照会が必要です。自己破産情報が記録される年数は機関によって異なり、自身でも開示請求を行うことができます。
一年で自己破産の記録は消える?オートローンの信用情報の確認先
自己破産から一年経つと自己破産の記録はどのように変わるのか、ローン審査を組めるのか気になる方もいるのではないでしょうか。ローンで車を購入したい方にとって、自己破産の記録が残っていることはマイナス要因となるでしょう。
しかし、信用情報の記録は自己破産後一年で解消されるのでしょうか。ここでは先ほど紹介したCIC、JICC、KSCの自己破産についての取り扱いについて取り上げますので参考にしてください。
CICでの信用情報の取り扱い
CICは貸金業法の規制に基づく貸金業者や、割賦販売法の規定に基づく包括信用購入あっせん業者などが登録をしています。信販会社、クレジット会社、一部の消費者金融が主に加盟しており、その他にも百貨店や小売店、携帯電話事業者などが会員です。
3つの期間の中で保有する信用情報が最も多いと言われており、CICの場合自己破産の登録は5年間とされこの期間を経過すると情報から削除されます。
なお、CICでの開示方法はインターネット、郵送、窓口で行うことができ、利用手数料1,000円(消費税込み)が必要です。
JICCでの信用情報の取り扱い
JICCは貸金業法や割賦販売法の規定に基づく業者が登録をしています。主に消費者金融、クレジットカード会社が加盟しており、その他にメーカー系カード会社や金融機関、保証会社などが会員です。
JICCの場合は自己破産の手続き開始、もしくは免責決定の日から5年を経過した時点で情報が削除されるため、CICと同様の取り扱いとなります。
JICCでの開示方法はスマートフォン、郵送、窓口で行うことができ、利用手数料1,000円(消費税込み)が必要です。状況に応じて窓口での対応を休止していることも考えられるため、申し込み前に確認することをおすすめします。
KSCでの信用情報の取り扱い
KSCは国内で活動する銀行や銀行持株会社や銀行協会が加盟しており、主にメガバンクや地方銀行、信用金庫、JAなど銀行関連の企業が会員です。
KSCの場合は自己破産の手続き開始、もしくは免責決定の日から最長10年を経過した時点で情報が削除され、CIC、JICCより長く設定されています。KSCでの開示方法は郵送での申し込みとなり、利用手数料1,000円(消費税込み)と事務手数料200円が必要です。
ここでは自己破産の期間を取り上げましたが、任意整理についても5年程度信用情報に登録されます。
経過一年では難しい自己破産後のオートローンの審査を受けるポイント
自己破産後にローンを組むとしても5年~10年ほど時間がかかることが分かりましたが、それでも審査に通したい場合はどのような方法があるのでしょうか。
ここでは3つのオートローン審査を受けるポイントについてピックアップしましたので、以下から見ていきましょう。
頭金はできるだけ多く用意する
ローン審査では信用情報のほか、返済能力が備わっているかについても確認されます。自己破産をした場合でも収入を得て貯蓄があるならば、頭金をできるだけ多く用意することも方法の一つです。
もし多くの頭金を用意できたとなると、借入額を減らせるほか計画的に貯蓄を行えるということへのアピールにもなります。そのため頭金を用意せずにローン審査を受けるよりも、ある程度資金の準備が整ってから審査を受けてみてはいかがでしょうか。
良い結果の信用情報を作る
自己破産の信用情報がリセットされた後に、クレジットの履歴がない場合「返済能力がない」という評価となり信用を得られないことが考えられます。
結果カーローンの審査を受けたとしても不利に働いてしまうことが考えられるため、クレジットカードなどで返済記録を積んでおくことも大切です。
なお、クレジットカードは自己破産後5年以上経たなければ作ることはできないため、その点も留意しておきましょう。
オートローン以外にローンを組まない
「オートローンが組めないのであれば、他のローン審査を受けてみよう」と考える方もいるかもしれません。しかし、ローン審査の複数申し込みは自身の信用情報をなくす行為であるため控えなければなりません。
万が一他のローン審査を受けて落ちた場合には「ローン審査に落ちた」ことも履歴として残ります。この情報も審査対象となるため、さらにローンを組むことが難しくなり自分を追い込むことになりかねません。
つまり「落ちたから次のローンへ申し込む」ということはせずに、必要のない審査は受けない方が得策だと言えます。また、他にローンを組んでいたとしても事前に返済するなどして金額を増やさないようにすることが大切です。
オートローンで購入した車を所持中に自己破産した場合はどうなるの?
オートローンを組む前に自己破産すると審査に通らないことが予想されますが、すでにオートローンを利用して車を所持している中で自己破産をした場合、どのような対応が必要となるのでしょうか。
車の名義が自分、もしくは他人かによって対応が変わるため、大まかな流れについて参考にしてください。
車の名義が自分にある場合
自動車ローンが残っている場合、ローン会社との契約上の問題によりローンを完済するまでの車の所有権は一部例外を除いて引き揚げられることが一般的です。
しかし、親族から金銭面の援助を受けるなど、資金を得てローン残高の全額を支払うことで引き揚げを回避できる場合もあります。いずれにせよ、車の名義が自分にありローンが残っている状態で自己破産を行う場合は、手元に残らないと考えておいた方が良いでしょう。
車の名義が他人の場合
車の名義が他人名義の場合、処分されることはありません。自己破産において処分を受けるのは本人名義の財産のみです。たとえ親や子どもなどの親族の財産である車に関して差し押さえられることはなく、この行為は法律でも禁止されています。
ただし、利己的に自己破産前に自分名義から他人名義に変えて使用する行為は控えましょう。他人へ名義貸しをして車のローンを組むこと自体、法律違反で罰せられます。
さらにトラブルが起きた場合はどちらも責任問題となるため「名義貸しは法律違反」であることを忘れないでください。
(参考:『第47条関係 差押えの要件|国税庁』)
経過一年では難しかった自己破産後のオートローン審査を受ける時の注意点
自己破産から1年、さらに数年経過すると再度オートローンを組みたいと思う方もいるでしょう。以前は審査が通らない確率が高かったことが考えられますが、1年経ってから審査を受ける場合、どの点に気をつけて申し込むべきなのでしょうか。
ここではオートローン審査を受ける時の注意点について2つピックアップしましたので、参考にしてください。
信用情報は事前に確認する
先ほど紹介したCIC、JICC、KSCの信用情報は事前に開示請求ができるため、不安な方はあらかじめ確認してはいかがでしょうか。年数が経つと信用情報の内容が変わり、オートローン審査を前向きに検討できる材料になる場合も考えられます。
CIC、JICC、KSCの開示請求はインターネットやスマートフォン、郵送などの方法から行えるため、不安な方は手続きをしてはいかがでしょうか。
車体購入価格はできるだけ抑える
オートローン審査は金額が高いとそれだけハードルが上がります。そのためローンを組む際の車両価格はできる限り抑えるなどの工夫をしましょう。もちろん新車よりは中古車の方が価格帯も安くお手頃で、ローンを組まなくとも購入できる車もあります。
はじめからローン審査に不安を感じるようであれば、ローンを組まなくとも購入できる車を選択肢の一つとして検討してみましょう。
自己破産後のローン審査が不安な方はネクステージへ!
ネクステージは豊富な品揃えと良質な中古車を多く取り揃えているため、お客様の要望に沿った一台を見つけることができます。ローンを組まずに購入できる価格帯の車も揃っておりますので、ローン審査に不安な方でもおすすめです。
また、選べる車は全国からの取り寄せも行えるため、最寄りの店舗で取り扱っていない場合も安心です。幅広い視野で希望に近い低価格帯の車を見つけやすい環境があります。手続等に関する不安も中古車の売買の知識があるスタッフが対応するため、理解を深めながらお買い求めいただけます。
よくある質問
Q. 自己破産から何年で信用情報は消えますか?
A.5年から7年です。金融事故の情報は信用機関によって登録期間が異なります。株式会社日本信用情報機構(JICC)と株式会社シー・アイ・シー(CIC)は5年間。全国銀行個人信用情報センター(KSC)は7年間です。
Q. 自己破産したら車のローンは組めますか?
A. 自己破産することで借金は免責されますが、しっかりと金融事故があったことが信用機関に記録されます。自己破産すれば白紙になるのではなく、5年~7年間は支払い能力が低いと評価され、ローンやクレジットカードの審査が厳しくなります。
Q. 自己破産するとローン中の車はどうなりますか?
A. 自己破産する場合、滞っている支払いを所有資産で補い、足りない分は免責となります。そのため、ローン中の車は残債の支払いに充てられるため、ローン会社に回収されてしまうのが一般的です。
まとめ
自己破産後まもない時期に車を購入したいとなると、ローンを組むことは難しく手元のお金で購入する方法になるでしょう。
車は高い買い物であり長く使うものであるため、ローンを組んでお気に入りの一台を購入したいと考える方もいますが、まずはハードルを下げて現金で購入する方法を探すことも得策だと言えます。
ネクステージグループは全国に200店舗以上のグループ店舗があり、総在庫数約3万台を確保しているため、お客様の希望にあった一台をお探しになる際はぜひネクステージへお問い合わせください。