ホンダの車を買うときに使えるローンとは?借入先やローンの種類
ホンダの新車や中古車の購入を検討している方で、車両本体価格が高い車種やモデルを希望する場合はローンを組むことが多いでしょう。新車や中古車に限らず、ホンダ車の購入時に使えるホンダのローンの種類や金利、相場を理解しておけば、月々の負担を減らしながらも、ホンダの新車や中古車を購入できます。
この記事では、ホンダの新車と中古車の購入時に使えるホンダが提供しているローンの種類から、金利相場やお得な購入方法まで解説しますので、ホンダ車探しの参考にしてください。
※目次※
・ホンダの新車は4種類、中古車なら2種類のホンダのローンから選べる
・ホンダのローンは借入前にシミュレーションもできる
・ホンダ車購入時のローンの負担を抑えるなら頭金を支払う、購入金額を下げる方法もある
ホンダの車を買うときに使えるローンの借入先
ホンダ車の購入には、ディーラーや金融機関のローンの借入が可能です。しかし、金利や借入期間、審査基準などは異なるので、それぞれ確認しておきましょう。
また、その他の借入方法も含めて、金利相場を比較してローンを組むと良いでしょう。ここでは、ホンダ車の購入時に利用できるローンの金利相場を解説します。
ディーラーの場合
まずはディーラーローンについて紹介します。ディーラーローンを利用する際のメリットは、「車の購入手続きと同時にローンの申込みが可能」「審査時間が短くて済む」「金融機関のローンよりも審査が通りやすい」といった点です。
逆にディーラーローンのデメリットとしては、「金利相場が3%~8%と高めに設定されている」「借入期間も最長5年程度と短い」「ローンの適用範囲が限られる」「ローン完済まで所有者を変更できない」といったことがあります。
金融機関の場合
続いて金融機関のローンについて解説します。金融機関のローンを利用する際のメリットは、「金利相場は1%~4%程と低めに設定されている」「借入期間が最長10年など長い場合もある」「ボーナス時期に返済総額を減らして期間を短縮できる」といったことがあります。
逆に金融機関のローンのデメリットとしては、「審査基準が厳しい」「利用に際して頭金が必要になるケースもある」「審査結果までに時間がかかる」「保証料や事務手数料が必要な場合もある」といったことがあります。
借入方法は他にもある
ローンを組まずに、クレジットカードを利用する方法もあります。ただし、頭金などの支払いに限定されていることが多く、一般的には一括払いに対応していないディーラーや販売店が多いです。
クレジットカードは、中古車の購入では使用できることもあるので、ローンの審査が通らない場合は、中古車販売店にクレジットカードでの支払いが可能かどうか確認してみましょう。
他には、中古車販売店が提供している独自のローンを利用する方法もあります。詳しくは中古車販売店に直接確認してみましょう。
ホンダが提供しているローンの種類【新車の場合】
ホンダの新車購入時に使えるのが、ホンダが提供しているローンです。ローンには「楽まる」「残価設定型クレジット」「バリュー保証プラン」「クレジット」の4種類あり、それぞれ金利や契約期間が異なります。
これらの方法を選択する際はそれぞれのローンの特徴を理解して、自分の収支にあったものを選ぶのが重要です。
楽まる
ホンダの「楽まる」は、サブスク(サブスプリクションサービス)のことです。あらかじめ車両代金から残価(満了時の車両価格)を除いた金額に、税金や保険、メンテナンス費用などを加えたものを、月々定額で支払うプランです。
頭金やボーナスは希望に応じて設定可能で、月間走行距離も1,000kmコース、1,500kmコースから選べます。契約期間は3年、5年、7年から選ぶことができ、契約満了時には、「乗り換え、返却、買取、延長、車をもらう」から選択します。
残価設定型クレジット
ホンダの「残価設定型クレジット」は、残クレとも呼ばれるもので、あらかじめ車両代金から残価(満了時の車両価格)を除いた金額を、月々支払うプランです。
頭金0円、支払い金額は最低3,000円から設定可能です。契約期間は3年、4年、5年から選ぶことができ、実質の年利は3.9%(2023年6月時点)です。
最終回の支払時には、新車に乗り換える、そのまま乗り続ける、車両を返却して終了、とう3つから選択します。
バリュー保証プラン
ホンダの「バリュー保証プラン」は、バリ保とも呼ばれ、前述した残価設定型クレジットの、残価設定、精算方法、契約満了時の選択肢、利用中の条件など共通している点が多くあります。
あらかじめ車両代金から契約満了時の買取保証額を引き、そこに手数料を加えて支払うものです。契約期間は3年、5年から選ぶことができ、1回目に支払ったあとは月々の支払いはなく、契約満了時の2回目の支払いのとき、新車に乗り換える、そのまま乗り続ける、車両を返却して終了、という3つから選択します。
クレジット
ホンダの「クレジット」は、月々の支払い金額や支払い回数を任意で設定できるクレジット払いのことです。
一般的なカーローンと同じで、返済回数は3回~84回から選択し、月々の最低返済額が3,000円以上、ボーナス返済は年2回までと決まっています。実質年利は3.9%(2023年6月時点)です。
支払い方法としては、「金額指定」「回数指定」「一括払い」「不均等払い」の4種類あるため、自分に合った方法を選びましょう。
ホンダが提供しているローンの種類【中古車の場合】
ホンダの中古車購入時にも、ホンダが提供しているローンが使えます。ローンには「ホンダクレジット」「据置クレジット」の2種類あり、それぞれ金利や契約期間が異なります。
ここでは、ホンダの中古車限定で使える、ホンダクレジットと据置クレジットの特徴について紹介していきます。
ホンダクレジット
ホンダ車を購入する際は、新車でも中古車でもクレジットカードを利用でき、月々の支払い金額や支払い回数を任意で設定できます。
支払い方法が「金額指定」「回数指定」「一括払い」「不均等払い」から選べる点や、月々の最低返済額が3,000円以上である点は通常のクレジットカード払いと同じです。下記の2点については条件が異なるため、確認しておきましょう。
・返済回数:3回~72回
・金利:実質年利がなく、契約ごとに異なる
据置クレジット
ホンダ中古車限定据置クレジットは、新車で使える残クレに類似したサービスとして使えるのが特徴です。
最終返済時に「一括返済」「再クレジット」「車両売却と支払い」の3つの選択肢から選べる点も共通しています。ただし、以下のように残クレと異なる点があるので、事前に確認しておきましょう。
・返済回数:12回~60回
(ただし、最終回の支払いが車の初度登録から8年以内となる範囲に限る)
・最終回に返済する「据置額」も自由に決められる
ホンダ車を購入する際のローンシミュレーション
ここでは実際にホンダの新車「VEZEL Gタイプ 1.5L/FF/CVT/5ドア/5名(メーカー希望小売価格227万9,200円)」という条件で、残価設定型クレジットとバリュー保証型ローンの2つの支払い方法でシミュレーションしてみます。
ホンダファイナンスのWebサイトでは、いろいろな条件を設定してシミュレーションできるため、一度体験してみることをおすすめします。
残価設定型クレジットの場合
残クレの条件は、36回払い、月間走行距離1,000km、頭金0円、実質年利3.9%、返済方法は均等払い、初回支払い年月は2023年8月にしたら、計算結果は以下の通りでした。
計算結果
初回お支払い日 |
2023年 8月 5日 |
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最終回お支払い日 |
2026年 7月 5日 |
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初回お支払い額 |
3万7,541円 × 1回 |
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通常月お支払い額 |
3万6,600円 × 34回 |
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ボーナス月加算額 |
0円 |
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最終回お支払い額 |
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(1)新車に乗り換え |
0円 |
(2)車両を返却 |
0円 |
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(3)乗り続ける |
120万1,760円 |
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クレジットお支払い総額 |
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(1)新車に乗り換え |
128万1,941円 |
(2)車両を返却 |
128万1,941円 |
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(3)乗り続ける |
248万3,701円 |
バリュー保証プランの場合
バリュー保証プランの条件は、契約期間3年、月間走行距離1,000km、頭金0円、実質年利3.5%、初回支払い年月は2023年8月にしたら、計算結果は以下の通りでした。
計算結果
初回お支払い日 |
2023年 8月 5日 |
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最終回お支払い日 |
2026年 7月 5日 |
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初回お支払い額 |
120万6,377円 × 1回 |
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最終回お支払い額 |
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(1)新車に乗り換え |
0円 |
(2)車両を返却 |
0円 |
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(3)乗り続ける |
120万1,760円 |
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クレジットお支払い総額 |
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(1)新車に乗り換え |
120万6,377円 |
(2)車両を返却 |
120万6,377円 |
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(3)乗り続ける |
240万8,137円 |
ホンダ車を買うときにローンの負担を抑えるコツ
車のローン選びでは金利以外にも重要な点がありますが、返済負担が軽くなることを理由に低金利のローンを選ぶ方もいるでしょう。
しかし、車購入時のローン返済は、頭金を用意して総額を減らしたり、購入金額全体を引き下げたりすることで、ローンの負担を軽くすることが可能です。ここでは、金利以外でローンの負担を抑えるコツについて解説します。
頭金を用意して返済額を抑える
車の購入でローンを組む際は、頭金を用意することで月々の返済額を減らせます。ローンの返済期間を設定する際に、頭金を多めに用意することで完済までの期間も短くできるでしょう。
他にも、返済総額が減ることにより利子の支払いを減らせたり、「頭金を支払える=経済力がある」といったアピールができたりする点もメリットです。頭金は必須ではありませんが、頭金があった方が返済額も抑えられるので、返済計画を立てて検討してみましょう。
購入金額を下げる
年収の半分以下がマイカーローンの借入金額の目安とされており、新車購入が難しい場合は中古車を検討してみるのもおすすめです。特にモデルチェンジ後の旧型モデルは市場への流通数が増え、価格が下がりやすい傾向にあるので狙い目と言えるでしょう。
また、中古車は車種が多いだけでなく、さまざまな価格帯で販売されているのも特徴です。安くても状態が良い車は存在するので、購入金額を下げたい方は中古車の中からローン負担を軽くできる1台を探してみてください。
ネクステージでお手頃価格のホンダ車を探してみよう
ホンダ車の購入を決めたのでしたら、新車で買うよりも中古車がおすすめです。特にネクステージなら、お手頃価格のホンダの中古車を多数取り扱っているからです。
ここではホンダの新車よりも中古車を探すメリットを説明しますので、購入の際に参考にしてください。ネクステージで中古車を選ぶメリットもいくつか挙げますので、他の中古車専門店と比較検討すると良いかもしれません。
ホンダ車を中古で探すメリット
多くの車は、新車よりも中古車の方が購入費用を抑えられますが、これはホンダ車を探す際にも同様のことが言えます。また、車両本体価格が安い車はローンも通りやすいという大きなメリットがあります。
また、新車は注文後に生産するので選択肢が少ないけれども、中古車ならば旧モデルや希少車種まで豊富に選べるというメリットがあります。
さらに、新車の受注生産だと早くても1か月程度かかるところ、中古車は登録手続きに10日前後と納車までが早いため、すぐに乗りたいという人には大きなメリットでしょう。
全国にあるホンダの中古車から選ぼう
ネクステージには、車種別に専任のバイヤーが存在するため、売れ筋モデル以外にも、グレードやカラーも豊富に取り揃えています。また、修復歴車やメーター改ざん車、水没車など故障リスクの高い車は販売していないため、車への知識が少ない方も不安の少ない中古車選びが可能です。
ネクステージで販売している中古車は、年式・走行距離を問わず無料保証が付帯していて、販売店は北海道から沖縄まで全国にあるので、他店舗からの取り寄せもでき、気軽に商談、購入ができるでしょう。
PRホンダの中古車
まとめ
ホンダ車は新車や中古車に限らずホンダのローンで購入でき、ローンの種類も複数から選択できます。しかし、新車価格は費用が高く、返済負担が大きくなります。そこでローンの返済負担を軽くするには、価格の安い中古車を選ぶのも選択肢として考えるのもいいでしょう。
中古車の販売も手掛けているネクステージでしたら、「N-BOX」「ヴェゼル」「ステップワゴン」といった人気のホンダ車も多数取り扱っているため、幅広い選択肢の中から中古車を探せるでしょう。
グレードやカラーなど豊富なだけでなく、初めて中古車を購入する方にもうれしい無料保証も付帯するので心強いでしょう。
■この記事の執筆者
鈴木博之
エディター/ライター
出版社でさまざまなジャンルの雑誌編集を経験したのちフリーランスとして活動。現在は自動車だけでなく、EVバイク、電動アシスト自転車など、面白い乗り物を見つけては取材しているフリーランス編集ライター。