車は買うべきか？車を買うメリットとデメリットを紹介します
一昔前であれば、車は生活の必需品といわれる時代もありました。しかし、ここ十数年で急激に公共交通機関が発達している影響もあり、車を手放すという人も少なくありません。このような環境からも“若者の車離れ”も問題視されるようになってきています。
では、いまの時代に車を買うべきなのでしょうか。カーシェアやリースといった選択肢もありますが、どの方法がベストなのかは気になるところ。そこで今回は、車を買うメリット・デメリットに触れていきながら、車の必要性についてご紹介していきます。
※目次※
・最近では、車を「買う」だけでなく「借りる」といった選択をする人も増えてきた！
・車を買うと維持費などの問題が発生するものの、より生活を豊かなものに変えてくれる！
・車の使い方次第で「借りる」と「買う」どちらがオトクかを検討しよう！
車は買うだけでなく、リースするという方法も……
近年、車に関するサービスが多様化してきています。カーリースやレンタカー、カーシェアリングといったサービスは、必要に応じて車を利用が可能です。このようなサービスを利用することで、税金やガソリン代などを最小限に抑えることにつながります。
たとえば、カーリースなら車検や税金、メンテンス費などが毎月のリース料金に含まれるため、維持費の心配をする必要がほとんどありません。また、短期間のみの利用であれば購入するよりも安く済むこと多いこともあり、定期的に利用する人もいます。
また、カーリースは「自分のものにならない」というイメージが強いですが、リース契約終了後に残価を支払うことで、そのまま自己所有物とすることもできます。このように、車を買うのではなく、車を「借りる」といった選択をする人も少なくありません。
車を買う上で考えるべき4つのポイント
自分がどのようなカーライフを送る予定なのか、よく考えてから購入する車を決めるようにしましょう。購入後どのように使用する予定なのかによって、適切なメーカーや車種が異なってくるためです。
ここからは車選びで失敗してしまうことがないよう、確実に念頭に入れておくべき4つのポイントを紹介しておきます。
①車に乗る頻度
どの程度の頻度で車に乗るかによって、適切な車種が変わります。頻繁に利用する車であれば、例えば「小回りが効くかどうか」「燃費が良いかどうか」「メンテナンスがしやすいかどうか」などを重要視して選ぶと良いでしょう。
たとえば、通勤や通学で車に乗る人は、週5日、1カ月で20日前後は運転することになります。自動車保険の場合、この頻度であれば大抵は「毎日運転している」という区分になるでしょう。
燃費が良いこと、小回りが効くことをはじめとして、利用する駐車場に合わせたサイズ感も重要になります。この場合軽自動車、コンパクトカーが選ばれやすくなっています。
一方で、休日以外ほとんど運転をしないという人もいるでしょう。週2日程度、1カ月でも10日未満という低頻度の場合、燃費はあまり重要視しなくても良いため、外見や走行性能を中心に車を選ぶこともできます。
使用頻度が低ければ劣化もしにくいですから、メンテナンスやガソリン代の維持費も安くなり、その分予算がコンパクトになりやすいといえます。
②車に乗る期間
購入後、どのくらいの期間乗る予定なのかも、車選びの重要なポイントになります。長期的に乗り続けるのであればある程度の機能性が求められるため、たとえ中古車であっても年式や走行距離を重視しなければなりません。
少なくとも今後5年間以上乗る予定があるのであれば、中古であっても未使用車や3年落ち、5年落ち程度までにするのがベストです。走行距離も、内部の消耗を考えると5万キロ以内の車を選んだ方が良いでしょう。
一方で、購入後あまり長く乗る予定がないのであれば、中古車の年式や走行距離はあまり気にしなくても大丈夫です。
新車の場合は、手離すタイミングで少しでも高く売れる車を選ぶという方法もあります。発表されたばかりのモデルや、人気のメーカーの限定デザインなどを購入しておくと、高く売れやすくて便利です。
③車に乗る人数と用途
購入後、どのような用途で使用するかも車選びの重要ポイントです。用途や乗車人数によって適切な車種が大きく異なってくるためです。1人で使用する出勤や通学目的の車であれば、小回りが利いて燃費が良い軽自動車が良いでしょう。定員が4名までとなっているため、大家族を乗せる人や荷物が大量になりやすい人には不向きです。
家族が多かったり、レジャーやスポーツに利用したりする人にはミニバンが支持されています。3列シートタイプで7～8人が乗車できる上、積載量も多いので遠出もしやすいでしょう。
アウトドア系の趣味に利用したい人であれば、SUVも人気があります。パワーがあるモデルも多いため、雪道や山道の運転にも向いているためです。
車があると生活がどう変化するか
車があることで生活がどう変化するかも、購入前によく考えておいたほうが良いポイントです。ここまでで紹介した頻度や用途、人数などにも関係してきますが、現在のライフスタイルに車が加わることで、どのようなメリット・デメリットが発生するかをシミュレーションしてみてください。
たとえば出勤や通学に使用するのであれば、時間や手間が節約できる一方で、目的地近くに新たに駐車場を確保するコストが発生します。積載量の多い車を購入すれば、レジャーやスポーツが楽しみやすくなる分、税金やメンテナンスの費用はかさむようになるでしょう。
また、どのような目的で購入しても、適切な自動車保険への加入は欠かせません。車をローンで購入すれば金利の支払いもありますし、各種維持費も発生するため費用のやり取りも計画しておきましょう。
【車は買うべきか】車を買うメリット
最近のトレンドでは、どんな商品でも「所有する」ことから「借りる」ことに変化してきています。しかし、いろいろな事情から車を買うべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。カーリースのように車を「借りる」ことはできますが、ここでは車を「買う」メリットについてご紹介します。
行動範囲が広がる
そもそも車を所有しているかいないかでは、行動できる範囲が違ってきます。都心では公共交通機関は充実しているものの、地方に一歩足を踏み入れるだけで車を持っていなければ生活が不便に感じてしまうことも少なくありません。
車を「借りる」といった選択をした場合、たしかに旅行などへ出掛けるときは不便に感じることはないでしょう。しかし、普段から所有しているわけではないため、計画性を持って行動することが求められるため、大きなデメリットに感じてしまいます。
気候に関係なく快適に移動できる
雨や雪の日など、車を持っていれば天候に左右されることなく、快適に移動することができます。公共交通機関を利用していると、どうしても駅やバス停などへ向かうためには、雨風にさらされるため、ストレスを感じやすくなるものです。
また、天候については誰かが自由に変えられるものでもありません。そのため、車を「借りる」といった選択をした場合、いつでも車を持っているわけではなく、いざ出掛けようとしたときに車がなければ、快適な移動が実現できなくなってしまいます。
緊急時でも安心
ほとんどの移動をタクシーやバスで行っているという人もいるのではないでしょうか。普段の生活であれば、公共交通機関でも問題ありませんが、子どもや家族が病気や怪我など急いで病院へ行かなければならない場合など不便に感じることもあるでしょう。
また、子どもはいつ体調を崩してしまうかわかりません。夜間診療などを受診するときは車を所有していたほうが便利です。また、リースを利用していると緊急時に対応できないこともあるため、車は「買う」といった選択をした方が良いかもしれません。
荷物が多いときに便利
最近ではインターネットで買い物をする人も少なくありませんが、やはり実店舗でのショッピングを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。しかし、大きな荷物を持って公共交通機関を利用するには抵抗がある人もいるはずです。
こんなときに車で移動していれば、誰かに迷惑をかけることなく荷物を運ぶことができます。また、車を「所有する」ことで、いつでもショッピングが楽しめるといったメリットもあります。また、車はちょっとした引越しでも利用できます。
ペットと一緒に出掛けられる
「自宅でペットを飼っているから外出しにくい……」といった悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。ケースに入れれば公共交通機関を利用することはできますが、やはり周りの目を気にして使いにくいという人も少なくありません。
車なら、誰の目を気にすることなくペットと一緒にドライブや旅行をすることができます。また、カーリースではペットの同乗について規制しているところはほとんどありませんが、ペットの汚れやニオイがつくことで追加料金が発生することもあります。
【車は買うべきではない？】車を買うデメリット
とは言っても、都市部に住んでいれば車を持たない生活に不便を感じていない人もいるのではないでしょうか。デメリットを考えると、車を買うべきではないと思ってしまうかもしれません。では、車を買うことでどのようなデメリットが生じてしまうのか、それぞれの理由について詳しくご紹介します。
維持費がかかる
車を所有することで生じる一番のデメリットは維持費の問題です。車は購入費用以外にも、税金やガソリン代、保険料、駐車場代など、毎月さまざまな費用が必要になります。
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スズキ ワゴンR |
マツダ デミオ |
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税金 |
21,600円 |
69,000円 |
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ガソリン代 |
86,900円 |
106,400円 |
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任意保険 |
75,940円 |
95,080円 |
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駐車場代 |
8,000円 |
8,000円 |
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2年合計 |
192,440円 |
278,480円 |
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毎月 |
8,018円 |
11,139円 |
上図は、ボディタイプ別にかかる維持費を表したものです。どちらの場合も月々1万円前後程度となっていますが、やはり購入費用のことを考えると、かなりの投資をしなければならず、大きくデメリットと感じてしまうかもしれません。
手間がかかる
車を所有するためには、定期的にメンテナンスや車検を受ける必要があります。最近ではこのような整備・点検に時間をとられなくなったものの、どうしても休みの日を車のために充てなくてはいけないことも出てきてしまいます。
もともと車が趣味のひとつという人であれば、それほど苦痛に感じることはないかもしれません。しかし、生活の利便性を向上するといった目的で車を所有していると、メンテナンスや車検などに時間をかけたくない人もいるはずです。
このように、車は手間がかかるという理由から、買うべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。また、ガソリンスタンドなどで定期的に洗車をしなければ汚れていく一方です。ちょっとした手間がかかってしまうのもデメリットのひとつです。
車のリースのメリット、デメリット
カーリースを利用することで、車を購入するデメリットを解消につながるかもしれません。たとえば、車検や税金、メンテナンス費といった維持費が毎月のリース料金にすべて含まれています。そのため、突然の大きな出費がなくなり、管理がしやすくなります。
また、車を所有するには、定期的なメンテナンスは必要不可欠です。しかし、カーリースならプランによってはメンテナンス費用が含まれていることがあります。点検やメンテナンス時にはお知らせがくるため、自分で管理する必要がなくなります。
逆に、カーリースでは注意すべきポイントもいくつかあります。万が一、大きな事故を起こした場合は強制的に中途解約となります。そうなれば、まだ支払っていないリース料などをまとめて支払うことになるため、場合によっては大きなお金が必要です。
他にも、カーリースでは走行距離が事前に設定されていたり、借りている期間に対して割高になったりします。上限の走行距離を短くした方がリース料は安くなりますが、必ずしも気軽に利用できるわけではありません。毎月の走行距離が多い人は購入した方がお得になるでしょう。
車の購入とリースのコスト比較
リースにはさまざまなメリットが期待できますが、購入する場合と比較して、どの程度のコスト差が出るのでしょうか。今回は乗車年数が経過するごとに、リースとどのくらいコスト差が生まれるのかをご紹介します。
ある大手カーリース業者で、トヨタのシエンタをリースしたと仮定します。新車として購入する場合、消費税や各種初期費用を含めると1,876,076円です。メーカーオプション等は追加していない最低限の価格です。
一方で、カーリースの料金は契約年数が長くなるほど、月々の負担額も安くなる仕組みです。乗車年数を「1年」「5年」「9年」に分類して、それぞれの金額を比較していきます。
1年間乗った場合
まずは1年間乗った場合の、新車購入とカーリース価格を比較してみましょう。新車で購入する場合、毎月の支払額は156,340円になります。カーリースの場合、毎月の支払額は77,004円です。
カーリースの方が、半額以下の安さに収まっているのが分かります。更に、カーリースの方には契約期間中の自動車税や自動車重量税、各種保険料が含まれています。トヨタのシエンタの場合、自動車税は30,500円、自動車重量税は5,600～7,500円です（ガソリン車の場合）。
エコカー減税が対象の車種であれば、購入時の自動車重量税は割引になります。燃費性能に優れていれば環境性能割も割安になりますが、これに各種保険やメンテナンスの費用が加わるため、1年契約であればまずカーリースの方がお手軽だといえるでしょう。
5年間乗った場合
続いて、5年間乗った場合の新車購入とカーリース価格を比較してみましょう。新車で購入する場合、毎月の支払額は31,267円です。カーリースの場合、毎月の支払額は31,644円になります。金額面だけで見ると、5年間乗った時点で、新車購入とカーリースがほぼ同額になるのがわかります。
ただし新車購入の場合、利用するカーローンによっても月々の負担額は変動します。頭金を用意していたり、金利の低いカーローンを利用していたりする場合、上記よりも更に安くなる可能性はあるでしょう
一方で、カーリースも5年間契約となると月々の支払額は安くなります。加えて、カーリース料は自動車税や自動車重量税、各種保険料もすべて含めた金額となっているというメリットがあります。
このように5年間契約の場合、額面であれば新車購入もカーリースも同程度になる一方で、個人の条件次第ではどちらかの方がオトクになる場合があります。自分の条件を考え、総合的な判断が必要になるタイミングでしょう。
9年間乗った場合
最後に、9年間乗った場合の新車購入とカーリース価格を比較してみましょう。新車で購入する場合、毎月の支払額は17,371円です。カーリースの場合、毎月の支払額は25,596円になります。9年間間乗り続ければ、額面上ではカーリースよりも新車購入の方が安くなることがわかります。
一方で、カーリースの月々の支払額も安くなっています。大手のカーリース業者の場合、契約年数的に9年間は最長です。加えてカーリースの場合は、毎月の支払額に車検代も含まれています。
新車購入の場合、9年間乗っているうちに車検や修理、メンテナンスなどのさまざまな費用が追加で発生しますが、カーリースの場合はそれがありません。一方で、カーリースは契約期間が終了したあと、当初設定残価に満たなければ差額の追加支払いが発生します。
9年間という長期的な使用を考えている場合は、こういった特徴も把握した上で、自分に適切な方を選択するべきでしょう。
【結論】長期的に使用するなら車は買うべき！
カーリースでは、契約終了後に残価を支払うことにより、車を自分の所有にすることができます。そのため、車を買うべきか迷っていれば、まずはカーリースを利用してから、車を購入するかどうかの判断をするという人も少なくありません。
しかし、実際には最終的にカーリースの車を買うのであれば、最初から車を購入するのに比べて、トータルでの支払総額は高くなることがほとんどです。なぜなら、契約期間中に発生する税金やメンテナンスといった費用にも金利がかかるからです。
そのため、車を長期的に使用したいと考えているのであれば、最初から購入するといった選択をした方が良いかもしれません。車を所有することで得られるメリットは少なくありませんので、少しでも迷っているなら、前向きに検討してみましょう。
中古車の購入ならネクステージにお任せ！
少しでも車にかかる費用を抑えたいと考えているなら、中古車の購入をおすすめします。中古車販売店のネクステージなら数多くの中古車を取りそろえているため、賢くそしてお得にお気に入りの一台を購入することができます。
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まとめ
車を買うべきかどうかを悩んでいる人もいるのではないでしょうか。最近では、車を「買う」よりも「借りる」といった選択をする人も少なくありません。しかし、車を所有することでさまざまなメリットが得られ、生活をより豊かなものへと変えてくれます。
中古車販売店のネクステージでは、お客さま一人ひとりが安心してお気に入りの一台をお探し＆購入できるような環境づくりを心掛けております。少しでも欲しいなと感じた車がありましたら、お気軽に店舗まで足をお運びください。
