国産コンパクトハイブリッド車の特徴とは?ラインアップをメーカー別に紹介
車にはさまざまなボディタイプがありますが、コンパクトカーは毎日の買物や送迎に重宝します。一方で国内メーカーの多くは最新のハイブリッドシステムを搭載したモデルを販売しており、どの車種が適しているのか迷うという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、国産コンパクトハイブリッドのラインアップをメーカー別にご紹介します。新車や中古車の相場も紹介しており、一読すれば自分に合ったモデルを見つけやすくなるでしょう。
※目次※
・国産コンパクトハイブリッドには小回りの利くサイズと優れたハイブリッド性能という2つの特徴がある。
・国産コンパクトハイブリッドはエンジンとモーターを動力源としており、シーンに合わせて動力を使い分けられる。
・国産コンパクトハイブリッドをお得に購入したいなら中古車がおすすめ。ネクステージは高品質の車両を豊富に取りそろえており、車選びがしやすい。
国産コンパクトハイブリッドの特徴
車を購入する際にはライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。国産コンパクトハイブリッドの購入を検討する場合、あらかじめ特徴を理解しておくとよいでしょう。
国産コンパクトハイブリッド車にはボディサイズとハイブリッド性能という2つの特徴があります。ここでは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
運転しやすいサイズ
1つ目の特徴は運転しやすいサイズです。運転席からボンネットまでの長さが短く、狭い路地を通るときでも、スムーズに走行できます。車の幅や長さを感覚的に把握しやすく、縦列駐車や狭い車庫への駐車でもストレスを感じにくいでしょう。
国内で販売されているコンパクトカーは小型四輪自動車に分類されており、全長が約4.7m以下、全幅が約1.7m以下、全高が2m以下のサイズです。軽自動車よりもゆとりのあるデザインになっており、運転席の居住性が確保されています。
優れたハイブリッド性能
2つ目の特徴は優れたハイブリッド性能です。経済産業省では「2030年度燃費基準」を策定しており、国内メーカーでは基準を満たした国産コンパクトハイブリッド車の生産に力を入れています。
「2016年度実績値」では19.2km/Lを設定していましたが、「2030年度燃費費基準」では25.4km/Lに変更されました。燃費の算定には、原油を掘る井戸から車輪までのエネルギー効率を図るという「Well-to-Wheel」という考え方が導入されています。世界に先んじて新しい算定方法を採用しており、高いハイブリッド性能を期待できるでしょう。
国産コンパクトハイブリッドの燃費性能
燃費とは車のエネルギー効率のことであり、1Lでどのくらいの距離を走れるのかという基準です。数値の高い車は1Lあたりの走行距離が長くなるため、低燃費の車であると言えます。
燃費性能が高ければ毎月の維持費を抑えられるため、購入前にチェックしておくとよいでしょう。ここでは、国産コンパクトハイブリッドの燃費について見ていきます。
国産コンパクトハイブリッドの燃費はどのくらい?
はじめに国産コンパクトハイブリッド車の燃費性能を見ていきましょう。2022年3月における上位10車種の燃費は以下の通りです。
車種名 |
燃費(WLTCモード) |
ヤリス |
36.0km/L |
アクア |
35.8km/L |
カローラスポーツ |
30.0km/L |
ノート |
29.5km/L |
フィット |
29.4km/L |
ノートオーラ |
27.2km/L |
CT |
23.9km/L |
ヤリスにはガソリンモデルとハイブリッドモデルの2種類がありますが、燃費性能はガソリンモデルが19.6km/L~21.6km/Lに対してハイブリッドモデルは35.4km/L~36.0km/Lとなっています。
他の国産コンパクトハイブリッドについても高い燃費性能が備わっており、低燃費での走行が可能です。燃料費を抑えられるため、定期的に車を利用する方やロングドライブを楽しむ方に向いています。
国産コンパクトハイブリッドの燃費性能が高い理由
国産コンパクトハイブリッドの動力源はエンジンとモーターです。加速時や定常走行のときはエンジンを使用しており、減速時や停止時にはモーターを使っています。モーターの使用によって燃料の消費量が抑えられるため、低燃費での走行が可能なのです。
一般的に重量の軽い車は燃費性能が高い傾向にあります。コンパクトカーは他のボディタイプに比べると車体が軽いため、燃費性能は高いでしょう。国産コンパクトハイブリッドは低燃費の車の購入を検討している方におすすめです。
国産コンパクトハイブリッドの維持費
維持費とは車に乗り続けるときにかかる費用のことです。維持費はボディサイズや排気量などによって費用が変わるため、車を購入する際には年間でどのくらいの維持費がかかるのかをシミュレーションしておくとよいでしょう。
ここでは、国産コンパクトハイブリッドにかかる維持費や税金の優遇についてご紹介します。購入の際の参考にしてください。
国産コンパクトハイブリッドにかかる維持費
国産コンパクトハイブリッドを購入したときにかかる維持費として以下の4つがあります。
・税金
・保険料
・メンテナンス費用
・自動車走行関連費用
維持費としてかかる税金は自動車税と自動車重量税です。このうち、自動車重量税は車検証の交付を受ける際に納税します。自動車税は総排気量によって金額が異なり、1L以下の車両は2万5,000円、1L超で1.5L以下の車両は3万500円です。
保険料には自賠責保険と任意保険があり、自賠責保険は車検証の交付の際に支払わなければなりません。自動車走行関連の費用は燃料代や駐車場代などです。
ハイブリッド車には税金の優遇がある
国土交通省では排出ガスや燃費に関する一定の基準を定めており、基準を満たした車両については「エコカー減税」、「環境割性能」、「グリーン化特例」の3つの制度により税金の優遇が受けられます。
エコカー減税は排出ガス性能や燃費性能の優れた車両に対して、自動車重量税が軽減される制度です。車両の性能に応じて、初回や2回目の車検時における自動車重量税の納税額が変わります。
国産コンパクトハイブリッドの中にはエコカー減税の対象になっている車種もあるため、維持費を抑えたい方は税金の優遇が適用されるか確かめておきましょう。
国産コンパクトハイブリッドの各メーカーのラインアップ
車選びをする際には、各メーカーで販売している国産コンパクトハイブリッドのスペックを確かめておくとよいでしょう。車種ごとにスペックが異なっており、ライフスタイルによって適切な車種が変わるからです。
ここでは、国産コンパクトハイブリッドの各メーカーのラインアップをご紹介します。サイズ、燃費性能、新車販売価格は2022年3月時点での情報です。
レクサスのコンパクトハイブリッド
レクサスではCTのみのラインアップとなっています。CTはレクサスブランドとして初めてのCセグメントのコンパクトハイブリッド車です。上質でスタイリッシュなデザインと優れた環境性能を持つハイブリッド性能を融合させています。CTの基本スペックは以下の通りです。
車種 |
サイズ |
燃費(WLTCモード) |
新車販売価格 |
CT |
4,355mm×1,765mm×1,450mm~1,460mm |
21.3km~23.9km |
386万9,000円~488万1,000円 |
CTには予防安全パッケージの「Lexus Safety System +」を採用しており、先進の技術を取り入れた高い安全性が備わっています。さまざまなシーンで快適な走りを楽しめるでしょう。
(参考:『レクサスの中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタのコンパクトハイブリッド
トヨタで販売されているコンパクトハイブリッド車はヤリス、アクア、カローラスポーツの3車種となっています。各車種の基本スペックは以下の通りです。
車種 |
サイズ |
燃費(WLTCモード) |
新車販売価格 |
ヤリス |
3,940mm×1,695mm×1,500mm~1,515mm |
35.4km/L~36.0km/L |
199万8,000円~252万2,000円 |
アクア |
4,050mm×1,695mm×1,485mm~1,505mm |
33.6km/L~35.8km/L |
198万円~259万8,000円 |
カローラスポーツ |
4,375mm×1,790mm×1,460mm |
25.6km/L~30.0km/L |
248万8,000円~284万1,000円 |
上記の車種の中で、アクアはハイブリッド専用コンパクトカーとして販売しています。バイポーラ型ニッケル水素電池を世界で初めて採用しており、高出力での走行が可能です。
(参考:『トヨタの中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
▼こちらの記事もおすすめ
ホンダのコンパクトハイブリッド
ホンダで販売しているコンパクトハイブリッド車はフィットとヴェゼルの2車種となっています。各車種の基本スペックは以下の通りです。
車種 |
サイズ |
燃費(WLTCモード) |
新車販売価格 |
フィット |
3,995mm~4,090mm×1,695mm~1,725mm×1,515mm~1,565mm |
23.2km/L~29.4km/L |
199万7,600円~286万6,600円 |
ヴェゼル |
4,330mm×1,790mm×1,580mm~1,590mm |
22.0km/L~25.0km/L |
265万8,700円~329万8,900円 |
ホンダでは「e:HEV」と呼ばれるハイブリッドシステムを採用しており、モーターの出力が大きいという特徴があります。EV走行の領域が広いため、あらゆるシーンにおいて低燃費の走行が可能です。
(参考:『ホンダの中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
▼こちらの記事もおすすめ
日産のコンパクトハイブリッド
日産で販売しているコンパクトハイブリッドはノートとオーラの2種類となっています。各車種の基本スペックは以下の通りです。
車種 |
サイズ |
燃費(WLTCモード) |
新車販売価格 |
ノート |
4,045mm×1,695mm×1,505~1,520mm |
23.8km/L~29.5km/L |
202万9,500円~262万9,000円 |
オーラ |
4,045mm×1,735mm×1,525mm |
22.7km/L~27.2km/L |
261万300円~296万7,800円 |
日産では「e-POWER」と呼ばれる独自のハイブリッドシステムを採用しています。ガソリンエンジン、インバーター、発電機、大出力のモーターで構成されており、モーターのみでの駆動が可能です。バッテリーによる電力に加えて、ガソリンエンジンで発電した電力を使うことで電気自動車のような滑らかな走りを楽しめます。
(参考:『日産の中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱のコンパクトハイブリッド
三菱で販売しているコンパクトハイブリッドはデリカD:2カスタムの1種類となっています。基本スペックは以下の通りです。
車種 |
サイズ |
燃費(WLTCモード) |
新車販売価格 |
デリカD:2 |
3,790mm×1,645mm×1,745mm |
22.4km/L |
188万3,200円~224万2,900円 |
デリカD:2は低回転から力強いトルクを発揮できるマイルドハイブリッドシステムを採用しています。減速時にはエネルギーの回生をするため、低燃費での走りが可能です。
安全面においては「三菱e-Assist」を採用しており、設定した車間距離を保ったまま加速や減速などができます。
(参考:『三菱の中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツのコンパクトハイブリッド
ダイハツで販売しているコンパクトハイブリッドはロッキーの1種類となっています。基本スペックは以下の通りです。
車種 |
サイズ |
燃費(WLTCモード) |
新車販売価格 |
ロッキー |
3,995mm×1,695mm×1,620mm |
28.0km/L |
211万6,000円~236万7,900円 |
ロッキーはモーターのみで走行する「e-SMART HYBRID」というハイブリッドシステムを採用しています。シーンに合わせてエンジンとモーターの配分を変えることで、滑らかで力強い走りが可能です。
また、ロッキーには予防安全機能の「スマートアシスト」を搭載しており、事故を未然に防いだり事故が発生した場合でも被害を最小限に抑えたりできます。
(参考:『ダイハツの中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキのコンパクトハイブリッド
スズキで販売しているコンパクトハイブリッドはイグニス、クロスビー、スイフト、ソリオの4種類となっています。各車種の基本スペックは以下の通りです。
車種 |
サイズ |
燃費(WLTCモード) |
新車販売価格 |
イグニス |
3,700mm×1,660mm~1,690mm×1,605mm |
19.0km/L~19.8km/L |
150万1,500円~193万9,300円 |
クロスビー |
3,760mm×1,670mm×1,705mm |
17.0km/L~18.2km/L |
180万5,100円~225万1,700円 |
スイフト |
3,845mm~3,855mm×1,695mm×1,500mm~1,525mm |
19.6km/L~23.0km/L |
163万3,500円~214万600円 |
ソリオ |
3,790mm×1,645mm×1,745mm |
17.8km/L~19.6km/L |
176万7,700円~214万8,300円 |
スイフトにはハイブリッドシステムを採用しており、エンジン出力にモーター出力が加わることで力強い走りを楽しめます。一方でイグニス、クロスビー、ソリオにはマイルドハイブリッドシステムを搭載おり、減速エネルギーを利用した発電が可能です。
(参考:『スズキの中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
国産コンパクトハイブリッドの相場
コンパクトで小回りの利くコンパクトハイブリッドは人気があります。各メーカーでさまざまな車種を販売していますが、販売価格はまちまちです。購入を検討する際には、販売価格の相場を把握しておくのがよいでしょう。
ここでは、2022年3月の時点における新車販売価格と中古車販売価格の相場をご紹介します。購入の際の参考にしてください。
新車販売価格の相場
国産コンパクトハイブリッドの新車販売価格の相場は、150万1,500円~488万1,000円が目安です。
新車の魅力は満足度の高さです。最初のオーナーとして車を利用できるため、優越感を感じられるでしょう。また、予算や好みに合わせてメーカーオプションやディーラーオプションを付けられるというのも魅力です。
一方で新車は中古車よりも価格が高く、予算が限られている方には選択肢が限られてしまいます。車種によっては納期までに時間がかかることがあり、場合によっては1カ月~2カ月待たなければなりません。
中古車販売価格の相場
ネクステージでの国産コンパクトハイブリッドの中古車販売価格は25万9,000円~389万9,000円です。
国産コンパクトハイブリッドの新車販売価格は150万円以上しますが、中古車なら100万年以下での購入が可能です。初期費用をできるだけ抑えたい方や上級グレードを安く購入したい方は中古車の購入を検討しましょう。
また、中古車は同じ車種でも走行距離、年式、ボディカラーなどによって価格が変わります。選択肢が多いため、自分好みの車種を見つけたい方にもおすすめです。
(参考:『コンパクトカーの中古車一覧 |新車・中古車の【ネクステージ】』)
国産コンパクトハイブリッドを購入するならネクステージへ
中古車販売店は全国にありますが、信頼の置ける販売店で購入しましょう。販売店の中には現車のない状態で販売していたり低品質の車両を取り扱っていたりするケースもあるからです。購入後のトラブルを防ぐには販売店選びを慎重に行いましょう。
安心して車選びをしたい方はネクステージがおすすめです。ここでは、ネクステージの2つの魅力についてご紹介します。
豊富な在庫からお気に入りの一台が見つかる
2022年3月時点におけるネクステージの店舗数は194です。北海道から沖縄県にまで店舗があり、全国に約2万台の在庫を用意しています。人気のグレードから手に入りにくいレアなモデルまで取り扱っており、好みの1台を見つけやすいでしょう。
ネクステージでは全国の店舗にある車両のお取り寄せが可能です。遠方の店舗で展示している車両を最寄りの店舗で確かめられます。ネクステージは豊富な在庫数の中から車選びをしたい方におすすめです。
高品質の中古車のみを取り扱い
ネクステージでは、中古車に関する専門的な知識や技術を有したスタッフをそろえています。品質の高い車両のみを販売しており、骨格に問題のある修復歴車やトラブルが起こりやすい水没車は取り扱っていません。徹底した品質管理を心掛けているため、集中して車選びができるのです。
納車時には国家資格を有したメカニックスタッフが整備に当たります。確かな技術でチェックをしており、安心して新しいカーライフを迎えられるのです。
まとめ
国産コンパクトハイブリッドには、運転しやすいサイズや優れたハイブリッド性能などの特徴があります。燃料費を抑えた走りが可能なため、毎月の維持費を抑えられるでしょう。
各メーカーでは魅力的なコンパクトハイブリッドを販売しています。各車種のスペックを比較しながら、ライフスタイルに合った1台を見つけましょう。ネクステージでは高品質な車両を豊富に取りそろえており、安心して車選びができます。中古車をお探しの方はネクステージにご相談ください。