インサイトは優れた燃費性能を持つハイブリッドカー!歴代モデルの特徴を紹介
インサイトは1999年に発売されたホンダ初のハイブリッドカーです。生産終了までに2回のフルモデルチェンジを実施しており、それぞれのモデルで異なるデザインを採用しました。
ハイブリッドカーをお探しの方の中には、インサイトについて詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、インサイトの特徴や歴史について紹介します。ネクステージでの中古車販売価格もまとめましたので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
<目次>
・インサイトはホンダで初めてとなるハイブリッドカー。歴代モデルで乗車定員やエクステリアデザインが異なる
・最終モデルでは4つのグレードがラインアップ。上質のインテリアデザインや優れた燃費性能が特徴
・インサイトの中古車を購入するならネクステージがおすすめ。遠方の店舗からのお取り寄せに対応しており、お気に入りの1台がきっと見付かる!
インサイトはホンダで初となるハイブリッドカー
車名のインサイトには、洞察力や眼識という意味が含まれています。ハイブリッド車の本格的な普及を見越して、その名前が選定されました。
インサイトはこれまでに3代のモデルを販売していましたが、2022年8月末で国内生産を終了します。ここでは、インサイトの概要について見ていきましょう。誕生までの流れや生産終了の経緯について解説します。
「ホンダIMAシステム」を採用
世界初の量産型ハイブリッドカーであるトヨタ・プリウスが発売されたのは1997年です。プリウスの対抗馬として開発されたインサイトは、プリウスの登場から約2年後に発売されました。
インサイトにはホンダが独自で開発したIMAと呼ばれるハイブリッドシステムが採用されます。先進的なデザインと軽さを特徴としており、幅広い走行状況で安定した走りを可能にしました。
停車時にはエンジンが自動的にストップするオートアイドルストップシステムを搭載しており、環境性能や燃費性能も意識されました。
2022年に生産終了
2018年には3代目モデルが登場しており、2020年にはマイナーモデルチェンジが実施されました。一方で販売台数は予想を下回り、思うような成功を収められませんでした。現状に対する対応として、車種の廃止を決定したようです。
インサイトの廃止に伴い、後継モデルとして登場したのはシビックのハイブリッドモデルです。2022年7月には2.0エンジンと電気モーターを組み合わせたe:HEVモデルが発売されました。ただし、ボディ形状はインサイトと異なり、ハッチバックを採用しています。
インサイトの歴史を思い起こそう
インサイトは23年間で3代のモデルを販売しました。各モデルは「ファストバックスタイルを持った前輪駆動のハイブリッド専用車」ということだけが共通点であり、各世代でデザインが大きく異なります。
時代に合わせてスタイルを変えることで環境への配慮や燃費効率の向上などが図られました。ここでは、インサイトの歴代モデルの特徴や基本スペックを紹介します。
1999年9月:初代モデルが誕生
初代モデルが登場したのは1999年9月です。優れた燃費性能が備わったパーソナルハイブリッドカーとして販売されました。
エクステリアデザインは、空力性能を意識したスポーティなスタイリングが特徴です。新骨格のアルミボディを取り入れており、低燃費に加えて高い剛性と衝突安全性が備わっています。
乗車定員は2名です。必要最低限の荷物のみ積載できるラゲッジスペースが設けられており、実用性よりも燃費性能を優先したパッケージングが採用されました。
2009年2月:2代目モデルを発売
2代目モデルが登場したのは2009年2月です。「新時代コンパクトスタンダード」をコンセプトに掲げており、コストパフォーマンスが意識されています。
インテリアでは乗車定員の見直しが図られており、2人乗りから5人乗りに変更されました。エクステリアでは「エアロアスリート」がテーマに掲げられており、スポーティなセダンタイプに変わっています。
搭載されているパワートレインは新設計薄型DCブラシレスモーターと1.3Lのガソリンエンジンです。1.5Lクラスと同等の加速性能が備わっているのが特徴です。
2018年12月:3代目モデルが登場
3代目モデルは2018年12月に発売されました。「シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマ」をテーマに掲げており、高い燃費効率と環境への配慮を意識しながら優れた走行性能を融合させています。
エクステリアデザインは大幅な変更を加えており、クーペからセダンへスタイルが変更されました。
ホンダが独自で開発したハイブリッドシステムである「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載しており、上質な走りと優れた燃費性能が備わっています。
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インサイトの特徴をチェックしておこう
インサイトは2020年に最後のマイナーモデルチェンジを実施しており、専用装備や新グレードの追加などが設定されました。バリエーションが増えたことにより、ユーザーの好みやニーズに合わせた車選びが可能になっています。
ここでは、エクステリアデザインや走行性能など、インサイトの最終モデルを中心に4つの特徴をまとめました。
細部までこだわったエクステリアデザイン
最終モデルでは最高の技術や情熱が注ぎ込まれており、品格あるデザインが追求されました。
繊細に編み出されたホイールの造形、緻密に計算されたボディの曲線など、細部のデザインにもこだわっています。
フロントグリルについては、美しい金属の輝きが強調されました。鋭い光を反射させる側面と、鈍い光沢を放つ側面という、対照的な光の表情を組み合わせています。
最終モデルのボディカラーは全部で8色です。プラチナホワイト・パールやスーパープラチナグレー・メタリックなど、5つの有料色が設定されました。
上質な乗り心地を意識したインテリア
最終モデルでは、シンプルな中にも魅力的な色気を感じさせる美しさを追求しています。助手席の前方には、ミシン目のアングルにまでこだわったソフトパッドが取り付けられました。
フロントシートは包み込むようなデザインになっており、快適性が保たれています。一方でリアシートは、ゆとりのあるデザインによる「おもてなしの空間」が追求されました。
機能性にも優れており、運転席と助手席に3段階で温度調節ができるシートーヒーターや体格に合わせて細かく調整できるパワーシートなどが標準搭載です。
快適で安心なドライブをサポートするホンダセンシングを採用
最終モデルでは、優れた衝突安全性能が備わったボディが採用されました。対向車両や歩行者の安全性にも配慮がなされており、ダメージを軽減するための工夫が凝縮されています。
2019年度の自動車アセスメントでは「衝突安全性能評価ファイブスター賞」を獲得しており、高い安全性が評価されました。
最終モデルでは、先進の安全運転支援システムである「ホンダセンシング」が標準搭載です。事故を未然に防ぐことを目的としており、運転状況や周囲の状態をレーダーやカメラを用いて危険を察知する機能などが搭載されています。
心地よい走りと燃費性能の両立
最終モデルでは、発電用モーターと駆動用モーターが装備されました。2つのモーターの連携によって、素早い加速と静かな走行を実現しています。
燃費性能に関しては、3つの異なるモードを備えたハイブリッドシステムが導入されました。EVモードでは、電動モーターのみを使用して静かに走行します。ハイブリッドモードではパワフルな走行、エンジンモードでは、燃料消費を抑えた走行が可能です。状況に合わせて自動的で切り替わり、最適な走行性能と燃費効率を提供します。
グレード |
WLTCモードによる燃料消費率 |
LX |
28.4km/L |
EX |
25.6km/L |
EXブラックスタイル |
24.4km/L |
EXプライムスタイル |
25.6km/L |
(参考:『インサイト(ホンダ)の燃費情報』)
インサイトの4つのグレードの基本仕様を確かめよう
インサイトの最終モデルでは、4つのグレードが用意されました。個々のニーズが好みに合わせた選択が可能です。
インサイトの購入計画を立てるときは、グレードごとの違いを把握しておくとよいでしょう。搭載されている装備や燃料消費率はグレードごとに異なるからです。ここでは、各グレードの特徴や基本スペックを紹介します。
LX
LXはインサイトのスタンダードグレードです。機能面では上級グレードのEXと同じ内容になっており、内外装のデザインが異なっています。
「ホンダセンシング」をはじめとした安全装備、指先でシフト操作ができるエレクトリックギアセレクターなどが標準装備です。燃費の面では他のグレードよりも優れています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,675mm×1,820mm×1,410mm |
総排出量 |
1.496L |
最高出力(エンジン) |
80kW |
最大トルク(エンジン) |
134N・m |
最高出力(モーター) |
96kW |
最大トルク(モーター) |
267N・m |
EX
EXはインサイドの上級グレードです。機能面についてはLXと変わりません。ただし、スタイリッシュなデザインのトランクスポイラー、力強さを強調したLEDフォグランプなどが装備されています。
LXは16インチのアルミホイールが標準装備です。一方でEXは17インチのアルミホイールを採用しています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,675mm×1,820mm×1,410mm |
総排出量 |
1.496L |
最高出力(エンジン) |
80kW |
最大トルク(エンジン) |
134N・m |
最高出力(モーター) |
96kW |
最大トルク(モーター) |
267N・m |
EXブラックスタイル
EXブラックスタイルはEXの最上級グレードです。ブラックを基調としたスポーティなデザインになっています。
インテリアでは、ブラックのコンビシートやルーフライニングなどが標準装備です。エクステリアでは、専用のフロントグリルやリアバンパーロアーガーニッシュなどが搭載されています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,675mm×1,820mm×1,410mm |
総排出量 |
1.496L |
最高出力(エンジン) |
80kW |
最大トルク(エンジン) |
134N・m |
最高出力(モーター) |
96kW |
最大トルク(モーター) |
267N・m |
EXプライムスタイル
EXプライムスタイルは、2020年にマイナーモデルチェンジで追加されたグレードです。EXをベースにしたグレードで、アイボリーを基調とした専用インテリアになっています。
エクステリアでは、専用のメッキフロントグリルやメッキリアバンパーロアーガーニッシュなどが標準装備です。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,675mm×1,820mm×1,410mm |
総排出量 |
1.496L |
最高出力(エンジン) |
80kW |
最大トルク(エンジン) |
134N・m |
最高出力(モーター) |
96kW |
最大トルク(モーター) |
267N・m |
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インサイトの売買価格を見ておこう
中古車を購入する際、販売価格のチェックは非常に重要です。事前に販売価格を把握することで、自分が設定した予算に合っているかを確かめられます。購入計画を立てる上で欠かせないステップのひとつです。
無理なく予算内で購入を進めるなら、将来の経済的な安定につながるでしょう。ここでは、インサイトの中古車販売価格や買取相場を紹介します。
インサイトの中古車販売価格
2023年8月時点におけるネクステージでの中古車販売価格は29万9,000円~241万9,000円です。330万円以上の新車販売価格を設定していたインサイトでしたが、現在では50万円以下で販売している車両があります。歴代モデル別の中古車販売価格は以下の通りです。
モデル |
中古車販売価格 |
2代目モデル |
29万9,000円~51万9,000円 |
3代目モデル |
241万9,000円 |
(参考:『インサイト(ホンダ)の中古車一覧』)
最終モデルである3代目モデルの場合、200万円台で手に入れられます。一方で2代目モデルには100万円以下での購入が可能です。中古車なら予算に合わせて好みのモデルを選べます。
インサイトの買取相場
ネクステージにおける2023年8月時点での買取相場は9,000円〜263万9,000円です。買取価格は車両のコンディションをはじめ走行距離や年式によって変動しますが、インサイトなら200万円以上の高価買取も期待できます。ネクステージにおける過去のインサイトの買取例は次の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取相場 |
EX |
2021年式 |
8,245 km |
263万9,000円 |
EX |
2020年式 |
2万1,468km |
238万9,000円 |
EXブラックスタイル |
2019年式 |
3万5,699km |
228万9,000円 |
EXブラックスタイル |
2019年式 |
3万1,858km |
243万9,000円 |
EX |
2018年式 |
2万4,312km |
228万9,000円 |
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インサイトの購入ならネクステージがおすすめ!
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また、納車前の点検では国家資格を持ったメカニックが整備しているので、万全の状態で新しいカーライフを始められます。
まとめ
インサイトはホンダ初のハイブリッド車として、多くのユーザーからの支持を得てきました。高い走行性能を優れた燃費性能が備わっており、さまざまなシーンで快適な走りを楽しめます。
インサイトは生産終了しており、中古車でのみ購入可能です。ネクステージではインサイトをはじめ、魅力的な中古車を豊富に取りそろえています。
他店舗からのお取り寄せにも対応しているため、ニーズや好みに合わせた車選びが可能です。インサイトの中古車をお求めの方は、ぜひネクステージにご相談ください。