2021年新型登場のレクサスNXが更なる改良で進化した！
NXは、レクサスのグローバルコアモデルとして人気の高い車です。2021年10月には新型となる2代目モデルが誕生しましたが、どのような特徴があるのでしょうか。
この記事では、新型レクサスNXの内外装、パワートレイン、安全性能などさまざまな面から特徴を紹介します。最後まで読むことで、新型NXが初代からどのように変わったのか理解できるでしょう。
※目次※
1.2021年のフルモデルチェンジで新型になったレクサスNX
・NXは2021年10月に新型モデルへとモデルチェンジした。
・2代目NXにはレクサス初採用となるPHEV、より高い快適性を味わえるバージョンLなど8つのグレードが設定されている。
・新車価格は450万円以上。予算が付かない場合は、初代モデルなども選択できる中古車をチェックしよう。
2021年のフルモデルチェンジで新型になったレクサスNX
NXの初代モデルが誕生したのは、2014年7月で、誕生して以来、進化を続けてきました。2021年10月には、先進技術や走りを刷新した2代目モデルが発表されました。ここでは、初代モデルから新型モデルまでの特徴をチェックしましょう。
2014年に登場したコンパクトクロスオーバーSUV
2014年7月、レクサスでは初となるコンパクトクロスオーバーSUV「NX」を販売します。初代NXは「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトとして開発されました。SUVらしい力強さと高い走行性能を兼ね備えた車です。
例えば、センタークラスターのフレームです。金属の質感を用いるなど、使用素材からスポーツギアを感じられます。
新開発のターボエンジン、マニュアル感覚でシフトチェンジができるシーケンシャルシフトマチックが採用されているのも特徴です。
2021年に2代目となる新型NXが登場
2代目NXへフルモデルチェンジされたのは、2021年10月です。2代目NXは「Vital×Tech Gear」をコンセプトに開発されました。先進技術、デザイン、走りを刷新することで、次世代レクサスの幕開けを象徴しています。
タイヤは235/50R20または235/60R18へと大径化しました。トレッド幅が拡大したことで、ダイナミックな骨格を実現しています。アルミホイールデザインは6種類から選べる点も魅力です。
2023年には改良モデルが発売
2023年3月の一部改良では、ボディ剛性の強化、サスペンションセッティングの最適化が行われました。具体的にはラジエーターサポート周辺の剛性強化、リアサスペンションメンバープレース追加、コイルスプリング・EPSのチューニングなどです。
よりラグジュアリーなインテリアにすべく、グローブボックスやドアトリム、コンソールサイドパネル（助手席側）にインテリアテーマカラーを配色しています。この他、安全性能がアップした点も特徴です。
新型になった2代目NXの特徴とは？
NXの初代モデルは、90以上の国と地域で約100万台販売されてきました。2代目は、先進技術、走行性能、デザインを刷新したグローバルコアモデルとして誕生します。2代目にフルモデルチェンジされたNXはどのような特徴があるのでしょうか。
レクサス初のPHEVを導入
レクサスは2019年に電動化ビジョン「LEXUS ELECTRIFIED」を発表しました。2025年までに全車種に電動車を設定する目標の中、初のPHEVモデルとして誕生したのが2代目NXです。
プラグインハイブリッドモデルは、NX450h+に設定されています。NX450h+のハイブリッドシステムを支えるのは、排気量2.5L直列4気筒エンジン、高出力モーター、駆動用電池です。静粛性を確保しながらも、力強い加速が感じられます。
バージョンLとFスポーツを設定
バージョンLは、標準モデルよりも快適性がアップしたグレードです。例えば、他のグレードではフロントシートにしか備わっていないシートヒーターが、バージョンLには前後シートに採用されています。どの席に座っても快適にドライブを楽しめるでしょう。
Fスポーツは、走行性能を磨き上げたグレードです。前後サスペンションには、パフォーマンスダンパーが特別装備されています。走行中の微振動やしなりをスピーディーに吸収することで、乗り心地や静粛性の確保が可能です。
高性能のパワートレイン
NXには、レクサス初となるPHEV、大容量バッテリーが魅力のHEV、排気量2.4L直列4気筒ターボエンジンなど6種類のパワートレインが導入されています。
駆動力コントロールに着目した力感、安心感、接地感のある、レクサスらしい乗り味「Lexus Driving Signature」も深化しました。リニアなステアリングフィーリングは変わることなく、ドライバーの意図に車が忠実に反応します。
シンプリシティを意識したエクステリア
NXは、革新的な機能や技術をシンプルな意匠で表現しているのが特徴です。LEDヘッドランプには、単眼Bi-BeamLEDユニットと、L字型デイタイムランニングライトをユニット化しています。シンプルながらも、目力の強いフロントフェイスです。
面発光タイプのハイマウントストップランプが採用されました。華やかさとシャープさを兼ね備えたリアビューを演出してくれます。
操作性と機能性を意識したインテリア
NXには新たなコックピット思想「Tazuna Concept」が採用されました。人がウマを操るために使用する「手綱」からアイデアを得て、コックピットデザインを行っています。
ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携することで、視線をそらすことなくオーディオ・ナビ・ドライブモードセレクトなどの操作が可能です。
NXのシフトレバーは、触り心地や握りやすさに加え、シフト操作のピーク荷重を低減したことによる扱いやすさがアップしています。
充実の先進運転支援システム
予防安全装備システム「Lexus Safety System +」の機能拡充が行われました。具体的に拡充されたのは、プリクラッシュセーフティの低速時加速抑制機能です。
低速時加速抑制機能は、前方の対象物を検知した状態で必要以上にアクセルペダルが踏み込まれた場合に、エンジン・モーター出力抑制もしくは弱いブレーキをかけます。
運転時のリスクを先読みしてドライバーを危険から遠ざける「プロアクティブドライビングアシスト」に、歩行者・自転車・駐車車両に対するサポート、先行車やカーブに対する減速サポートが追加されました。
お買い得なレクサスNXを探すなら初代も見てみよう
初代モデルよりも魅力がアップしたNXは、いくらで購入できるのでしょうか。ここでは新車価格と中古車販売店「ネクステージ」が販売する中古車相場を紹介します。中古車であれば初代モデルも購入でき、購入費用を抑えたい方にもおすすめです。
（参考：『NX（レクサス）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
レクサスNXの販売価格
NXのグレードは、8つ展開されています。新車はエントリーグレードでも450万円以上かかりますが、中古車であれば初代モデルから現行モデルまであり、お得に購入が可能です。以下に、ネクステージが販売する中古車の相場、新車価格をまとめています。
|
2代目新車価格（税込） |
455万円~753万5,000円 |
|
2代目中古車相場（税込） |
579万9,000円 |
|
初代中古車相場（税込） |
199万8,000円~464万9,000円 |
（2023年11月時点の情報です）
初代モデルの特徴
初代モデルのラインアップは、2.0Lのエンジンを搭載した「NX200t」と、2.5Lのエンジンとモーターを組み合わせた「NX300h」の2つです。「NX200t」の最高出力は175kWとなっており、低回転域から鋭い加速を体感できます。一方「NX300h」の最高出力は112kWで、トップレベルの燃費性能が特徴です。
利便性の高い機能を搭載し、レクサスで初めての採用となる「おくだけ充電」や、必要な情報をフロントガラスに投影する「カラーヘッドアップディスプレイ」などを搭載しています。
マイナーチェンジ後のモデルを狙おう
初代モデルの車両を選ぶ際には年式を確かめておきましょう。レクサスNXは2017年と2023年にマイナーチェンジしましたが、マイナーチェンジ後の方が満足度は高くなります。
2017年9月のマイナーチェンジでは、10.3インチのナビディスプレイや新型リモートタッチなどの機能が追加されました。
マイナーチェンジでは新たに「NX300バージョンL」と「NX300hバージョンL」が設定されています。機能や装備を重視する方は、2017年9月以降のモデルから探すのが良いでしょう。
PR20系NXの中古車を探す
2023(R5)
ＮＸ３５０ｈ Ｆスポーツ
サンルーフ １４インチディスプレイオーディオプラス 禁煙車 全周囲カメラ レーダークルーズ デジタルインナーミラー セーフティシステムプラス ブラインドスポットモニター パワーバックドア
2021(R3)
ＮＸ３５０ Ｆスポーツ
サンルーフ メーカー１４インチナビ パノラミックビューモニター デジタルインナーミラー ブラインドスポットモニター 赤皮シート ３眼ＬＥＤヘッド 禁煙車 シートベンチレーション パワーバックドア
2023(R5)
DATE
ＮＸ３５０ｈ Ｆスポーツ
サンルーフ 全周囲カメラ ディスプレイオーディオ セーフティシステムプラス 赤革シート ルーフレール シートベンチレーション フルセグＴＶ クリアランスソナー 電動リヤゲート 禁煙車 アルミペダル
2023(R5)
DATE
ＮＸ３５０ｈ Ｆスポーツ
メーカーナビ 赤革シート サンルーフ 全周囲カメラ レーダークルーズ ＥＴＣ２．０ パワーバックドア パワーシート フルセグＴＶ デジタルインナーミラー 純正２０インチアルミ パドルシフト
2022(R4)
DATE
ＮＸ３５０ｈ Ｆスポーツ
サンルーフ １４インチディスプレイオーディオ デジタルインナーミラー メモリー機能付パワーシート シートヒーター レーダークルーズ 全周囲カメラ ＬＥＤヘッドライト パワーバックドア
2023(R5)
DATE
ＮＸ３５０ｈ Ｆスポーツ
１４インチディスプレイオーディオ 禁煙車 サンルーフ パノラミックビューモニター 三眼ＬＥＤヘッド デジタルインナーミラー パワーバックドア 純正２０インチアルミ シートベンチレーション
2023(R5)
DATE
ＮＸ３５０ｈ Ｆスポーツ
サンルーフ メーカー１４インチナビ パノラミックビューモニター デジタルインナーミラー ブラインドスポットモニター 赤皮シート ３眼ＬＥＤヘッド 禁煙車 シートベンチレーション パワーバックドア
2023(R5)
DATE
ＮＸ３５０ｈ Ｆスポーツ
パノラマルーフ １４型ナビ 全周囲カメラ ブラインドスポットモニター デジタルインナーミラー レーンアシスト レーダークルーズ オートマチックハイビーム シートエアコン ＥＴＣ 純正２０ＡＷ
もっと見る ＞
まとめ
レクサスの2代目NXは、2021年10月に誕生した新型モデルです。レクサスでは初となるPHEV導入するなど、次世代レクサスを担う車として販売されました。2023年3月には一部改良が行われ、レクサスらしさを感じさせる乗り心地、ラグジュアリーさがアップしています。
ラグジュアリークロスオーバーSUVのNXは、新車価格が450万円以上するため購入に踏み切れない方もいるでしょう。そのような場合には中古車がおすすめです。中古車であれば、初代モデルから現行モデルまで、幅広い選択肢からお得なNXを探せるでしょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
