MAZDA3の燃費を他車と比較解説!省燃費につながるコツとは?
2019年から国内で発売されているMAZDA3は流麗なスタイルが特徴ですが、次世代燃焼システムを世界で初採用したスカイアクティブXが初めて搭載されたモデルとしても注目されています。
エンジンは、「ガソリン」「ガソリン+ハイブリッド」「ディーゼル」「SKYACTIV X」と4タイプがラインアップされており、それぞれ走行や燃費性能に特徴があります。
この記事では、MAZDA3の燃費性能をタイプ別に解説し、併せてライバル車との比較も行います。また、ガソリン代が高騰している昨今には欠かせない省燃費のためのメンテナンスや運転のポイントも紹介するので、MAZDA3の購入を考えている方はぜひ参考にしてください。
※目次※
1. MAZDA3のスペックと燃費をタイプごとにチェックしよう
6. MAZDA3など中古車をお探しならネクステージにお任せ!
・MAZDA3はハッチバックとセダンがあり、エンジンもガソリン、ハイブリッド、ディーゼルと種類が多い
・MAZDA3は2022年の商品改良で、マイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を搭載した「e-SKYACTIV G 2.0」を追加した
・MAZDA3はライバル勢に比べても燃費性能は劣らず、デザイン性の高さから人気の車種!
MAZDA3のスペックと燃費をタイプごとにチェックしよう
MAZDA3は2018年にワールドプレミアされ、翌年から日本国内で販売が開始されました。力強い走りとスタイリッシュなデザインが魅力の車です。
2019年には、PCCI(火花点火制御圧縮着火)を採用したSKYACTIV Xがラインアップに加わりました。マツダ独自の燃焼方式であるPCCI(火花点火制御圧縮着火)は、ガソリンエンジンにおいて圧縮着火を制御する燃焼技術です。
また、2022年には既存の2.0Lガソリンエンジンにマイルドハイブリッドシステム「e-SKYACTV G 2.0」を加え、さらに燃費性能が注目されています。
1.MAZDA3 FASTBACK
流麗なボディスタイルを持つ「MAZDA3 FASTBACK」は、1.5Lガソリンエンジンと2.0Lガソリンエンジン+Mハイブリッド、1.8Lディーゼルエンジン、2.0L SKYACTIV Xの4種類のエンジンがラインアップされています。
以下の表がMAZDA3FASTBACKの主なスペックです。
乗車定員 |
5人 |
価格(税込) |
228万8,000円~386万6,500円 |
エンジン |
ガソリン / ディーゼル/ガソリン+Mハイブリッド |
トランスミッション |
6EC-AT / 6MT |
駆動方式 |
2WD / 4WD |
以下の表がMAZDA3 FASTBACKのカタログ燃費です。
車種 |
15S |
20S |
X |
XD |
駆動方式 |
2WD |
2WD/4WD |
4WD |
2WD/4WD |
トランスミッション |
6EC-AT |
6EC-AT/6MT |
6EC-AT/6MT |
6EC-AT |
WLTCモード |
16.6km/L |
2WD:16.4km/L~17.5km/L |
16.7km/L~17.7km/L |
2WD:21.2km/L |
4WD:15.9km/L |
4WD:20.0km/L |
|||
市街地モード |
13.7km/L |
2WD:12.6 km/L ~13.8km/L |
13.6km/L~14.5km/L |
2WD:16.9km/L |
4WD:12.3km/L |
4WD:16.0km/L |
|||
郊外モード |
16.5km/L |
2WD:16.9 km/L ~17.9km/L |
17.1km/L~18.0km/L |
2WD:20.9km/L |
4WD:16.2km/L |
4WD:19.8km/L |
|||
高速道路モード |
18.4km/L |
2WD:18.4km/L ~19.5km/L |
18.2km/L~19.3km/L |
2WD:24.1km/L |
4WD:18.0km/L |
4WD:22.6km/L |
2.MAZDA3 SEDAN
塊感のあるファストバックに対して伸びやかなフォルムを持つのがMAZDA3 SEDANで
す。セダンタイプは、ファストバックより絞ったエンジンバリエーションで、ガソリンエンジン+Mハイブリッドのe-SKYACTIV-G 2.0とSKYACTIV-D 1.8の2種類が用意されます。
以下の表がMAZDA3 SEDANの主なスペックです。
乗車定員 |
5人 |
価格(税込) |
259万3,800円~310万5,300円 |
エンジン |
ガソリン+Mハイブリッド/ ディーゼル |
トランスミッション |
6EC-AT |
駆動方式 |
2WD |
以下の表はMAZDA3 SEDANのカタログ燃費です。
グレード |
20S |
XD |
稼働方式 |
2WD |
2WD |
トランスミッション |
6EC-AT |
6EC-AT |
WLTCモード |
16.7km/L |
21.5km/L |
市街地モード |
12.8km/L |
16.8km/L |
郊外モード |
17.1km/L |
21.6km/L |
高速道路モード |
18.9km/L |
24.3km/L |
MAZDA3の燃費は悪い?ライバル車と燃費性能を比較
MAZDA3は新世代のガソリンエンジンやハイブリッド、ディーゼルエンジンを搭載しており、燃費性能の向上にも力を入れています。MAZDA3は他車と比べても燃費性能は高いのかという点も、購入を検討する際の材料になるでしょう。
ここからはカローラやインプレッサ、シビック、ゴルフといったMAZDA3と同クラスのライバル車の燃費性能をチェックしていきましょう。
1.トヨタ「カローラ」
トヨタのセダンとして長期間にわたって人気モデルとなっているのがカローラです。以下の表はカローラ W×Bのガソリン車とハイブリッド車のカタログ燃費です。
|
燃費(WLTCモード) |
駆動方式 |
ガソリン車 |
18.1km/L |
2WD |
ハイブリッド車 |
27.9km/L |
2WD |
ハイブリッド車 |
25.3km/L |
4WD(E-Four) |
ガソリン車、ハイブリッド車ともにカローラの方が燃費性能は高いといえます。カローラシリーズにはカローラだけでなく、カローラ スポーツ、カローラ ツーリング、カローラ クロス、GRカローラと5つのランアップがあり、どれも低燃費の車種として広く知られています。
2.スバル「インプレッサ」
インプレッサはスバルを代表する車種のひとつで、エントリーモデルとしても人気があります。インプレッサは2023年3月にフルモデルチェンジを行い、現在6代目となりました。以下の表はインプレッサのグレード別の燃費です。
グレード |
燃費(WLTCモード) |
駆動方式 |
ST |
14.0km/L |
FWD |
13.6km/L |
AWD |
|
ST=G |
16.6 km/L |
FWD |
16.0km/L |
AWD |
|
ST-H |
16.6km/L |
FWD |
16.0km/L |
AWD |
現行モデルは3グレードの展開で、STには水平対向2.0L直噴が、ST-GとST-Hには水平対向2.0L直噴にモーター(e-BOXER)が搭載されています。なお、インプレッサのどのグレードよりも。MAZDA3ファストバックと比べると、MAZDA3ファストバックの燃費のほうが高いといえます。
3.日産「エクストレイル」
2022年にフルモデルチェンジし4代目となったエクストレイルは、ガソリンエンジンを廃止し、全てにe-POWERのパワートレインを採用しました。グレードは2WD、4WDともに豊富なラインアップがそろっています。
2WDには「S」、「X」、「G」と3つのグレードがあり、それぞれの燃費は同じです。また、4WDには「S e-4ORCE」、「Xe-4ORCE」、「G e-4ORCE」があり。こちらもそれぞれの燃費は同じです。なお、「Xe-4ORCE」には3列シート車があります。以下の表は2WDと4WDのカタログ燃費です。
駆動方式 |
燃費(WLTCモード) |
2WD |
19.7km/L |
4WD |
18.4km/L |
Xe-4ORCE(3列シート) |
18.3km/L |
MAZDA3ファストバック と比べると、エクストレイルのほうが燃費は高いといえます。
4.ホンダ「シビック」
1972年に登場して以来、世界での累計販売が約2,700万台超えというシビックは、ガソリンモデルに加え、2022年ハイブリッドのe:HEVランアップしました。もっとも燃費性能に優れているe:HEVはエンジンとモーターそれぞれの走行が可能で、電子制御によって細かく調整されシームレスな動力性能を誇っています。
|
燃費(WLTCモード) |
駆動方式 |
ガソリン車 |
16.3km/L |
2WD |
ハイブリッド車 |
24.2km/L |
2WD |
MAZDA3ファストバックと比べると、ガソリン車はほぼ同じですが、ハイブリッド車はシビックのほうが燃費は高いといえます。
5.フォルクスワーゲン「ゴルフ」
MAZDA3と同クラスのCセグメント車として、世界的なベンチマークとなっているのが、フォルクスワーゲンのゴルフです。現行モデルは2021年から販売されている8代目で、1.0Lと1.5Lのマイルドハイブリッドとクリーンディーゼルの3つのラインアップが用意されています。
グレード |
燃費(WLTCモード) |
駆動方式 |
eTSI Active Basic |
20.4km/L |
2WD |
eTSI Style |
18.7km/L |
2WD |
TDI Active Basic |
22.2km/L |
2WD |
MAZDAセダンのハイブリッド車と比べると、MAZDA3セダンのほうが燃費は多少ですが高いといえます。
MAZDA3の燃費性能が優れている理由は?
MAZDA3は同じマツダ車と比較をしても燃費性能は高いといわれています。ここからは、アイドリングストップや運転操作中の無駄を軽減するi-DMなど、MAZDA3の優れた燃費性能を支えるポイントについて見ていきましょう。
1.アイドリングストップ機構のi-stopを搭載
停車と発進時の燃料のむだを抑えるアイドリングストップ機構のi-stopを搭載しています。燃費性能だけでなく環境性能も優れているといっても良いでしょう。走行中に交差点などでブレーキを踏んで停車をするとエンジンが自動的に止まります。
発進するときにブレーキから足を離すとエンジン内に燃料を噴射し、エンジンが自動的に再始動します。運転中に自分でエンジンを止める必要がないため、自然に燃費の良い走行が可能です。
2.運転技術を支えるi-DMを搭載
i-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)が搭載されており、むだのない運転が可能です。アクセルを踏み込み過ぎる、カーブを曲がる時にハンドルを切りすぎてしまうなど、運転中にはむだな操作が多く行われてしまいがちです。むだが少ないほど走りもスムーズになり、燃料の消費も抑えられるでしょう。i-DMはコーチングとティーチングの機能でドライバーをサポートします。
3.燃費性能だけでなく走行性能も良い
MAZDA3は燃費性能だけでなく走行性能も優れているといって良いでしょう。車の動作を制御するG-ベクタリング コントロールを搭載し、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの動きを制御します。
車線変更をする時や滑りやすい道を走行するときなど、ハンドル操作が重要になる場面で安定した走行が可能です。前方から急に車が飛び出してきた時など、緊急時の危険回避においても役に立つでしょう。
MAZDA3を含め車の燃費を高めるコツとは?
車の燃費はドライバーの操作や使い方によって約20%は異なるといわれており、燃費を向上させるためには、いくつかのポイントがあります。タイヤの空気圧を日ごろから管理することや余計な荷物を載せないなど、簡単に試せるものもあります。
一方でアクセルをふんわりと一定に踏むことは意外に難しいですが、コツを覚えれば燃費性能は上がるため、ぜひ心掛けてみてはいかがでしょうか。
普段のメンテナンスがポイント
燃費向上のポイントとして挙げられるのが日ごろからのメンテナンスです。その中でもタイヤの空気圧は、チェックすべきポイントでしょう。
タイヤ内の空気は徐々に抜けていくため、ドライバーは気付かないことも多い部分です。そのため月に一回の点検を目安おtし、車両ごとに指定されている空気圧に達しているか確認しましょう。
またエンジンオイルの指定されたサイクルでの交換をおすすめします。エンジンオイルは浄化性能を含めて多くの機能を持っているので、性能が落ちるとエンジン内部へのダメージや燃費の悪化が想定されます。
走行前の準備も大切
多人数で乗車するときは、ひとりで乗車するときに比べ加速が鈍るため、アクセルを多めに踏む必要があります。多くの荷物を積んでいても同じことが起きます。
トランクやラゲッジルームに多くの荷物を常時積んでいるという方も多く見受けられます。搭載しているものの使用頻度を考え、不要な物はなるべく載せないようにすることを意識しましょう。
また、遠出するときは燃費の良いルートを選ぶことも省燃費に貢献します。燃費を考慮したドライブルートの提案ができるWebサイトもあるので、参考にしてみてください。
燃費走行のコツを押さえておこう
メンテナンスや準備は、意識することで誰にでもできることですが、一方で難しいのが燃費走行ではないでしょうか。燃費を向上させる運転は、アクセル操作を滑らかにすることです。
信号待ちから加速する際は、アクセルをふんわりと踏むことと、速度にのったらアクセル開度を一定にすることが燃費走行のポイントです。
また、積極的にアイドリングストップを使うことやエアコンの温度を調整することも省燃費につながるので、ぜひ意識してみましょう。
MAZDA3の気になる中古車相場は?
2019年に発売が始まったMAZDA3は、早いオーナーで2022年に1回目の車検を迎えたはずです。車検時は手放すタイミングとして考えられるため、中古車市場には多数のMAZDA3が出回っています。
ここではネクステージのWebに掲載されている在庫車をピックアップして、価格帯を見てみましょう。
|
価格帯 |
MAZDA3 FASTBACK |
174.9万円~264.9万円 |
MAZDA3 SEDAN |
179.9万円~209.9万円 |
(参考:『MAZDA3セダン(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『MAZDA3ファストバック(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
MAZDA3など中古車をお探しならネクステージにお任せ!
MAZDA3はもちろん、中古車をお探しの際は、全国に店舗を展開しているネクステージをぜひご利用ください。
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1.修復歴のある車は販売していない
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2.保証期間がある
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3.日本全国に店舗がある
ネクステージは日本全国に約200以上の店舗があります。欲しい車を探す時も最寄りの店舗だけではなく、全国の店舗で在庫を探せます。もし在庫が最寄りの店舗にない場合、他の店舗から取り寄せられますので、気軽にご相談ください。
公式サイトを確認すれば全国の店舗にある在庫を検索できます。お探しの車種がある際はぜひご利用ください。
まとめ
ファストバックとセダンという2タイプのボディを持つMAZDA3は、マツダの中ではグローバルで中核をなす車種です。そのため多くの最新技術が真っ先に導入されており、エンジンバリエーションも4タイプと同社のラインアップでは最多です。
注目される技術のひとつが省燃費性能で、強豪がそろう同セグメントの中でも引けを取らない燃費の良さです。販売開始から3年が経過し中古車価格も手に入りやすいケースが多いでしょう。MAZDA3だけでなく、中古車の購入を検討している際はぜひネクステージをご利用ください。どこにも負けない品ぞろえで、みなさまのお越しをお待ちしております。
■ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。