RX-7のFDは種類が豊富な3代目!2代目FCとの違いも紹介

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RX-7のFDは種類が豊富な3代目!2代目FCとの違いも紹介

RX-7のFDは種類が豊富な3代目!2代目FCとの違いも紹介

RX-7はマツダが誇るロータリーエンジン搭載のピュアスポーツモデルで、スポーツカー好きであれば一度は乗ってみたい車でしょう。1978年3月に初代が登場して2002年8月に生産終了したRX-7ですが、いまだに中古車市場では高値で取引されており、海外でも人気は衰えていません。

 

本稿では、マイナーチェンジが多かった3代目FD型の1型~6型の特徴に加え、人気の高い2代目FC型と3代目FD型の走行性能やデザインの違いを解説します。

 

※目次※

1. 中古RX-7はFCとFDのどちらを選ぶ?

2. RX-7の中でも3代目FDは種類が豊富にある

3. RX-7のFCとFDの違い【走行性能】

4. RX-7のFCとFDの違い【デザイン】

5. まとめ

 

■POINT

・ロータリーエンジン搭載の本格的スポーツカーのサバンナRX-7は1978年に登場

・3代目FD型はマイナーチェンジが多く、型式として1型~6型まである

・2代目FC型から3代目FD型へ、ボディ剛性の見直しが図られている

 

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中古RX-7はFCとFDのどちらを選ぶ?

RX-7のFDは種類が豊富な3代目!2代目FCとの違いも紹介

軽量小型のロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツモデルのマツダ RX-7は、長年にわたり愛され続けているものの、中古車市場での流通台数はさほど多くありません。しかし、漫画や映画の影響もあり世界的にも人気が高いため、中古車は高値で取引されています。

 

RX-7は大きく3つの型式があり、呼び分けは初代のSA22C型と2代目FC3S型、そして3代目FD3S型です。ここではそれぞれの世代の車の特徴を簡単に説明します。

 

1978年に登場したスポーツカー

1978年にマツダは国内ではサバンナ RX-7(SA22C)と呼ばれる、初代モデルを発表したのが始まりです。当時は第二次オイルショックによる原油高騰や、排ガス規制がニュースになっている頃で、ハイパワーのスポーツカーにとっては逆風の時代でした。

 

RX-7は初代コスモスポーツの意思を受け継ぎ、軽量かつ小型のロータリーエンジンを搭載し、空気抵抗を考慮した低重心ゆえの高い運動性能を誇り一躍注目を集めます。フロント・ミッドシップやリトラクタブルヘッドライトなどは、RX-7が特別であるということを強調していました。

 

直進安定性を重視したFC

北米でも確固たる地位を築いたRX-7は、1985年に新開発の13Bターボエンジンを搭載した2代目サバンナRX-7(FC3S)を発売します。2代目の魅力は初代の小型・軽量というイメージを一新する重厚さにあり、全長こそ短くなったものの車幅と車高は増えました。

 

ボディの突起を減らすことで空気抵抗を抑え、低偏平かつ太いタイヤを収めるブリスターフェンダーを持つスポーツ色を強めたスタイルへと進化したモデルです。2代目は特別仕様の2座席のアンフィニや、ロータリーエンジン車の販売20周年を記念したカブリオレなども販売しました。

 

1989年のマイナーチェンジにおいては、圧縮比を高め、ターボの改良で最高出力を205PSへとパワーアップしています。ローターやフライホイールの軽量化によって、パワーウェイトレシオは5.72kg/PSに到達し、アクセル操作への反応も改善しました。

 

運動性とデザイン性を意識したFD

1991年になると3代目RX-7が登場しますが、サバンナの名称が外れ販売チャネルからアンフィニRX-7(FD3S)になります。大きな変化としては、RX-7としては初めて3ナンバー専用の車体を採用したことです。

 

2代目と比較すると、全長、ホイールベース、全高は小さくなっているものの、全幅がさらに広がったことにより3ナンバーになりました。より低い姿勢で走行安定性を重視したスタイルになっており運動性が向上しています。

 

また、4輪ダブルウォッシュボーンになったサスペンションにはアルミ素材を用いるなど、徹底した軽量化にも取り組みました。さらに、3代目の魅力として挙げられるのは、繊細な曲面で構成するデザインでしょう。

 

低いボンネットフードや小さく絞り込んだ客室など、こだわりが詰め込まれたデザインは世界的にも評価されています。マイナーチェンジを繰り返しながらも1999年にはターボの効率化により、当時の自主規制であった最高出力280PSを達成し、まさにロータリーエンジン・ベスト・ピュア・スポーツカーでした。

 

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RX-7の中でも3代目FDは種類が豊富にある

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3代目の FD3S型は1991年~2002年まで生産された最後のRX-7ですが、その間には複数回のマイナーチェンジを繰り返しており、1型~6型と呼び分けられています。

 

マイナーチェンジではグレードによってもエンジンパワーが違うため購入するときは注意が必要です。ここではFD型の1型~6型までのそれぞれの特徴について簡単に説明します。

 

FD1型

1991年12月から発売された1型は、S、X、Rの3つのグレードが用意されていて、その中でもタイプRは鋭い加速を強化するためにデファレンシャルのファイナルギア比を4.100にし、ツインのオイルクーラー、サスペンションも強化され走りに特化したモデルです。レカロシートを備えた2シーターの特別仕様車であるRZも300台限定で販売されました。

 

FD2型

1993年8月に最初のマイナーチェンジがあり、タイプRの廉価版として2シーターのR-2が追加され、タイプSとXは4速AT専用です。また、国産車としては初採用となる17インチのフロント40、リア45という扁平タイヤをオプション設定し、特別仕様車のRZには標準装備されました。

 

FD3型

1995年3月に発売された3型では、ツーリングSは消滅しツーリングXはプライスダウンが行われ、タイプRはR-Sと名称が変わりATはXのみの設定です。また、バサースト以外は新デザインのリアスポイラーに変更され、タイプRZは従来の装備に加え17インチ用大径ディスクブレーキ、MOMO製ステアリングが採用されました。

 

FD4型

1996年1月に登場した4型では、コンピューターを16ビット化したことにより、MTモデルはエンジンの最高出力が265PSまで引き上げられ、テールランプが丸形3連に変更されています。

 

ツーリングXとタイプRZはそのままで、タイプR-Sは名称をRSに変更し、タイプRバサーストは廃止され、タイプRBとより装備を充実させたRBバサーストを設定しました。

 

FD5型

1999年1月にはビッグマイナーチェンジを実施し5型となりました。ターボチャージャーの高効率化や排気システムの排圧低減などにより、タイプRとSは自主規制の280PSの最高出力を達成し、タイプRBのMTが265PS、ATが255PSとなりツーリングXは廃止されています。

 

インタークーラーとラジエターの開口面積が拡大され、大型のリアスポイラーはさらに大型化し、運転席に加え助手席のエアバッグも標準装備になりました。

 

FD6型

2000年1月の最後のマイナーチェンジでは、ABSユニットのコンピューターが16ビットになったことでよりきめ細かいブレーキ制御が可能になり、標準装備されていたオーディオはモジュール化されました。

 

グレードはRS、R、RBと5型から変わらず、RSとRBのダンパーは減衰力が見直され、メーター、オーディオパネル、エアコンの照明を赤色にするなど細かい変更が行われています。特別仕様車である限定500台のタイプRバサーストR、限定1500台のSPIRIT Rも販売されました。

 

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RX-7のFCとFDの違い【走行性能】

RX-7のFDは種類が豊富な3代目!2代目FCとの違いも紹介

RX-7を選ぶにあたって、FC型とFD型では走行性能面でどのような違いがあるのか気になるところでしょう。RX-7は年代によっても搭載されているエンジンの種類が異なるため注意が必要です。

 

最高出力や加速などの走行性能を比較して、どちらが自分好みかを検討してみましょう。

 

世界でもトップクラスの走行性能を誇ったFC

FC3S型は排気量654cc×2の13B-T型ロータリーエンジンを搭載し、空冷インタークーラー付きのツインスクロールターボを採用しています。マイナーチェンジにより最高出力は185PSから205PSに向上し、最終的には215PSまで進化しました。

 

最高速度は自動車専門誌のテストで時速240km/h近い速度を記録するなど、当時のスポーツカーでは世界レベルのスペックを誇ります。

 

また、日本車初の対向4ピストンアルミブレーキキャリパーや4輪独立懸架サスペンション、さらにトー・コントロール・ハブを採用することで、4輪操舵(4WS)の感覚を味わえたFRロータリーでした。

 

ボディ剛性の見直しが図られたFD

FD3S型は排気量654cc×2の13B-REW型ロータリーエンジンを搭載し、ハイスピードEGIシステムとシーケンシャルツインターボを採用したことにより、先代に対して最高出力を50PS向上させ255PSへとパワーアップしました。

 

さらにマイナーチェンジにより265PS、280PSへと出力が向上しました。同時にトルクも30kgf・mから32kgf・mとなり、ピュア・スポーツカーにふさわしい運動性能を得ました。

 

FD3S型のボディには荷重がかかる部位には補強を入れた反面、必要のないところは徹底した肉抜きをし、マツダの「モノコック・スペース構造」を取り入れています。また、バネ下重量を削減するためオールアルミ製の4輪ダブルウイッシュボーンを採用しました。

 

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RX-7のFCとFDの違い【デザイン】

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車選びでは走行性能だけではなく、デザインが自分好みであるのかということも大切です。車のデザインは技術の表現でもあり、また単なるスタイリングを超え、車そのものの価値を高める重要な要素でもあります。

 

ここではボディサイズの違いからFC型とFD型のデザインがどう異なるのか、簡単な特徴を確認してみましょう。

 

スポーティーさを強調したFC

RX-7の2代目であるFC型が登場した1980年代~1990年代は、角ばったボディが流行していて、3代目FD型に比べても直線基調のデザインです。初代に比べてボディ上の突起を減らし、ブリスターフェンダーを採用したことで車幅が増してマッシブなスタイルへと変化しています。

 

リアガラスは風の抵抗を考慮し、流線形の丸みを帯びたデザインの採用です。当時はポルシェ944との類似していることが取り上げられることもありました。

 

丸みのあるデザインが特徴のFD

RX-7の3代目であるFD型は、FC型とは打って変わり曲面を強調した流線形フォルムで全幅が広がったことで3ナンバーになりました。ボンネットフードの低さや張りのある前後フェンダー、小さく絞り込んだ室内など、国産スポーツカーとして頂点を極めるほどの美しいスタイルです。

 

固定式ナンバープレートバンパー、ホワイトのフォグランプなどもFC型とは異なる点で、リトラクタブルヘッドライトは初代から継承されました。コクピットはドライバーオリエンテッドの考えに基づき、センターパネルは斜めに配置され、ドライビングに集中できるようになっています。

 

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まとめ

RX-7のFDは種類が豊富な3代目!2代目FCとの違いも紹介

近年、環境性能に特化した車やSUVなどが人気となっており、車に求められるものは時代とともに変化しています。RX-7は2000年の排ガス規制をクリアできずに生産中止に追い込まれ、後継となるRX-8も2012年には生産中止になり、マツダのラインアップとしてロータリーエンジンは姿を消しました。

 

しかし、マツダはロータリーエンジンの開発を継続しており、現行モデルであるMX-30ロータリーEVの発電機として採用されています。次はロータリーエンジンのみで駆動する新型のRX-9の登場を期待したいですね。

 

 

▼ライタープロフィール

RX-7のFDは種類が豊富な3代目!2代目FCとの違いも紹介

鈴木博之

エディター/ライター

出版社でさまざまなジャンルの雑誌編集を経験したのちフリーランスとして活動。現在は自動車だけでなく、EVバイク、電動アシスト自転車など、面白い乗り物を見つけては取材しているフリーランス編集ライター。

 

 

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