3代目「NC」はロードスターの系譜の中ではちょっと異端児だった?

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3代目「NC」はロードスターの系譜の中ではちょっと異端児だった?

3代目「NC」はロードスターの系譜の中ではちょっと異端児だった?

NCロードスターは、マツダが2005年から2015年にかけて生産したオープンカーです。ロードスターは現在も新しいモデルが発売されている車種なので、低予算で購入したいときは歴代モデルが買える中古車を検討する方も多いのではないでしょうか。

 

近年は中古車市場でも比較的新しい年式を見つけられるため、検討する際はその魅力や特徴を知っておきたいところです。そこでこの記事では、ロードスターの呼び分けや歴代ロードスターの進化の過程に触れながら、NCロードスターの特徴や魅力をご紹介します。

 

※目次※

1.NCロードスターとは?

2.デザインは「継承」と「進化」

3.NCロードスターの設計

4.まとめ

 

■POINT

・2005年8月にフルモデルチェンジを受けて3代目なったロードスターの型式が「NC系」

・初代ロードスターはNA、2代目はNB、現行4代目はNDと2文字目がアルファベット順となる形式命名規則がある。

・NBはNAの正常進化モデルであったが、NCはデザインやパワートレイン、シャシーなどのすべてが刷新された。

 

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NCロードスターとは?

3代目「NC」はロードスターの系譜の中ではちょっと異端児だった?

歴代ロードスターについて知ろうとすると「NAロードスター」や「NCロードスター」のように、アルファベットが付いているネーミングを見かけた方は多いのではないでしょうか。まずはNCロードスターとはどのような車なのかについて見てみましょう。

 

「NC」は3代目のロードスター

「NCロードスター」とは、2005年8月にフルモデルチェンジを受けて3代目となった、型式「NC」系のことです。現行モデルで4代にわたるロードスターは、初代の型式が「NA」、2代目が「NB」、現行4代目が「ND」と、NとAからはじまるアルファベット順によって命名されています。

 

そのため、マツダをはじめファンの間や自動車メディア業界などでは、何代目という表現の代わりとしてアルファベット2文字の型式を愛称のように使われています。

 

NCロードスターのコンセプト

2代目NBロードスターは初代NAのキープコンセプトでフルモデルチェンジが行われましたが、そのデザインは大きく変わるものではなくキャリーオーバーでした。

 

しかし、3代目はガラリと変わります。NCロードスターの開発陣は100名近くにおよび、ほぼ全てのパーツが当時のマツダの最新技術で新設計されました。

 

マツダの「人馬一体」というコンセプトは、「車に乗るすべての人に安全・安心をもたらすことを目指す」と表現されており、自分の体の一部のように操作できる車を指しています。3代目NCロードスターでは、「走る・止まる・曲がる・視る・聴く・さわる」という6項目から評価し開発が行われました。

 

マツダの開発陣は、どの車種でも「意のままに操る歓び」というキーワードをよく用いています。NCロードスターでは、ロードスターの楽しみを広げるコンセプト「Lots of Fun」というキーワードも継承されました。

 

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デザインは「継承」と「進化」

3代目「NC」はロードスターの系譜の中ではちょっと異端児だった?

NCロードスターはプラットフォームが変更されたモデルであり、RX-8と同様の構造です。しかし同じ構造を採用していても、実際に称されている部品はNCロードスターに合わせて設計されたものとなっており、共通点よりも異なる点の方が多いモデルです。

 

エクステリア

初代NAから2代目NBロードスターは、リトラクタブルヘッドライトが廃止されるという大きな構造上のデザイン変更がありましたが、デザインはキープコンセプトです。対して、2代目NBから3代目NCロードスターのデザインはガラリと印象が変わりました。

 

初代NAロードスターからの、低く流れるようなラインとプロポーションは3代目NCにも継承されています。エクステリアデザインについてマツダは 、「シンプル・コンテンポラリー・ファン・フレンドリー」という、ピュアなライトウェイトスポーツの本質を捉えた4つのキー

ワードを掲げています。

 

インテリア

インテリアデザインについては、「心地よい開放感とタイト感の絶妙なバランス」をテーマに掲げ、これまでのロードスターのアイデンティティーを継承しながらもエモーショナルでモダンなデザインに仕上がっています。

 

専用カスタムパーツも豊富に流通しているため、より自分好みで存在感のあるデザインへのアレンジも可能です。ストレージボックスがシート後方に設置されているので、普段使いへも配慮されたデザインとなっています。

 

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NCロードスターの設計

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NAロードスターとNBロードスターは5ナンバーだったのに対し、NCロードスターはボディサイズが大きくなったことで3ナンバー規格となりました。一見デメリットに感じられるかもしれませんが、エンジンに変更はないので自動車税種別割の金額区分は同じです。

 

2Lエンジンが採用されたNCロードスター

1.6Lや1.8Lエンジンが採用されていた歴代ロードスターですが、NCロードスターでは2L化され、余裕のある走りへと進化しています。ボディサイズも大きくなっていますが、走りへの負担が気になる車両重量は10kg程度の増量に留まりました。

全長

4,020mm

全幅

1,720mm

全高

1,255mm

車両重量

1,170kg

総排気量

1,998L

最大出力

119kM(162PS)/6,700rpm

最大トルク

189N・m(19.3kgf)/5,000rpm

※slide →

(2014年8月発売VS RHTのスペック情報より)

 

また、2015年まで発売されていたNCロードスターですが、このシリーズはMT車とAT車がラインアップしているため、比較的年式の新しいMT車のオープンカーを狙いたい方の候補にもなります。

 

トップは2タイプ

ロードスターはソフトトップの他に、着脱式のハードトップが採用されていました。しかし着脱式は取り外したトップの持ち運びや保管が必要になることから、気軽にオープンスタイルへ変更できないデメリットがありました。

 

これを解決に導いたのがNCロードスターに採用された「パワーリトラクタブルハードトップ」という電動ルーフシステムです。車体にトップを格納できるだけでなく、樹脂を使用して軽量化することにより、重量も40kg弱の増加に抑えてられています。このようにNCロードスターは歴代ロードスターとデザインこそ変化したものの、使い勝手の良いモデルへと進化しています。

 

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まとめ

3代目「NC」はロードスターの系譜の中ではちょっと異端児だった?

旧型になったNCロードスターは低予算で狙える中古車もあり、オープンカーを安く手に入れたい方にとって狙い目と言えるモデルです。MT車もラインアップしているため、運転している感覚を楽しむこともでき、NA型やNB型のようにハードトップの管理に迷うことも少ないでしょう。

 

発売時はデザイン変更前の旧型に比べて人気が薄かったと言われるNCロードスターですが、時代が変化した今だからこそ、改めて見るとその魅力が感じられるかもしれません。

 

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▼ライタープロフィール

3代目「NC」はロードスターの系譜の中ではちょっと異端児だった?

田中宏亮

モーターサイクルジャーナリスト

ハーレーダビッドソン専門ウェブマガジン VIRGIN-HARLEY.comの編集長を経験してジャーナリストとして独立、バイク関連ウェブメディアの運用や記事執筆を手がける。国内はもちろん、アメリカやヨーロッパでのメーカー主催のニューモデル試乗会にも参加。新車の試乗インプレッションのほか、カスタムやファッション、ツーリング等に関するコンテンツを手がける。

 

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