2023年版マツダのハイブリッド車、その新型モデルから種類まで解説
マツダは8種類のハイブリッドモデルをそろえています。マツダは国内の大手と比べれば規模は小さいですが、取りそろえているパワートレインは豊富です。国内では珍しいディーゼルエンジンを主力にするといったユニークな商品戦略をとっているところも特徴のひとつです。
そんなマツダのハイブリッドもユニークさが売りと言えます。当記事ではマツダの現在の全てのハイブリッド車を取り上げ、その魅力に迫ります。
※目次※
・8車種のハイブリッド車は軽自動車から大型SUVまで多彩
・ディーゼルハイブリッド・マイルドハイブリッド・PHEVと多くのハイブリッドシステムを用意
・環境性能だけではなくデザイン性と走行性能も高い
全8種類あるマツダのハイブリッド車
マツダは2023年6月時点の発売モデルとして、8車種のハイブリッドモデルをそろえています。軽自動車から大型のラグジュアリーSUVにまで幅広い車種にハイブリッドを設定し、組み合わせるエンジンもバラエティに富んでいるのが特徴と言えます。そこで、マツダのハイブリッド車の全てを紹介していきます。
マツダ MX-30
MX-30は、後述するCX-30と同等の車格を持つコンパクトSUVです。遊び心を持つモデルと言え、ドアは観音開きを採用するというユニークさを持っています。ボディデザインも丸みを強調し、CX-30とは違う個性を際立たせていたモデルです。
ハイブリッドシステムは、2.0Lのガソリンエンジンを核にマイルドハイブリッド(MH)を採用しています。MHは、元々エンジンに付いている発電機にモーターの機能も与え、エンジン回転をサポートできるようにしたものです。ガソリンエンジンが苦手とする低速トルクを補い、加速力を強化して燃費向上も狙う機構と言えます。
【MX-30の基本スペック】
パワートレイン |
e-SKYACTIV G 2.0(ガソリン) |
排気量 |
1.997L |
最高出力(エンジン) |
115kW(156PS)/6,000rpm |
最大トルク(エンジン) |
199N・m(20.3kgf・m)/4,000rpm |
最高出力(モーター) |
5.1kW(6.9PS)/1,800rpm |
最大トルク(モーター) |
49N・m(5.0kgf・m)/100rpm |
トランスミッション |
6速AT |
駆動方式 |
2WD/4WD |
車体寸法 |
全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,550mm |
室内寸法 |
長1,835mm×幅1,500mm×高1,205mm |
車体重量 |
1,460kg~1,520kg |
【MX-30の燃費】
|
2WD |
4WD |
WLTCモード |
15.6km/L |
15.1km/L |
市街地モード |
12.3km/L |
11.9km/L |
郊外モード |
16.1km/L |
15.6km/L |
高速道路モード |
17.2km/L |
16.7km/L |
【MX-30の新車販売価格】
MX-30 |
264万円~287万6,500円 |
Indusrtial Classic |
276万1,000円~299万7,500円 |
Modern Confidence |
276万1,000円~299万7,500円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『MX-30(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ CX-30
CX-30は、マツダが国内で展開するSUVの指標的なモデルです。タフな外観や積載力の高さといったSUVが持つ特徴は備えた上で、マツダらしい垢抜けたデザインを採用しているのが特徴のひとつと言えます。
CX-30のハイブリッドシシステムは、マイルドハイブリッドなのですが、大元のエンジンが2種類あるのが特徴です。ひとつは前述のMX-30のものと同じで、もうひとつはe-SKYACTIV X(X)と言うものです。
Xは、通常のガソリンエンジンに比べて、SPCCI(火花点火制御圧縮着火)と呼ばれるマツダ独自の点火方法を採用していて、少ないガソリンで高い爆発力を得ようという機構です。加速力が良くなる上に燃費向上も狙えるのですが、Xはマイルドハイブリッドを標準搭載しさらに性能の向上を狙っていると言えるのです。
詳しくは下記のスペック表に記しました。Xは通常のガソリンエンジンに比べて、燃費を含めた全ての性能値が向上しています。ただその分、車体価格が高くなっていますので、購入の際はよく吟味をする必要があるでしょう。
【CX-30の基本スペック】
パワートレイン |
e-SKYACTIV G 2.0(ガソリン) |
e-SKYACTIV X(ガソリン) |
排気量 |
1.997L |
1,997L |
最高出力(エンジン) |
115kW(156PS)/6,000rpm |
140kW(190PS)/6,000rpm |
最大トルク(エンジン) |
199N・m(20.3kgf・m)/4,000rpm |
240N・m(24.5kgf・m)/4,500rpm |
最高出力(モーター) |
5.1kW(6.9PS)/1,800rpm |
4.8kW(6.5PS)/1,000rpm |
最大トルク(モーター) |
49N・m(5.0kgf・m)/100rpm |
61N・m(6.2kgf・m)/100rpm |
トランスミッション |
6速AT/6速MT |
|
駆動方式 |
2WD/4WD |
|
車体寸法 |
全長4,395mm×全幅1,795mm×全高1,540mm |
|
室内寸法 |
長1,830mm×幅1,490mm×高1,210mm |
|
車体重量 |
1,390kg~1,500kg |
1,470kg~1,550kg |
【CX-30の燃費】
|
e-SKYACTIV G 2.0 |
e-SKYACTIV X |
WLTCモード |
15.5km/L~17.3km/L |
16.6km/L~18.5km/L |
市街地モード |
12.1km/L~13.9km/L |
13.5km/L~15.1km/L |
郊外モード |
15.9km/L~17.7km/L |
17.4km/L~18.7km/L |
高速道路モード |
17.3km/L~19.1km/L |
17.8km/L~20.3km/L |
【CX-30の新車販売価格】
e-SKYACTIV G
20S |
245万8,500円~269万5,000円 |
20S Proactive |
267万8,500円~291万5,000円 |
20S Black Tone Edition |
272万8,000円~310万880円 |
20S Proactive Touring Selection |
279万9,500円~303万6,000円 |
e-SKYACTIV X
X Smart Edition |
295万3,500円 |
X Black Tone Edition |
341万円~378万2,880円 |
X L Package |
367万9,480円~391万5,980円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『CX-30(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ MAZDA3
MAZDA3は、マツダの全てのモデルの中での標準的存在と言えるモデルです。ハッチバック(FASTBACK)とセダンの2つのボディタイプの設定があります。パワートレインは、CX-30と同様のラインアップなのですが、XはFASTBACKのみの設定となっています。
MAZDA3の魅力は、デザイン性と走りの良さが挙げられると言えます。これまでのMX-30やCX-30も走りは良いのですが、MAZDA3それらに比べて全高が低いので、必然的に走りが良くなるのです。
さらに現在では珍しいマニュアルトランスミッションを設定しているのも大きな特徴です。車の本質的性能である走りを第一に楽しみたいなら、MAZDA3がおすすめだと言えます。
【MAZDA3の基本スペック】
パワートレイン |
e-SKYACTIV 2.0 G(ガソリン) |
e-SKYACTIV X(ガソリン) ※FASTBACKのみ設定 |
|
排気量 |
1,997L |
1,997L |
|
最高出力(エンジン) |
115kW(156PS)/6,000rpm |
140kW(190PS)/6,000rpm |
|
最大トルク(エンジン) |
199N・m(20.3kgf・m)/4,000rpm |
240N・m(24.5kgf・m)/4,500rpm |
|
最高出力(モーター) |
5.1kW(6.9PS)/1,800rpm |
4.8kW(6.5PS)/1,000rpm |
|
最大トルク(モーター) |
49N・m(5.0kgf・m)/100rpm |
61N・m(6.2kgf・m)/100rpm |
|
トランスミッション |
6速AT/6速MT |
||
駆動方式 |
2WD/4WD(SEDANは2WDのみ) |
||
車体寸法 |
全長4,460mm×全幅1,795mm×全高1,440mm(FASTBACK)/全長4,660mm×全幅1,795mm×全高1,445mm(SEDAN) |
||
室内寸法 |
長1,820mm×幅1,490mm×高1,160mm |
||
車体重量 |
1,360kg~1,450kg(FASTBACK)/ |
1,490kg~1,520kg |
【MAZDA3の燃費】
|
e-SKYACTIV 2.0 G(ガソリン) |
e-SKYACTIV X(ガソリン) |
WLTCモード |
15.9km/L~17.5km/L(FASTBACK)/16.7km/L(SEDAN) |
16.7km/L~17.7km/L |
市街地モード |
12.3km/L~13.8km/L(FASTBACK)/12.8km/L(SEDAN) |
13.6km/L~14.5km/L |
郊外モード |
16.2km/L~17.9km/L(FASTBACK)/17.1km/L(SEDAN) |
17.1km/L~18.0km/L |
高速道路モード |
18.0km/L~19.5km/L(FASTBACK)/18.9km/L(SEDAN) |
18.2km/L~19.3km/L |
【MAZDA3の新車販売価格】
FASTBACK e-SKYACTIV-G
20S Proactive |
259万3,800円 |
20S Black Tone Edition |
280万5,000円~304万1,500円 |
20S Proactive Touring Selection |
283万300円~306万6,800円 |
FASTBACK e-SKYACTIV-X
X Smart Edition |
314万9,300円 |
X Black Tone Edition |
386万6,500円 |
X Proactive Touring Selection |
382万5,800円 |
SEDAN e-SKYACTIV-G
20S Proactive |
259万3,800円 |
20S Black Tone Edition |
280万5,000円 |
20S Proactive Touring Selection |
283万300円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『MAZDA3セダン(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『MAZDA3ファストバック(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ CX-60
CX-60は、マツダが日本国内においてラインアップしているSUVシリーズの最新作となります。プラットフォームやエンジンなど多くの新技術を採用していて、今後のマツダを占う一台です。
また、マツダの中での他車にない特徴は後輪駆動ベースという点です。マツダは基本的に前輪駆動をベースとしていると言えるのですが、次世代の高級車として提案するCX-60は車体そのものを新設計し、海外の多くの高級車が採用する後輪駆動方式を取り入れています。
そしてハイブリッドシステムもユニークなものを採用しています。ディーゼルのマイルドハイブリッドなのです。エンジンも新開発の直列6気筒ターボで、国内の乗用車では唯一の存在です。ディーゼルの力強い加速にモーターの力を加えて、非常に高い燃費性能を稼いだ上でスポーツ性も狙っていると言えます。
そしてもう一台はガソリンなのですが、PHEVであることが特徴です。モーターを含めたハイブリッドシステムそのものを電気自動車(EV)に近づけた仕様であり、家庭用電源からバッテリーに充電し、EVとして利用すること(最大航続距離75km)が可能です。マツダの最新モデルに相応しい環境性を備えているのがCX-60と言えるでしょう。
【CX-60の基本スペック】
パワートレイン |
e-SKYACTIV-D 3.3(ディーゼル) |
e-SKYACTIV PHEV(ガソリン) |
排気量 |
2.870L |
2,488L |
最高出力(エンジン) |
187kW(254PS)/3,750rpm |
138kW(188PS)/6,000rpm |
最大トルク(エンジン) |
550N・m(56.1kgf・m)/1,500~2,400rpm |
250N・m(25.5kgf・m)/4,000rpm |
最高出力(モーター) |
12kW(16.3PS)/900rpm |
129kW(175PS)/5,500rpm |
最大トルク(モーター) |
153N・m(15.6kgf・m)/200rpm |
270N・m(27.5kgf・m)/400rpm |
トランスミッション |
8速AT |
|
駆動方式 |
4WD |
|
車体寸法 |
全長4,740mm×全幅1,890mm×全高1,685mm |
|
室内寸法 |
長1,910mm×高1,550mm×幅1,215mm~1,230mm |
|
車体重量 |
1,910kg~1,940kg |
2,040kg~2,090kg |
【CX-60の燃費】
|
e-SKYACTIV-D 3.3(ディーゼル) |
e-SKYACTIV PHEV(ガソリン) |
WLTCモード |
21.0km/L~21.1km/L |
14.6km/L |
市街地モード |
18.0km/L~18.1km/L |
11.1km/L |
郊外モード |
21.2km/L~21.4km/L |
15.7km/L |
高速道路モード |
22.4km/L~22.5km/L |
16.0km/L |
【CX-60の新車販売価格】
e-SKYACTIV-D 3.3
XD-HYBRID Exclusive Sports |
505万4,500円 |
XD-HYBRID Exclusive Modern |
505万4,500円 |
XD-HYBRID Premium Sports |
547万2,500円 |
XD-HYBRID Premium Modern |
547万2,500円 |
e-SKYACTIV PHEV
PHEV S Package |
539万円 |
PHEV Exclusive Sports |
584万6,500円 |
PHEV Exclusive Modern |
584万6,500円 |
PHEV Premium Sports |
626万4,500円 |
PHEV Premium Modern |
626万4,500円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『CX-60(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ フレア
フレアは、軽自動車で標準的と言えるワゴンタイプのモデルです。実はマツダの軽自動車はスズキからOEM供給を受けているもので、エンジンやハイブリッドシステムもスズキのものとなります。
フレアのハイブリッドシステムはマイルドハイブリッドとなります。自然吸気とターボの2種類を用意し、好みに応じた選択が可能です。モアパワーが必要であればターボ、環境性能を重視したいのであれば自然吸気という選び方が可能と言えます。
また、安全装備が充実しているのもマツダの軽の特徴です。衝突被害軽減ブレーキや踏み間違い防止機能などが標準装備となっています。
【フレアの基本スペック】
パワートレイン |
自然吸気 |
ターボ |
排気量 |
0.657L |
0.658L |
最高出力(エンジン) |
36kW(49PS)/6,500rpm |
47kW(64PS)/6,000rpm |
最大トルク(エンジン) |
58N・m(5.9kgf・m)/5,000rpm |
98N・m(10.0kgf・m)/3,000rpm |
最高出力(モーター) |
1.9kW(2.6PS)/1,500rpm |
2.3kW(3.1PS)/1,000rpm |
最大トルク(モーター) |
40N・m(4.1kgf・m)/100rpm |
50N・m(5.1kgf・m)/100rpm |
トランスミッション |
CVT |
CVT(7速MTモード付き) |
駆動方式 |
2WD/4WD |
|
車体寸法 |
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm |
|
室内寸法 |
長2,450×幅1,355×高1,265mm |
|
車体重量 |
770kg~840kg |
800kg~850kg |
【フレアの燃費】
|
2WD |
4WD |
WLTCモード |
22.5km/L~25.2km/L |
20.9km/L~24.2km/L |
市街地モード |
19.5km/L~23.0km/L |
18.4km/L~22.3km/L |
郊外モード |
24.2km/L~26.5km/L |
22.3km/L~25.1km/L |
高速道路モード |
22.9km/L~25.4km/L |
21.3km/L~24.5km/L |
【フレアの新車販売価格】
HYBRID XG |
138万6,000円~150万9,200円 |
HYBRID XS |
154万円~166万3,200円 |
HYBRID XT |
170万8,300円~183万1,500円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『フレア(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ フレア ワゴン
フレア ワゴンは、軽自動車の規格いっぱいのボディサイズを持つハイトール型のワゴンです。ボディタイプが3種類あり、ベーシックに加えてオフロードテイストのタフスタイル、高級感のある内外装を持つカスタムスタイルの用意があります。
エンジンは自然吸気とターボの2種類の用意がありますが、ベーシックは自然吸気のみのラインアップとなっています。フレア ワゴンはハイトール型なので、広い室内空間を持っていることが特徴のひとつです。室内の圧迫感が少なく、後席を倒せば広い荷室空間を作ることができます。「運ぶ」ことを重視したいのなら、フレア ワゴンはおすすめと言えます。
【フレア ワゴンの基本スペック】
パワートレイン |
自然吸気 |
ターボ |
排気量 |
0.658L |
|
最高出力(エンジン) |
38kW(52PS)/6,500rpm |
47kW(64PS)/6,000rpm |
最大トルク(エンジン) |
60N・m(61kgf・m)/4,000rpm |
98N・m(10.0kgf・m)/3,000rpm |
最高出力(モーター) |
2.3kW(3.1PS)/1,000rpm |
|
最大トルク(モーター) |
50N・m(5.1kgf・m)/100rpm |
|
トランスミッション |
CVT |
CVT(7速MTモード付き) |
駆動方式 |
2WD/4WD |
|
車体寸法 |
全長3,395×全幅1,475×全高1,785~1,800mm |
|
室内寸法 |
長2,155×幅1,345×高1,410mm |
|
車体重量 |
850kg~940kg |
870kg~950kg |
【フレア ワゴンの燃費】
|
2WD |
4WD |
WLTCモード |
19.8km/L~22.2km/L |
19.2km/L~20.2km/L |
市街地モード |
17.3km/L~21.0km/L |
17.0km/L~19.3km/L |
郊外モード |
21.2km/L~23.5km/L |
20.3km/L~21.1km/L |
高速道路モード |
20.2km/L~21.9km/L |
19.6km/L~20.1km/L |
【フレア ワゴンの新車販売価格】
HYBRID XG |
139万4,800円~151万8,000円 |
HYBRID XS |
153万3,400円~165万6,600円 |
タフスタイル HYBRID XS |
172万5,900円~184万5,800円 |
タフスタイル HYBRID XT |
185万5,700円~197万5,600円 |
カスタムスタイル HYBRID XG |
166万3,200円~178万6,400円 |
カスタムスタイル HYBRID XS |
181万1,700円~193万4,900円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『フレアワゴン(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ フレア クロスオーバー
フレア クロスオーバーは、軽規格のワゴンにオフロードテイストを盛り込んだモデルと言えます。ユニークなデザインを採用していることが特徴のひとつで、ボディ全体は直線的なラインで造形しながら、ヘッドライトは円形のものを採用するなど個性的なスタイルをとっています。
外観がそれを表しているように、アウトドア志向の装備類が充実していることも特徴のひとつと言えます。後席の裏面やトランクルーム、ラゲッジアンダーボックスは防汚仕様となっているので、アウトドア用具の汚れを気にせず積める上、掃除もしやすいというと特徴を備えています。
【フレア クロスオーバーの基本スペック】
パワートレイン |
自然吸気 |
ターボ |
排気量 |
0.657L |
0.658L |
最高出力(エンジン) |
36kW(49PS)/6,500rpm |
47kW(64PS)/6,000rpm |
最大トルク(エンジン) |
58N・m(5.9kgf・m)/5,000rpm |
98N・m(10.0kgf・m)/3,000rpm |
最高出力(モーター) |
1.9kW(2.6PS)/1,500rpm |
2.3kW(3.1PS)/1,000rpm |
最大トルク(モーター) |
40N・m(4.1kgf・m)/100rpm |
50N・m(5.1kgf・m)/100rpm |
トランスミッション |
CVT |
CVT(7速MTモード付き) |
駆動方式 |
2WD/4WD |
|
車体寸法 |
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mm |
|
室内寸法 |
長2,215mm×幅1,330mm×高1,270mm |
|
車体重量 |
820kg~870kg |
840kg~890kg |
【フレア クロスオーバーの燃費】
|
2WD |
4WD |
WLTCモード |
22.6km/L~25.0km/L |
20.8km/L~23.4km/L |
市街地モード |
19.7km/L~22.9km/L |
18.5km/L~22.1km/L |
郊外モード |
24.4km/L~26.4km/L |
22.3km/L~24.1km/L |
高速道路モード |
23.0km/L~25.1km/L |
21.0km/L~23.5km/L |
【フレア クロスオーバーの新車販売価格】
HYBRID XG |
144万2,100円~157万6,300円 |
HYBRID XS |
153万8,900円~167万3,100円 |
HYBRID XS SPECIAL |
167万4,200円 |
HYBRID XT |
169万1,800円~182万6,000円 |
HYBRID XT SPECIAL |
188万6,500円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『フレアクロスオーバー(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダ キャロル
キャロルは、マツダの軽自動車の中で最もコンパクトなボディを持つモデルです。ボディ全体的にはスクエアなデザインですが、所々に丸みを持たせて可愛さと個性を表現していると言えます。
マツダの軽の中で最もコンパクトですが、室内空間は十分に確保し後席を倒せば広い荷室を作ることができます。その他にも室内の至る所に収納スペースを設けて機能性を高めています。
エンジンは自然吸気のマイルドハイブリッドのみを用意しています。環境性能が高く車体価格が安価であることも特徴と言えるでしょう。マツダの中で最もお得なハイブリッドモデルと言えるのがキャロルです。
【キャロルの基本スペック】
パワートレイン |
自然吸気 |
排気量 |
0.657L |
最高出力(エンジン) |
36kW(49PS)/6,500rpm |
最大トルク(エンジン) |
58N・m(5.9kgf・m)/5,000rpm |
最高出力(モーター) |
1.9kW(2.6PS)/1,500rpm |
最大トルク(モーター) |
40N・m(4.1kgf・m)/100rpm |
トランスミッション |
CVT |
駆動方式 |
2WD/4WD |
車体寸法 |
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mm |
室内寸法 |
長1,960mm~2,015mm×幅1,280mm×高1,260mm |
車体重量 |
700kg~750kg |
【キャロルの燃費】
|
2WD |
4WD |
WLTCモード |
27.7km/L |
25.7km/L |
市街地モード |
24.0km/L |
22.6km/L |
郊外モード |
29.2km/L |
26.6km/L |
高速道路モード |
28.6km/L |
26.6km/L |
【キャロルの新車販売価格】
HYBRID GS |
109万7,800円~122万8,700円 |
HYBRID GX |
125万9,500円 |
※これらの数値は、2023年6月時点のデータです。
(参考:『キャロル(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
中古のマツダ ハイブリッド車
ここまでマツダの新型車のハイブリッドモデルを紹介してきましたが、現在は生産が終了したモデルでもハイブリッド車があります。必然的に中古車となりますので、新型車よりもお得に乗ることができます。そんなマツダの中古のハイブリッド車を紹介します。
マツダ アクセラ
現在のMAZDA3の前身にあたるのがアクセラです。そのアクセラに実はハイブリッドの設定がありました。ボディタイプはセダンのみとなります。アクセラが採用したハイブリッドシステムはトヨタ製のもので、プリウスと同じシステムが載っています。
トヨタ製なので品質と性能は折り紙付きで、当時の公表燃費も最大30.8km/Lと言う高い数値を誇っています。アクセラは、現在のマツダにつながる新世代のデザインを採用しているので、現在でも存在感と高級感は高いと言うことができます。
【アクセラの基本スペック】
パワートレイン |
SKYACTIV-G(ハイブリッド) |
排気量 |
1,997L |
最高出力(エンジン) |
73kW(99PS)/5,200rpm |
最大トルク(エンジン) |
142N・m(14.5kgf・m)/4,000rpm |
最高出力(モーター) |
60kW(82PS) |
最大トルク(モーター) |
207N・m(21.1kgf・m) |
トランスミッション |
CVT |
駆動方式 |
2WD |
車体寸法 |
全長4,580mm×全幅1,795mm×全高1,455mm |
室内寸法 |
長1,845mm×幅1,505mm×高1,165mm~1,170mm |
車体重量 |
1,410kg~1,430kg |
【アクセラの燃費】
JC08モード |
27.0km/L~30.8km/L |
なお、アクセラのハイブリッドはネクステージでも在庫を取りそろえています。2023年6月現在で4台(69万9,000円~139万9,000円)の在庫があるので、ぜひご検討ください。
(参考:『アクセラハイブリッド(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マツダのハイブリッド車の評判は?
マツダのモデルは、ハイブリッド車である以前に燃費が良く走行性能も高いことが特徴です。剛性のあるボディに路面をしっかりと捉える足回りを設定しているので、あらゆる状況で安心して走りを楽しめます。この性能をベースにハイブリッド車があるので、環境性能も高いながらモーターのパワーによってさらに走りが楽しむことが可能です。
ちなみにマツダ車は、特に運転席は人間工学に基づいたレイアウトを採用しています。シートの位置はもちろんハンドル、ペダルの配置まで人の感覚に違和感のないようにレイアウトしているので、長距離を走行しても疲れにくいという特徴があります。
デザイン性も高いため所有感も高く、総じて満足度が高いのがマツダのハイブリッドモデルと言えるでしょう。
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まとめ
マツダには多彩なハイブリッド車とそのシステムがあることを説明しました。しかしマツダのハイブリッド車はこれだけではありません。発売を控えるモデルに非常に面白いものがあるのです。
マツダは2023年6月22日、MX-30 e-SKYACTIV R-EVの量産を開始したと発表しました。このモデルは、発電専用のエンジンからの電力でモーターを駆動して走る「シリーズハイブリッド」という方式のモデルになります。
そのエンジンに注目が集まっています。なんとマツダの代名詞でもあるロータリーエンジンを採用しているのです。かつてのロータリースポーツモデルのRX-8のから11年ぶりにロータリーエンジンが復活します。
MX-30が発売となれば、世界唯一のパッケージを持ったハイブリッドモデルとなります。ここまで紹介したモデルも含めてマツダのハイブリッド車は、ユニークかつマツダの威信をかけた技術者の塊と挑戦の具現化と言うことができるでしょう。
■この記事の執筆者
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。 新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。