マツダ6を中古車購入する際に知っておきたい基礎知識!グレードの特徴も解説
マツダ6は、希少なセダンをラインアップするデザイン性が高い車種です。中古車のマツダ6を狙っている方もいるでしょう。満足のいく1台を探し出すためには、マツダ6について知ることが大切です。
この記事では、マツダ6の中古車を選ぶ際に重要となるグレードごと違いや、歴代モデルの特徴を解説します。中古車選びで押さえておきたいポイントに触れるので、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
4.マツダ6に特別装備が与えられた「XD 20th Anniversary Edition」も見逃せない
・マツダ6の歴代モデルは、3代にわたりアクセラという車名が使用されていた
・マツダ6の中古車を探す際は、グレードごとの違いを押さえておくことが大切
・価格重視なら必要十分な装備の「20S」、満足度で選ぶなら快適装備が充実した「XD L Package」がおすすめ
マツダ6の歴代モデルは中古車購入でお得に入手可能!
マツダ6の中古車を購入する前に、歴代モデルについて押さえておきましょう。マツダ6は現行モデルの車名であり、以前はアテンザというネーミングでした。ここでは、車名変更に触れつつ、各歴代モデルの特徴を解説します。ぜひ車選びの参考にしてください。
2002年5月:初代アテンザ発売
マツダ6の始まりである初代アテンザには、3つのボディタイプが用意されました。2002年5月に、まず4ドアセダン(SEDAN)と5ドアハッチバック(SPORT)が発売され、翌月の6月にステーションワゴン(SPORT WAGON)が販売開始されました。
パワーユニットには、直列4気筒の2.0Lと2.3Lのガソリンエンジンを用意し、各ボディタイプに設定しています。ちなみにSPORTの2.0Lエンジンはツインサイレンサーを採用しており、SEDANとSPORT WAGONよりも4%高出力です。
2008年1月:2代目アテンザ発売
初代から約6年後の2008年1月に、アテンザはフルモデルチェンジを果たしました。ボディタイプは初代と同様に、セダン・5ドアハッチバック・ステーションワゴンの3種類を設定しています。
パワートレインに関しては、2.3Lエンジンが廃止され、新たに開発した2.5Lエンジンが採用されました。2.0Lエンジンも用意しています。また、5ドアハッチバックのSportとステーションワゴンのSport Wagonには、6速マニュアルトランスミッションが設定されました。
2012年11月:3代目アテンザ発売
2012年11月、新世代フラッグシップモデルとしてアテンザは3代目へと進化しました。マツダが生み出した画期的な技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」が取り入れられ、「魂動(こどう)」という新たなデザイン思想を反映しています。
ボディタイプはセダンとステーションワゴンの2種類となり、5ドアハッチバックはなくなりました。パワーユニットには、SKYACTIV 技術を取り入れた2.0Lと2.5Lガソリンエンジン、2.2Lのクリーンディーゼルエンジンを設定しています。
2019年8月:マツダ6に車名変更
3代にわたり使用してきた「アテンザ」というネーミングは、マツダブランドの鮮明化を理由に「MAZDA6(マツダ・シックス)」へ変更されました。ボディタイプは先代と同じくセダンとステーションワゴンの2種類です。
エンジンは4種類となり、2.0Lと2.5Lのガソリンエンジン、2.2Lディーゼルエンジンに加え、2.5Lのガソリンターボを初採用しています。
認定中古車も検討したいマツダ6のグレードラインアップ
現行マツダ6の通常グレードは、6つ用意されています。ガソリンモデルとディーゼルモデルでエンジンの種類に違いはありますが、グレードごとの装備は共通しているため、ここでは、3つの項目に分けて各グレードの主要な装備を紹介します。
20S / XD
ガソリンモデルの20SとディーゼルモデルのXDには、カメラで検知するタイプの自動ブレーキや前後方向に対応した誤発進抑制機能など、先進の安全装備がしっかり備わっています。
インテリアに関しては、シート表皮がクロスとなり、カラーはブラックです。運転席の調整は手動式となっています。
ホイールは17インチのガンメタリック塗装です。フロントグリルはグロスブラック、フロントバンパーロアガーニッシュにはサテンクロームメッキが採用されています。
25S Sports Appearance / XD Sports Appearance
25S Sports AppearanceとXD Sports Appearanceは、中間グレードに位置します。安全装備については、ミリ波レーダーで遠くの物体を検知できる自動ブレーキが標準装備です。また、クルーズコントロールは全車速追従機能付きとなります。
シート材質にはスムースレザーが使用され、色はレッドとなるためスポーティーです。また、運転席の位置調整は、メモリー機能付きの電動タイプが標準装備されています。そして運転席と助手席にシートヒーターが付くため快適です。
25S L Package / XD L Package
25S L PackageとXD L Packageは、上級グレードです。安全装備は中間グレードと変わりありません。インテリアにおいては、オーバーヘッドコンソールLEDダウンライトと、足元にLEDの間接照明が装備されます。シートにはナッパレザーが使用され、カラーはピュアホワイトとブラックから選択可能です。
また、助手席のシート位置調整が電動タイプとなります。また、運転席と助手席ともに蒸れを軽減するシートベンチレーションとシートヒーターが装備されるため、夏も冬も快適です。
マツダ6の中古車購入におすすめのモデルは?
マツダ6のグレード選びで迷っている方もいるでしょう。まずエンジンの種類を決めなければならず、グレードごとの違いを把握することも重要なポイントです。ここでは、マツダ6のグレードを決めかねている方に、おすすめのグレードを2つ紹介します。
価格を重視したいなら「20S」がおすすめ
多くの予算を用意するのが難しい方や、価格を重視したい方は、ガソリンエンジンの20Sがおすすめです。エントリーグレードのため快適装備などは省かれていますが、オートエアコンが標準装備されているなど、安っぽさを感じることはないでしょう。
また、2.0Lガソリンエンジンは扱いやすく性能も十分です。装備が簡素な分、車両重量が軽く、燃費性能は上位グレードより優れています。
満足度を高めたいなら「XD L Package」がおすすめ
車で過ごす時間が長い方や、長距離移動する方には、最上位の「XD L Package」をおすすめします。まずシートの質感が高く、シートベンチレーションやシートヒーターなど快適装備が充実しているため、長距離移動も苦になりません。
また、ディーゼルエンジンはトルクがあり省燃費です。街乗りから高速走行まで、オールマイティにこなします。マツダのディーゼルエンジンは比較的静かですが、ガソリンエンジンとは異なるエンジン音のため、購入前にチェックすることをおすすめします。
マツダ6に特別装備が与えられた「XD 20th Anniversary Edition」も見逃せない
2023年10月時点において、マツダ6には特別仕様車の「XD 20th Anniversary Edition」がラインアップされています。このモデルは「XD L Package」をベースとしているため、装備内容が豪華です。
また、電動スライドガラスサンルーフを装備しているため、開放的な空間を味わえます。シート素材はナッパレザーとレガーヌの組み合わせで、シートカラーが明るい茶系のタンとなるため、特別感が味わえます。
マツダ6の中古車購入で失敗しないためのポイント
新車と違い、中古車はさまざまな業者から販売されており、個体ごとに状態が異なります。中古車選びで失敗しないためにも、しっかりとポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、車を選ぶときのチェックポイントと、販売店の選び方について解説します。
マツダ6の中古車を選ぶ上でのチェックポイント
中古車選びで重要なのは、まず修復歴車ではないか確認することです。修復歴車は、事故によりフレームまで損傷したことがある車両を指します。修復歴車は安価ですが、故障のリスクが高いため、購入後に後悔することになるかもしれません。
次に走行距離と年式を確認します。基本的に、走行距離が少ないほど故障する可能性が低いため、長く乗れるでしょう。年式は、新しいほど先進の装備が付いています。また、ボディの状態も良い車両が多いでしょう。
マツダ6の中古車販売店の選び方
中古車を探す際は、販売店選びも重要となってきます。販売店に問い合わせた際、疑問に対して的確に答えてくれるかどうかをまずチェックしましょう。また、見積りを依頼した場合は、諸費用を確認することが大切です。特に見積額と本体価格の差が大きい場合は、他の業者と比較することをおすすめします。
また、保証制度についてもしっかりチェックしましょう。保証期間や保障内容が充実しているかを確認します。車両の状態によって、保証延長プランを付けることで安心してのれるでしょう。
マツダ6の中古車購入で比較検討したいライバル4選
今となっては希少なセダンタイプがあるマツダ6は魅力的なモデルですが、他にもライバルといえる車種があります。ライバル車もチェックしつつ、車の購入を検討すると、より満足のいくカーライフが送れるでしょう。ここでは、4つのセダンのモデルを紹介します。
マツダ・アテンザ
歴代モデルのアテンザは、マツダ6のライバルともいえるでしょう。特にスカイアクティブ技術を取り入れた3代目は、燃費とパワーのバランスが良く、現在でも十分通用します。また、デザインに古さを感じさせない点もポイントです。さらにディーゼルエンジンを選べるというところも魅力的でしょう。
ネクステージにおけるアテンザセダンの中古車相場は、89万円~122万円となっており、比較的安価に購入できます。(2023年10月時点の情報です)
(参考:『アテンザセダン(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・マークX
トヨタのマークXは、初代が2004年に発売され、2代目まで販売されていました。スポーティーなルックスで、マツダ6に劣らないデザインと言えます。ディーゼルモデルはありませんが、2016年11月に発売されたモデルは2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンが用意されていました。
ネクステージにおけるマークXの中古車相場は、62万3,000円~295万3,000円となっています。(2023年10月時点の情報です)
(参考:『マークX(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産・スカイライン
スカイラインの現行モデルは13代目にあたり、アテンザよりも長い歴史を持つスポーツセダンです。以前はハイブリッドモデルが設定されていましたが、現在はガソリンエンジンのみラインアップしています。
エンジンは3.0Lのツインターボガソリンエンジンで、非常にハイパワーです。特に専用チューニングを施した400Rのエンジンは、298kW(405PS)を発揮します。ネクステージにおけるスカイラインの中古車相場は、46万2,000円~285万6,000円です。(2023年10月時点の情報です)
(参考:『スカイライン(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ・カムリ
カムリも息の長いモデルで、現行型は10代目となります。現行モデルは複雑なグリルとバンパー形状が特徴的で、スポーティーかつアグレッシブな印象です。ハイブリッドのみの展開で、ガソリンエンジンモデルはありません。
パワートレインが1種類しかないため、グレードを選ぶときは装備を確認するだけで済みます。ネクステージにおけるカムリの中古車相場は、116万9,000円~423万4,000円です。(2023年10月時点の情報です)
(参考:『カムリ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
マツダ6の中古車を探したい場合は、まずグレードを絞ることが大切です。装備の違いについて把握しておきましょう。また歴代モデルが気になる場合は、車名が変更されているためアテンザで検索する必要があります。
なお、現在では数少ないセダンですがライバルといえる車種があります。ライバル車も視野に入れ検討すると、より自分の求める車種が見つけられるでしょう。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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