MAZDA2はデミオの後継モデル!特徴や基本スペックを紹介
MAZDA2は、マツダが販売しているBセグメントタイプのコンパクトカーです。かつてはデミオという車名で販売していましたが、2019年よりMAZDA2に変更しました。2023年にはエクステリアの大幅な改良を実施しており、よりスタイリッシュなデザインへと進化しています。
スポーティーなコンパクトカーをお探しの方の中には、MAZDAの特徴やグレード構成について詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、MAZDA2の歴史や現行モデルの特徴について紹介します。
※目次※
1.MAZDA2はデミオのハッチバックタイプのコンパクトカー
・MAZDA2はデミオの流れを組むマツダのコンパクトカー。4代目モデルマイナーモデルチェンジより現在の車名へ変更
・MAZDA2の魅力はスタイリッシュな魂動デザインと機能性に優れた車内空間。ガソリンエンジンとクリーンディーゼルエンジンのパワートレインを用意
・MAZDA2の中古車を購入するならネクステージがおすすめ。豊富な在庫の中からお気に入りの1台を選べる
MAZDA2はデミオのハッチバックタイプのコンパクトカー
従来MAZDAの車種は、デミオ、アクセラ、アテンザなどの車名を使用していましたが、2019年をMAZDA3の登場を皮切りにアルファベットと数字を組み合わせた車名に切り替えました。
ハッチバックのコンパクトカーとして販売していたデミオについても、4代目モデルのマイナーモデルチェンジをきっかけにMAZDA2へ変更しています。ここでは、MAZDA2登場までの流れについてまとめています。
2019年にデミオからMAZDA2へ車名変更
MAZDA2のベースは、2014年9月に受注を発売されたデミオの4代目モデルです。デミオ4代目は、マツダが独自で開発した新しいデザインテーマの魂動(こどう)や、高い次元での環境性能や安全性能の調和をテーマにしたスカイアクティブ技術などを取り入れたモデルです。
ヨーロッパでもデミオは発売されましたが、2代目モデルの登場時よりMAZDA2という車名を採用していました。マツダでは、2019年のマイナーモデルチェンジのタイミングで全世界共通の車名に切り替えています。
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デミオの開発で培われた先進のテクノロジーを継承
MAZDA2のルーツとなるデミオが誕生したのは1996年8月です。コンパクトなボディサイズながら開放的な車内空間を特徴としていました。
2002年には2代目モデルが登場しており、躍動感を与えるエクステリアデザイン、高い質が特徴のインテリアや優れた運動性能が備わったエンジンなどが備わっています。
デミオはデビューから高い人気を誇っており、2008年には「世界カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。また、MAZDA2を含むデミオシリーズは発売から25年で150万台の販売を記録しています。
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MAZDA2の歴史を探っていこう
現在販売されているMAZDA2は初代モデルです。2021年には一部改良、2023年3月にはビッグマイナーチェンジが実施されました。
定期的な改良を加えることで、新しいテクノロジーの導入やデザインのリフレッシュなどの改良を図っています。また、特別仕様車や新たなグレードなどが追加されました。ここでは、MAZDA2のデビューから現在までの歴史についてご紹介します。
2019年9月:MAZDA2を発売
MAZDA2が登場したのは2019年9月です。「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」をコンセプトに掲げており操縦安定性や乗り心地などにもこだわっています。
シンプルながらも彫りの深い造形が特徴のエクステリアデザイン、居心地の良さを追求したインテリア、先進の安全機能などが特徴です。
デビュー時には8つのグレードが設定されます。パワートレインでは、1.5Lとガソリンエンジンとディーゼルエンジンが採用されました。
デミオで設定されていた15Cや15Sツーリングなどは廃止されており、代わりに15Sプロアクティブなどのモデルが登場します。
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2021年6月:一部商品改良を実施
一部改良が実施されたのは2021年6月です。パワートレインの見直しが図られており、ガソリンエンジン搭載モデルの燃費性能や環境性能が向上しました。また、新しいエンジン制御技術の採用により、アクセルに対する車体の応答性やコントロール性が改善されています。
また、特別仕様車の「サンリットシトラス」がラインアップに加わりました。車内はグレージュ色やシトラス色を使用しており、太陽の下での旅がイメージのテーマとして掲げられています。
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2023年3月:ビッグマイナーチェンジを実施
2023年3月に実施したビッグマイナーチェンジでは「好きを探せる相棒」がコンセプトとして掲げられました。多彩なカラーコーディネーションの設定や新機種の追加などの改良が施されています。
エクステリアについては、フロントやリアバンパーのデザインに変更が加えられました。また、ボディカラーについては「エアストリームブルーメタリック」と「エアログレーメタリックが」の2色が追加されています。
ビッグマイナーチェンジではグレード構成の見直しも図られており、「15BD」と「XD BD」がラインアップに加わりました。
2023年9月:商品改良を発表
2023年9月には商品改良を発表します。コネクティッドサービス対応のマツダコネクトを新たに採用しており、センターディスプレイの大型化、音質や画質の向上などの改良が加えられました。また、「15 BD」と「XD BD」の専用コンプリートキットである「SCI-FI」が新たなアクセサリーとして販売されます。
商品改良では特別仕様車として設定されていた「サンリットシトラス」の廃止を決定しており、5つのSKYACTIV-G搭載モデル、3つのSKYACTIV-D搭載モデルというラインアップになりました。商品改良モデルの発売は12月下旬の予定となっています。
MAZDA2の4つの特徴をチェック
マツダでは定期的にMAZDA2のアップロードを実施しており、先進の技術や安全装備をユーザーに提供してきました。現行モデルについてもデザイン性や走行性に優れており、快適な心地よいドライビングを体感できます。
ここでは、MAZDA2に備わった4つの特徴について詳しくまとめました。全グレードの燃料消費率についてもご紹介します。
魂動デザインを際立たせた12のカラーバリエーション
現行モデルのエクステリアでは、マツダが独自開発した魂動デザインが採用されました。鉄の塊としてではなく、生き物のように生命を感じさせる造形がポイントです。
現行モデルでは、12のカラーバリエーションが設定されました。生命感にあふれたエネルギッシュさを再現した「ソウルレッドクリスタルメタリック」、金属の質感を表現した「マシーングレープレミアムメタリック」、青い空に流れる風をイメージした「エアストリームブルーメタリック」などの色が用意されています。
細部までこだわった車内空間
現行モデルの車内空間は、シンプルながらも機能的で使いやすいデザインが特徴です。運転席はドライビングポジションにこだわっており、自然な姿勢でドライビングを楽しめるように設計されました。ペダル類はオルガン式を採用しており、アクセルとブレーキを自然に踏み換えられるのが特徴です。
車内には吸音材やマッドガードが使われています。不快な音を抑制しつつ、エンジンサウンドなどの運転中に感じたい音だけを聞けるように設計されました。
快適なドライブをサポートする安全装備
現行モデルでは、快適なドライビングをサポートする安全装備が搭載されています。運転支援機能では、先行車や前方の歩行者を検知して被害の軽減をサポートする「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」が全グレードで標準搭載です。
また、後退時に車や障害物を検知して衝突の被害を軽減する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」も全車に搭載されています。
一部のモデルでは、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール」や「レーンキープ・アシスト・システム」など、疲労や誤操作を軽減するための装備が搭載されました。
2タイプのスカイアクティブエンジンを採用
現行モデルのパワートレインは、1.5Lのガソリンエンジンを搭載したSKYACTIV-Gと1.5Lのクリーンディーゼルエンジンを搭載したSKYACTIV-Dの種類です。1.5LのSKYACTIV-Gでは優れた燃焼効率を実現させており、力強い走りを体感できます。
1.5LのSKYACTIV-Dは、燃費性能と環境性能の両立が特徴です。上質で余裕のある走りを体感できます。WLTCモードによるMAZDA2の燃料消費率は以下の表の通りです。
グレード |
2WD |
4WD |
15C |
20.3km/L |
18.1km/L |
15BD |
20.3km/L |
18.1km/L |
15 スポルト(AT) |
20.3km/L |
18.1km/L |
15 スポルト(6MT) |
20.2km/L |
- |
15MB |
20.2km/L |
- |
XD |
21.6km/L |
19.2km/L |
XD BD |
21.6km/L |
19.2km/L |
XD スポルト +(AT) |
21.6km/L |
19.2km/L |
XD スポルト +(6MT) |
25.2km/L |
- |
(参考:『MAZDA2(マツダ)の燃費情報』)
MAZDA2の現行モデルの基本スペックを確かめよう
MAZDA2の現行モデルでは、7つのグレードが設定されています。このうち、SKYACTIV-G搭載モデルは4つ、SKYACTIV-D搭載モデルは3つです。現行モデルでは、スポーツタイプのモデルや自由にデザインを変更できるモデルなどが設定されました。
グレードによって搭載されている装備や機能が異なるため、ライフスタイルに合わせた車選びをおすすめします。ここでは、パワートレイン別に基本スペックをまとめました。
SKYACTIV-G搭載モデル
SKYACTIV-Gのグレード構成は、ベースグレードの15C、カジュアルグレードの15BD、スポーツグレードの15スポルト、モータースポーツベースの15MBの4つです。
BDは「Blank Deck」を略した車名で、スケートボードのデッキという意味があります。自分好みにアレンジできるという意味が込められており、メーカーオプションで用意された198通りのカラーコーディネートが可能です。
15スポルトには、専用のメッシュグリルや16インチのアルミホイールなどが装備されています。スポーティーなスタイルを求める方におすすめです。
15MBはモータースポーツを楽しみたい方をターゲットにしたモデルで、街乗りからサーキットまで幅広く利用できます。
グレード |
15C、15BD、15スポルト |
15MB |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,080mm×1,695mm×1,500mm~1,550mm |
4,080mm×1,695mm×1,500mm |
総排気量 |
1.496L |
1.496L |
最高出力 |
81kW |
85kW |
最大トルク |
142N・m |
149N・m |
SKYACTIV-D搭載モデル
SKYACTIV-Dのグレード構成は、ベースグレードのXD、カジュアルグレードのXD BD、スポーツグレードのXDスポルト+の3つです。15MBのクリーンディーゼルエンジン搭載モデルは設定されていません。
XDはシンプルな装備が特徴のモデルです。可倒式のアンテナ、フルホイールキャップ付きの15インチスチールホイールなどが装備されています。一方でXDスポルト+は16インチのアルミホイール、電動格納リモコン付きのドアミラーなどが標準装備です。
XD BDは15BDと同じように、好みのデザインを選べるという特徴があります。ホイールキャップ、フロントグリル、インストルメントパネルなども自由に選択可能です。
グレード |
XD、XD BD |
XDスポルト+ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,080mm×1,695mm×1,500mm~1,550mm |
4,080mm×1,695mm×1,525mm~1,550mm |
総排気量 |
1.498L |
1.498L |
最高出力 |
77kW |
77kW |
最大トルク |
250N・m |
220N・m~250N・m |
MAZDA2の売買価格を見ておこう
MAZDA2の購入計画を立てる際には、販売価格のチェックをおすすめします。前もって価格を確かめておくなら、予算に合ったモデルが見つかりやすいでしょう。
カーローンで購入する場合、事前に販売価格を把握しておくなら返済のプランが立てやすくなります。ここでは、MAZDA2の新車販売価格、中古車の支払総額、買取相場をまとめました。
MAZDA2の新車販売価格
MAZDA2の新車販売価格の相場は154万8,800円~262万2,400円です。SKYACTIV-G搭載モデルとSKYACTIV-D搭載モデルの同一のグレードで比較した場合、SKYACTIV-D搭載モデルが高額に設定されています。グレードや駆動方式別の新車販売価格は以下の表の通りです。
グレード |
2WD |
4WD |
15C |
154万8,800円 |
176万8,800円 |
15BD |
174万1,300円 |
196万1,300円 |
15スポルト(AT) |
208万3,400円 |
230万3,400円 |
15スポルト(6MT) |
213万8,400円 |
- |
15MB |
176万8,800円 |
- |
XD |
195万5,800円 |
217万5,800円 |
XD BD |
208万4,500円 |
230万4,500円 |
XDスポルト+(AT) |
240万2,400円 |
262万2,400円 |
XDスポルト+(6MT) |
245万7,400円 |
- |
MAZDA2の中古車販売価格
2023年11月時点におけるネクステージでの中古車販売価格は、134万9,000円~184万9,000円です。新車販売価格が150万円以上に設定されているMAZDA2ですが、中古車なら150万円以下での購入を期待できます。パワートレイン別の支払総額は以下の表の通りです。
|
中古車の支払総額 |
SKYACTIV-G搭載モデル |
139万9,000円~184万9,000円 |
SKYACTIV-D搭載モデル |
139万9,000円~175万3,000円 |
(参考:『MAZDA2(マツダ)の中古車一覧』)
中古車の別のメリットとして納車までの早さがあります。近年では世界的な半導体不足が続いており、納期までに一定の期間がかかるでしょう。2023年11月時点においてMAZDA2の納期は2.5か月~5か月となっています。中古車なら現物を商品として取り扱っているため、早めの納期が可能です。
MAZDA2の買取相場
2023年11月時点において、10万3,000円~196万円がネクステージでの買取相場となっています。買取相場は年式、走行距離、グレードなどの要素が大きく関係していますが、200万円台での買取を期待できるでしょう。MAZDA2の過去の買取実績は以下の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
15Sサンリットシトラス |
2022年式 |
3,882km |
139万1,000円 |
15Sブラックトーンエディション |
2022年式 |
5,483km |
136万1,000円 |
15Sブラックトーンエディション |
2022年式 |
1万7,250km |
126万1,000円 |
15Sスマートエディション |
2022年式 |
1,625km |
124万9,000円 |
(参考:『MAZDA2(マツダ車)の買取相場・査定実績一覧』)
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まとめ
MAZDA2は、1996年に登場したデミオの流れを組むコンパクトカーです。デミオの4代目モデルの途中から現在の車名に変更しており、販売を展開しています。
MAZDA2は機能性にこだわった車内空間、加速性や環境性能に優れたパワートレインなどが特徴です。安全性能にも優れており、多くのユーザーからの支持を得ています。
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