車の購入時は保険の手続きが必要!自賠責保険・任意保険の手続き方法や注意点
車の購入時には、さまざまな手続きが必要となります。そのため、慣れない手続きに頭を悩ませる人も少なくありません。
車の購入や買い替えをスムーズに進めるためには、保険の変更や加入など必要な手続きについて理解を深めておくことが大切です。
本記事では、保険の種類と保険の変更手続きで注意すべきポイントについて解説します。知人から車を購入する場合や車を廃車にする場合の保険手続きにも触れるため、車の購入や買い替えを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
6. 車の購入に伴う保険の切り替えが不安な方はご相談ください!
・自賠責保険は「解約手続き」「新規申し込み」を忘れずに!任意保険は「車両入替手続き」が必要!
・一定期間内に車両入替を行っていないと新しい車の補償が受けられない!手元に車がなくても手続きは可能。
・車の購入に伴う疑問や保険の切り替えへの不安は「ネクステージ」で解決しよう!
車の購入時は保険の手続きを忘れずに!
新しく車を購入したり買い替えしたりする場合は、保険の手続きが必要です。うっかり保険の手続きを忘れてしまうと、手続きがスムーズに進まなかったり補償が受けられなかったりするため注意しましょう。
ここでは、「車の購入時や買い替え時に保険手続きが必要な理由」と「車の保険の種類」について解説します。
購入時・買い替えの際は手続きが必要
車の購入時や買い替え時の保険手続きは、快適なカーライフのために欠かせない手続きのです。保険手続きをしていないと、車の購入がスムーズに進まないだけでなく、万が一の場合に補償を受けられず大きな損害を被るリスクがあります。
特に買い替え時は、保険契約を買い替える前の車から新しい車に切り替えなければなりません。車の購入や買い替えは必要な手続きが多く、保険手続きを忘れてしまう方もいます。安心・安全なカーライフを楽しむためにも、車の保険手続きは忘れずに行いましょう。
車の保険は2種類に分けられる
自動車に関する保険には、「自賠責保険」と「自動車保険」の2つに分けられます。
自賠責保険は法律で加入が義務付けられている保険です。一方で、自動車保険は必ずしも加入する必要はありません。つまり、自賠責保険は義務なのに対し、自動車保険は任意ということになっています。
また、自賠責保険は交通事故被害者の救済を目的としています。これに対して任意保険は補償範囲が広く用意されているため、相手方だけでなく、自分への補償もされるという違いがあります。
車の購入時に行う保険の手続き~自賠責保険~
自賠責保険は法律で加入が義務付けられていますが、車を購入すれば自動的に加入できるものではありません。基本的には、損害保険会社や代理店などで加入することになります。では、車の買い替えをした場合は、どのような手続きをすれば良いのでしょうか。手続きの方法や、売却したときの還付金についてご紹介します。
自賠責保険は引継ぎができない
一般的に、自賠責保険は車検証の有効期限分をまとめて支払っています。
そのため、途中解約(売却)することで、支払い済みの自賠責保険が「未経過保険料」として還付されます。ただし、自分で解約手続きをしなければ還付金は受け取れないため注意が必要です。
また、還付された自賠責保険は手元に返還されることはなく、売却額に上乗せされることがほとんどです。しっかりと売却額に上乗せされているかどうかを確認するようにしましょう。
新しい車は新規で申し込みが必要
自賠責保険とは契約している人に対してではなく、車に対してかけられている保険です。
そのため、新しい車に買い替えたのであれば、自賠責保険も新規で申込まなければいけません。これまで加入していた自賠責保険を引き継ぐことはできないため、注意が必要です。
この場合、新しい車の車検証と現在加入している自賠責保険証明書を用意して各損害保険会社に連絡することになります。その他、保険会社によって必要な書類は異なります。
車の購入時に行う保険の手続き~任意保険~
任意で加入する自動車保険も、新しい車を買い替えたときには所定の手続きをしなければいけません。もし手続きを忘れていた場合は、大きな損をすることもあります。では、どのような手続きをする必要があるのでしょうか。手続きをしなければどのようなことが起こり得るのかということや、手続きをするための手順についてご紹介します。
任意保険は「車両入替」の手続きが必要
自賠責保険と同じく、任意保険も契約している人ではなく、車にかけられています。
そのため、新しい車に買い替えた場合は「車両入替」と呼ばれる手続きをしなければいけません。車両入替は車を所有してから30日以内に手続きをしなければならないと義務付けられています。
もし車両入替を行わないまま所定の期間が過ぎてしまうと、新しい車の補償はゼロになります。つまり、事故を起こしてもすべての費用が自腹となるだけでなく、事故の相手との示談交渉、必要書類の手配なども自分で行わなければなりません。
変更のステップ①保険会社へ連絡する
新しい車へと買い替えたら、加入したい保険会社へ連絡しましょう。
現在加入している保険会社だけでなく、これを機会に保険会社を変更することもできます。また、車両入替をするタイミングで補償内容も見直してみると良いかもしれません。
ほとんどの保険会社では、車両入替に「30日以内」というルールが設けられています。そのため、車を買い替えた当日など早めに手続きをすると安心ですが、名義変更がされていないと車両入替の手続きもできない場合が多くなっていますので、名義変更日には注意が必要です。
変更のステップ②必要書類を用意する
車を買い替えて、車両入替する場合は以下の書類が必要になります。
- 現在契約中の保険証券
- 新しい車の車検証
保険証券は、車を買い替えた契約者を保険会社が特定するために必要な書類です。証券番号を伝えるだけで、契約しているかどうかを特定することができますので、事前に用意しておきましょう。
また、車の登録番号や車体番号を登録するために、新しい車の車検証も必要です。余裕を持って車両入替をするためにも、車検証が発行されたらすぐに手続きすることをおすすめします。
変更のステップ③差額分を精算する
自動車保険は、車のグレードや種類、等級などによって保険料が変わってきます。そのため、新しい車に買い替えることで保険料が変わることもあります。この場合、差額保険料分の支払い手続きもしくは、払い戻しの手続きが必要なので覚えておきましょう。
差額分を清算する場合は、保険証券や車検証の他に、口座情報やクレジットカード情報などが必要になります。手続きをスムーズに進めるためにも、事前に用意しておくようにしてください。
車の購入時に保険の変更手続きをする際の注意点
自賠責保険なら、加入していることを証明するための「自賠責保険証明書」を携帯しておかなければいけません。これに違反すると、30万円以下の罰金が課せられます。では、保険の手続きをする際、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。意外と知られていない3つの注意事項についてご紹介します。
納車日より前に手続きを終わらせよう
自動車保険の車両入替には「30日以内」というルールが設けられていることがほとんどです。しかし、名義変更のタイミングなどにより、納車当日に手続きをすると、危険な場合もあります。そのため、任意保険の変更手続きは新しい車が納車される前に済ませておきましょう。
もし手続きが納車後になってしまうと、手続きが完了するまで、新しい車では補償を受けることができません。一般的に車両入替の手続きは一定期間前から可能になっていますので、早めに連絡するようにしてください。
変更手続きができる人物は限られている
車両入替の手続きができる人には、一定の条件があるため注意しましょう。
- ①変更前のお車の所有者ご本人
- ②主に運転される方
- ③②の配偶者
- ④②または③の同居の親族
たとえば、上記に記載した内容は、ある保険会社で適用されている条件です。つまり、この条件に当てはまらない人は、変更手続きができないということになります。
なお、これらの条件に関しては保険会社によって内容が異なります。ホームページなどでも記載されていますので、事前に確認しておいてください。
保険の手続き前に所有者の名義変更が必要
家族や友人・知人などに譲り受けた場合は、名義変更を先に済ませておきましょう。
保険会社によっては、車検証上の所有者が変更されていなければ、車両入替ができないケースもあるからです。そのため、管轄の陸運局などで名義変更の手続きをしておかなければいけません。
名義変更がされていなくても、事故を起こした場合に補償されるケースもありますが、補償対象者の範囲によっては保険が適用されないこともあるため、注意が必要です。
車の保険はケースによって異なる
車の保険手続きは、購入方法や状況によって手続きの流れやタイミングが異なります。一般的な車の購入や買い替えと保険手続きの流れが異なるケースは、下記の3つです。
・友人から車を購入する
・買い替えでこれまでの車を廃車にする
・家族が新しく車を購入する
ここでは、車購入のシチュエーション別に保険手続きの流れとタイミングについて解説します。
知人から車を購入する場合
知人から車を購入する場合は、まず名義変更を行うことが大切です。名義変更をしなければ、これまで車に乗っていた友人が自賠責保険の契約を継続することになります。自賠責保険は所有者に対してではなく車に対してかけられる保険であるため、契約はそのままにして名義だけ変更する必要があります。
自賠責保険の名義変更に必要な書類は、次の2つです。
・契約権利譲渡通知書
・移動承認請求書
車を手放す人と自身がそれぞれ書類に記入捺印をして申請します。身元確認のために本人確認書類の提示が求められる場合もあるため、忘れずに持参しましょう。
任意保険は義務ではないため、必要に応じて加入手続きを行います。知人が任意保険に加入している場合は、解約してもらった上で新規加入が必要です。
車を廃車にする場合
車を廃車する場合、任意保険は解約できます。長期間車に乗る予定がない方には、解約がおすすめです。保険期間中の解約であれば、満期までの保険料は返還されます。ただし、保険会社や満期までの期間によって有無が異なるため確認が必要です。
また、任意保険は一時中断もできます。一旦廃車にして時間が経ってからまた車を購入しようと考えている方には、一時中断がおすすめです。解約するかどうか迷っている方は、ひとまず一時中断して今後について考えるという方法もあります。任意保険を中断する「中断証明書」を発行することで、現時点での等級を維持したままでの一時中断が可能です。
車を廃車にすると、自動車重量税が解約されます。「使用済自動車に係る自動車重量税の廃車還付制度」により、車検までの残存期間分の自動車重量税が還付されることが特徴です。廃車手続きを依頼した業者から廃車完了の連絡をもらったら、運輸局で申請を行いましょう。申請から還付金の支払いまでは、約2カ月かかります。
家族が新しく車を買う場合
家族が新しい車を購入する場合は、「吐き出し制度」を利用することで保険料の合計が安くなることがあります。吐き出し制度は、生計を共にしている家族が数台の車を所有する場合に適用できる制度です。任意保険の契約時に等級を譲り渡せるため、保険料を安く抑えることができます。
さらに、補償を受けられる運転手を「本人のみ」に限定することで、保険料がさらに安くなる場合があります。年齢が若く保険の審査が厳しい方や保険料を安くしたい方は、制度の利用を検討してみましょう。吐き出し制度は、配偶者または同居している家族が対象です。ただし、車両を交換して適用することはできません。
車を複数台所有している場合は、ノンフリート多数割引の適用で保険料が安くなります。一般的なノンフリード多数割引の割引率は、下記の通りです。
契約台数 |
割引率 |
2台 |
3% |
3~5台 |
4% |
6台以上 |
6% |
ノンフリート多数割引の採用は、代理店型の保険会社の多く見られます。インターネットで直接保険会社と契約するダイレクト型でノンフリート多数割引を採用している保険会社は少数です。
車の購入に伴う保険の切り替えが不安な方はご相談ください!
ネクステージでは、「お客様ファースト」の理念を掲げ、お客様が快適なカーライフを楽しめるようにさまざまな取り組みを行っています。
ネクステージで車を購入する主なメリットは、下記の通りです。
・保証が充実している
・多店舗からの取り寄せができる
・カテゴリー別の専門店がある
・車検や修理にも対応している
・任意保険の相談ができる
お客様が安心・安全なカーライフを送れるように、スタッフ一同真摯に対応させていただきます。車の選び方や購入に悩んでいる方、保険の切り替えに不安な方は、ネクステージにご相談ください。
まとめ
自動車に関する保険は「自賠責保険」と「自動車保険」の2種類です。自賠責保険への加入は義務なのに対し、自動車保険は任意などの違いはあるものの、車の買い替えを行ったら、保険の種類に関係なく所定の手続きを行わなければいけません。
また、手続きをしていないことで車の購入がスムーズに行えないだけでなく、新しい車の補償がゼロになるなど、大きな損をすることもあります。他の手続きで一杯いっぱいになり忘れてしまうこともあるため、最初にメモ書きなどをしておくようにしましょう。
もしも買い替えを検討しており、諸々の手続きがわからないという人は、ぜひネクステージにご相談ください。保険の手続きだけでなく、その他のお悩みに関しても丁寧に対応させていただきます。