車買取でへこみや傷は査定額に影響する?買取価格アップのコツは?
車にへこみや傷があっても、買取に出すことは可能です。中古車市場では、使用感のある車が大半であり、程度によっては査定額への影響も限定的といえるでしょう。ただし、その大きさや深さによって減点対象となることも事実です。へこみや傷以外にも、修復歴や走行距離、エンジン状態などが買取価格に大きく影響します。
この記事では、車のへこみや傷が査定額にどう影響するのか、また高く売るためのコツについて解説します。修復歴の影響についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
10.査定や契約をしてから車にへこみや傷を付けてしまったら?
・車のへこみや傷は基本的に査定額ダウンの要因になるが、損傷が大きい場合は自分で修理せず、そのまま査定に出すほうが効率的。
・へこみや傷以上に査定額に影響するのは、さび・腐食・亀裂といった損傷や修復歴などがある。
・高く売るためには、内装をきれいに掃除する、車検証・整備記録簿をそろえる、決算期に売却するなどのポイントを押さえておこう。
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へこみや傷があっても車の買取はできる
車にへこみや傷がある場合でも、買取はほとんどの場合可能です。買取専門店では、見た目の状態が良くない車でも、さまざまな理由で買い取ってくれます。
へこみや傷があっても、その程度によって査定額が変わるものの、買取自体を断られることはあまりありません。ここでは、なぜへこみや傷がある車でも買取できるのか、その理由について解説します。
中古車として買取するため
中古車買取業者は、引き取った車を修理して再販することを前提に査定を行っています。多少のへこみや傷がある車でも、修理すれば十分に中古車として価値があるため、基本的に買取対象になります。特に軽度のへこみや傷であれば、プロの技術で修理することで、ほとんど目立たなくすることが可能です。
中古車市場では、使用感がある車が大半であり、多少のへこみや傷は許容範囲内とされています。特に年式が新しく人気の車種であれば、多少の傷があっても需要は高く、買取業者も積極的に買い取ってくれるでしょう。
海外の需要があるため
日本の中古車は、海外でも非常に高い評価を受けています。特に東南アジアやアフリカ、中東などの地域では、日本車の需要が高く、多少のへこみや傷があっても問題視されないケースがほとんどです。
海外で日本車は信頼性が高いと評価されており、外観よりも機能性や耐久性が重視される傾向があります。そのため、外装に多少のへこみや傷があっても、エンジンやその他の機能が正常であれば、十分に需要があるのです。
パーツや鉄としての価値があるため
車の状態が非常に悪く、走行車として再販することが難しい場合でも、パーツ取りや素材としての価値があるため買取が可能です。中古パーツ市場では、エンジンやトランスミッション、電装部品など、状態の良い部品は高値で取引されています。
例えば、事故で前部が大きく損傷した車でも、後部のドアやテールランプなどは無傷の可能性があります。これらのパーツは同じ車種のオーナーに修理用部品として販売できるため、価値があるのです。また、最終的には車は鉄などの金属資源として再利用できます。
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へこみありや傷ありの車は買取査定額に影響するのか
自動車を中古買取に出す際、ボディにへこみや傷があると査定に影響します。自動車はなるべくきれいな状態のほうが査定は高く付くのが基本になるため、へこみや傷はマイナス査定につながる要素です。
へこみや傷はその面積や深さが大きいほどマイナス査定に影響します。逆に考えると小さなへこみ、ほとんど目立たない傷はさほど査定には影響しません。ほとんど目立たないような傷は査定に影響しないケースもあり得ます。
つまり、へこみや傷は基本的にマイナス査定に影響しますが、程度によりけりです。ごくわずかな傷、へこみの場合はマイナス査定に影響しない場合もあります。
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車のへこみや傷はどれくらい影響する?査定基準と減点基準
中古車買取の査定の基準は「一般財団法人 日本自動車査定協会」という団体がガイドラインを設けており、中古買取業者はそのガイドラインを基準に査定を行います。つまり基本的に査定基準は全国共通です。
ガイドラインは日本自動車査定協会公式HPに公開されていますが、膨大な情報量のため、素人が読み解くのは難しいかもしれません。そこでここでは査定基準について説明します。
中古車の査定は減点方式で行われる
自動車をチェックして、マイナス要素があった場合は、その程度に応じて減点されます。例えばボディに1cm四方以上の傷があった場合はマイナス10点などの査定になります。
1点が1,000円と計算するので、10点の減点は1万円のマイナス査定です。ボディの傷、へこみは1cm以上から減点対象になり、それ以下の小さな傷は基本的に査定に影響しません。
へこみの減点基準
ボディのへこみの場合の減点基準は以下のようになっています。
・1cm四方から、カードサイズくらいの【かなり小さな】へこみはどの部分でも10点減点
・カードサイズから、A4サイズくらいのへこみは【小】と定義
・A4サイズから、各パネルの半分くらいの面積を占めるへこみは【大】と定義
・各パネルの半分以上を占める面積のへこみは【要交換】と判断される
へこみの大きさにより【小】、【大】、【要交換】、に分類され,へこみの部分によって以下の表のように減点されます。
|
小 |
大 |
要交換 |
ボンネット |
30 |
50 |
70 |
フロントフェンダ |
30 |
50 |
65 |
フロントドア(4ドア) |
30 |
50 |
80 |
フロントドア(2ドア) |
30 |
50 |
85 |
リアドア |
30 |
50 |
75 |
リアフェンダ(4ドア) |
30 |
50 |
130 |
リアフェンダ(2ドア) |
30 |
50 |
150 |
バックドア |
30 |
50 |
95 |
ルーフ |
50 |
80 |
145 |
ピラー |
15 |
20 |
交換はなし |
ボディサイドシル |
15 |
20 |
80 |
リアエンドパネル |
15 |
20 |
65 |
1点が1,000円の計算のため、どの部位でもへこみと認定されると、1万円以上のマイナスとなります。ルーフのへこみは他の部分よりもマイナス査定が大きくなるため注意しましょう。
傷の減点基準
傷の場合の減点基準は、へこみの基準ように、部位よって細分化されていません。傷は部位に関わらず、大きさによって以下のように判断されます。
・傷が1cm四方以上から、カードサイズ程度の場合、10点減点
・傷がカードサイズ以上から、A4サイズ程度の場合、20点減点
・傷がA4サイズ以上、各パネルの半分より狭い場合、30点減点
傷が各パネルの半分以上の場合は要交換と判断され、交換費用相当のマイナス点が付きます。傷がごく浅く、コンパウンド(傷消し用の研磨剤)で消すことができるレベルならば、減点対象にならない場合もあります。
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小さなへこみや傷は車の買取査定額に影響しない
自動車の傷、へこみ、はその大きさによってマイナス査定の大きさが変わってきます。例えばエクボのような小さなへこみと、コブシくらいの大きさのへこみでは同じへこみでも査定額が変わります。へこみや傷の深さも重要です。ボディの下地の鉄板が見えないくらいの、ごく浅いへこみや傷であれば査定にはほとんど影響しません。
中古車買取は、あくまで中古車であることが前提です。年単位で使ってきた自動車に多少のへこみや傷があるのはごく自然なことなので、小さなへこみや傷は査定に影響しない、というのが基本的な考え方といえます。
車の買取前にへこみや傷は修理したほうがよい?
車を買取に出す前に、ボディのへこみや傷を修理したほうがよいかどうかは多くの方が悩むポイントです。確かに見た目がきれいなほうが高く売れそうに思えますが、実際はどうなのでしょうか。修理にかかるコストと査定額の関係を考えると、必ずしも修理が得策とはいえないケースもあります。
ここでは、へこみや傷の修理について、買取査定を前提に考えた場合の最適な選択について解説します。
大きなへこみや傷は修理しないほうがよい
減点対象となるへこみや傷が数カ所あれば、それだけで数万円ものマイナス査定なってしまいます。しかし結論を述べると、大きなへこみや傷を実費で修理して中古車査定に出すのはおすすめしません。その理由は、へこみや傷によるマイナス査定分の金額は、その修理代金に相当するからです。
つまり実費で修理してから査定に出せばへこみや傷の部分の減点は免れますが、査定の減点分と修理代金はほぼ同額、もしくはそれ以上になる可能性が高いため、あまり意味がないのです。むしろ、わざわざ修理業者を利用する分、二度手間になってしまいます。
中古車買取専門店は自社で整備工場と提携している場合があるので、二度手間にならないように、査定のための修理は控えたほうがよいでしょう。以上のことから、優良な中古買取業者を選ぶことを前提に考えると、へこみや傷の修理は自分で行わずに査定に出すほうがおすすめです。
小さなへこみや傷は自分で修理する方法もある
マイナス査定にならないよう、へこみや傷を自分で直す方法もあります。カー用品店に行くと、ペイントペンなど傷を目立たなくするさまざまなアイテムが置いてあります。また、へこみの修理はパテで埋めて隠せます。
ペイントペンはタッチアップペンとも呼ばれ、浅い小さな傷に塗料を塗ることで目立たなくさせる道具です。色の種類も豊富で、実際の車のボディカラーに似せて作られています。
ただし、下手に修理してしまうとマイナス査定されることもあります。プロ並みの自信がない方はやめておいたほうがよいでしょう。
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へこみや傷がある車を高く買取してもらうコツ
中古査定に出す車のへこみや傷は、その面積が小さくない限りは、マイナス査定の対象になります。へこみや傷のマイナス査定額はほぼ修理費分相当のため、事前に修理業者に依頼して修理してもあまり意味がありません。もしも自分できれいに修理できる場合には、セルフ修理して査定に出せば減点を免れて得になる可能性もあります。
小さなへこみや傷は自分で修理する
ごく浅い傷ならばコンパウンドという傷消し用の研磨剤を使って簡単に直すことが可能です。コンパウンドの使用は特別な技術もいらないため、素人でもわずかな傷であれば消せるでしょう。
ボディの小さなへこみは、熱湯、またはドライヤーの熱風をかけるなど、熱を加えると元に戻る場合があります。ハンマーで裏側からたたく方法もありますが、この方法は慎重に行わないと余計に自動車の傷を増やしてしまうことにもなりかねないため、注意が必要です。
以上のようにわずかなへこみや傷ならば、市販の修理グッズを使うなどして直すこともできますが、失敗するリスクを考えると一概におすすめはできない選択肢です。
例えば、傷によるマイナス査定は、その大きさが主な判断基準となるため、浅くて大きめの傷がある場合は、コンパウンドでセルフ修理する価値があるかもしれません。
車の内装をきれいに掃除する
へこみや傷以外でも、自動車の内装をできるだけきれいに掃除しておくと、その分、マイナス査定が減る可能性があります。
前提として、簡単な掃除で落ちる程度の汚れは、あってもなくても査定に影響はありません。しかし査定をする人はあくまで人間です。そのため内装をきれいに掃除している場合と、汚れが目立つ場合では、第一印象が変わってきます。
内装をきれいにしておけば査定担当者は、「大事に使っていたのだな」というような印象を持ち、その印象が査定全体に良い影響を及ぼす可能性もあるのです。
オプションに注目する
自動車は購入の際、オプションで機能や装備を追加することが可能です。追加したオプションによっては査定の際にプラス要素になる場合があります。
例えばオプションでサンルーフを付ける、シートをレザー仕様にする、電動スライドドアにする、などはプラス査定になりやすいオプションです。
基本的に純正のオプションパーツはプラス査定につながりやすくなります。逆に社外品のパーツはあってもプラスになることはあまり期待できません。改造に近い、取り外すのが困難な社外パーツはマイナス査定につながる可能性があります。
タイヤは高額なスタッドレスタイヤでも、夏用のタイヤでも、査定に影響はありません。このためタイヤは夏用タイヤを取り付けて査定に出し、まだ使えるスタッドレスタイヤは買取専門店に売却するのがおすすめです。
車検証・点検履歴など書類をチェックしておく
査定は今の車の状態を調べることだけでなく、過去にその車がどのような歴史をたどってきたかについても調査します。その車が点検をきちんと受けてきたか、どのような整備を受け、修理を行ってきたかを知るためには、定期点検整備記録簿が欠かせません。
定期点検整備記録簿があるにもかかわらず、過去の修理の痕跡を消そうと破棄してしまう人もいるようですが、それはやめておいたほうがよいでしょう。なぜなら、定期点検整備記録簿などの書類がないと査定額がマイナスになるだけでなく、問題のある車なのかとあらぬ疑いを抱かせてしまうからです。
買取時期を調整する
すぐに売りたいからという理由で、時期を考えずに買取に出そうとしていませんか。実は車には、高く売れる時期とそうでない時期が存在します。
高く売れやすい時期は、2月~3月にかけての決算期です。この時期は、ノルマ達成や新生活に向けた需要の高まりから、販売店がイベントなどを開催しています。決算期は通常期に比べると査定額が高くなりやすい時期です。
また、車検の前か後かも大事です。少しでも高く売るために車検を通してから売却しようとする人がいますが、実際はあまり査定に影響しません。車検代を回収できない可能性もありますので、車検前に売るなど時期を調整するようにしましょう。
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へこみや傷以外に車の買取価格に影響を及ぼすもの
ここまでへこみや傷がどの程度買取価格に影響するかを見てきました。しかし、実は傷以上に車の買取価格に影響を及ぼすものがあります。下取り価格に影響を及ぼすものについてご紹介します。
走行距離
中古車市場では走行距離が少ないほど需要があるため、走行距離が買取価格や下取り価格にも大きく影響します。ただし、実際は走行距離が少ないから高い、走行距離が多いから安いというような単純なものではなく、年式とのバランスが重視されます。
一般的に普通車は年間1万km、軽自動車は年間8,000km程度を基準にして、それよりも少ない距離であれば査定額がプラスになることが多い傾向です。
ただし、5年で数千kmというような車の場合、長期にわたり放置され劣化している可能性もあるため、逆にマイナスになることもあります。
車の年式やモデル
走行距離は年式とのバランスでチェックされますが、年式は新しいほど査定額がプラスになりやすいといえます。しかし、1、2年程度古くても大きなマイナスになるようなことはないでしょう。
年式の新しさに加え、モデルが最新かどうかも大切なポイントです。中古車市場では旧モデルより新モデルが好まれる傾向にあり、これが買取価格にも影響します。新モデルが登場した後だと査定額も下がりやすくなります。タイミングとしては新モデルが登場する前に売るのが良いといえるでしょう。
カラーや仕様
カラーや仕様も買取価格に影響を及ぼす項目です。車の形状や機能は時代に合わせた流行などがありますが、人気のあるカラーはあまり時代に左右されず、スタンダードカラーが好まれます。
シルバーやブラック、ホワイトやパールホワイトなどは安定した人気のある色ですので、査定額も期待できます。特に近年はブラックの人気が高まりつつあり、査定の際も有利といえるでしょう。
また、人気のある仕様は高くなる傾向にあります。反対に特別仕様車や限定車などは需要がそれほど高いわけではないため、影響は大きくないといわれています。
タイヤ・ホイール回りなど
タイヤやホイールには純正と社外製があります。高級な社外製の場合、買取価格も高くなるような気がしますが、実はそうではありません。どちらかというと「純正でない場合」にマイナス査定となることがあります。
中古車で特別な社外製を求める人は多いとはいえず、万人受けするものが売れやすくなっています。そのため、いくらこだわりのある社外製でも、査定額を下げてしまうことがあるのです。手元に残っているのであれば、純正タイヤ・ホイールに戻してから査定を受けたほうがよいでしょう。
エンジン
車の買取価格において、エンジンの状態は外装のへこみや傷よりも大きな影響を与えることがあります。エンジンは車の心臓部分であり、その状態が良好かどうかは車全体の価値を左右する重要な要素です。
エンジンからの異音や振動、オイル漏れなどがある場合、減点対象となるでしょう。特にエンジンの修理は高額になることが多いため、査定額に与える影響も大きくなります。
定期的なメンテナンスを行っていることを示す整備記録がある場合は、エンジンの状態が良いと判断される可能性が高まります。
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へこみや傷以上に車の買取価格に影響するのは?
車の買取価格に大きく影響するのは、さび・腐食・亀裂といった損傷です。これらの損傷は、単なる表面的なへこみや傷よりもはるかに深刻で、修理が困難であるため査定額を大幅に下げる要因となります。
さびや腐食は時間の経過とともに広がり、車体の強度を著しく低下させる恐れがあります。特にフレームやフロア部分の腐食は、車の安全性に直結する問題であるため、重大な減点対象となるでしょう。
こうした部位のさびや腐食を修理するには、部品交換や溶接作業が必要になることが多く、修理コストが非常に高額になる傾向です。
へこみや傷だけではなく修復歴もある車の買取査定額
車を買い取ってもらう際、へこみや傷だけでなく修復歴の有無も査定額に大きく影響します。修復歴のある車は、そうでない車と比較して査定額が大幅に下がる傾向があるのです。
ここでは、修復歴とは何か、それが査定額にどのように影響するか、そして修復歴がある車を売る際のポイントについて解説します。
車の修復歴とは?
修復歴とは、交通事故などで車の骨格部分に損傷を受け、修理・補修した履歴のことを指します。具体的には、フレーム(車の骨格)のゆがみを修正したり、ピラー(柱)やクロスメンバー(横梁)などの重要な構造部品を交換したりした場合が該当します。
修復歴の判断基準は、日本自動車査定協会の基準によると、主に以下のような部位の修理が行われた場合です。
・フレームの修正や交換
・ピラー(Aピラー、Bピラー、Cピラーなど)の修理や交換
・クロスメンバーの修理や交換
・フロアやルーフなど各パネルの修理や交換
一般的なへこみや傷の修理とは異なり、これらの部位は車の安全性に直結する重要な骨格部分です。そのため、こうした部位に修理歴がある場合、「修復歴あり」という評価になり、査定に大きく影響するのです。
修復歴がある車の査定額
修復歴がある車の査定額は、同条件で修復歴のない車と比較して、通常30%~50%程度低く評価されることがあります。場合によっては、それ以上の割合で減額されることもあるでしょう。
修復歴車の査定額が大幅に下がる理由はいくつかあります。まず、修復後も事故前の強度や安全性が完全に復元されるとは限りません。また、将来的に修復部位に関連する不具合が発生するリスクも高いと判断されるためです。
さらに、中古車市場において修復歴のある車は敬遠される傾向があり、再販時の需要が低いことも大きな要因です。多くの購入者は安全面を重視するため、修復歴のない車を選ぶ傾向が強いといえます。
修復歴は隠さないのがポイント
修復歴がある車を売却する際の重要なポイントは、その事実を隠さずに正直に伝えることです。プロの査定士は車の状態を細かくチェックするため、修復の痕跡を見抜くことがほとんどです。
仮に修復歴を隠して査定を受け、後から発覚した場合、契約の取り消しといった深刻なトラブルに発展するかもしれません。また、正直に修復歴を伝えることで、信頼関係が構築され、可能な範囲で良い条件を引き出せる可能性もあります。
査定や契約をしてから車にへこみや傷を付けてしまったら?
査定を受けただけの段階であれば、問題はそれほど複雑ではありません。査定額は査定時の車の状態に対して提示されたものですので、へこみや傷が付いた場合は素直に再査定を受けることをおすすめします。
隠そうとしても査定士は車の状態をしっかりチェックするため、通常は見つかってしまいます。正直に伝えて再査定を受けるほうが、信頼関係を損なわずに済むでしょう。
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まとめ
車の買取査定では、へこみや傷は基本的にマイナス評価となりますが、1cm四方以下の小さなものはほとんど影響しません。大きな修理は自分で行うよりも査定に出したほうが効率的です。
査定額を上げるには、内装の清掃や点検記録の保管、決算期の活用など工夫できる点があります。また、へこみや傷以上に修復歴や走行距離、エンジンの状態など他の要素が査定額に大きく影響することを押さえておきましょう。
▼ライタープロフィール
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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よくある質問
Q. 車の修復歴があると査定はどのくらい下がりますか?
A.修復歴のある車を売却する場合、通常の買取価格に比べて大きく査定額が下がり、状況によっては50%以下の査定額になることもあります。ただし、車両の状態によって買取価格に差が出るので、明確な金額の決まりはありません。
修復歴車の買取価格が安い理由はリスクの高さです。最近の車両の多くはモノコック構造になっており、骨組みで全体の強度を保たせています。修復歴車は車全体に衝撃の影響が生じるため、直した後も強度が落ちている可能性が考えられるためです。
Q. 車の査定をしてもらうのに何分くらいかかりますか?
A. 業者によって異なりますが、査定の時間は30分~1時間程度です。加えて、事前ヒアリングや査定後の話し合いなど、商談の時間も合わせると1時間~1時間半くらいかかります。
Q. 車を査定する前に掃除した方がよいですか?
A. 外装や内装をきれいな状態にしておくことで、査定時における好感度がアップします。掃除機を使って座席のシートやフロアマットをきれいにしたり、収納ポケットにたまったごみやほこりを取り除いたりして清潔な状態にすると良いでしょう。
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