車内クリーニングを業者に頼むことは可能?プロに依頼するメリットや費用を解説
車の内部が汚れてしまい対処に困ってしまうというシチュエーションに直面する機会は、意外に多いものです。普段の汚れならまだしも、嘔吐物や飲み物のシミなど、頑固な汚れは自分で落とそうとしても限界があります。
そのような際におすすめなのが、プロによる車内クリーニングです。車内クリーニングは、さまざまな業者に依頼が可能で、プロの技術を使えば驚くほどきれいになります。
そこでこの記事では、車内クリーニングの依頼先やメリット、業者ごとの費用相場から、自分でできるクリーニング方法まで、詳しく解説します。車内をきれいにキープすることは、売却時の査定額にも影響するので、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
・車内クリーニングは、ガソリンスタンド、ディーラー、カー用品店、クリーニング専門店などの業者に依頼可能。
・車内クリーニングをプロに依頼すると、時間と労力を節約しながら車内を徹底的にきれいにできる。
・車内クリーニングの料金は、依頼する業者のタイプと清掃する箇所によって変動する。
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車内クリーニングは業者に依頼できる
車内をきれいにしたいけれど、自分の手に負えない汚れは悩みの種です。そのような状況の際は、車内クリーニングをプロに依頼することを検討しましょう。まずは、車内クリーニングを依頼できる業者のタイプについて見ていきましょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは気軽に行ける業者のひとつです。ガソリンスタンドには、車内清掃に対応しているところと、対応していないところがあるため、依頼を検討する際は、事前に確認しておく必要があります。
短時間で済むケースが多く、時間がない場合にもおすすめです。高圧高温機での清掃やカビの除去・除菌、車内での喫煙があった場合は室内のヤニ除去などのクリーニングに対応してくれるでしょう。
ディーラーや整備工場
ディーラーや整備工場でも、車内クリーニングの依頼が可能です。洗浄時に汚水を吸う専用の掃除機を使用したり、専用洗剤を使用したりして、細部まで掃除しヤニやペット臭・ほこりを除去します。専門的な機器と技術で、車内を丸洗いするようなイメージです。
車内には布を使用した部分が多く、掃除機だけでは清掃しきれません。専用掃除機を使用することで、短時間で美しく仕上げられます。
カー用品専門店
カー用品を扱う大手の専門店では、簡易的なものから本格的なものまで、幅広いクリーニングサービスを提供しています。簡易的なメニューとしては、20分~30分程度の短時間で終了する車内の消臭です。
本格的に車内の清掃をしたい場合は、天井から床まで一気に掃除するなど、2日程度かかるものもあります。専用の機材を使用して掃除するため、頑固な汚れも安心して任せられるでしょう。
車内クリーニング専門店
車内クリーニングを専門に扱っているショップもあります。メニューが細かく分かれており、清掃内容を細かく指定できる点が特徴です。
タバコ臭やペット臭、嘔吐物のような、臭いの原因である部分の依頼も可能です。専門店だからこその技術や知識があり、短時間で済む内容から数日かかる内容まで、さまざまなメニューがそろっているところが多いでしょう。
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車内クリーニングをプロに依頼するメリット
車内クリーニングをプロに依頼すると、普段の掃除では対処しきれない頑固な汚れや臭いを徹底的に除去できるメリットを得られます。
諦めていた臭いや汚れを、プロの技術で除去してもらえるため、満足度も高いでしょう。ここからは、プロによる車内クリーニングの強みを確認していきましょう。
徹底的にきれいにできる
車内クリーニングをプロに依頼する最大のメリットは、一般の洗剤や掃除機では対処できない頑固な汚れを徹底的に除去できる点です。嘔吐物やこぼしたジュースなどは、シートの奥深くまで染み込み、素人では完全に取り除くのが難しいでしょう。
専門店では特殊な機材や専用洗剤を使用し、洗浄します。通常は手の届かない場所まで清掃するため、見えない部分のダニやカビまで除去できるのが大きな強みです。
時間と労力を大幅に節約できる
車内クリーニングをプロに依頼すると、時間と労力を大幅に節約できます。自分で行う場合、洗剤選びから始まり、掃除機がけ、シートの清掃、細部の拭き上げまで、半日以上かかることも珍しくありません。
プロの業者なら、専用機材と経験豊富なスタッフにより、同じ作業を数時間で完了させられます。
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プロによる車内クリーニングの作業内容
専門業者が行う清掃は、一般的な家庭での掃除とは次元が異なります。なぜ自分でのクリーニングでは対処しきれない問題を解決できるのか、その具体的な方法と効果について見ていきましょう。ここでは、プロならではの作業内容を詳しく解説します。
シートやマットの汚れを取り除く専門洗浄
専門業者は、高圧洗浄機やウェットバキュームなど特殊な機材を使用し、シートを徹底的に洗浄します。嘔吐物のような頑固な汚れは、高温スチームで殺菌しながら吸引することで、完全除去が可能です。
またシートを取り外して洗浄するため、普通であれば手が届かない部分まできれいにできるのも大きな強みです。
シミや嘔吐物を特殊装置で吸引・除去
シミや嘔吐物についても、特殊な装置が有効です。専用のバキュームクリーナーは汚水を吸引しながら洗浄できるため、シートが水浸しになる心配はありません。専門技術者は特殊洗剤を使用し、高温高圧洗浄で嘔吐物や飲食物のシミを元から除去します。
通常のぬれ雑巾などでは取り切れない汚れも、プロの装置なら短時間で効率的に清掃が可能です。除菌・消臭効果も期待できるため、臭いも根元から解決できます。
部品を分解して徹底清掃
プロの業者は、一般ユーザーには難しい部品の分解作業も行います。シートやフロアカーペットを完全に取り外し、通常では手の届かない場所まで徹底的に洗浄します。
専門業者は車内パーツの取り外しに関する知識を持っているため、不具合のリスクなく安全に作業できるのが強みです。分解による清掃は通常料金より高めですが、深部の汚れも取り除けるため、清潔な車内環境を求める場合にはおすすめといえます。
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車内クリーニングを業者に依頼するデメリット
車内クリーニングをプロに依頼する際には、いくつかのデメリットも考慮する必要があります。具体的にどのような不便さがあるのか、そしてそれらへの対処法についても詳しく見ていきましょう。
クリーニング費用が発生する
車内クリーニングをプロに依頼する場合、業者によって料金体系が異なるものの、費用面での負担が発生します。車のサイズや汚れの程度によっても価格は変動します。
プロに依頼するかどうかは、汚れの程度と費用のバランスを考慮した上で判断するとよいでしょう。
店舗まで車を持ち込む必要がある
車内クリーニングを業者に依頼するのであれば、多くの場合、愛車を店舗まで持ち込む必要があります。特に店舗までの距離や営業時間などに不便さを感じるケースもあるでしょう。
この問題を解決するサービスとして、出張クリーニングを提供している業者もあります。自宅や職場など指定の場所で作業してもらえるため、移動の手間が省け、時間を有効活用できるのがメリットです。
ただし、出張サービスには通常のクリーニング料金に加えて出張費が別途発生するケースが多く、目安として3,000円~5,000円程度の追加費用を見込んでおく必要があります。
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車内クリーニング料金の業者別相場
車内クリーニングをプロに頼む場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。ガソリンスタンド、ディーラー、カー用品専門店、クリーニング専門店について、それぞれの料金体系を比較します。
業者タイプ別の料金相場
車内クリーニングの料金相場は、業者のタイプによって大きく異なります。車内を丸ごと清掃するメニューで比較すると、ガソリンスタンドは3万円~6万円程度、カー用品専門店は3万円~5万円程度と比較的手ごろな価格です。
ディーラーは2万円~3万円程度が相場とされますが、全体クリーニングに対応していない店舗も多いでしょう。
最も充実しているのはカークリーニング専門店で、簡易的なコースから最上級のコースまで豊富なプランを用意しているため、2万円~9万円と幅広い価格帯です。
業者タイプ |
料金相場 |
内容 |
ガソリンスタンド |
3万円~6万円 |
車内の丸ごと清掃 |
ディーラー |
2万円~3万円 |
車内の掃除 |
カー用品専門店 |
3万円~5万円 |
車内丸ごと清掃 |
クリーニング専門店 |
2万円~9万円 |
車内クリーニング |
車のサイズでも価格が異なる
車内クリーニングの料金は車のサイズによっても変動します。一般的に車体が大きいほど清掃範囲が広がるため、費用も高くなる傾向にあります。
日産 デイズのような体積の小さいタイプは1万5,000円~2万円、軽自動車でもホンダ N-BOXのように背の高いものは1万8,000円~2万5,000円が相場です。
トヨタ プリウスのようなセダンタイプは2万円~2万7,000円、ホンダ フリードなどの車高の高いタイプは2万5,000円~3万円、トヨタ アルファードなどのミニバンは3万円~4万円が相場と考えましょう。
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車内クリーニング料金の部位別相場
車内クリーニングの料金は、どの箇所を清掃するのかによっても大きく異なります。部位ごとの具体的な費用と内容について詳しく見ていきましょう。
シートの洗浄
シートの洗浄は車内クリーニングにおける重要な部分で、素材に応じた専門的なケアが必要です。布製シートは1脚ごとに5,000円~8,000円程度が相場で、レザーシートは別途専用のケア剤を使用するため若干高めに設定されています。
シート洗浄は、お湯や水を使いながら同時に汚水を吸引するウェットバキュームを使用するのが一般的です。そのため、車内が水浸しになる心配はありません。
ペットの抜け毛除去や室内消臭
犬や猫は換毛期があり、その時期は多くの毛が自然に抜けます。そのため、隙間などに毛が入り込んでしまうことも珍しくありません。
ペット対応のメニューとして、シートを取り外して丸ごと洗う、エアコン内部の掃除をする、除菌・消臭を行うなどが挙げられます。費用は3,000円~が目安です。
カーエアコンのクリーニング
カーエアコンのクリーニングは、車内の快適性を維持する重要なメンテナンスです。エアコンに汚れがたまると、臭いだけでなくカビ胞子やほこりが車内にまん延してしまいます。
エアコンからの異臭の多くは「エバポレーター」が原因です。エアコンクリーニングでは、このエバポレーターを中心にファンの洗浄なども行います。費用は5,000円~2万円が目安です。
天井や細部のクリーニング
車内の天井やドアパネル、エアコン吹き出し口などの細部は、手が届きにくく清掃が難しい箇所です。タバコの臭いやヤニなどは、天井に汚れとして付着します。
天井の掃除は個人でもできますが、車のサイズによってはつらい体勢を強いられ手間のかかる作業です。車内の臭い対策にもなるため、プロへの依頼を検討してみましょう。費用は5,000円~2万円が目安です。
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車内クリーニングは査定に影響する?
車内を掃除してきれいになった車は、車の乗り換えで車を買取や下取りに出す際に価格に違いが出るのでしょうか。見落とされがちではありますが、車内クリーニングは査定額に大きな影響を与える重要な要素です。ここでは、車内クリーニングと査定の関係について見ていきましょう。
洗車よりも車内クリーニングが重要な理由
車の査定は、一般社団法人日本自動車査定協会による「中古自動車査定基準」に基づいて査定されます。汚れに対する評価は主に内装が該当し、外装に関しては傷や凹みが中心です。そのため、査定前にボディーの洗車をしても、査定の評価に影響はありません。
しかし、泥まみれのままよりは洗車をしたほうが、大切にしてきたことをアピールできます。可能であれば簡単な洗車をしておきましょう。内装に関しては臭い汚れも査定の対象となるため、外装以上に気を遣う必要があります。
査定前に車内をクリーニングする理由
中古自動車査定基準には、内装に関する汚れや臭い以外に、傷、ペットの毛、シール跡、ヤニの付着などの項目があります。これが、車内クリーニングが重要である理由です。
販売前にクリーニングが必要だと判断された場合、この工程は「修理扱い」になります。この場合は10点の減点です。内装に関する項目は細かく設けられているため、減点箇所が多いほど査定額は低くなりますが、きれいな状態を保たれている場合は優良車として特別加点が付けられます。
手の施しようのないものであれば多少の諦めもつきますが、できる限りきれいな状態で査定に挑むのが賢明です。ただし、業者にクリーニングを依頼した費用が査定額を超えるとは限らないため、注意しましょう。
査定に影響する具体的な汚れ
査定に影響する具体的な汚れや減点数をいくつかご紹介します。中古自動車査定基準では、内装の目立つ汚れは5点、カードサイズ未満の汚れ・シール跡・テープ跡・接着剤跡は10点減点です。
そして、異臭・タバコのヤニ・ペットの毛の付着などに対しては、40点も減点されます。異臭は芳香剤も対象となるため注意しましょう。
この他に、エアコンからカビ臭がしたり、飲食物の臭いが車内に染み付いたりしている場合も、減点の対象となる可能性があります。
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車内クリーニングを自分で行う手順
車内クリーニングは自分で行うこともできますが、効果的に行うためには適切な準備が必要です。ここからは、セルフクリーニングに必要なアイテムや効果的な掃除方法について解説します。
セルフクリーニングに必要なもの
自分で車内クリーニングを行うなら、最低限の道具はそろえられるとスムーズです。清掃箇所によって道具は異なりますが、自宅にあるものでも車内清掃は可能です。オーソドックスな道具として、以下が挙げられます。
・雑巾
・バケツ
・たわしや使用済み歯ブラシ
・粘着カーペットクリーナー
・つまようじや綿棒
・掃除機
・洗濯用洗剤
・霧吹き
・布団たたき
つまようじや綿棒は細かい部分や溝などの掃除に使用でき、たわしや歯ブラシも細かい部分の掃除に便利です。
効果的なセルフクリーニングのポイント
前述の道具を使った、具体的な清掃方法を見ていきましょう。まずはフロアマットを外し、たたいて砂・ほこりなどを落としてから、たわしやブラシを使って水洗いします。汚れがひどい場合は洗剤を使用し、洗い終わったら乾かします。
布団たたきはシートのほこり落としに便利です。このとき、ドアは全て開けておきましょう。次に、フロアとシートに掃除機をかけます。掃除機で取りにくい部分は、歯ブラシや綿棒・ようじで汚れをかき出しましょう。仕上げに粘着カーペットクリーナーを使うとよりきれいになります。
最後に天井の清掃です。汚れがひどい場合は洗剤を水で薄めたものを霧吹きなどで吹きかけ、雑巾で汚れを拭き取りましょう。テープやステッカーなどの接着跡は査定で減点されやすい部分です。ステッカー剥がしなどを使って取り除きましょう。
嘔吐物やシミのクリーニングがセルフに不向きな理由
嘔吐物やシミなどの頑固な汚れに対してぬれ雑巾などを使った場合、しっかりと乾燥されないとカビや別の臭いの原因となります。
このような汚れには、バキュームクリーナー・高圧洗浄機など専用の機材が必要となります。そのため、セルフクリーニングには向いていません。
ペットの粗相、飲食物の食べこぼしによるシミなども含め、シートのクリーニングはプロへ依頼するのがおすすめです。
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まとめ
車内クリーニングは、ガソリンスタンド、ディーラー、カー用品店、クリーニング専門店など、さまざまな業者に依頼が可能です。プロに依頼すれば専門技術と設備により汚れを徹底的に除去でき、時間と労力を節約できるメリットがあります。
一方で、費用負担や店舗への持ち込みが必要という点はデメリットです。料金は業者のタイプや車のサイズ、クリーニングする部位によって異なります。
車内クリーニングは査定にも大きく影響するため、査定前の実施がおすすめです。嘔吐物などの頑固な汚れはプロへの依頼を検討しましょう。
▼ライタープロフィール
五十嵐巧
大手出版社での書籍編集を皮切りに、25年以上にわたり書籍・雑誌・Webメディアの編集・ライティングに携わる。現在はフリーランス編集者・ライターとして活動し、複数の自動車メディアでもコンテンツの編集・執筆に取り組む。豊富な取材経験と専門知識を活かし、読者に信頼される情報を提供し続けている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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