グランツーリスモやSPORTS車を高く売却するには？査定時の注意点も解説
グランツーリスモやSPORTS車は、オーナー自身による改造やチューニングを施された趣味趣向性の高い車両です。そのため、売却をする時は一般的な普通車や軽自動車とは異なる条件で買取の査定をされることが多くあります。
せっかく愛情を注いできた車を売却するのであれば、納得のできる価格で売却をしたいと考えるものでしょう。
今回は、グランツーリスモやSPORTS車を少しでも高価で売却をするために、グランツーリスモやSPORTS車の違いなどにも触れ、ネクステージ独自のアンケートを交えながら、査定の特徴や注意点をご紹介します。
※目次※
2.売却するのはどっち？グランツーリスモとSPORTSの違い
3.SPORTS車の売却で気になるグランツーリスモ以外の表記
6.SPORTS車の売却ならネクステージの無料査定を受けてみよう
・グランツーリスモとSPORTS車は同一ではなく、定義は考え方によっても異なる
・SPORTS車を売る時はグランツーリスモ以外にも覚えておくと良い表記としてRやS等がある
・SPORTS車を売る時は少しでも高く売るために価値を見極められる買取店を利用しよう
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売却したいSPORTS車はグランツーリスモなの？
ドライビングシュミレーターゲームで「グランツーリスモSPORT」といったタイトルがリリースされているように「グランツーリスモ」と「SPORTS車」は同じ意味合いを持つ言葉として括られ、使用されることが多くあります。実はそれぞれ定義が異なるのはご存じでしょうか。
まずは、グランツーリスモとSPORTS車の違いの解説の前に、グランツーリスモと似ている言葉の「グランツーリング」はどういった意味か、違いも含めご紹介をします。
グランツーリスモの意味
グランツーリスモはイタリア語です。英語ではグランドツーリングと呼ばれており、それぞれ読み方は「GT」と略されます。この「GT」は、一般的には快適な長距離運転をすることを目的に、居住性・操舵性・動力性能を重視し開発された車種です。
グランツーリスモの由来は19世紀のイギリスまでさかのぼります。貴族階級の幼児教育のため、家庭教師を雇い一般教養を身に付けさせていました。その教育工程の最終段階でヨーロッパに2~3年にわたる修学旅行を行い、その修学旅行がグランツーリスモ（英語ではグランドツアー）です。
当時の移動手段は馬車で、この馬車は主にイタリアで作られていました。これが現代の「グランツーリスモ」の由来と言われています。
グランツーリングとの違い
グランツーリスモとグランツーリングは同じ言葉の意味として捉えて問題ありません。
グランツーリスモはイタリア語読みであるのに対し、グランドツーリングは英語読みとなります。日本でも操縦性に優れ、長距離運転を快適に速く移動することができる車種のことをグランドツーリングと呼んでいました。
これらGTのカテゴリは、1960年代以降のスポーツセダンやクーペに使用されていたこともあり、一般的に知られる「GT」はSPORTS車との違いがより曖昧になっていったと言えるでしょう。
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売却するのはどっち？グランツーリスモとSPORTSの違い
グランツーリスモをGTと略し「GTスポーツカー」と表現されていることを見かけることもあるでしょう。しかし、「GT」と「SPORTS」それぞれの定義を見ると、同じ意味として定義されている言葉ではないということが分かります。
ここからは、グランツーリスモとSPORTS車の具体的なそれぞれの定義の違いを見ていきましょう。
SPORTS車の場合
SPORTS車の定義は「スポーツドライビング」を楽しむことを目的に設計された車両のことを指します。
SPORTS車には、動力性能の場合はエンジンの性能が高く、加速や車速が良いものが大半です。また、外観は車高が低く大型のタイヤを装着していることも多く、これは空力や走行性能にも直接影響する仕様でもあります。
車両によりますが、車内の居住性や荷室の積載性よりも動力性能や走行性能に特化した仕様の車両が多いことも特徴です。
日本の代表的なSPORTS車は「日産 GTR」「マツダ ロードスター」「ホンダ S600」などが挙げられます。
GT車の場合
長距離を快適に速く走行できる車両をGT車と定義されています。日本ではシート形状はバケットシート、車高が低く、エンジンの排気量に関わらず加速が良いなど、走りに特化した仕様のものがGT車として定着していました。
FIA（国際自動車連盟）とJAF（日本自動車連盟）では、2シーターと2+2シーターのクーペをGTカーと呼称をしています。
「スバル BRZ」「日産 スカイライン」「三菱 ランサーエボリューション」などが日本の代表的なGT車です。
また、市販されていないレーシングカーをSPORTS車、市販車ベースのレーシングカーをGT車と分けるという考えもあります。やや定義が曖昧となりますが、一貫しているのは快適な走行ができる「走りに特化した車両」という点です。
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SPORTS車の売却で気になるグランツーリスモ以外の表記
車名に「R」や「S」など、アルファベットが付いている車両を見かけることもあると思います。グランツーリスモの「GT」は前述した通りの定義となりますが、それ以外によく目にする車名に付与されたアルファベット表記にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは、それぞれのアルファベットの意味について3点に分類して解説をしていきます。
「R」・「S」とは？
「R」は「Racing（レーシング）」の意味を込めて付けられるアルファベットです。ホンダ シビック Type-Rのような、レーシングカーで用いられる仕組みを踏襲した車両や、サーキット走行を目的としている車両につけられることが一般的といえるでしょう。
「S」は「Sports（スポーツ）」の意味を込めて付けられるアルファベットです。専用エアロや専用シートなど、見た目がスポーティなグレードの車種に使われます。
また「R」と「S」を掛け合わせた「RS」と表現される車両は「Racing Sports（レーシングスポーツ）」の略で利用されることが大半です。「RS」はサーキット向きの技術が踏襲されつつ、専用パーツでスポーティなエスクステリアを装備しています。
ホンダの車両で利用される「RS」は「Road Sailing（ロードセーリング）」の意味で付けられる名称です。
スバル「WRX」の意味
車好きの方は、スバルのスポーツモデルで「WRX」や「STI」という名称をご存じの方もいるでしょう。
「WR」は、WRC（世界ラリー選手権）」のWRです。「X」はスバルが過去に販売していたレネーオの「RX」から「X」を抜粋し、合わせて「WRX」と呼んでいます。
また「STI」は、スバル テクニカ インターナショナルの略です。スバルのスポーツモデルでは「STI Sport」の名称が付けられる車両がありますが、これは「スバルの技術を採用したスポーツモデルである」ということを車両の名称で表現しているものになります。
2022年8月現在の現行車種では、インプレッサ、レヴォーグ、S4、フォレスターに使用されているプレミアムな名称です。
トヨタ「F」の意味
トヨタのスポーツモデルには「F」が付けられていることがあります。これは「富士スピードウェイ（Fuji Speedway）」の頭文字を取って「F」と名付けられました。
富士スピードウェイは日本初のF1グランプリを開催したサーキット場であり、モータースポーツの聖地と言われています。トヨタのスポーツモデル開発の主戦場としての役割を果たしてきたこの場所の頭文字を車に名付けることは、トヨタにとって名誉なことです。
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グランツーリスモやSPORTS車の売却査定の特徴
グランツーリスモやSPORTS車は、普通車とは違う視点で査定が行われることはご存じでしょうか。また、グランツーリスモやSPORTS車については買取業車によって査定結果が大きく変わることがあります。
ここからは、グランツーリスモやSPORTS車の買取査定時の傾向を4点ピックアップしてご紹介しますので参考にしてください。
一般車と査定評価が違う
グランツーリスモやSPORTS車は「走る」ことに重きをおいた車両です。使い込んでいる車両の場合、車体にかかる大きな負荷の影響もあり一般的な買取店からのニーズは高くありません。
2ドアのSPORTS車にはリセールバリューが高い車種はありますが、趣味趣向性が高いため一般的な買取店では高額査定を出しにくいことが実情です。
社外パーツでオーナー独自のチューニングを施している場合、前述の理由から一般的な中古車買取専門店では評価されないことがあります。
大規模な中古車買取専門店やグランツーリスモやSPORTS車に精通している専門店への査定を依頼をすることで、高額な査定結果を得られる可能性が高くなるでしょう。
また、検討しているボディタイプについてアンケート調査をしたところ、需要が高いタイプは「街乗りに適している車でした。クーペ・ロードスターなどのオープンカーに乗り換えを検討している方は0.7％です。
このことからも分かるように、買取店でのニーズはそこまで高くないといえるでしょう。
ミッションで変わる査定
グランツーリスモやSPORTS車では、MT車の方が査定時に高い評価を得られる傾向があります。
近年流通している車両の大半がAT車のため、普通車を利用する一般ユーザーは自ずとAT車の購入をすることになるでしょう。
しかし、グランツーリスモやSPORTS車のオーナーは運転を楽しむことのできるMT車を好む傾向があるため、この市場においてはMT車の方が査定結果に期待ができます。
25年ルール適用での査定
アメリカでは、日本のグランツーリスモやSPORTS車が人気です。アメリカには、25年ルールと呼ばれる中古車の登録制度があることをご存じでしょうか。
本来は、アメリカは右ハンドル車の輸入はできません。しかし、製造から25年が経過したクラシックカーに当たる車両であれば、右ハンドルの車両でも輸入をすることができます。
グランツーリスモやSPORTS車の査定をする時には、25年ルールの適用でアメリカに高額で輸出ができる状態の車両の場合査定額が高くなることがあるため、査定時にはその点も踏まえて相談してみましょう。
評価が良いエンジン仕様がある
ターボエンジンが搭載されている車両の場合、査定で高値が付く可能性があります。グランツーリスモやSPORTS車の市場では、車速のある車両や操舵性能の高い車両のほか、加速の良い車両も人気です。
NAエンジンとターボエンジンのグレードが両方ある車両の場合、装備が同じでもエンジン仕様が異なることで査定結果が変わることがあります。エンジン仕様が異なるだけで査定額が数十万円も変わることがあるほど、ターボエンジン車は人気が高い仕様です。
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グランツーリスモやSPORT車の売却前に気をつけること
車両を売却する際には、できる限り高額で売却したいと考えることも少なくないでしょう。グランツーリスモやSPORT車は、値崩れがしにくくリセールバリューが高いと言われています。
しかし、車両の状態によっては思っていたよりも安い査定結果が出てしまうことも珍しくありません。車両を所持している段階から、次の4点を意識することでより納得のいく査定結果を得られるでしょう。
定期メンテナンスは受ける
グランツーリスモやSPORT車は、定期的なメンテナンスを欠かさないことで売却時の査定額に差が出ることがあります。
走りを楽しむ車という特性上、普通車と比べると車体に負荷をかける運転をすることも増えることもあるでしょう。例え、車体に負荷をかけすぎて消耗してしまったとしても、定期的なメンテナンスで車両の悪い場所を特定し修理することができます。
特に「エンジン」「タイヤやホイールなど足回りのパーツ」はメンテナンスなどで事前に確認して、不具合が出ないように予防しておくことがおすすめです。
不正改造をしていない
大規模な中古車買取専門などで行われる査定では、オーナーが行ったチューニングによっては査定に考慮されることもありますが、それは「合法な改造」であることが前提です。
道路運送車両法で定められた保安基準があり、自動車メーカーはこの基準に適合するように製造しています。
この基準に違反している不正改造車は、売却が不可になることも珍しくありません。チューニングや改造のために部品を装着する場合には性能が変化する可能性があるため、装備するパーツの寸法や重量が保安基準に適合するか確認しておきましょう。
チューニングに使用されるパーツは純正品やメーカーオプションの装備の方が査定時に高い評価を得られます。査定で値を付けられないことがあった場合は、装備しているものを可能な限り純正やメーカーオプションのものにすることで売却しやすくなるでしょう。
（参考：『道路運送車両の保安基準｜国土交通省』）
乱暴な乗り方をしない
グランツーリスモやSPORT車は、走りを楽しむ車両だからといって乱暴な運転はしないようにしましょう。乱暴な運転をすることで車体に大きな負荷がかかり、車体や各パーツの劣化や損傷につながります。
あまりにも劣化や損傷が見受けられるとその分査定額にも反映することになり、場合によっては値段を付けられないということもあるかもしれません。
そのようなことにならないように日頃から安全運転を心掛け、走りを楽しみつつも車体を労りながら乗車することをおすすめします。
車に詳しい業者へ売却する
グランツーリスモやSPORT車は「走り」を楽しむ車です。そのため、普通車と比べると各パーツの劣化や損傷がしやすくなります。
車の売却方法についてアンケート調査を行ったところ「下取り58.1％」「買取35.9％」でした。一般的には下取りが多く使われていることが分かります。しかし、専門的な知識を要するグランツーリスモやSPORTS車はその限りではありません。
一般的な中古車買取専門店の査定の場合、チューニングされた車両でさらにパーツの劣化が激しいとなると、査定額が下がってしまうこともあるでしょう。
グランツーリスモやSPORT車の売却は、これらに知見のある大規模な中古車買取専門などに相談をすることで、適正な査定をすることができるようになります。
売却先を選ぶポイント
買取の際に不安だったことをアンケート調査したところ「納得ができる価格で買取をしてもらえるかが一番不安」という回答でした。
また、買取前の不安については「査定価格への不安」「スタッフの対応や手続きが不安」という回答が多く、満足できたところは「スタッフの対応がよかった」「査定価格が予想以上によかった」「手続きが簡単だった」などとなっています。
グランツーリスモやSPORTS車は、高値が付きにくい車といわれています。価値を査定額に反映してもらうには、専門的な知識がある店舗を選ぶことが重要です。
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ネクステージでは、お客様の大事なお車の査定をする際、お客様がご満足いただけるよう適正な査定を行っております。
グランツーリスモやSPORT車などの高級車に特化した独自の販路を持っておりますので、チューニングされたお車でも一般的な中古車買取業車様よりも高価な買取が可能です。
ネクステージでは、ホームページから簡単に無料査定のお申し込みができますので、ぜひお気軽にご利用ください。
まとめ
グランツーリスモやSPORT車の売却でより良い査定をするためには、車両の仕様のほか、定期的なメンテナンスやなども重要な要素です。
ネクステージなら、グランツーリスモやSPORT車に理解や知見のあるプロのスタッフがおりますので、チューニングをされたお車がどのくらいの価値があるのかを適切に判断をすることができます。
オーナー様が大切にされ愛情を注ぎ育ててきたお車は、ネクステージが責任を持って適切な査定をいたしますので、お気軽にご相談ください。
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