車を売却する前に準備すべき4つのこと!トラブルを回避して高価買取を目指そう
車の売却は人生で何度もあるわけではありませんが、生活環境の変化や車の買い替えなどの場面で現在の愛車を手放すタイミングが訪れます。はじめて車を売却する方は特に、売却するには何からはじめたらよいのか、トラブルなく高額買取してもらえるか不安でしょう。
この記事では、車を売却する際の4つの流れと、高額買取につながる方法やトラブルを防ぐための注意点を解説します。車の売却をお考えの方は参考にしてください。
※目次※
・売却する車が軽自動車か普通自動車かによって必要な書類が異なる。
・車を売却するお店選びは店舗の規模を参考にする。TVCMや広告で見かける大手買取店がおすすめ。
・車の売却にまつわるトラブルは査定時や契約後に注意したいものがある。
車を売却する前の準備1:書類を揃える
車を売却する前に、まずは売却に必要な書類を揃えましょう。必要な書類が揃っていない状態で車の売却のために買取店に行っても、無駄足になりかねません。売却に必要な書類は、普通自動車と軽自動車でも内容が異なります。万が一、紛失していた場合に再発行できる書類もあるため安心です。
普通自動車に必要な書類
普通自動車を売却する場合に必要な書類や情報は下記の7つです。印鑑は認印ではなく、印鑑登録された実印を用意します。また、その実印を証明するための印鑑登録証明書も必要です。印鑑登録をした際に発行される印鑑登録証(カード)とは異なるため注意しましょう。
・車検証 ・自賠責保険証明書 ・自動車リサイクル券 ・自動車納税証明書 ・実印 ・印鑑登録証明書 ・振込口座情報 |
軽自動車に必要な書類
軽自動車を売却する場合は、下記の7つの書類や情報を準備しておきます。普通自動車と違い、軽自動車を売却する際の印鑑は認印でも可能です。住民票を求める買取業者も存在します。
・車検証 ・自賠責保険証明書 ・自動車リサイクル券 ・軽自動車納税証明書 ・印鑑 ・振込口座情報 ・住民票 |
万が一必要な書類が見当たらない場合は、再発行も可能です。ここからは再発行できる必要書類を解説します。
書類を紛失した場合は再発行
車の売却時に必要な書類は、紛失していた場合でも再発行できる場合があります。再発行や代用ができる書類は、車検証・自動車納税証明書・軽自動車納税証明書・リサイクル券・自賠責保険証明書です。
車検証は、所有車のナンバーを管轄する陸運支局で手続きします。再交付には手数料が必要です。管轄する陸運支局は国土交通省のウェブサイトを参考にしてください。
自動車納税証明書は、ナンバーを登録する都道府県の税事務所で再発行できます。再発行料は無料です。軽自動車税は、市町村税扱いのため、税事務所ではありません。そのため軽自動車納税証明書の再発行は、各市町村に問い合わせる必要があります。
リサイクル券は再発行できません。リサイクル券を紛失した場合は自動車リサイクル料金の預託状況で代用します。自賠責保険証明書は加入中の保険会社へ連絡しましょう。
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車を売却する前の準備2:お店選び
車の売却には、ディーラーで行う「下取り」と中古車販売店が行う「買取」があります。ディーラーで行う下取りは、現在の所有車を売り、新車購入の支払いの一部に充てることです。以下では車の買取だけでも可能な中古車販売店の選び方を解説します。
店の規模で選ぶ
車を売却するお店に迷ったら、まずは店舗の規模を基準に選びます。大規模店舗の目安は、店舗数の多さやTVCMやネット広告の宣伝です。
店舗数が多く、メディアでの宣伝が多い大手買取店は、アフターフォローやサービスが充実しています。個人経営の買取店と違い、接客対応などのマニュアルが整っているため来店したお客様に不快な思いをさせることも少ないと言えます。
代車サービスを提供する大手買取店もあり、売却直後の移動手段に悩む必要もありません。
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適正買取店を選ぶ
買取店を選ぶ際には「適正買取店」であることも確認しましょう。適正買取店とは、JPUC(日本自動車購入協会)の認定を受けた店舗です。
適正買取店にはJPUCの研修を終えた者が1名以上在籍し、迷惑行為となる強引な勧誘や不当なキャンセル料の請求を行わないなど、JPUCによって定められたガイドラインを遵守しています。
万が一、買取時にトラブルが発生した場合でも適正買取店であれば、JPUCの相談窓口の利用が可能です。車を安心かつ納得して売却するためにもJPUC認定の適正買取店かどうかを確認しましょう。
動かない車は廃車買取店を選ぶ
動かすことのできない車や事故車は、はじめから廃車買取店を選ぶことをおすすめします。一般的な車の買取店では事故車や不動車は価値がないと判断されたり、買取を拒否されたりするためです。
廃車買取店は廃車を専門に取り扱っており、海外への輸出や解体後に部品単体を販売する流通経路があります。そのため事故車や不動車であったとしても買取が可能です。
個人で廃車手続きを行う場合は解体費用を負担しなくてはならず、数万円の費用がかかる場合もあります。廃車買取店は無料で引き取りを行う店舗もあるため、不動車や事故車は廃車買取店を選ぶとお得です。
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車を売却する前の準備3:車の相場価格をチェックする
車を売却する際に最も気になるのが、買取価格でしょう。買取価格の相場の調べ方はいくつかありますが、ここではインターネット上で簡単に情報収集できる方法や、精度の高い買取価格を知る方法を解説します。調べ方によりメリットやデメリットがあるため、自分に合った買取価格のチェック方法を試してください。
メーカーの下取りシミュレーターを利用する
日産やトヨタの公式サイトでは、インターネット上で下取り価格が分かるシミュレーターを利用できます。個人情報の入力は不要で、車の情報を入力するだけの簡単な点がメリットです。
しかし、このシミュレーターで知ることができるのは下取り価格です。車を売却するだけの買取相場とは差があることを理解しておきましょう。車両状態まで価格に反映されない点にも注意が必要です。
中古車情報サイトを活用する
車の査定額を掲載した、情報のまとめサイトを利用する方法です。個人情報の入力が不要で、年式や車名が分かれば簡単に調べられますが精度に欠けます。まとめサイトに掲載された情報は、信憑性が不明確です。中古車買取相場は日々変動しているため、古い情報である可能性も考えられます。
まとめサイトの運営者が公開した時点では最新情報であったとしても、買取相場を調べるためにユーザーがサイトを訪れたときには、情報の鮮度が落ちていることも理解しておきましょう。
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一括査定に出してみる
一括査定とは、車種や年式、走行距離を記入すれば、一度に複数の買取業者に査定を申し込めるサービスです。一括査定サイトを利用すると、複数の買取業者から車の価値がどれほどか査定額の目安を知ることができ、比較も簡単にできます。
ただし、一括査定は申し込み後に買取業者からの電話が続き対応が困難になってしまう点がデメリットです。査定額の精度が高く、査定依頼も一度で済む利用のしやすさがある反面、電話番号や住所などの個人情報も入力しなければいけません。個人情報の入力に抵抗感のある方は、注意が必要です。
オークションの出品情報を利用する
中古車販売業者が利用する、車専用のオークションサイトの価格が査定額の目安になります。インターネットを利用すれば、オークションで取引された車の価格は簡単に調べられる反面、掲載された情報が理解しにくいことが難点です。
品質や走行距離などの情報はテキストで書かれています。テキストから車の情報を読み取るには慣れが必要なため、オークションの出品情報は参考程度にしましょう。
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車を売却する前の準備4:査定に備える
車の相場価格をチェックしたら、少しでも高く査定してもらう準備をしましょう。少しでも高く査定してもらうためであっても、お金をかける必要はありません。
ここでは、査定額を高くしようとして結果的に失敗した例や、誰でもできる査定額アップにつながる方法を解説します。
車をきれいにする
車を査定してもらう前に、車を掃除しましょう。特に臭いには注意が必要です。ペットを乗せて運転している方は、臭いと毛が付着していないかを確認します。ペットの臭いや毛は査定額の減点対象のためです。
車内でタバコを吸う方は、査定時に喫煙車扱いされるため査定額が下がります。車内で頻繁に飲食する方も注意が必要です。
いずれも、座席やカーペットを掃除する・車内換気をするなど、高額なクリーニング費用をかけずにできる範囲で車内をきれいにしましょう。
オプションパーツを準備する
新車購入時にオプションパーツを購入した方は、装備品の内容をメモで残しておきましょう。標準装備品と異なり、オプションパーツは別途追加購入した装備品のため中古車市場で人気です。
そのためオプションパーツの内容によっては査定額のアップにつながります。ディーラーオプションに比べ、後付け不可能なメーカーオプションは特に人気です。
オプションパーツは、カーナビやサンルーフ、純正アルミホイールなど車種によって異なります。購入の記憶があいまいな方は、車のパンフレットや取扱説明書を参考にしましょう。
傷はへこみは直さない
車の査定は、走行距離や年式のほか、ボディの傷やへこみの状態を確認します。
もちろん、傷やへこみが無い状態で査定してもらうことが理想です。しかし、査定額を少しでも高くしようと自己判断で業者に依頼し修理すると、修理費用のほうが高くなってしまうことに注意が必要です。
カー用品店などのリペア商品を購入し、見よう見まねで修正したら余計に傷が目立つようになったケースもあります。傷やへこみは直さずに査定してもらいましょう。
トラブル回避!車の売却で注意すること
車の売却には、思いもよらないトラブルに見舞われる場合があります。スムーズな売却をするために、5つの注意点を理解しておきましょう。過去に引っ越し経験がある方や、車のローンを利用した方など、当てはまる方も多い注意点があります。売却時のトラブル回避のために参考にしてください。
住所が変わっている場合
引っ越しなどで車検証に記載された住所と現住所が異なる場合、転居回数に応じた書類が必要です。車検証に記載された住所から、転居が1回の場合は住民票を提出します。住民票には現住所の直前の住所が記載されているため、住民票のみで転居の経歴が証明可能です。
転居が2回以上の場合は、戸籍の附票が求められます。戸籍の附票とは、複数回転居している場合の転居歴の結び付きを証明できるものです。前述した住民票とは異なり、戸籍の附票は本籍地の役所で発行します。本籍地が遠方の場合でも、郵送やコンビニ交付などで発行可能です。
所有者名義がディーラーや信販会社の場合
車検証に記載されている、所有者名義を確認しておきましょう。車を売却する際は、所有者が自分名義でなくてはなりません。
車の購入時にディーラーでローンや残価設定ローンの契約歴があると、所有者名義がディーラーや信販会社の名前が書かれている場合があります。所有者名義の欄にディーラーや信販会社の名前が記載されている場合、車の売却時には名義変更を行わなければなりません。
名義変更は自分でも行えますが、買取業者に委任もできます。所有者名義がディーラーや信販会社の場合、委任に必要な物を用意しておくと安心です。
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事故や修復歴の申告
事故歴や修復歴のある車を売却する際は、必ず申告しなければなりません。理由は、車を売却する側には「契約不適合責任」があるためです。
契約不適合責任とは、売却成立後にはじめて事故歴や修復歴が分かった場合、車の価値が下がるため、その差額分や契約解除に伴うキャンセル料を賠償する義務が生じることです。
多くの場合、査定時に事故歴や修復歴を発見されますが、スムーズな売却をするためにも事実は隠さず買取業者に伝えましょう。
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カーナビの初期化
買取業者は、必ずしもカーナビのデータを消去するとは限りません。そのため、事前の初期化が必要です。
カーナビには走行履歴や自宅住所など、個人情報に関わる内容が多く残っています。個人情報が残ったまま次のユーザーの手に渡った場合、自分がトラブルに見舞われるだけでなく、友人や親戚などにも迷惑がかかるかもしれません。
カーナビから個人を特定されないようにするため、忘れずにカーナビの初期化を行いましょう。
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売却成立後のキャンセル
提示された買取価格に納得し、契約書を交わした後のキャンセルは避けましょう。理由は、キャンセル料が発生する可能性があるためです。契約直後のキャンセルであったとしても、買取業者側には利益や契約交渉した時間の損失が生じています。
キャンセル料は買取業者によって異なり、クーリングオフ制度も利用できません。万が一、売却成立後にキャンセルをする可能性を考え、契約書に記載された内容を確認しておきましょう。
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また、契約後に当社の査定ミスが判明した場合でも、査定額は変更しないため安心です。< p="">
まとめ
財産である車を少しでも高く、安心して売却するためには、売却先とのトラブルは避けなければなりません。近年では、インターネットを利用した個人売買も増えており、同時にトラブルの発生も増加傾向です。車の売却時にトラブルに巻き込まれないためには、中古車販売店の利用をおすすめします。
安心かつ、高額で車を売却したいときは、ネクステージへご相談ください。