FJクルーザーは北米向けに誕生したSUV!特徴や中古車販売価格を紹介
近年、デザイン性と実用性を兼ね備えたSUVが人気です。各自動車メーカーが魅力的なSUVを販売しており、使用目的に合わせて自由に車選びができます。しかし、人気が色褪せない旧型車も見逃せません。トヨタのミッドサイズSUV「FJクルーザー」に興味をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
本記事では、FJクルーザーの概要や基本スペックについてご紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
※目次※
1.FJクルーザーは北米市場をターゲットにして開発されたSUV
・FJクルーザーは2006年に北米で販売を開始したミッドサイズのSUV。日本市場では2010年に販売を開始
・FJクルーザーは個性的でおしゃれなデザインと本格的なオフロードを体感できる走行性能を持つ。中古車市場では200万円台での購入が可能
・FJクルーザーの中古車を手に入れるならネクステージがおすすめ。粗悪品を事前に排除しており、気軽に車選びができる
FJクルーザーは北米市場をターゲットにして開発されたSUV
FJクルーザーは、ランドクルーザープラドのシャシーを流用し開発されたSUVです。トヨタが製造していましたが、当初は北米向けのみの販売でした。北米での成功をきっかけに日本国内でも販売を開始しましたが、市場の変化を理由に販売終了しています。
ここでは、FJクルーザーの概要や日本市場への登場までの流れ、販売終了の経緯について解説します。
北米で誕生した本格派のSUV
FJクルーザーが一般向けに披露されたのは、2003年1月に開催された「デトロイトショー」です。「若者をターゲットにした次世代のSUV」として北米での販売を発表しました。
2006年には北米での販売を開始しましたが、個性的なデザインと優れた走行性能が評価され、安定した売上を記録します。2008年にはメキシコや中国でも発売されましたが、当時の日本では並行輸入車のみの販売でした。しかし、国内での人気の高まりを受けて2010年に国内での販売を開始したのです。
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2018年に日本での製造販売を終了
発売当初は高い人気を誇っていたFJクルーザーでしたが、徐々に販売を縮小しました。2014年には北米での販売、2018年には日本国内での販売が終了しています。日本での販売が終了した後も、一部の地域では販売を継続していましたが、2022年には最後まで生産を続けていたサウジアラビアでも販売終了しました。
販売終了した理由のひとつは、北米市場での不振です。発売当初は注目を集めていましたが、数年で販売の需要が満たされました。日本では一定の人気がありましたが、2013年の時点で将来的な生産終了を決定します。
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FJクルーザーの登場から販売終了までの歴史を振り返ろう
FJクルーザーの国内市場での販売期間は、2011年~2018年の8年間です。初代モデルのみの販売でしたが、定期的な改良は実施されました。
トヨタではFJクルーザーの新パッケージや特別仕様車も販売しており、2017年には最終モデルとなる「ファイナルエディジョン」が発売されたのです。ここでは、FJクルーザーの誕生から販売終了までの歴史を振り返りましょう。
2010年:FJクルーザーが国内に登場
FJクルーザーが国内市場に登場したのは2010年12月です。「Rugged&Freedom」を開発コンセプトに掲げており、「ランドクルーザーFJ40型」をモチーフにして開発されました。
FJクルーザーは「ランドクルーザー」と「FJ40」を組み合わせた名称です。FJ40型ランドクルーザーは1960年~1984年まで販売されました。
発売当初は安定した売上を記録します。発売後の1か月間では約2,100台の受注を達成しました。
2011年12月には「ブラックカラーパッケージ」と「レッドカラーパッケージ」を発売します。黒と赤をそれぞれのテーマとしており、スタイリッシュなデザインが特徴です。
2012年:日本仕様で初となる改良を実施
2012年7月にはFJクルーザーで初となる一部改良を実施しました。オレンジ、グレイッシュブルーの2色が加わり、全6色の設定となっています。
一部改良では「オフロードパッケージ」が新グレードとして加わりました。エンジンとブレーキを自動制御して、ハンドル操作だけで車体を低速で操るクロールコントロールが装備されています。
2013年7月には2度目の一部改良を実施しました。カラーバリエーションの見直しが図られ、スモーキーブルーやダークグリーンなどが新たに加わりました。
2014年:最後の一部改良を実施
2014年7月には3回目となる一部改良を実施します。カラーバリエーションが見直され、ホワイトルーフとイエローを組み合わせたツートンイエローが再設定されました。
エクステリアでは、視認性を高めたフロントフォグランプがオプションで設定されています。インテリアでは、新しいデザインのアナログメーターが採用されました。
グレードは前回の一部改良に引き続き、オフロードパッケージ、ブラックカラーパッケージ、レッドカラーパッケージなどが設定されています。
FJクルーザーの4つの特徴をチェック
2017年10月には特別仕様車の「ファイナルエディジョン」加わりました。最終モデルでは2014年に7月に発売された4つの通常グレードと2017年に発売された特別仕様車のラインアップとなっています。
ここでは、FJクルーザーの4つの特徴について見ていきましょう。エクステリアやインテリアデザインの魅力、燃料消費率などをご紹介します。
40系ランドクルーザーを意識した個性的なデザイン
FJクルーザーのエクステリアやインテリアは、個性的でおしゃれなデザインが特徴です。両側のサイドドアには観音開きドアを採用しており、2ドアクーペのようなスタイリッシュな外観に仕上がっています。
また、フロント部分には丸めのヘッドライト、TOYOTAのロゴが入ったエンブレム、大型のバンパーなどが採用されました。運転席のフロントガラスには3連ワイパーを搭載しています。
インテリアでは、白い盤面に極太の文字を使用したアナログメーターが採用されました。また、8スピーカーを装備しており、快適な空間で好みの音楽を楽しめます。
本格的なオフロード走行が可能
FJクルーザーは、ランドクルーザープラドと同じシャシーです。フルフレーム構造を採用しており、高い強度を特徴としています。走行中におけるねじりや曲げにも強く、優れた耐久性や高い走行安定性を発揮できるのです。
フロントのサスペンションはダブルウィッシュボーン式、リアのサスペンションはトレーリングリンク車軸式です。オフロードとオンロードの両方に順応し、さまざまな状況下で快適な乗り心地を体感できます。
アウトドアに特化した装備を採用
FJクルーザーのシートはファブリック素材です。耐久性が高く通気性にも優れているのが特徴で、防水機能や撥水機能が備わっています。アウトドアの走行でも、快適なシートポジションを保てるでしょう。
運転席は厚手の手袋の着用を想定したデザインが採用されました。大型のドアハンドル、大型のシフトレバーノブが搭載されており、走行中での高いグリップ力を維持できます。
FJクルーザーにはトランスファーノブを搭載しており、状況に合わせて走行モードの切り替えが可能です。
パワフルな4.0Lガソリンエンジンを搭載
FJクルーザーには、4.0LのV6ガソリンエンジンが全グレードに搭載されました。燃料タンクの容量は72Lのため、カタログ値で計算すると500km以上の走行が可能です。
吸気バルブや排気バルブの開閉を最適にコントロールする機能が備わっており、パワフルな走りと優れた低燃費の両立を実現させました。
グレード |
燃料消費率(JC08モード |
ベースグレード |
8.0km/L |
カラーパッケージ |
8.0km/L |
ブラックカラーパッケージ |
8.0km/L |
オフロードパッケージ |
8.0km/L |
ファイナルエディジョン |
8.0km/L |
(参考:『FJクルーザー(トヨタ)の燃費情報』)
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FJクルーザーの最終モデルの基本スペックを確かめよう
最終モデルは全部で5つのラインアップです。共通のパワートレインを搭載しており、最高出力や最大トルクについては同じ数値になっています。
一方で標準搭載されているエクステリアやアメニティは異なるため、使用目的やライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。ここでは、各グレードの特徴や基本スペックをご紹介します。
ベースグレード
名前の通り、FJクルーザーのベーシックグレードです。アルミホイールやプライバシーガラスなどはオプション設定されており、シンプルな標準装備となっています。
一方で運転席や助手席のエアバッグ、衝突安全ボディなどの安全機能は標準搭載です。ボディカラーはホワイト系やブラック系など、全部で6色が設定されています。
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ベースグレード |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,635mm×1,905mm×1,840mm |
使用燃料 |
無鉛ガソリン |
排気量 |
3,955cc |
最高出力 |
203kW |
最大トルク |
380N・m |
カラーパッケージ
カラーパッケージは、ベースグレードに豪華な装備が備わったグレードです。本革巻きのステアリングホイールやメタルカラー加飾の大型シフトノブなど、ベースグレードにはない装備が標準搭載されています。
安全機能では、全車との車間距離を保つクルーズコントロールが標準装備です。渋滞時や高速走行時において、安定した走りを楽しめます。
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カラーパッケージ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,635mm×1,905mm×1,840mm |
使用燃料 |
無鉛ガソリン |
排気量 |
3,955cc |
最高出力 |
203kW |
最大トルク |
380N・m |
ブラックカラーパッケージ
ブラックカラーパッケージの特徴はブラックを意識したデザインです。カラーパッケージと同じ装備が搭載されています。
一方でホイールカバー、リモコン大型ドアミラー、フロントやリアのバンパー、ラジエーターグリル、大型アウトサイドドアハンドルなどはブラックで統一されました。スタイリッシュで力強いスタイリングを演出しています。
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ブラックカラーパッケージ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,635mm×1,905mm×1,840mm |
使用燃料 |
無鉛ガソリン |
排気量 |
3,955cc |
最高出力 |
203kW |
最大トルク |
380N・m |
オフロードパッケージ
オフロードパッケージは、名前の通りオフロードに特化したモデルです。クルーズコントロールやドアトリムなど、オンロードに関する装備は標準搭載していません。
一方で、温度が上がった状態でもオイルの気泡を防ぐビルシュタイン製モノチューブ、オフロード用ビルシュタインダンパーなどが標準装備されています。
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オフロードパッケージ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,635mm×1,905mm×1,840mm |
使用燃料 |
無鉛ガソリン |
排気量 |
3,955cc |
最高出力 |
203kW |
最大トルク |
380N・m |
ファイナルエディション
ファイナルエディジョンは2017年10月に登場した特別仕様車です。ブラックのホイールカバー、フロントフォグランプ、ブラックで塗装されたヒーター付きのリモコン大型ドアミラー、ブラックを基調としたセンタークラスターやドアトリムなどが特別で装備されています。
ボディカラーはベージュの1色です。エンジンの最高出力や最大トルクは、他のモデルと変わりません。
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ファイナルエディション |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,635mm×1,905mm×1,840mm |
使用燃料 |
無鉛ガソリン |
排気量 |
3,955cc |
最高出力 |
203kW |
最大トルク |
380N・m |
FJクルーザーはいくらで売買されている?
FJクルーザーの日本国内での生産は既に終了しており、新車で手に入れるのは難しいでしょう。現在では中古車でのみ購入が可能です。
中古車は車両ごとに価格を設定しているため、購入を検討する際には前もって価格帯をチェックしておきましょう。ここでは、FJクルーザーの中古車販売価格や買取相場を詳しく見ていきましょう。
FJクルーザーの中古車販売価格
2018年に生産終了したFJクルーザーですが、現在でも根強い人気を誇っています。中古車販売価格は200万円台~400万円台となっており、高値で推移しているのです。2023年3月時点におけるネクステージでのFJクルーザーの中古車販売価格を表でご紹介します。
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中古車販売価格 |
ベースグレード |
224万9,000円~397万9,000円 |
カラーパッケージ |
200万9,000円~394万9,000円 |
ブラックカラーパッケージ |
239万9,000円~339万9,000円 |
オフロードパッケージ |
339万9,000円 |
ファイナルエディジョン |
414万9,000円~458万8,000円 |
(参考:『FJクルーザー(トヨタ)の中古車一覧』)
FJクルーザーの買取相場
FJクルーザーは中古車市場で人気があり、高価買取も可能です。2023年3月時点におけるネクステージでのFJクルーザーの買取相場は1,000円~466万8,000円となっています。主な買取例を下記の表でご紹介します。
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年式 |
走行距離 |
買取価格 |
カラーパッケージ |
2017年式 |
1万734km |
348万8,000円 |
ブラックカラーパッケージ |
2017年式 |
2万2,251km |
351万8,000円 |
ファイナルエディジョン |
2018年式 |
3万6,144km |
466万8,000円 |
(参考:『FJクルーザー(トヨタ車)の買取相場・査定実績一覧』)
買取価格は車両の状態、年式、走行距離などで変わりますが、FJクルーザーなら400万円台の買取も期待できるでしょう。
FJクルーザーの中古車ならネクステージにお任せ
中古車購入は予算や使用目的に合わせて好みのモデルを購入できる一方で、コンディションも異なります。FJクルーザーの購入計画を立てる際には、販売店を慎重に選びましょう。
販売店選びでお悩みの方は、ぜひネクステージをご利用ください。ここでは、ネクステージの2つの魅力をまとめました。
修復歴車やメーター改ざん車など粗悪品は事前に排除
ネクステージでは専門知識を有した熟練のバイヤーを配置しています。車種別に徹底した調査をしており、故障やトラブルの多いモデルについては事前に排除しているのです。価格だけではなく、品質にもこだわっています。
ネクステージでは、修復歴車やメーター改ざん車などを販売していません。修復歴車は骨格部分の修理や交換をしており、耐久性に不安を抱えているからです。思わぬ事故を招く恐れがあるため、販売前に排除しています。
無料保証と有料保証で新しいカーライフをバックアップ
ネクステージでは2種類の保証を用意しており、新しいカーライフのバックアップが可能です。
無料保証は国産車や輸入車を対象としており、燃料機構や制御機構などが保証範囲に含まれています。国産車については、納車日から3,000kmまたは3か月が保証期間です。
ネクステージではお客様のライフスタイルに合わせて選べるように、複数の有料保証を提供しています。有料保証のサービスサポートでは、33機構318項目の保証範囲に加えて期間中の無料エンジンオイル交換や24時間体制のロードサービスなどの利用が可能です。
まとめ
FJクルーザーは本格的なオフロード走行を楽しめるミッドサイズのSUVです。日本市場では2010年~2018年に販売していました。新車での取り扱いは終了していますが、中古車なら購入可能です。ネクステージでは200万円台~400万円台で販売しています。
中古車店をお探しの方はネクステージでお選びください。粗悪品を事前に排除しており、気軽に中古車を購入できる環境作りを目指しています。複数の条件を設定できる車両検索システムを利用すれば自宅での車探しが可能です。FJクルーザーの中古車ならネクステージにお任せください。
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