中古車の価格高騰はいつまで続く？原因や有効的な活用方法
中古車情報を時折チェックしている方であれば、ここ数年中古車価格が高騰していることにお気づきではないでしょうか。旧車や人気車種の価格高騰は激しく、中には当時の新車価格を大きく上回っている車もあります。今のところ、価格高騰の状況はいつまで続くのか不明という意見が多数です。
中古車価格が高騰してきた主な原因を調べ、現在の状況を有効的に活用する方法について解説します。理解を深めて上手に対処していきましょう。
※目次※
・新型コロナウイルス感染症の影響や半導体不足、ウクライナ情勢などが中古車価格高騰の主な原因とされている。
・できるだけ安く中古車を購入したい場合は、ボディカラーや保証の有無などに注目して探してみよう。
・中古車の価格高騰は買取価格にも影響しているため、ネクステージの無料査定を受けてみよう。
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中古車価格の高騰はいつまで続く？
2020年頃から大きく変化した中古車市場ですが、2023年2月現在も中古車価格の高騰が続いています。生産終了した人気中古車モデルの中には、発売当時の新車価格に近い、または上回る車も少なくありません。では、この価格高騰は一体いつまで続くのでしょうか。
具体的な見通しは立っていない
中古車購入の大きなメリットは、車体価格の安さです。そのため、新車で購入する場合よりも、予算内でワンランクアップのグレードを狙えるケースも少なくありません。しかし、現在のような価格高騰が生じている状況ではそのようなメリットが影をひそめてしまいます。
いつまで価格高騰が続くのかは、専門家の間でも具体的な見通しが立っていません。なぜなら、いまだに新車の納車遅れも改善されていないためです。部品供給が安定し、新車の製造が追いつく状況になれば、中古車の価格高騰は収まるのではないかと考えられています。
中古車バブル崩壊の兆しもある
価格高騰がいつまで続くのか分からないとはいえ、取り巻く状況は日々変化しています。2022年から2023年にかけて、新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐための自粛や制限が大幅に緩和されてきました。それに伴い、人々の意識や行動・生活様式が変化しています。
さらに、高年式の中古車価格が値下がりしている車が出始めました。まだ、状況を注視する必要があるものの、中古車バブルといわれた価格高騰の波が崩壊するという見方もあります。今後の市場動向を見守りましょう。
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中古車価格が高騰したのはなぜ？
ここ数年の間に急激に中古車価格が高騰した理由とは何でしょうか。原因がある程度分かれば、今後の見通しも立てやすくなり、中古車購入時期の目途を立てやすくなります。いくつかの原因が考えられますが、代表的な4つの原因について考慮してみましょう。
【原因1】新型コロナウイルスの蔓延
主な原因とされるのは、2020年以降世界的に流行した新型コロナウイルス感染症の影響です。感染拡大防止のため、世界的にロックダウンや外出自粛要請が出され、海外への渡航も禁止または規制されました。そのため、高級車や旧車にお金をかける人が急増し、価格が高騰したといわれています。
加えて、ロックダウンによる生産工場の稼働停止も影響のひとつです。車の製造や部品供給が滞り、新車製造が大幅に遅れました。新車よりも納期が早い中古車の需要が急増したため、中古車価格の高騰につながっています。
【原因2】ウクライナ情勢
2022年2月には、ロシアによるウクライナへの侵攻が始まりました。その影響は世界中に及んでおり、原油価格はさらに高騰しています。部品の製造や輸送には、原油価格上昇の影響は排除できません。生活用品同様、車の部品その他においても価格が高騰している原因です。
さらに、ロシアへの中古車輸出が増加しているため中古車の国内流通台数が減り、相場価格が高騰しているという見方もあります。
【原因3】世界的な半導体不足
ニュースでも度々取り上げられていた半導体の不足も原因のひとつです。車には、多くの半導体が使われています。日頃何気なく行っている音声操作や画面のタッチ操作といった便利なシステムは、半導体のおかげです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、テレワークなどによる電子機器や巣ごもりによる家電製品など、半導体を使用しているさまざまな物の需要が急増しました。そのため、半導体の生産が追いつかなくなり、世界的な半導体不足に陥っています。
【原因4】車の需要増加
新型コロナウイルス感染症の影響は、車の需要にも及んでいます。感染予防のために公共交通機関よりも自家用車を利用する人が増加しました。新車は納期が遅れているため、中古車の需要が急増しています。
さらに、いつまで価格高騰が続くのか分からないために、車の買い換えを控える人も増加傾向です。供給よりも需要のほうが多くなりバランスが崩れたことが、中古車の価格高騰につながっています。
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いつまで続くか分からない価格高騰の中古車を安く買う方法
中古車価格が高騰しているとしても必要に迫られている場合、できるだけ安く中古車を購入する方法はあるのでしょうか。車に対して強いこだわりがなく、生活上の足として必要という方であれば、以下の項目を参考にしてください。少し視点を変えるだけで、購入費用を抑えることが可能です。
旧型モデルや不人気モデルを選ぶ
新車とは異なり、中古車相場価格は決まっていません。設定価格は、市場のニーズによるところが多いとされています。そのため、旧型モデルや不人気モデルは安い価格で販売されていることが一般的です。
また、同じ車種やグレードでも、個性的なボディカラーなど人気がない色であれば販売価格が低いことも珍しくありません。年式・グレード・装備内容の違いでも価格が異なります。
保証や車検切れの車を選ぶ
大抵の新車には、ディーラー保証が付帯されていますが、ディーラー保証が切れた車は値下がりする傾向です。また、車検前に車を手放す人が多くいます。
安価で車検を受けられる環境があれば「車検なし」、または車検有効期間が短い車を安く購入するほうがお買い得です。ただし、車検切れの車は公道を走れないため、移動手段など関係する費用を計算して考慮しましょう。
年式が古い・走行距離が長い車を選ぶ
中古車の販売価格は、年式やモデルチェンジ時期でも異なります。加えて、走行距離も価格設定に影響する条件のひとつです。基本的に、年式が古く走行距離が長い車は、販売価格が安く設定されています。オイル交換などのメンテナンスを定期的に行っている車であれば、問題なく乗れる車も少なくありません。
車に詳しかったり、こまめに管理したりできるのであれば、賢いお買い物といえます。購入後の修理費用と比較検討して決定しましょう。
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中古車価格の高騰は買取価格にも影響している
中古車価格の高騰は、デメリットだけではありません。通常よりも高めで買取してくれるケースが多いため、手放そうと考えている人にとってはチャンスです。
中古車市場で人気が高い車に乗っているのであれば、買取価格を基に車の買い換えを行える可能性もあるので検討してみましょう。
売却時の査定額も高くなる
中古車の価格高騰が買取価格に影響を与える理由は、中古車市場独自の事情によります。中古車市場は、需要と供給のバランスで相場価格が決まる仕組みです。価格が高騰しているときは、需要と供給のバランスが変化し、全体的に市場の流通状況が緩やかになります。
活気ある中古車市場にするためには、中古車の在庫台数を少しでも増やすことが必要です。そのような理由で、高く買取してくれる業者が増えています。
手放す予定があるなら査定を受けてみよう
所有している車が、古い車や査定額が付きにくい車という場合は査定を受けることをためらう場合があります。しかし、市場のニーズにより、どのような車が高く買取してもらえるかは必ずしも一定ではありません。
思いも寄らない車が高価買取されたという事例はいくつもあります。査定は無料で受けられる業者がありますので、車を手放す予定があれば査定を受けてみましょう。
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中古車の買取は無料査定のネクステージへ！
いつまで中古車価格の高騰が続くのか、買取価格が強化されるのかなど、市場動向を予測することは難しいといえます。現時点では車を手放すことを決めかねているとしても、車の買い換えをする際の参考として査定を受けることも選択肢のひとつです。ネクステージでは、無料査定を実施しています。
簡単3ステップの無料査定
ネクステージのWebページでは、いつでも簡単に無料査定を依頼できるフォームを用意しています。メーカー・車種・年式・走行距離と郵便番号・氏名・電話番号を入力するだけで申込完了です。
申込が完了したら、オペレーターより電話で概算査定価格の連絡があります。その後、指定日に実車査定担当者が出向いて、正確な査定価格を提示するという流れです。簡単な3ステップのため、お気軽に申し込みください。
全力の査定額を提示
ネクステージは、買取した車を自社で販売しています。そのため、中間マージンは一切かかりません。煩わしい駆け引きは一切なく、最初から全力で査定額を提示します。
AIS検定資格取得者が、知識と経験に基づき確かな査定を行うため、車の純粋な価値を正しく算出することが可能です。買取した車の再販売力にも自信があり、店頭価格にほど近い高価買取額の提示を目指しています。お気軽にネクステージの無料査定をご利用ください。
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まとめ
現在は数年前に比べて中古車の価格が高騰しています。新型コロナウイルス感染症をはじめ、世界情勢が日々変化しているため、いつまで価格高騰の状況が続くかの具体的な見通しは立っていません。
このような状況でも、少しの工夫により安い中古車を購入することは可能です。また、高価買取を強化している現状を利用することにより、賢いお買い物をするという方法もあります。ネクステージの無料査定をぜひお試しください。
■この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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