デリカD:5の10年落ちモデルはどれくらいの値段で売れる?
デリカD:5を所有している方の中には、デリカD:5の10年落ちモデルの買取相場が知りたいという方もいるのではないでしょうか。デリカD:5は三菱自動車工業からリリースされている車のひとつで、独特の個性や利便性の高さなどで人気を博しています。
そのようなデリカD:5が12年越しにリニューアルされたため、旧式モデルのデリカD:5を売りに出す人が増加傾向にあります。
そこでこの記事では、デリカD:5の10年落ちモデルがどれくらいの値段で売れるのかをご紹介します。この記事を読めば下取りと買取の違いやメリット・デメリットについても把握できますので、ぜひ最後までお読みください。
※目次※
1. デリカD:5の10年落ちモデルの買取相場はどれくらい?
3. デリカD:5のビッグマイナーチェンジにより変わった部分とは?
・デリカD:5は、ミニバン唯一のクリーンディーゼルという特異な個性を持っている
・デリカD:5は、12年のロングライフの末にビッグマイナーチェンジが行われた
・年式や走行距離、チューニングの有無によって下取りがよいか買取がよいかが変わる
デリカD:5の10年落ちモデルの買取相場はどれくらい?
デリカD:5は、三菱自動車工業が製造販売するミニバンの実用性と、悪路や雪道でもパワフルな走行ができるSUVの特性を実装した乗用車です。フロントエンジン1BOXミニバンの先駆けとして知られる「デリカスペースギア」の後継車であり、「世界で唯一のオールラウンダーミニバン」をコンセプトとして開発された人気のモデルです。
最初の項目ではそんなデリカD:5の「10年落ちモデル」の買取相場がいくらなのかをご紹介します。
2009年製モデルについて
下の表は、10年落ちの「デリカD:5 2009年製モデル」の査定額を一覧にしたものです。2009年は、4WD車と同様のフロントグリルを備えた「エクシード」が誕生した年です。また発売当時よりも燃費を改善し、時代に合わせた便利機能を搭載したモデルが多く出てくるようになりました。
年式 |
カラー |
車種・グレード名 |
走行距離 |
査定時期 |
査定額 |
2009年 |
パール |
C2Gプレミアム |
11万キロメートル |
2019年9月 |
9.4万円 |
2009年 |
黒 |
C2Gナビパッケージ |
11万キロメートル |
2019年8月 |
8.1万円 |
2009年 |
パールⅡ |
エクシードⅡ |
14万キロメートル |
2019年7月 |
6.2万円 |
2009年 |
ベージュ |
C2M |
7万キロメートル |
2019年8月 |
19.7万円 |
2009年 |
パール |
Gパワーパッケージ |
13万キロメートル |
2019年5月 |
19.7万円 |
著しく走行距離で値段が違うように見えますが、グレードによって装備や機能にバラつきがある2009年製モデルです。査定に出すときは、デリカD:5のどういう装備を備えているモデルなのか把握しておきましょう。
2008年製モデルについて
次に、デリカD:5 2008年製モデルの査定額を一覧にしました。2007年では、オプション項目だったものが標準装備となり、ETCやカーナビ、デジタルTVチューナーも備えられたモデルです。
年式 |
カラー |
車種・グレード名 |
走行距離 |
査定時期 |
査定額 |
2008年 |
黒 |
シャモニー |
13万キロメートル |
2019年10月 |
19.7万円 |
2008年 |
黒 |
ナビパッケージ |
15万キロメートル |
2019年8月 |
15.9万円 |
2008年 |
黒 |
ナビパッケージ |
9万キロメートル |
2019年8月 |
14.9万円 |
2008年 |
シルバー |
C2Gプレミアム |
5万キロメートル |
2019年8月 |
12.1万円 |
2008年 |
黒 |
Gプレミアム |
11万キロメートル |
2019年7月 |
11.8万円 |
シャモニーは、バッテリー容量が多く搭載されており、冬季特別仕様車として発売されたモデルです。ほかのモデルよりも機能性が高くなっているため、高く査定されるポイントにもなります。
2007年製モデルについて
下記は、10年以上古い「デリカD:5 2007年製モデル」の査定額を一覧にしたものです。デリカD:5は、発売直後から装備違いのグレードが続々と発売され、マイナーチェンジも行われました。そのため、発売された年の2007年製モデルは「デリカD:5の原型」ともいえます。
年式 |
カラー |
車種・グレード名 |
走行距離 |
査定時期 |
査定額 |
2007年 |
パール |
Gパワーパッケージ |
13万キロメートル |
2019年7月 |
11.8万円 |
2007年 |
黒 |
Gナビパッケージ |
10万キロメートル |
2019年9月 |
19.7万円 |
2007年 |
黒 |
Gナビパッケージ |
14万キロメートル |
2019年5月 |
18.7万円 |
2007年 |
黒 |
Gプレミアム |
13万キロメートル |
2019年5月 |
17.8万円 |
2007年 |
黒 |
C2Gパワーパッケージ |
7万キロメートル |
2019年6月 |
24.7万円 |
デリカD:5の特徴とは?
デリカD:5はミニバンとSUV、クリーンディーゼルを組み合わせた特異な個性を持っていることが特徴のひとつです。ミニバン唯一のクリーンディーゼルであり、粒子状物質や窒素酸化物といった排気ガスの排出量が少ないという魅力もあります。
また、視界が良好で運転がしやすいフロント設計で、3列目までも広い空間を実現している点も見逃せません。トヨタの「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」や日産の「セレナ」ホンダの「ステップワゴン」など、5ナンバーベースの箱型ミニバンよりも少し大きなボディサイズになっていることも特徴のひとつです。
デリカD:5のビッグマイナーチェンジにより変わった部分とは?
三菱自動車は2007年にデリカD:5を世に送り出しましたが、約12年に渡るロングライフを経て大幅に改良されたデリカD:5が2019年に発売されました。唯一無二の特異な個性はそのままに弱点を克服し、特に外観や安全性に変化を持たせています。
この項目では、デリカD:5の「ビッグマイナーチェンジ」により変わった部分についてご紹介します。どこがどのように変化したのか、確認していきましょう。
インテリアとエクステリアの変更について
デリカD:5はビッグマイナーチェンジにより、フロントマスクとリヤのテールランプなどのデザインが大幅に改良されました。また、インパネはクロカン風のテイストがなくなり、大型ディスプレイを中心にモダンな造形に変更されている点にも注目です。
さらに、手動のパーキングブレーキから電動パーキングブレーキにチェンジされ、アダプティブクルーズコントロール作動時にブレーキが保持されるなど、ドライバーに優しい設計へと改良されています。
安全性の向上について
デリカD:5は、ビッグマイナーチェンジによって安全性も向上しています。衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報など、事故の衝撃や事故に遭う危険性を低減してくれる機能が付いています。また、先行車との速度差や車間距離を認識して、自動で速度をコントロールする「レーダークルーズコントロール」が搭載されている点にも注目です。
機能性が向上して、上級仕様となった後退時車両検知警報システムや、オートマチックハイビームが備わっていることも見逃せません。通常の運転時と比べて視野が狭くなるバック時や、夜間での走行も安心です。
そのほかにも後側方車両検知警報システムや、レーンチェンジアシストも上級仕様が標準搭載されています。車の運転に慣れていない方でも、スムーズな運転を楽しむことができるでしょう。
下取りと買取の違いとは?
ここまではデリカD:5の買取相場や特徴、ビッグマイナーチェンジで変更が施された箇所についてご紹介しました。では実際にデリカD:5を手放す際には、下取りと買取どちらを利用するとよいのでしょうか。下取りと買取にはそれぞれメリットがあり、同じようにデメリットも存在します。
この項目では、下取りと買取の違いについてご紹介します。デリカD:5に関わらず、車を手放す際に適している方法が判断できますので、チェックしておきましょう。
下取りのメリットについて
下取りのメリットとしてまず挙げられるのは、新たに購入した車が納車されるまでの間、下取りしてもらう車に乗っていられるということです。下取りの場合、原則として新たに購入した車の引き渡しは、前の車の下取りと同時に行われます。
また、年式の古い低年式車や走行距離の長い過走行車でも、値段をつけてもらえることが多くあります。また下取りは、交換する車が用意できるディーラーが交渉相手となります。ディーラーに必要書類を渡せば、廃車手続きや新車の登録など一箇所ですべて手続きを行ってくれることもメリットのひとつです。
下取りのデメリットについて
ディーラーによる下取り査定は、マニュアルに従った評価のみで中古車市場の需要などが反映されません。ディーラーは明確な査定基準が設けられていないところが多く、細かい箇所までしっかりと査定してもらえない可能性があることがデメリットのひとつです。
また、下取り価格が新しい車の値引きに含まれてしまうケースが多く、下取りの査定金額がいくらだったのかが不明瞭になってしまう傾向にあります。下取りは手続きが煩雑でなく気軽に申し込めるメリットがある一方で、高く査定されない可能性があることに留意しておかなければなりません。
買取のメリットについて
買取業者に買取を依頼した場合、ディーラーと違って査定基準がしっかりと設けられています。そのため、社外パーツやチューニングも、査定に反映される可能性が高くあります。自分なりにカスタマイズした車であっても、しっかり査定してもらえます。
一般的に下取りよりも高値で売れる傾向にもありますので、少しでも高く売りたいという方は、買取を利用することをおすすめします。
また、下取りは新車との引き換えでキャッシュとして戻ってくることは稀ですが、買取は車を現金化することが可能です。新しい車を買う予定がない方や売って得た利益を別の用途で使いたい方は、買取を選択するとよいでしょう。
買取のデメリットについて
買取を依頼する場合は、原則としてすぐに引き渡すことが前提となっています。そのため引き渡しのタイミング次第では、新たな車が納車されるまで車を所持していない期間が生じる可能性があります。タイミング次第で、代車を用意する必要がある点がデメリットです。
また、低年式車や過走行車には「値がつかない」ことがあることを留意しておかなければなりません。年式の古い車や走行距離の長い車を売却する場合は、ディーラーに頼むことも視野に入れておきましょう。
まとめ
デリカD:5は、ミニバンとSUVを組み合わせたほかの車種には無い特異的な個性を持っています。そのオールラウンダーの力強さや、利便性の高さにデリカD:5のファンが後を絶ちません。
また、ミニバン唯一のクリーンディーゼルであり、排気ガスの排出量が少ないことも魅力のひとつです。そんなデリカD:5が約12年ぶりに大幅リニューアルされたため、10年落ちの古いモデルが売りに出されるケースが増えています。
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