【スバル】妥協のない自動車開発の歴史と今昔モデルを紹介
テレビCMでもスバルの安全先進技術を目にする機会が増え、「今までスバル以外のメーカーに乗っていたがスバル車に興味が沸いた」という方も少なくないでしょう。
この記事では、スバルが自動車開発をはじめるまでの歴史、安全性や高い技術力のあるスバル車をご紹介します。スバル車に興味のある方は参考にしてください。
※目次※
6.スバルのこだわりが詰まった中古車を探すならネクステージへ!
・スバルのルーツは戦争中の航空機開発・製造。第二次世界大戦で活躍した戦闘機の高い技術力をスバル車に活用。
・スバルの初軽自動車は発売から長い年月がたった今も根強いファンがいる。
・スバルは安全性能において日本一が認められた車種がラインアップされている。中古車市場でも安全性能技術を搭載した車種がある。
【スバル】自動車開発の歴史
スバルの自動車開発のルーツは、航空機の開発・製造工場の「中島飛行機株式会社」です。戦争中の軍用機の製造から、戦後は平和産業へ転換し企業分割を経て、現在のスバルがあります。スバルの星が描かれたロゴは、会社設立の由来と将来への思いが込められている六連星(むつらぼし)です。
飛行機技術から水平対向エンジンへ
スバルが設立する前の中島飛行機株式会社は、第二次世界大戦中に軍用機や航空機用エンジンの開発・製造を行っていました。戦争によって工場が破壊され生産能力がなくなり、残された技術者たちは乳母車や鍋などの金属製品を作っていましたが、技術者の技術力を発揮できる産業ではありません。
そこで航空機の機体作りの技術を生かし、スバルがはじめて販売する四輪車にフルモノコック構造を採用しました。当時、国内メーカーではフルモノコック構造の前例がありませんでした。
さらに、技術者たちは中島飛行機製造の空冷星型エンジン「栄」の技術をもとに、水平対向エンジンの開発に踏み出しました。その後、水平対向エンジンと四輪駆動を組み合わせた車を世に送り出し、戦後の日本車史上に名を残すのです。
スバルの由来
中島飛行機株式会社は、富士産業株式会社に社名変更後12社に分割されました。
分割された会社のうち、富士工業・富士自動車工業・大宮富士工業・宇都宮車輛・東京富士産業の5社の共同出資により「富士重工業株式会社」が誕生します。富士重工業株式会社で、試作車として使われていた車名が「すばる」です。
「すばる(昴)」は、プレアデス星団と呼ばれる星が集まってできた天体を日本語化したものです。富士重工業株式会社設立に出資した5社を星に見立て、ブランド名「スバル」が誕生しました。
スバルのロゴの大きな星と小さな5つの星は、集まった5社と富士重工業を「六連星」で表しています。
スバル 360やサンバートラックを販売
スバル360は、開発時代の国民車構想「大人が4人乗れる」を叶えた1台です。スバル(当時の富士重工業)の前身である航空機開発時代の技術を生かし、駆動方式はRR式(リヤ置きエンジン・後輪駆動)を採用しました。
スバル 360をベースに貨物車「サンバー」が販売されます。1961年に登場以来、2012年まで自社設計・製造を担っていました。1980年代には軽自動車初の4WDを採用するなど走行安定性にも優れています。
農道や山道のような狭く走りにくい道路が多い日本に、コンパクトサイズの4WDは非常に重宝されました。また、開発当初からほかの乗用車でも使われない四輪独立懸架を採用しており、当時は他メーカーと差別化された存在でした。
モータースポーツへの参戦
スバルは1972年、オーストラリアで行われたサザンクロスラリーに、レオーネを投入しモータースポーツへの初参戦を果たしました。モータースポーツを通し、スバル車の性能向上につながるノウハウを得る目的で、スバルは世界ラリー選手権への挑戦を発表します。
現代も全日本ラリーやモータースポーツにスバルが参戦する理由は、レースで得られた技術やノウハウを量産車に生かすためです。
スバルの技術が詰まった懐かしの名車たち
スバルが辿ってきた自動車開発の長い歴史の中で、名車と呼ばれる車が誕生してきました。まだ商用車が多かった時代から、自家用車を普及させるきっかけを作ったメーカーもスバルです。ここでは現代にまで残る高い技術力を詰め込んだ名車を紹介します。
スバル 360
スバル 360は、1958年に発売開始された初の軽自動車です。当時は一般家庭からすれば車の購入にまだ手が届かない、憧れる人が多かった時代に「てんとう虫」の名で愛されました。フレームレス・モノコック構造・強化プラスチック素材の使用など、航空機メーカー時代の技術を叩き込んだ1台です。
登場してから12年後の生産終了まで、長く人々に親しまれていました。現代でも根強いファンがおり、スバル 360が街中で走る姿を見られます。
スバル 1000
スバル 1000は、1966年に誕生したスバルで最初の量産型小型車です。スバルで最初の水平対向エンジンがスバル 1000に搭載されました。さらにこの水平対向エンジン搭載時からエンジンの配置は縦置きで、後のシンメトリカルAWDの基礎がすでに作られていたのです。
水平対向エンジンによる低重心設計に、当時主流だったFR駆動の時代にあえてFF駆動で勝負を挑んだスバルは市場に「独創的かつ先進的」と大きなイメージを与えました。
レオーネエステート4WD
レオーネエステート4WDは 、1972年にスバル1300の後継車種として発売されました。4WD機構を搭載した初の量産車モデルです。FF車をベースに、ブルーバード(日産)のプロペラシャフトと後輪デフを流用しています。
4WD車はジープのような車がイメージされていた時代に、レオーネエステート4WDのような乗用車らしい快適さと、4WDの走破性を兼ね備えた車は画期的な存在でした。最低地上高が210mmのその外観は、後に販売されるレガシィアウトバックの祖先にも見受けられます。
レガシィ
1989年に発表された初代レガシィは、今も残る水平対向エンジンを搭載していました。WRC世界ラリー選手権へはじめて挑戦し、その後スバルの世界ラリーチームを海外に置きトップクラスになるきっかけになった車でもあります。
3代目に発売されたワゴンタイプは、日本のステーションワゴンブームをけん引する役割を果たしてきました。レガシィは「遺産」の意味があり、7代目レガシィを発売する今も技術は継承されています。
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スバルの歴史が動いた?軽自動車の撤退から北米へ
1958年、スバルは軽自動車「スバル360」から生産がはじまりました。その後もレックスやサンバー、ヴィヴィオ、プレオが大好評で、軽自動車のおかげで自動車メーカーとしての名が知れ渡ったと言えるでしょう。
しかし、販売台数の落ち込みから2008年4月スバルが軽自動車の開発撤退を発表し、同年12月にはWRC撤退が続き、ファンにとって記憶に残る歴史があります。
その後、軽自動車はOEM供給へと切り替え、アメリカ向けの車の開発に集中することにシフトします。
軽自動車はダイハツOEM供給
スバルの軽自動車がOEM供給となった理由は、他メーカーの軽自動車との価格競争に太刀打ちできなかったためです。スバルはスバル360開発当時から安全技術や、軽自動車とは思えないほどの技術とクオリティを詰め込んだ軽自動車を販売していました。
技術にプライドを持ち高クオリティを求め続けた結果、価格競争に負け販売台数が落ち込んだためにダイハツからOEM供給を受けます。
レガシィやアセントが北米でヒット
軽自動車の開発事業から撤退後、スバルは高い技術が評価され北米での販売台数を伸ばしています。近年、北米ではSUVの需要が高まり、SUVブランドのイメージをもたれるスバルの販売台数が好調です。
レガシィや、北米向けに開発されたアセントが、北米ユーザーから車の安全性と信頼性を高く評価されています。アメリカユーザーのための徹底評価を行う雑誌で、BMWやポルシェを差し置いてスバル車の1位獲得が、北米での快進撃の要因です。
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スバルは日本トップレベルの安全性能を誇る
国内メーカーの車の安全性能に関する評価試験を実施し、比較評価する自動車アセスメントがあります。2020年度に行われた自動車アセスメントにおいて、スバルのレヴォーグ(同一車種としてWRX S4)が最高得点を取り「自動車安全ファイブスター大賞」を受賞しました。
スバルの総合安全
スバルは、車が走る前から万が一の瞬間まで、車に乗る時間のすべてに安全を求めて開発しています。スバルの総合安全が注目される理由は、0次安全・走行安全・予防安全・衝突安全・つながる安全をもとにあらゆるシーンで人を守るためです。
「0次安全」は車の発進前の死角を減らし、独自の視界確保や運転のベースとなる部分に施す安全技術を指します。「走行安全」は車の基本性能である、走る・曲がる・止まる技術を磨き上げ、悪路や悪天候でも安定した走行を可能にしたものです。
「予防安全」はスバル独自の運転支援システム、アイサイトXを指します。「衝突安全」は車の乗員だけでなく、歩行者まで保護可能な構造を備えた安全技術です。「つながる安全」は事故やトラブル時に、スバル独自のロードサービスが手配できます。
アイサイトの歴史
アイサイトの歴史のはじまりは、エンジンの燃焼を可視化するための技術を応用したものでした。開発当初はガラスの曇りや天気に左右されると、カメラで障害物の検知ができず販売まで見通しが立たない状況でしたが、2008年にレガシィに搭載し発売されたものが「アイサイト」です。
2010年には、アイサイトver.2が多くのスバル車に搭載可能となり、知名度も大きく高まりました。進化を続けたアイサイトは現在、車周辺の高い認識性能と必要に応じて車の動きを制御する高度な運転支援が可能です。
アイサイト搭載車は中古車市場でも出回っているため、中古車を購入してもアイサイトの安全技術を体感できます。
最新の安全運転支援システム「アイサイトX」
従来のアイサイトから革新的進化を遂げた運転支援システムが「アイサイトX」です。準天頂衛生「みちびき」やGPS、3D高精度地図データを利用し自動車専用道路上で車の位置やその先の道路を正確に把握し、運転をサポートします。
アイサイトXは、ベースとなるアイサイトのオプションとして利用できる安全装備です。現在のアイサイト最新verは「新世代アイサイト」と呼ばれ、前世代のアイサイトver.3からカメラも改善され、安全性能を強化できました。
アイサイトXは、WRX S4・レガシィアウトバック・レヴォーグに搭載されています。
根強いファン多数!現行ラインアップ【ボディタイプ別】
スバル車には根強いファンが多く、他メーカーに目もくれず何台もスバル車を乗り換えてきた方を「スバリスト」と名前が付けられるほどです。一度他メーカーからスバル車に乗り換えて、その安全性と運転性能の魅力を体感したら、もうほかのメーカーには戻れないと話すファンもいます。
普通自動車
スバルの普通自動車の現行ラインアップの一覧です。価格は2021年12月時点の新車価格となります。
ワゴン |
|
インプレッサスポーツ |
200万2,000円~ |
レヴォーグ |
310万2,000円~ |
セダン |
|
インプレッサG4 |
200万2,000円~ |
WRX S4 |
400万4,000円~ |
SUV |
|
XV |
220万円~ |
レガシィアウトバック |
414万7,000円~ |
フォレスター |
293万7,000円~ |
スポーツ |
|
BRZ |
308万円~ |
コンパクト |
|
ジャスティ |
196万4,000円~ |
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軽自動車
スバルの軽自動車の現行ラインアップの一覧です。価格は2021年12月時点の新車価格となります。
乗用 |
|
シフォン |
134万2,000円~ |
シフォンカスタム |
174万9,000円~ |
ステラ |
120万1,200円~ |
ステラカスタム |
151万8,000円~ |
プレオ+ |
98万1,200円~ |
貨物 |
|
サンバーバン |
96万2,500円~ |
サンバートラック |
85万8,000円~ |
福祉車両 |
|
シフォン |
- |
ステラ |
- |
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まとめ
スバルは1958年の初の量産車「スバル360」が発売された時から、究極の安全な車づくりを進めてきました。さらに走りの楽しさと環境性能も兼ね備えた車が開発され続けています。
スバル車の購入を検討している方は、ぜひネクステージへご相談ください。ネクステージはスバルの人気スポーツカーからSUV、発売されて間もない車種まで幅広くそろえています。万が一、お近くの店舗にない場合も、全国からお取り寄せ可能です。ネクステージはお客様の車探しを全力サポートします。