クロスビーはSUV×ワゴンのコンパクトカー!特徴や基本スペックを紹介
クロスビーはSUVとワゴンの性能を兼ね備えた車です。車内空間や走破性のバランスに優れています。スズキが販売するコンパクトカーの中でも、アクティブに使える個性的な車種のひとつといえるでしょう。
小型のSUVを探す際に、このクロスビーを候補として検討される方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、クロスビーの特長や基本スペックについてご紹介します。クロスビーの魅力を把握して、購入の参考にしてください。
※目次※
・クロスビーはスズキが販売するコンパクトカー。ワゴンのような開放的な車内とSUVのような高い走破性が魅力。
・クロスビーの現行モデルで設定されているグレードは3つ。全てのグレードでマイルドハイブリッドシステムを標準装備。
・クロスビーの中古車を購入するならネクステージがおすすめ。トラブルリスクが高い車両は事前に排除しているので車選びがしやすい。
クロスビーはSUVとワゴンを組み合わせたコンパクトカー
クロスビーのアルファベット表記は「XBEE」です。わくわくするクロスオーバーという意味を持つ「X(Cross over)to Be Exciting」の頭文字から取られています。
スズキではイグニスやスイフトなどのコンパクトカーを販売していますが、クロスビーはエクテリアデザインにこだわった新しいコンパクトカーとして登場しました。ここでは、クロスビーの誕生までの流れについてご紹介します。
ハスラーの小型車版として開発を開始
クロスビーが最初に登場したのは2017年に開催された第45回東京モーターショーです。コンセプトモデルとして展示されましたが、12月には正式に発売が発表されました。
クロスビーが誕生したきっかけはハスラーです。ハスラーはワゴンとクロスオーバーSUVを融合させた新しい軽クロスオーバーとして発売されました。ハスラーの成功の流れを受けて、小型車版モデルの販売の期待が高まります。その結果、コンパクトながらも実寸以上に見えるスタイリングのコンパクトカーとして発売されました。
クロスビーのライバル車は?
クロスビーに似たような車種としてロッキー、ライズ、CR-3などがあります。ロッキーはダイハツが販売するクロスオーバーSUVのコンパクトカーです。全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mmとなっており、クロスビーよりも全長が長めに設計されています。
ライズはトヨタが販売するクロスオーバーSUVのコンパクトカーです。ロッキーの姉妹車の位置付けとなっており、ダイハツからのOEM調達を受けています。CR-3はマツダが販売するクロスオーバーSUVのコンパクトカーです。マツダが独自で開発したスカイアクティブ技術を取り入れており、少ない燃料消費で優れた機動力を発揮できるように設計されています。
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クロスビーの誕生から現在までの歴史を振り返ろう
クロスビーは2017年12月に販売開始されており、「一緒に毎日の楽しさを広げていきたくなる愛すべき相棒」というテーマで開発されたモデルで、小柄ながらも力強い走りが特徴です。
スズキはコンパクトカーの販売を得意としており、デザインやパワートレインなどで先進の技術を取り入れています。クロスビーは発売から現在までに2回の仕様変更を実施しました。ここでは、クロスビーの歴史を振り返ります。
2017年:クロスビーが誕生
クロスビーが発売されたのは2017年の12月25日です。開放的な車内空間を持つワゴンの魅力と、多目的に利用できるSUVの魅力を兼ね備えたコンパクトカーとして発売されました。
発売時に設定されたグレードは、ハイブリッドMXとハイブリッドMZの2つです。2WDと4WDの駆動方式から選べます。ボディカラーは全部で11色です。インテリアはアイボリーに統一されています。
パワートレインは1.0LのVVT直噴ターボエンジンです。全グレードでマイルドハイブリッドシステムを装備しています。
2020年:安全装備に関する仕様を変更
2020年10月15日に安全装備の一部改良が実施されました。追加された安全装備は車線維持支援機能です。
車線の中央を維持できるようにステアリング操作をサポートする機能で、高速走行における疲労を軽減します。スズキでは初となる安全装備がクロスビーに搭載されました。
また、一部改良ではグレードの見直しが図られており、ハイブリッドMVが新たに設定されています。
ボディカラーは全部で17色です。特別色のスターシルバーエディションが新たに加わりました。
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2022年:デザインに関する仕様を変更
2022年8月10日には一部仕様変更が実施され、デザイン変更したクロスビーが新たに販売します。エクステリアでは、横基調のメッキフロントグリルが新たに採用されました。足回りには切削加工を施したアルミホイールが搭載されています。
ハイブリッドMVとハイブリッドMZには、USB電源ソケットがインパネ中央部に配置されました。スマートフォンやタブレットの充電に対応しています。
ボディカラーは全部で13色です。メロウディープレッドパールやミネラルグレーメタリックなどのカラーが設定されました。
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クロスビーの現行モデルの魅力とは?
クロスビーはおしゃれなスタイルだけではなく、先進の安全機能や優れた走行性能などの魅力が備わっています。
ハイブリッド機能を全グレードで設定しており、環境に配慮した走行を楽しめるでしょう。純正オプションも豊富に用意されており、自分好みのカスタムが可能です。ここでは、クロスビーの現行モデルの魅力を5つの項目に分けてご紹介します。
13色のカラーバリエーション
エクステリアは柔らかさを意識したデザインです。軽クロスオーバーSUVのハスラーは四角いデザインですが、クロスビーは丸みを帯びたデザインが採用されました。ヘッドランプも丸目の形状になっています。
ボディカラーは13色です。4色のモノトーン、7色のツートーン、2色のスリートーンのバリエーションが設定されました。全グレードでルーフエンドスポイラーを搭載しており、愛着のわくデザインにスポーティさが強調されています。
遊び心のあるおしゃれなインテリア
クロスビーのラゲッジスペースは荷物の量に合わせたアレンジが可能です。リアシートは左右独立のスライド機能を搭載しており、足を組んで座れるほどの広さを保てます。
荷室の開口幅は最大で1,100mm、荷室開口高は800mmです。大きな荷物でも楽に積み込めます。運転席のインパネは横基調のデザインです。3.5インチのマルチフォーメンションディスプレイをメーター部分に搭載しており、走行中に必要な情報をキャッチできます。
シートはレディッシュブラウンアクセントとアイボリーアクセントの2種類です。車体色に対応したカラーアクセントを施しています。
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燃費とパワーを兼ね備えたパワートレイン
クロスビーのパワートレインはK10C型ブースタージェットエンジンです。燃費とターボを両立させており、1.5Lの自然吸気エンジン並みのパワーを発揮できます。
また、全グレードでマイルドハイブリッドシステムを搭載しており、モーターによるエンジンのアシストが可能です。減速時のエネルギーを使って発電しながら、専用のリチウムイオンバッテリーに充電します。駆動方式ごとの燃料消費率は以下の通りです。
駆動方式 |
燃料消費率(WLTCモード) |
2WD |
18.2km/L |
4WD |
17.0km/L |
(参考:『クロスビー(スズキ)の燃費情報』)
ファイブスター賞を受賞した先進の安全機能
クロスビーは衝撃安全吸収ボディの「テクト(TECT)」を採用しています。衝突時での衝撃を吸収したり分散したりできるため、衝突事故の被害の軽減を期待できるでしょう。
クロスビーは、スズキの予防安全技術の「スズキセーフティサポート」がハイブリッドMXを除くグレードで標準装備です。安全運転をサポートするための機能を搭載しています。
予防安全機能のひとつは、ふらつき警報機能です。道路の区画線を検知して、システムがふらつきを判断したときには警報で注意を促します。このように安全性能に優れたクロスビーは、平成30年度JNCAPの衝突安全性能評価において、最高評価となる「ファイブスター賞」を受賞しました。
純正のカスタムパーツを豊富に用意
クロスビーは純正オプションを豊富に用意しており、自分好みのカスタマイズが可能です。ストリートスタイル、スポーツスタイル、アウトドアスタイル、アーバンスタイルのコーディネートスタイルを設定しており、スタイリッシュなデザインに替えられます。
インテリアにはストライプ、等高線、ハニカムなどのデザインのインパネがあり、個性的な空間へのアレンジが可能です。スズキではアウトドアに対応したオプションを用意しており、バックドアに装着できるカーター部やラゲッジスペースに収納できるサイクルキャリアなども販売しています。
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クロスビーの基本スペックをグレードごとにチェック
クロスビーの現行モデルのグレードは全部で3つです。ハイブリッドMZには、上質なインテリアが特徴のブラウンアクセントパッケージ搭載車を設定しています。駆動方式は2WDの4WDの2タイプです。
サイズや搭載しているパワートレインは共通ですが、標準搭載の装備は異なります。購入の際にはライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。ここでは、グレードごとの特徴や基本スペックをご紹介します。
ハイブリッドMZ
ハイブリッドMZはクロスビーの上級グレードです。メッキハンド、本革巻のステアリングホイール、LEDのヘッドランプ、フロントフォグランプを搭載しています。
ブラウンアクセントパッケージ搭載車については、ブラウンメタリックのインパネやブラウンレザー調のシートが標準装備です。
|
MZ |
MZ(ブラウンアクセントパッケージ搭載車) |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,760mm×1,670mm×1,705mm |
3,760mm×1,670mm×1,705mm |
総排気量 |
0.996L |
0.996L |
最高出力(エンジン) |
73kW |
73kW |
最大トルク(エンジン) |
150N・m |
150N・m |
ハイブリッドMV
ハイブリッドMVはクロスビーのスタンダードグレードで、先進の装備が搭載されています。インテリアではシートパイピングや防汚タイプのラゲッジフロアなどが標準装備です。また、スズキの予防安全機能のスズキセーフティサポートを搭載しています。
一方で、MZに搭載しているフロントフォグランプは搭載していません。ヘッドランプはハロゲンタイプになっています。
|
MV |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,760mm×1,670mm×1,705mm |
総排気量 |
0.996L |
最高出力(エンジン) |
73kW |
最大トルク(エンジン) |
150N・m |
ハイブリッドMX
ハイブリッドMXはクロスビーのベーシックグレードです。他のグレードとは異なり、受注生産になっています。
ハイブリッドMXはシンプルな装備を特徴としており、スズキセーフティサポートが未搭載です。安全機能をお求めの方は、他のグレードをおすすめします。
新車販売価格は他のグレードよりも安く設定しているため、初期費用を抑えたい方におすすめのグレードです。
|
MX |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,760mm×1,670mm×1,705mm |
総排気量 |
0.996L |
最高出力(エンジン) |
73kW |
最大トルク(エンジン) |
150N・m |
クロスビーの売買価格を確かめておこう
一般的な車の購入方法はディーラーや販売店で新車を購入する、販売店で中古車を購入するという選択肢があります。
一方で中古車の魅力のひとつは価格です。一般的に中古車は新車よりも安い価格で販売しているため、初期費用を抑えられるでしょう。ここでは、クロスビーの新車販売価格、中古車販売価格、買取相場をご紹介します。
クロスビーの新車販売価格
クロスビーの新車販売価格の相場は184万300円~228万9,100円です。グレードや駆動方式によって価格が異なります。
通常モデル |
2WD |
4WD |
ハイブリッドMZ |
209万9,900円 |
224万5,100円 |
ハイブリッドMV |
199万4,300円 |
213万9,500円 |
ハイブリッドMX |
184万300円 |
198万5,500円 |
(2023年4月現在)
ツートーンルーフ仕様車、スリートーンコーディネート仕様車 |
2WD |
4WD |
ハイブリッドMZ |
214万3,900円 |
228万9,100円 |
ハイブリッドMV |
203万8,300円 |
218万3,500円 |
ハイブリッドMX |
188万4,300円 |
202万9,500円 |
(2023年4月現在)
このうちハイブリッドMXは受注生産となっており、ハイブリッドMVは全方位モニター用カメラパッケージが、ハイブリッドMZはそれに加えてブラウンアクセントパッケージがメーカーオプションとして用意されています。
クロスビーの中古車販売価格
2023年4月時点におけるネクステージでのクロスビーの中古販売価格は119万9,000円~212万9,000円です。
グレード |
中古車販売価格 |
ハイブリッドMZ |
119万9,000円~201万7,000円 |
ハイブリッドMV |
164万9,000円~189万9,000円 |
ハイブリッドMX |
129万9,000円~212万9,000円 |
(2023年4月現在)
上記の他にもネクステージでは、クロスビーMZブラウンアクセントパッケージ搭載車やブラックインテリアパッケージ搭載車を販売しています。新車販売価格が200万円前後のクロスビーですが、中古車なら100万円台前半での購入が可能です。
(参考:『クロスビー(スズキ)の中古車一覧』)
PRクロスビーの中古車
※価格は支払総額
クロスビーの買取相場
2023年4月時点におけるネクステージでのクロスビーの買取相場は191万6,000円~129万円となっています。クロスビーなら100万円台後半の高価買取を期待できるでしょう。ネクステージでの過去の買取実績は以下の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
ハイブリッドMZ |
2020年式 |
181km |
166万1,000円 |
ハイブリッドMZ |
2020年式 |
2万6,900km |
149万5,000円 |
ハイブリッドMX |
2018年式 |
1万5,075km |
147万円 |
ハイブリッドMZ |
2019年式 |
9,153km |
191万6,000円 |
ハイブリッドMZ |
2019年式 |
1万472km |
156万円 |
ハイブリッドMZ |
2019年式 |
3万4,686km |
141万6,000円 |
(2023年4月現在)
クロスビーの中古車をお求めの方はネクステージへ
クロスビーの購入を検討しているときに、できれば希望条件に合う中古車を購入したいと思ったことはありませんか。中古車選びでは、色や年式、走行距離などの条件にこだわりたいと思うこともあるでしょう。
中古車選びでは車両状態の確認も大切なので、購入後の初期不良やコンディションに不安を感じる方もいるのではないでしょうか。そのような方はぜひ購入後の保証サービスがあり、豊富な在庫を扱っているネクステージの利用をご検討ください。
クロスビーのカラーバリエーションを豊富に用意
ネクステージは全国に200店舗以上を展開している中古車買取販売店で、3万台もの在庫台数から車選びが可能です。中古車に関する専門的な知識を有した熟練のバイヤーを車種別に配置しており、グレード別の仕入れを可能にしました。クロスビーなどの売れ筋モデルについては、カラーバリエーション別にそろえています。
また、ネクステージでは車両のお取り寄せに対応しており、お近くの店舗に車両が保管されていない場合であっても購入が可能です。遠方の店舗で保管している車両を購入前に見たい場合も、最寄りの店舗で実物を確かめられます。お取り寄せの費用もリーズナブルな価格でご利用いただけます。
徹底した品質管理と整備
ネクステージではトラブルリスクが気になる粗悪な車両は取り扱っておらず、修復歴車やメーター改ざん車は事前に排除しています。
修復歴車とは、骨格部分の修正や交換をした経緯のある車両のことです。このような車両は通常の車両に比べて安全性や耐久性が低下している可能性が高く、中古車選びではしっかりと確認しておきたい部分です。
ネクステージではドライバーの安全を第一に考えており、リスクの高い車両を排除しています。納車前には国家資格を持ったメカニックが車両を点検しており、万全の状態で新しいカーライフを送れるようにサポートします。
まとめ
クロスビーは、ワゴンとSUVの特性を兼ね備えたコンパクトカーとして人気のある車種のひとつです。デビューから間もないため、コンディションの良い中古車を見つけやすいでしょう。
クロスビーの中古車を購入する際には中古車販売店のネクステージがおすすめです。Webサイトでは複数の条件を指定できる車両検索システムを用意しており、店舗への来店が難しい方でも車探しができます。ネクステージなら品質管理にこだわった車両の購入が可能です。