車の相続の必要性は？相続の手続き方法を徹底解説！
車の所有者が亡くなったら、相続のための名義変更手続きが必要となりますが、手続きの方法が分からない方もいるのではないでしょうか。車に相続手続きが必要なのか疑問に思っている方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、名義変更が必要となる理由や手続き方法についてご紹介します。必要書類や手順を把握しておけば、必要になった際にスムーズに手続きを行えるようになります。車の相続について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
・車の相続手続きを行わなければ、売却や廃車処理ができない。車検証で所有者の確認を
・名義変更手続きには書類の準備が必要。余裕をもって揃えることが重要
・相続した車を売却するならネクステージへ！高価買取と充実したサービスが魅力！
車の相続が必要な理由と最初にすること
故人が所有していた車の相続手続きを行わずにいると、問題に直面する可能性もあります。どのような時に問題が起こるのかを確認して、トラブルを未然に防ぎましょう。あわせて、車の相続手続きの時にやるべきこともご紹介します。
車の名義変更をしないと一時抹消登録や永久抹消登録ができない
なぜ車の相続手続きが必要なのでしょうか。それは、名義変更を行っていない車は売却したり廃車にしたりする時に必要な「一時抹消登録」や「永久抹消登録」の手続きが行えないためです。相続を済ませていない車は相続人全員の共有財産として扱われるため、誰か一人の判断で処分できないというわけです。
「車を処分する時に必要になるなら、その時に手続きをすれば良い」と思う方もいるかもしれませんが、車の相続と名義変更はできる限り早く済ませたほうが無難です。手続きを先延ばしにしてしまうと、相続人全員の必要書類がそろうのに時間がかかり、手続きを行えないというケースがあるためです。
さらに、名義変更をしていないと、事故を起こした際に補償面で不利になる恐れもあります。車の名義変更手続きを後回しにするメリットは見当たりません。スムーズに手続きを行える環境が整っているうちに済ませることが重要です。
相続の必要性を確かめるために所有者の確認をする
車の相続手続きを行う際にまず取り掛かるべきことは、車の所有者を確認することです。所有者が亡くなった場合は、車検証を見て所有者が誰なのかを確かめましょう。
なぜ所有者の確認が必要なのかというと、故人が使用していた車であっても、車の所有者が故人とは限らないためです。もしも車検証に記載されている所有者の名義が相続と無関係な第三者だった場合は、相続を行う必要がなくなります。
車をローンで購入していて完済していない場合、所有者はローン会社になっていることがあります。所有者がクレジットカード会社やディーラーの場合は名義変更手続きだけでよく、個人が所有者なら相続のための手続きも必要と覚えておきましょう。
車の相続に必要となる書類と注意点
車を相続する時は、手続きのために複数の書類が必要となります。いざという時に手続きで困らないように、あらかじめ必要になる書類を把握しておきましょう。場合によっては必要書類が増えるケースもあるので、こちらも解説します。
相続のための名義変更手続きに必要な書類
相続人が車の相続に必要となる書類は以下のとおりです。発行後の期限があるものや複数人の署名が必要な書類もあるので、余裕をもって準備しておきましょう。
・戸籍謄本…役所で入手。所有者の死亡とすべての相続人について記載され、3か月以内に発行されたもの。
・遺産分割協議書…申請者が各自で作成。複数の相続人のなかの1人が相続する時に必要。すべての相続人の実印と署名があるもの。
・印鑑証明書…役所で入手。3か月以内に発行された相続人のもの。
・実印…相続人のもの。
・自動車検査証（車検証）…申請者が各自で用意。
・自動車保管場所証明書（車庫証明）…管轄の警察署で入手。おおむね１か月以内に発行されたもの。同一世帯で相続し、保管場所に変更がない場合は必要ないケースもある。
相続人の姓名を変更した場合は必要書類が増える
結婚などにより、遺産分割協議書に記入されている相続人の姓名と現在の姓名が異なる場合、姓名の変更履歴が確認できる書類が追加で必要になるので注意しましょう。
例えば、遺産分割協議書に氏名が旧姓で記載されていて、姓名の変更履歴が記載されていない場合は追加で変更履歴を確認できる書類が必要になります。この場合、戸籍謄本や姓名を変更した旨が記載された住民票などが確認書類として必要です。
このように、時間がたつと環境が変化し、追加でそろえなければならない書類が増える可能性が高まってしまいます。
車の相続を行うための手続き方法
必要な書類をそろえたら、実際に申請手続きを行います。手続きの場所や流れを把握しておきましょう。また、車を相続人以外の方に譲渡するには別の手続きが必要になります。こちらの手続き方法も確認しておきましょう。
相続手続きは運輸支局や軽自動車検査協会で行う
相続手続きを行う場所は、車の種類によって異なります。相続する車が普通車の場合は運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会で手続きを行います。まずはいずれかの窓口で手数料納付書と自動車税申告書、申請書を受け取りましょう。
続いて、印紙の販売窓口で必要な印紙代を購入して手数料納付書に張り付けます。受け取った書類に必要事項を記入して、準備してきた必要書類と一緒に窓口に提出しましょう。提出した書類に不備がなければ受理され、所有者が変更された新たな車検証が発行されます。その後、運輸支局内の税申告窓口で自動車税の申告と納付を行えば相続手続きが完了します。
相続人ではない第三者に譲渡する場合の手続き方法
相続人以外の方に車を譲渡する場合は、譲渡する側とされる側がそれぞれ書類を用意する必要があります。譲渡手続きに必要な書類は以下のとおりです。
譲渡する側
・譲渡証明書…各自で作成。
・戸籍謄本…役所で入手。所有者の死亡とすべての相続人について記載され、3か月以内に発行されたもの。
・遺産分割協議書…各自で作成。すべての相続人の実印と署名があり、譲渡する旨を記載したもの。
・印鑑証明書…役所で入手。3か月以内に発行された代表相続人のもの。
・自動車検査証（車検証）…申請者が各自で用意。
譲渡される側
・印鑑証明書…役所で入手。3か月以内に発行された譲渡される方のもの。
・実印…譲渡される方のもの。
・自動車保管場所証明書（車庫証明）…管轄の警察署で入手。概ね１か月以内に発行されたもの。
自動車保険の名義変更手続きの方法
自動車保険の契約者・記名被保険者・車両所有者に変更がある場合は、名義変更手続きが必要です。契約者とは、保険会社と契約している本人で、保険料を支払う人を指します。記名被保険者は保険の対象となっているドライバー、車両所有者は車検証に「所有者」として記載されている車の持ち主です。
これらの内容に変更があった場合、保険会社に申告しないでいると保証を受けられなくなる可能性があるので、忘れずに連絡しましょう。
また、自動車保険の名義変更の具体的な方法や必要書類は保険会社によって異なります。各自で確認したうえでそれぞれの保険会社の指示に従って手続きを行いましょう。
相続後の車の売却についてはネクステージにご相談を！
相続した車は必ず乗らなければならないわけではありません。不要と判断した場合は売却することも可能です。相続した車を売却する際は、ネクステージにご連絡ください。
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まとめ
所有者が亡くなった車は相続と名義変更の手続きを行う必要があります。これらの手続きを行わないでいると車を売却や廃車処理ができず、事故の際に補償を受けられない可能性すらあります。時間がたってしまうほど手続きは大変になることが多いので、なるべく早めに済ませておきましょう。
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