ペットの毛や臭いで車の買取額が下がる!?査定基準を知って減額を防ごう!
犬や猫などのペットを飼っていると、お出かけや予防接種などの通院のために一緒に車に乗る機会が少なからずあるかと思います。ペットとのドライブの時間はとても楽しいものですが、車内にペットの毛や臭いがついてしまうことはないでしょうか。
もしかするとその状態は、車を買取してもらう時の査定金額に影響してしまうかもしれません。これを読めば、車に付着したペットの毛や臭いの対処法と車を汚さずにペットとドライブをする方法を知ることができます。
※目次※
・ペットの毛や臭いは車の査定に影響する場合がある!
・車に付いた臭いや汚れは原因別の対処が必要
・ペットを車に乗せる時の車内を汚さない方法を知っておこう
ペットの毛や臭いがあると車の査定で減額に?!
可愛いペットの臭いや抜け毛が車に付いていても、家族である飼い主にとってはそれほど気にならないかもしれません。
しかし、動物の独特な臭いが苦手な方や動物アレルギーの方にとっては不快なものになり得ます。そのため、車の買取査定をする際には不利になってしまうこともあるのです。
ペットの毛や臭いが車に残っていると車の査定にどの程度影響があるのか、理解しておきましょう。
車の買取額はどうやって決める?
中古車の買取金額は、買取業者ごとに違う基本価格や整備費用、販売までにかかるコストなどにより変わってきますが、基本的には「中古自動車査定基準」というものを目安にして査定を行います。
「中古自動車査定基準」とは、中古自動車の公正な価格・機能の査定等を行うことを目的に設立された日本自動車査定協会(JAAI)が定める基準です。この基準から項目ごとに加減点が行われ、最終的な買取価格に大きく関わってきます。
ペットについての査定基準はあるの?
中古自動車査定基準には、ペットの毛や臭い汚れに関する項目があります。査定基準は、車両本体、装備品、商品価値の評価といったいくつかのカテゴリに分かれており、ペットの毛や臭いが関わってくるのは、車両本体の評価の中にある内装の査定項目です。
この中に、「異臭(タバコ、ペット、芳香剤等)があるもの」「ペット等の毛が付着しているもの」という減点基準があり、さらに、ルームクリーニングが必要かどうか、内装に著しい汚れがあるかどうかも査定されます。
車についたペットの毛や臭いによる減額はどのくらい?
中古車の査定では、買取業者によって多少の違いがあるものの、1点の減点でおおよそ1,000円の減額がなされます。
査定基準の中で、「異臭(タバコ、ペット、芳香剤等)があるもの」、「ペット等の毛が付着しているもの」はそれぞれ共に40点の減点となっているので、点数の金額への換算は店舗ごとに異なりますが1点につき1000円程の減額の場合は約4万円の減額となります。
ペットの毛も臭いも付着していれば、合わせて約8万円の減額となり、もしペットの粗相によるシミなどがあればさらに減額になる可能性があるのです。
まだ間に合う!車の買取前にペットの毛や臭いを取る方法
前項で、ペットの臭いや抜け毛によって減額になるかもしれない金額を知り、慌てた方もいるのではないでしょうか。しかし、今からでもペットの毛や臭い、汚れを自分で取り除く方法が分かれば車の評価が下がるのを避けられるかもしれません。
車を査定に出す前に、気になる箇所ごとの対処法を確認して、買取金額の減額を防ぎましょう。
車に付いたペットの毛やゴミを取り除く方法
まずは、ペットの抜け毛やゴミの掃除方法をご紹介します。シートについた毛やゴミは目に付きやすく臭いの原因にもなるので、最初に取り除くほうがいいでしょう。
掃除機に隙間用ノズルを取り付け、シートの隙間やフロアマットの下など普段は見えない場所まで丁寧にゴミ吸い取りましょう。もしハンディークリーナーなどがなければ、車内用のクリーナーが設置してあるガソリンスタンドもあるので、利用してみてください。
マットやシートに絡まった毛は粘着クリーナー(コロコロ)を使うか、市販の毛取りスポンジを使うとキレイに取り除きやすくなります。
車に付いたペットの臭いを消す方法
車内のペットの臭いをとるには、アンモニア臭に効果のあるミョウバン水がおすすめです。ミョウバンは食品添加物としても使われるので、食料品店でも販売されています。
500mlの水に大体15g程度のミョウバンを溶かし、透明になるまで1,2日放置します。使用する際は10杯ほどに希釈し、臭いの気になるところに吹きかければ消臭効果が期待できます。
ミョウバン水を作るのが面倒な方は、手軽に市販のペット用消臭剤を試すのも手です。また、エアコンから臭いがする場合もあるので、忘れずに確認し、臭いがするときは車用のエアコンクリーナーを使用するとよいでしょう。
車に付いたペットの尿のシミや汚れを取る方法
車についたペットの尿のシミや汚れには、食器用洗剤や重曹を使いましょう。お湯に浸けてよく搾った布に食器用洗剤をつけ、シミをトントンと叩きながら拭き取ります。キレイになったら水拭きし、よく乾かしてください。
重曹は、100円ショップなどで手に入り、布製品に特に力を発揮します。ただし、革製品に使用すると変色する場合があるので注意しましょう。
重曹を使うときは、バケツ1杯程度の水に大さじ2杯の粉末上の重曹を溶かして重曹水にし、臭いの気になる場所に吹きかけるか、重曹水をつけた布で拭き掃除をし、車内をよく乾かします。
ペットのおしっこに人間用の消臭剤は厳禁!
ペットの粗相の臭いを取り除きたいとき、手っ取り早く普段使っている人間用の消臭剤を使いがちですが、人間用の商品はペットのアンモニア臭には効果がありません。効果が無いだけではなく、芳香剤入りで香りがする消臭剤を使用してしまうと、アンモニア臭と混ざって悪臭が車に残ってしまうかもしれません。
査定基準に「異臭(タバコ、ペット、芳香剤等)があるもの」とあるように、芳香剤の香りも異臭として判断される可能性があるので注意しましょう。
車に付くペット以外が原因の臭いも要チェック!
車につく臭いは、ペットの抜け毛や尿が原因の臭いだけではありません。車の内装は大部分が布製なので、長く乗っているとどうしても生活臭が染みついてしまいます。
シートについた汗やタバコの臭いなど、ペット以外が原因の臭いも残っていないか確認が必要です。
臭い別の対処法を理解して、安心して査定に出せるようにしましょう。
タバコの臭いと対処法
タバコの臭いは、ペットの臭いと同様に査定基準の中にも減点項目として表記されています。車内の狭い空間の中でタバコを吸うと、煙が充満して車内全体に広がり、足下から天井にまで臭いが染みついてしまうので厄介です。
タバコの臭いを取るにはまず、車内全体を水拭きしましょう。シートだけでなく、窓や天井、ドア部分、シートベルトなど全てを拭き上げることで臭いがかなり軽減されます。
さらに、エタノール消毒液を吹きかけて水拭きするとより効果的です。
食べ物の臭いと対処法
車の中でお菓子を食べたり、仕事で車移動が多く、毎日車内で食事を済ませるという方もいるのではないでしょうか。車で飲食をしていると、湯気や食べこぼしで知らぬ間に臭いが残ってしまっているかもしれません。
車で何かを食べた後はすぐにゴミを捨て、よく換気しましょう。フロアマットやシートの隙間に入り込んだ食べカスも臭いの原因になるので、しっかり取り除き、フロアマットは時々水洗いしてよく乾燥させると臭いを軽減できるでしょう。
汗や香水の臭いと対処法
車のシートは、運転手や同乗者の体と密着するため、汗や体臭、香水などの臭いが染みこみやすいです。服と違って洗濯する訳ではないので、臭いが蓄積されて車内に残ってしまいます。
染みついた強い臭い汚れにはスチーム洗浄が効果的です。スチームクリーナーはネット通販やホームセンターなどで数千円から購入でき、水洗いができない物の汚れも、高温の蒸気で浮き上がらせて取り除きやすくするので、車のシートの臭いや汚れに適しています。
車を汚さずにペットとドライブを楽しむには
まだ車を買い替える予定は無い方も、ペットとのドライブを楽しみながら出来るだけキレイな状態で車を維持したいと思うのではないでしょうか。
車につく臭いや汚れは一度ついてしまうと取り除くのが大変です。車内の汚れを心配してペットとのドライブを楽しめなくなるのはもったいないので、ペットを車に乗せる前にできることや車内に準備しておくと役立つものを確認し、ペットによる臭いや汚れを防ぎましょう。
ペットと車で出掛ける前のケア
ペットも人間と同じように車の不規則な揺れで酔ってしまい、胃液などを吐いてしまうことがあります。空腹と相まって車内で嘔吐してしまわないよう、出掛ける前にしっかりとごはんを食べさせてあげましょう。
また、慣れない移動で緊張したり興奮したりして粗相をすることもあるので、事前にトイレを済ませておくのも大切です。到着までに長時間かかる場合は、ペット用のおむつを着けてあげると安心かもしれません。
車に毛がつくのを防ぐなら、車に乗る前によくブラッシングをし、それでも気になる時はペット用のウェアを着せてあげると抜け毛の付着を抑えられます。
お出かけ前に十分なケアを行っておけば、飼い主もペットもリラックスして出発できるでしょう。
ペットが乗る車の中に準備するもの
ペット用のお水や容器、トイレの時のマナー袋は必ず用意しておきましょう。それ以外にも用意しておくと便利な物があります。
ペット用のトイレシーツは、車のシートや足下に敷くとペットが粗相や嘔吐をしても車が汚れずに済み、抜け毛の付着も防ぐことができます。
頻繁にペットと車でお出かけする方には、ペット用のドライブシートが便利です。トイレシーツと同様に汚れや臭いがつくのを防げますし、洗濯して何度も使用できる物もあるので、ドライブの度に使うことを考えると経済的かもしれません。
足下への落下を防いだり、飛び出し防止用のリードが付いていたりと機能も様々で、デザインも豊富なのでペットとのドライブがより快適になるのではないでしょうか。
ペットとのドライブ後のお掃除
ペットと車で出掛けた後は、車内に臭いや汚れを残さないようにお手入れをしておきましょう。抜け落ちた毛は掃除機や粘着クリーナーでしっかり残さずに取り除きます。
ペットの唾液や体臭が付いている場合は、100%のアルカリ電解水を使って拭き上げると、消臭と除菌の効果が期待できます。ペットや赤ちゃんが舐めてしまっても大丈夫な成分でできているので安心です。
掃除が終わったら、車内に日光があたるようにしてよく換気すると臭いが残るのを防げるでしょう。
買取金額が不安なら、今すぐネクステージで無料査定!
買い替えの際に買取をする車にペットの同乗歴があり、査定での減額が心配な場合は、無料で概算査定をしてくれるネクステージに相談してみましょう。Webから約30秒で申し込みが出来る無料査定をご用意していますので、忙しくてお店に行く暇がない方も気軽に査定額を相談することができます。
ネクステージでは全国に160店舗を構える販売力で車の価値が下がる前にすぐに再販売を行うため、満足のいく査定額を提示してもらいやすい事も魅力です。
まとめ
中古車の買取査定は中古自動車査定基準というものを目安に行われます。その中にはペットの毛や臭いに関する項目もあるので、車についたペットの臭いや抜け毛を放っておくと査定の際に減額になりかねません。
臭いや汚れごとの対処法を知って、減額を防ぎましょう。一度臭いや汚れが付いてしまうと簡単には取れないので、日頃からのペットと車に対するケアも大切です。
現在の愛車の査定額が心配な方は、是非ネクステージの無料査定を依頼してみてください。