コペンはダイハツの夢が詰まったコンパクトタイプのスポーツオープンカー!
オープンカーの最大の魅力は開放感です。屋根の無い状態で走行できるので、青空や星空を眺めながらドライブを楽しめます。ルーフ付きのモデルとは異なる、独特の開放感を楽しめるでしょう。
国内で販売されているオープンカーは少なく、軽自動車のカテゴリーではコペンのみとなっています。小柄なオープンカーをお探しの方の中には、コペンに興味がある方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、コペンの特徴や性能についてご紹介します。新車や中古車の販売価格もまとめていますので参考にしてください。
※目次※
・コペンはダイハツが販売している2シーターの軽自動車。電動開閉式ルーフを採用しており、シーンに合わせて自由に屋根の開閉が可能
・コペンの魅力は個性的なデザイン。2代目モデルでは4タイプのモデルを設定しており、使用目的に合わせて好みのタイプを選べる
・コペンの中古車を購入するならネクステージがおすすめ。軽自動車専門店もあり、お気に入りの1台を見つけやすい
コペンは軽自動車規格のオープン型スポーツカー
コペンはコンパクトサイズのオープンカーです。ホンダが販売していたオープンカーのS660は2022年で生産終了しており、新車で購入できるオープン型の軽自動車はコペンのみになっています。
ここでは、コペンのコンセプトや誕生までの経緯について見ていきましょう。トヨタで販売されているコペンとの違いについてもご紹介します。
コペンはダイハツのフラッグシップカー
コペンのコンセプトは「ACTIVE TOP COMPACTOPEN」です。誰もが気軽に楽しめる本格的なオープン・スポーツカーとして開発されました。
元々はパーソナルユースをターゲットにした商品でしたが、現在ではダイハツのフラグシップモデルとして販売を続けています。
初代モデルではターボチャージャー付きのツインカムエンジンを搭載しており、高い走行性能が備わった軽自動車としても人気を集めました。
2002年6月に販売を開始して20年が経過しましたが、自社のブランドやコンセプトをアピールするモデルとしてユーザーからの高い支持を集めているのです。
リーザスパイダー以来のオープン型スポーツカー
ダイハツがオープンカーはコペンだけではありません。過去には、リーザスパイダーと呼ばれるオープンカーを販売していました。
リーザスパイダーは、ハッチバッククーペのリーザをベースにした軽自動車です。Aピラーとフロントガラスの枠だけを残し、屋根には手動式のソフトトップが採用されました。
リーザスパイダーの販売期間はわずか2年です。1993年に販売終了しましたが、9年後には本格的なスポーツカーのコペンが登場したのです。
トヨタ・コペンとの違い
コペンにはダイハツが販売するモデルと、トヨタが販売するモデルがあります。コペンを最初に開発したのはダイハツです。ただし、スポーツグレードの「GRスポーツ」はダイハツとトヨタが共同で開発しました。
ダイハツが販売する「GRスポーツ」とトヨタが販売する「GRスポーツ」の性能は同じです。インテリアも同じデザインが採用されました。
ダイハツでは4つのグレードを設定していますが、トヨタでは「GRスポーツ」のラインアップのみとなっています。
生産終了も経験したコペンの歴史をチェックしよう
コペンが登場したのは2002年です。初代モデルは10年後の2012年まで販売していました。一時は生産終了となりましたが、2年後の2014年には2代目モデルが登場します。定期的な改良を実施しながら、現在まで販売を続けているのです。
ここでは、コペンの誕生から現在までの歴史について見ていきましょう。2022年に発売された20周年記念の特別仕様車の概要についてもご紹介します。
2002年6月:初代モデルの誕生
初代モデルが誕生したのは2002年6月です。快適なドライブを演出するための装備が搭載されました。
屋根には油圧機構を採用した電動開閉式ルーフを採用しており、スムーズなルーフ開閉が可能です。スポーティーな走りを楽しめるように、リアスポイラーや軽量で脱着式のディタッチャブルトップが採用されました。
インテリアにもこだわっており、ホールド性に優れたファブリックシートを標準で装備しています。最適なドライビングポジションでのドライブが可能です。
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2012年8月:生産終了を決定
大きな注目を集めた初代コペンでしたが、販売台数の減少を理由に生産が終了されました。国内の自動車メーカーで唯一のスポーツタイプの軽自動車でしたが、一時的に終止符が打たれます。
発売から10年後の2012年に生産終了しましたが、2012年4月には、特別仕様車の「10thアニバーサリーエディション」が販売されました。
アクティブトップをベースにしており、アルミスカッフプレートカバーには、シリアルナンバー入りのアニバーサリーロゴが刻まれています。
2014年6月:2代目モデルが登場
コペンは、生産終了から2年後の2014年6月に復活を遂げます。フルモデルチェンジした2代目モデルでは、新骨格構造の「D-Frame」が採用されました。鋼製骨格と樹脂製外板をベースにした、高いボディ剛性が特徴です。
車両は大阪府池田市にある「コペンファクトリー」で製造されており、高度な技術を有した匠たちの手によって作られています。
個性的なデザインが評価され、2014年11月にはグッドデザイン金賞を受賞しました。軽自動車の枠を超えた、快適な乗り心地が評価されています。
2022年9月:20周年記念の特別仕様車を発売
ダイハツでは2022年にコペンの誕生20周年を記念した「20thアニバーサリーエディジョン」を販売しました。2代目モデルをベースにしており、MOMO製の本革巻きステアリングホイールやBBS製のアルミホイールなどを標準装備しています。
コペンの特別仕様車は、1,000台限定で生産されました。ただし、受注開始から4日後の6月24日に予約の受付を終了しています。当初の予定通り、「20thアニバーサリーエディジョン」は9月に発売しており、コレクターズアイテムのひとつとして高い支持を得ました。
2代目コペンの3つの魅力に迫る
昨今の自動車業界ではスーパーハイトワゴンの軽自動車が人気ですが、スタイリッシュで機能的なエクステリアデザインが備わったコペンは高い人気を誇っています。
2代目コペンの魅力は、美しいエクステリアデザインや先進の安全性能などです。また、モデル別に3種類のドライブイメージが設定されています。ここでは、2代目モデルの特徴について見ていきましょう。
個性あふれるエクステリアデザイン
現行モデルでは4つのモデルと2つのグレードが設定されました。レインドロップのようなエクステリアデザインは共通ですが、細かいフォルムはモデルごとに異なっています。
コペンのエクステリアの特徴は優れたボディ剛性です。フロント、サイド、リアのフロアは切れ目がないため、ねじれのような力が加わっても変形しないように設計されました。
パーツにもこだわっており、全てのグレードで16インチのアルミホイールが装備されています。「GRスポーツ」には専用のアルミホイールが標準装備されました。
先進の安全機能を搭載
コペンには、快適なドライブを演出するための安全機能が搭載されています。安全機能のひとつは、LEDヘッドライトです。低消費電力ながらも明るい光で照らします。一部のグレードではひとつの光源でハイビームとロービームの切り替えが可能です。
コペンには、歩行者傷害軽減ボディも採用されました。ボンネットフードやワイパーピボットなどに衝撃緩和装置や吸収スペースを設定しており、歩行者に接触した場合でも衝撃を和らげます。
タイプ別に3つの走りを設定
現行モデルでは、グレード別に3種類のドライブイメージが設定されました。「スタンダード」はエントリーモデルに搭載されており、さまざまなシーンで快適な走りが可能です。
「S」は上級モデルに設定されたドライブイメージで、スポーツ走行を重視した仕様になっています。「GR」はドライブ向けに設定されたドライブイメージです。専用のパーツでボディに補強が加えられており、優れた走行性能を体感できます。
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CVT |
5MT |
ローブ |
19.2km/L |
18.6km/L |
ローブS |
19.2km/L |
18.6km/L |
エクスプレイ |
19.2km/L |
18.6km/L |
エクスプレイS |
19.2km/L |
18.6km/L |
セロ |
19.2km/L |
18.6km/L |
セロS |
19.2km/L |
18.6km/L |
GRスポーツ |
19.2km/L |
18.6km/L |
(参考:『コペン(ダイハツ)の燃費情報』)
コペンのスペックをデザインごとにチェック
2代目コペンが登場した際のモデルは、ローブのみでした。その後、2014年11月にエクスプレイ、2015年6月にはセロの販売を開始します。
2019年には第4のモデルであるGRスポーツが発売されました。デザインは似ていますが、それぞれのモデルの特徴は異なっています。お気に入りの1台を見つけるためにも、それぞれの違いを確かめておきましょう。
ローブ
「ローブ」とはフランス語で衣装や衣服という意味です。フロントからサイドまで立体的な弧を連続で描くようにデザインされています。リア部分はダックテールが採用されました。ボディがアヒルの尾のような形状になっており、走行安定性が高まっています。
上級グレードのSは、スウェード調のスポーツシートや本革巻きステアリングホイールなどが標準装備です。オプション設定として、ローブにはブラックとレッドを基調とした「ローブS カラーフォーメーションタイプA」が用意されています。
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ローブ |
ローブS |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,280mm |
3,395mm×1,475mm×1,280mm |
排気量 |
0.658L |
0.658L |
最高出力 |
47kW |
47kW |
最大トルク |
92N・m |
92N・m |
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エクスプレイ
「エクスプレイ」とはもっと楽しいという意味を持つ「Extra play」が由来です。ローブの発売後に設定されたグレードで、多角形のグリルを採用した迫力のあるデザインが特徴となっています。一方で骨格部分についてはローブと同じです。
エクスプレイSは上級モデルとして設定されており、ベージュ、ブラック、レッドのスポーツシートが搭載されています。
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エクスプレイ |
エクスプレイS |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,280mm |
3,395mm×1,475mm×1,280mm |
排気量 |
0.658L |
0.658L |
最高出力 |
47kW |
47kW |
最大トルク |
92N・m |
92N・m |
セロ
「セロ」とはスペイン語でゼロ(0)という意味です。曲面を意識したデザインになっており、ヘッドライトも円形になっています。
アルミホイールについてはローブと共通のデザインが採用されました。上級グレードのセロSはメッキエアコンレジスターノブ、メッキパーキングレバーボタン、メッキインナーハンドルなどが標準装備となっています。
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セロ |
セロS |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,280mm |
3,395mm×1,475mm×1,280mm |
排気量 |
0.658L |
0.658L |
最高出力 |
47kW |
47kW |
最大トルク |
92N・m |
92N・m |
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GRスポーツ
フロントやリアのバンパーは空力性能を高めた形状になっており、優れた走行安定性を発揮できます。パワーステアリングは専用のチューニングを施しており、高い応答性と高速安定性の両立を可能にしました。
インテリアも充実しており、GRのエンブレムが刺繍されたレカロシートやステアリングが装備されています。運転席には3眼メーターを採用しており、上質感が表現されました。
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GRスポーツ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,280mm |
排気量 |
0.658L |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
92N・m |
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コペンGRスポーツは人気なの?魅力やこだわりのポイントを見てみよう
コペンはいくらで販売されている?
車を購入する際は販売価格のチェックが重要です。車両本体価格を確かめておけば、おおよその初期費用を把握できるでしょう。
コペンはモデルやグレードによって車両本体価格が異なります。ここでは、コペンの新車販売価格や中古車販売価格をご紹介します。
現行モデルの新車販売価格
コペンの新車販売価格はグレードによって異なり、先に発売されたローブとエクスプレイは同じ価格ですが、後から発売されたセロとGRスポーツは高めに設定されました。
コペンでは各グレードにCVTと5MTのトランスミッションが設定されています。GRスポーツについては同じ価格になっていますが、他のグレードについては5MTが高めに設定されました。
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CVT |
5MT |
ローブ |
188万8,700円 |
191万700円 |
ローブS |
209万2,200円 |
211万4,200円 |
エクスプレイ |
188万8,700円 |
191万700円 |
エクスプレイS |
209万2,200円 |
211万4,200円 |
セロ |
194万3,700円 |
196万5,700円 |
セロS |
214万7,200円 |
216万9,200円 |
GRスポーツ |
238万2,200円 |
238万2,200円 |
(2023年2月現在)
ネクステージでの中古車販売価格
中古車の魅力のひとつは販売価格です。一般的に新車よりも安い価格に設定されており、予算や使用目的に合わせてお気に入りの1台を選べます。ネクステージにおける2023年2月時点の中古車販売価格は以下の通りです。
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中古車販売価格 |
初代モデル |
72万9,000円~150万9,000円 |
2代目モデル |
131万9,000円~254万9,000円 |
また、中古車なら「アルティメットエディション」や「20thアニバーサリーエディション」など、新車では販売されていないグレードでも手に入れられます。
(参考:『コペン(ダイハツ)の中古車一覧』)
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コペンの買取相場
ネクステージにおける、2023年2月時点での買取相場の価格帯は2万1,000円~245万円です。過去の買取実績では、2021年式で走行距離が4,192kmのGRスポーツが245万円の買取価格でした。2020年式で走行距離が2万973kmのローブは、117万1,000円の買取価格です。
2019年式で走行距離が8,155kmのセロSが、179万1,000円の買取価格でした。新車では取り扱いのない2007年式で走行距離が7万1,093kmの1stアニバーサリーエディジョンが59万1,000円です。走行距離や年式によって価格は変動しますが、コペンなら高価買取を期待できます。
コペンを賢く手に入れたい方はネクステージへ
中古車を購入する際には、どの販売店で選ぶのかが重要です。新車とは違い、中古車は車両ごとに品質が異なります。慎重に中古車販売店選びをすれば、満足のいく車選びができるでしょう。
在庫台数や納車までのサポートを重視する方にはネクステージがおすすめです。ここでは、ネクステージの2つの魅力について見ていきましょう。
カテゴリー別に専門店を展開
ネクステージでは、通常の店舗に加えて特定のカテゴリーに特化した専門店も展開しています。SUV専門店、セダン&スポーツ専門店に加えて、軽自動車専門店も展開中です。コペンをはじめ、人気のモデルや生産終了したレアなモデルなどを販売しています。
ネクステージの在庫台数は軽自動車から輸入車までまざまなジャンルの車両を約3万台ほどご用意しています。他店舗からのお取り寄せにも対応しており、最寄りの店舗でのチェックが可能です。
国家資格を持つメカニックスタッフが整備を担当
ネクステージでは専門のバイヤーを車種ごとに配置しています。事前の調査によって売れ筋モデルをカラーバリエーション別にそろえており、ライフスタイルに合わせた車選びが可能です。
ネクステージでは品質にもこだわっています。修復歴車、メーター改ざん車、水害車などは取り扱っていません。粗悪な車両は事前に排除しており、中古車の中でも品質にこだわった車両を購入できる環境作りを目指しています。
納品前には国家資格を持ったメカニックが点検しており、スムーズに新しいカーライフをスタートできるのです。
まとめ
コペンはダイハツが販売するオープンタイプの軽自動車です。現在までにローブ、エクストレイ、セロ、GRスポーツの4タイプを販売しています。パワートレインの性能は一律ですが、エクステリアやインテリアデザインはさまざまです。それぞれのモデルを確かめておくことをおすすめします。
コペンをお得に手に入れたい方には中古車がおすすめです。ネクステージでは軽自動車から輸入車まで豊富に取りそろえており、気軽に車選びができます。複数の条件を設定できる車両検索サイトもあり、自宅での車選びが可能です。コペンの中古車をお探しの方はネクステージをご利用ください。