RAV4とはどのような車?全グレードの基本スペックや現在までの歴史を紹介
RAV4はトヨタが販売しているSUVです。1994年の発売以来、安定した販売を続けてきました。国内市場では一時的に姿を消しましたが、2019年には復活を遂げています。SUVの購入をお考えの方の中には、RAV4の概要について詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、現行モデルの基本スペックや特徴についてご紹介します。ライバル車との違いや中古車販売価格も紹介していますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
※目次※
・RAV4はトヨタが販売するクロスオーバーSUV。1994年に誕生しており、2019年からは5代目となるモデルを販売している
・RAV4の魅力のひとつは力強さと清廉さを融合させたエクステリア。2つの八角形を組み合わせたデザインを採用している
・RAV4をお得に手に入れたい方には中古車がおすすめ。豊富な在庫数を誇るネクステージなら車選びがしやすい
RAVの歴史を振り返ってみよう
RAV4はコンパクトサイズのSUVとして登場しましたが、2代目からは3ナンバーサイズのSUVに変化しています。4代目モデルは海外専売車として販売されましたが、5代目モデルは国内にも投入されました。
ここでは、誕生から現在までの歴史について詳しく見ていきましょう。初代モデルから現行モデルまでの特徴をご紹介します。
1994年:RAV4の誕生
RAV4の初代モデルが発売されたのは1994年5月です。「Recreational Active Vehicle 4wheel drive」という言葉の頭文字をモデルの名称にして販売を始めました。さまざまなライフスタイルに対応したSUVをコンセプトとして掲げています。
初代モデルは全長3,695mm、全幅1,695mm、全高1,655mmのコンパクトサイズに設計されており、パワートレインには2.0Lのハイメカツインカムエンジンを搭載しました。エクステリアでは個性的なラインや大胆な曲線を用いており、都会の風景にマッチしたデザインを採用しています。
2000年:2代目が登場
2代目モデルが登場したのは2000年5月です。「21世紀をリードする都会派高性能SUV」をテーマに掲げており、ボディサイズやデザインの見直しが図られました。
初代モデルは5ナンバーサイズに対応していましたが、2代目モデルは3ナンバーサイズに変更しています。5ドアモデルでは室内長90mm、室内幅は55mm、室内高は35mmアップしており、ゆとりのある車内空間になりました。
エクステリアではフロントやリアのデザインに変更が加えられています。迫力のあるグリルやコンビネーションランプを採用しており、個性を強調したスタイリッシュなデザインに変わりました。
2005年:3代目モデルを発売
3代目モデルが発売されたのは2005年11月です。「World No.1 SUV:Active For Freedom」をテーマに掲げており、快適な移動できるSUVとして開発がなされました。
3代目モデルでは基本性能の向上が意識されており、プラットフォーム、パワーステアリング、サスペンションなどに改良が加えられています。パワートレインでは2.4Lのガソリンエンジンを採用しており、力強い走りが可能です。
インテリアでは開放感を与えるデザインになっており、シートは丸みを帯びたスリムなデザインを採用しています。
2019年:国内市場においてRAV4が復活
3代目モデルを販売していたRAV4でしたが、2016年には販売不振を理由に国内の生産を終了させました。一方で、海外では安定した人気があり、4代目モデルが投入されています。
5代目モデルが発売されたのは2019年4月です。国内でもSUVの人気が高まるようになり、国内市場で再販売を開始しました。
5代目モデルではエクステリアやインテリアに先進の機能を搭載しています。パワートレインでは、力強い走りと優れた環境性能を融合されたエンジンを採用しました。
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2020年:PHVのRAV4が誕生
2020年6月には、RAV4のプラグインハイブリッド車(PHV)が登場します。高出力のモーターとインバーターを採用し、大容量・高出力のリチウムイオンバッテリーと組み合わせることでシステム最高出力225kWの力強い走りを実現させました。
PHVモデルでは、状況に合わせたパワートレインの使い分けが可能です。モーターを使用したEV走行の場合、航続距離は95kmとなっています。
2022年10月のマイナーモデルチェンジではグレードの変更がなされました。PHVモデルを新たに「Z」グレードとして設定しています。
新たな機能が追加されており、コネクティッドナビに対応したディスプレイオーディオやカビやウイルスの働きを抑制するナノイーXなどが装備されました。
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RAV4の7つの特徴を確かめておこう
RAV4は定期的な改良を図られており、走行性能や燃費性能の向上のために新たな機能や先進の技術が積極的に取り入れています。
ボディカラーや搭載されているオプションも充実しており、ライフスタイルに合った1台が見つかりやすいでしょう。ここでは、RAV4の現行モデルに備わった7つの特徴をご紹介します。購入の際の参考にしてください。
力強さを与えるエクステリア
エクステリアのコンセプトは「Adventure&Refined」です。力強さと洗練さを組み合わせたデザインを採用しています。2つの八角形を組み合わせた「クロスオクタゴン」を造形テーマとして掲げており、スタイリッシュで安定感を与えるデザインです。
フロントのデザインは上品ながら力強さを感じさせるデザインです。ヘッドライトは外側にクリアランスランプ、内側にウインカーを配置しています。リアにはバックドアガーニッシュやリアコンビネーションランプを搭載しており、安定感を与えるデザインです。
上質さを感じるインテリア
インテリアは質感を意識したデザインになっています。インストルメントパネルを低く設定しており、前方の視界が良好です。リアについてもドアの後部にあるピラーの断面を小さくしており、斜め後ろの視界を確保しています。
現行モデルでは、インストルメントパネルにオープトレイが標準で配置されました。車内には充電用USB端子が備わっており、気軽にスマートフォンやタブレットの充電が可能です。
RAV4には大容量のラゲッジスペースを設定しており、リアシートを使用した状態でも580Lの容量を確保できます。
最新技術を取り入れたパワートレイン
パワートレインは3タイプです。ガソリン車には、2.0Lのダイナミックフォースエンジンを搭載しています。エンジンの最高出力は126kW、最大トルクは207N・mです。無段変速機を採用しており、力強い走りが可能です。
ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車には、2.5Lのダイナミックフォースエンジンを搭載しています。エンジンの最高出力は130kW~131kW、最大トルクは219N・m~221N・mです。モーターのアシストによって発進時や高速走行時では鋭い加速を体感できます。
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スムーズなドライビングを可能にする走行性能
ガソリン車の駆動方式は2WDと4WDの2種類です。一部の4WD車には新開発の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用しています。前後のトルクと後輪の左右のトルクを自動で制御するシステムが備わっており、走行状況に合わせた走りが可能です。
ハイブリッド車の駆動方式は2WD と電気式の四輪駆動方式である「E-Four」の2種類となっています。コーナリング時のトルク配分の制御に優れており、降雪時や雨天時における安定した走りが可能です。
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13色のボディカラー
RAV4で設定されているボディカラーは13となっています。このうち、2つのカラーを組み合わせたツートーンは5つです。
ボディカラーのラインアップはグレードによって異なっています。ガソリン車の人気カラーは「アティチュードブラックマイカ」、ハイブリッド車の人気モデルは「ホワイトパールクリスタルシャイン」です。
ツートーンカラーは「Adventure」と「Z」の2つのグレードで選べます。一部のカラーはメーカーオプションになっているため、ボディカラーを選ぶときには追加料金を確かめておくと良いでしょう。
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充実のオプション装備
現行モデルではオプション装備が充実しています。利便性の高いオプションのひとつは、アクセサリーコンセントです。メーカーオプションとして用意されており、注文するとラゲッジスペースの側面やアクセサリーソケットの横に取り付けられます。
ハイブリッド車のアクセサリーコンセントは1500W、ガソリン車のアクセサリーコンセントは100Wです。
他にも駐車時に便利なバックカメラ、開放的な車内を演出するパノラマムーンルーフなどもオプションでできます。
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力強い走りと優れた燃費性能の実現
現行モデルでは環境性能にも優れており、低燃費の走行が可能です。毎月のガソリン代を抑えられるため、維持がしやすいでしょう。
パワートレイン |
グレード・駆動方式 |
燃料消費率 (WLTCモード) |
ガソリンエンジン |
X(2WD) |
15.8km/L |
X(4WD) |
15.2km/L |
|
G |
15.2km/L |
|
G Z package |
15.2km/L |
|
Adventure |
15.2km/L |
|
ハイブリッド |
X(2WD) |
21.4km/L |
X(E-Four) |
20.6km/L |
|
G |
20.6km/L |
|
Adventure |
20.3km/L |
|
プラグインハイブリッド |
Z |
22.2km/L |
(参考:『RAV4(トヨタ)の燃費情報』)
(参考:『RAV4 PHV(トヨタ)の燃費情報』)
ガソリンエンジンの燃料消費率は15.2km/L~15.8km/Lです。一方で、ハイブリッドやプラグインハイブリッドの燃料消費率は20.3km/L~22.2km/Lとなっています。
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RAV4とライバル車種のと違いを比較してみよう
RAV4の購入計画を立てる際には、ライバル車の特徴や性能をチェックしておくと良いでしょう。前もってRAV4とライバル車を比較しておけば、ライフスタイルに合った1台が見つかりやすいからです。
RAV4 の主なライバル車として、ホンダ・CR-Vやトヨタ・ハリアーなどがあります。ここでは、それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
CR-Vとの違い
CR-Vはホンダが販売するミドルサイズのクロスオーバーSUVです。1995年に誕生しており、現在では2018年にフルモデルチェンジしたモデルを販売しています。
CR-Vの魅力のひとつは乗員定員です。RAV4は全てのグレードが5人乗りとなっていますが、CR-Vは5人乗りと7人乗りの2タイプから選べます。大人数での旅行やアウトドアを楽しみたい方におすすめです。
燃費性能についてはRAV4が上回っています。CR-VのWLTCモードによる燃料消費率はガソリン車が13.6km/L~14.2km/L、ハイブリッド車が20.2km/L~21.2km/Lです。燃費性能にこだわる方にはRAV4が適しています。
ハリアーとの違い
ハリアーはトヨタが販売する高級クロスオーバーSUVです。1997年に販売をスタートさせており、2022年には新型モデルの発売を開始しました。
RAV4とハリアーのプラットフォームは同じですが、モデルのコンセプトは異なっています。RAV4はオフロードでの走りを意識していますが、ハリアーは高級サルーンのような上質な乗り心地を意識しています。
全長はハリアーがRAV4よりも長いため、ゆったりとくつろげる空間を求める方におすすめです。一方で積載量にこだわる方には、ラゲッジスペースの広いRAV4が向いています。
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RAV4の現行モデルの全グレードをチェック
RAV4の現行モデルのラインアップは8つです。各グレードのサイズは共通していますが、搭載されている装備は異なります。購入を予定している方は、グレードの特徴や搭載されている機能や装備を確かめておくと良いでしょう。
ここでは、RAV4の基本スペックを表にして紹介します。パワートレイン別に紹介していますので参考にしてください。
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ガソリン車のグレード
ガソリン車で設定されているグレードはAdventure、G Z package、G、Xの4つです。Xはベーシックグレード、Adventurは専用エクステリアを搭載したグレードになっています。スタンダードグレードのGにはG Z packageというグレードも設定されており、「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が標準装備です。
|
Adventure |
G Z package |
G |
X |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,610mm×1,865mm×1,690mm |
4,600mm×1,855mm×1,685mm |
||
総排気量 |
1.986L |
|||
最高出力 |
126kW |
|||
最大トルク |
207N・m |
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ハイブリッド車のグレード
ハイブリッド車で設定されているグレードはAdventure、G、Xの3つです。ベーシックグレードのXはスキッドプレートやLEDフロントフォグランプが非搭載となっています。一方でAdventureは、専用のフロントバンパーやフロントグリルが標準搭載です。
|
Adventure |
G |
X |
サイズ (全長×全幅×全高) |
4,610mm×1,865mm×1,690mm |
4,600mm×1,855mm×1,685mm |
|
総排気量 |
2.487L |
||
最高出力 (エンジン) |
131kW |
||
最大トルク (エンジン) |
221N・m |
||
最高出力 (フロントモーター) |
88kW |
||
最大トルク (フロントモーター) |
202N・m |
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プラグインハイブリッド車のグレード
プラグインハイブリッド車のグレードはZのみです。充電ケーブル、電源プラグコードなどの充電装備が標準で搭載されています。足回りでは19インチのアルミホイールが標準搭載です。エクステリアではブラック塗装を施したフロントバンパーやリアバンパーが搭載されています。
|
Z |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,600mm×1,855mm×1,695mm |
総排気量 |
2.487L |
最高出力(エンジン) |
131kW |
最大トルク(エンジン) |
219N・m |
最高出力(フロントモーター) |
134kW |
最大トルク(フロントモーター) |
270N・m |
RAV4の新車販売価格と中古車販売価格はどのくらい?
車を購入する際には初期費用を計算しておくと良いでしょう。主な初期費用として車両本体価格、法定費用、諸費用があります。このうち、大きな割合を占めるのは車両本体価格です。
RAV4を購入する際にも車両本体価格をあらかじめ把握しておくと良いでしょう。ここでは、RAV4の新車販売価格やネクステージでの中古車販売価格をご紹介します。
現行モデルの新車販売価格
現行モデルの新車販売価格は293万8,000円~563万3,000円です。このうちガソリン車の価格帯は293万8,000円~383万6,000円、ハイブリッド車の価格帯は353万8,000円~430万3,000円となっています。最も価格を高く設定されているグレードはプラグインハイブリッド車のZです。
パワートレイン |
グレード・駆動方式 |
新車販売価格 |
ガソリンエンジン |
X(2WD) |
293万8,000円 |
X(4WD) |
316万9,000円 |
|
G |
366万6,000円 |
|
G Z package |
383万6,000円 |
|
Adventure |
368万4,000円 |
|
ハイブリッド |
X(2WD) |
353万8,000円 |
X(E-Four) |
379万1,000円 |
|
G |
430万4,000円 |
|
Adventure |
430万3,000円 |
|
プラグインハイブリッド |
Z |
563万3,000円 |
ネクステージの中古車販売価格
ネクステージにおける2022年10月時点でのRAV4の中古車販売価格は134万7,000円~639万9,000円となっています。
中古車の魅力のひとつは予算に合わせて車選びができることです。新車は価格が固定されていますが、中古車は年式や走行距離によって価格が変わります。200万円以下で販売しているモデルもあるため、初期費用を抑えることが可能です。
パワートレイン |
中古車販売価格 |
ガソリン車 |
134万7,000円~489万7,000円 |
ハイブリッド車 |
379万9,000円~489万7,000円 |
プラグインハイブリッド車 |
499万7,000円~639万9,000円 |
(参考:『RAV4(トヨタ)の中古車一覧』)
RAV4の買取相場
RAV4を購入する際にはリセールバリューを確かめておきましょう。リセールバリューとは再販価値のことです。手に入れた車を手放す際の価格や価値を指しています。
ネクステージにおけるRAV4の買取相場は8万8,000円~413万3,000円です。RAV4のプラグインハイブリッド車であるRAV4 PHVの買取相場は550万円となっています。
過去の買取実績では2021年式で走行距離が6,171kmのAdventureが338万9,000円、2021年式で走行距離が2,679kmのG Z packageが324万9,000円でした。年式や走行距離によって変動しますが、RAV4なら300万円以上での売却が可能です。
(参考:『RAV4 PHV(トヨタ車)の買取相場・査定実績一覧』)
RAV4の中古車ならネクステージがおすすめ
RAV4をお得に手に入れたい方は中古車の購入が良いでしょう。新車販売価格よりも安く販売されている可能性が高く、初期費用を抑えられるからです。
RAV4中古車の購入ならネクステージにお任せください。ネクステージは全国に店舗があり、2022年10月時点での在庫数は3万台です。
ネクステージでは車種ごとにバイヤーを配置しており、売れ筋モデルを豊富に取りそろえています。品質にもこだわっており、修復歴車や水没車などの粗悪品は取り扱っていません。全てのお客様が安心して購入できるためのサポートを用意しています。
PRRAV4の良質中古車
※価格は支払総額
まとめ
RAV4はトヨタが販売しているクロスオーバーSUVです。1994年に誕生しており、2019年には5代目モデルの販売を開始しました。現行モデルでは3種類のパワートレインを設定しています。
RAV4の強みのひとつは高い走行性能です。一部のモデルには「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を搭載しています。
RAV4の中古車ならネクステージにお任せください。圧倒的な在庫数とこだわりの品質でお客様の車選びをサポートします。中古車をお探しの方はネクステージのWebサイトをご利用ください。