中古車の下取りと買取はどっちがお得なの？違いや手続きの流れをご紹介
車の買い替えなどで現在の車を売却する際には、一般的に下取りか買取を利用します。しかし、中古車の下取りと買取の違いが分からず、どちらを選択すればいいか迷っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では中古車の下取りと買取の違い、それぞれの手続きの流れを紹介します。「お得に車を買い替えたい」「中古車の下取りと買取の違いを知りたい」といった方の疑問もきっと解決するでしょう。ぜひ参考にしてください。
※目次※
6.中古車を売る価格で得したい時におすすめの下取りや買取のコツ
・手間の少なく、新規購入の予定がある方は下取り。高く売却したい方は買取がおすすめ。
・売却における必要書類や普通自動車と軽自動車で手続きが異なる点も確認しよう
・1~3月、そして9~10月は高額査定が期待できる。査定前に車の掃除をしておくことも重要。
中古車の下取りと買取はどっちが得なの？
中古車の下取りと買取はどっちがいいのかを、一概に結論付けることは困難です。、売却方法の損得は個人のシチュエーションに大きく起因し、重要視する点によっても変化するためです。
そこで、まずは中古車の下取りと買取はどちらが得なのか、それぞれどのような人に適しているのか見ていきましょう。
急いでいるなら下取り
車の乗り換え作業を急いでいる方は下取りがおすすめです。下取りは買い替え先のディーラーで購入から下取りまでを一括で行います。したがって、買取に比べて取引における面倒な手間を省くことが可能です。
また、基本的に下取りは新規の車を購入する際に併用して行います。買取ほど売却金額は大きくなりませんが、新しい車の購入金額に合わせて下取り金額をある程度交渉することも可能です。
以上から、下取りは金銭面よりも時間的なコストパフォーマンスに秀でています。「次に購入する車が決まっているため、そちらのフェーズにはやく移りたい」「仕事や引っ越しで時間を十分にとれない」といった方は下取りを利用するといいでしょう。
高く売却したいなら買取
一方の買取は、現在の車を少しでも高く売却したい方におすすめです。買取は新規の車の購入とは別途で行うため、車の状態やグレードなどの車自体の価値に集中して審査されます。
また、買取は中古車買取専門業者に依頼することから、中古車市場に合わせた査定額を付けてもらうことが可能です。カーナビやタイヤなどに高級な装備を施している場合は、それらもしっかり審査の対象となるため、下取りよりも高額査定を期待できるでしょう。
一方で新しい車の買い替えまでの流れとしては、別に自分で購入手続きも行う必要があるため、下取りに比べると手間がかかります。
以上から、買取は時間よりも金銭面のコストパフォーマンスに秀でた方法です。「次に購入する車が決まっておらず売却だけをしっかり行いたい」「時間をかけて少しでも高額で売却したい」といった方は買取を利用すると良いでしょう。
中古車を売る時の下取りと買取の違い
前提として、下取りと買取の違いをご存じでしょうか。先ほど金銭面と時間面で差が生じることを大まかに説明しましたが、両者の主な違いは中古車の売却先とシチュエーションです。。
この項目では中古車を売る時の下取りと買取の違いを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
下取りとは？
下取りとは車を買い替える際に、元々乗っていた車を引き取り購入代金の一部にあてる方法です。そのため、車を乗り換える時の手続きを一か所の業者に任せることができ、手間や時間を削減できます。
また、売却だけでなく購入したい車についても理解してもらえることから、アドバイスを受けやすい点も挙げられます。手続きが苦手な方や手間を減らして車を乗り替えたいと思う方に向いている傾向にあります。
買取とは？
買取は、専門業者に車を買い取ってもらう方法です。車を乗り換える場合は、買取で受け取ったお金で、新たな車の購入を検討する流れになります。
売買を一か所で済ませられる下取りに比べて、手間はありますが売るお店と買うお店を選ぶことができます。また、買取業者は中古車市場に詳しいことから、下取りに比べて買取価格も高い傾向にあります。下取りよりも時間と手間はかかってしまいますが、コスト削減に繋がる方法です。
中古車の下取りと買取のお得感の違いを比較してみよう
これまで中古車の下取りと買取の違いを紹介してきましたが、結局自分にはどちらが向いているのか、明確にできていない方もいるのではないでしょうか。ここで、あらためて両者のメリット・デメリットをまとめていきます。分かりやすいよう表にして記載しましたので、ぜひ参考にしてください。
メリットの比較
買取のメリットとして、高額買取が期待できます。複数の業者を利用すれば、査定内容を比較し特に高額であったところで売却することも可能です。売却費用がそのまま収入となる点も新規で車の購入予定がない方にはメリットと言えるでしょう。
一方の下取りは手間の少なさに加え、売却額を購入費用から減額してくれるため、金銭のやり取りも少なく済みます。また基本的に現在の車を吹き渡すタイミングも業者側が納車のタイミングに合わせてくれるため、車が手元に無い期間が発生しません。
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下取りのメリット |
買取のメリット |
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・新規の車の購入と同時にできる ・新規の納品するタイミングで引き渡しが可能 ・売却額をそのまま購入費用に充てられる ・手続きにかかる手間が少ない |
・車種や装備によって高額買取を期待できる ・複数の業者の査定を比較できる ・売却費用が収入となる |
デメリットの比較
前述で説明した通りですが下取りは売却額が安くなる点、買取は手続きに手間がかかる点が主なデメリットです。
また、買取は高額での売却が期待できますが、そこは中古車の人気相場に影響されます。思っていたより安かったという結果になる可能性があることも理解しておきましょう。また、引き渡しのタイミングの調整も行う必要があります。
一方の下取りは売却額の安さに加え、査定にも費用がかかる場合があります。売却額は必然的に購入費用から差し引かれるため、資金確保の目的には適していません。以下に中古車の下取りと買取のデメリットの一覧をまとめましたので参考にされてください。
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下取りのデメリット |
買取のデメリット |
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・買取よりは売却額が安い ・査定が有料の場合がある ・売却額を自由に使えない |
・手続きの手間が多い ・売却額が相場に影響される ・車を引き渡すタイミングの調整が必要 |
中古車を下取りを行う方法
下取りと買取はそれぞれにメリットとデメリットがありますが、自分にはどちらの売却方法が適しているか理解できた方も多いのではないでしょうか。
しかし、具体的な取引方法に関してはイメージできない部分もあるでしょう。そこで、まずは中古車を下取りを行う方法を紹介します。取引の流れから必要種類までをご紹介していきます。
下取りまでの流れ
下取りはそれなりに時間もかかりますが、主な手続きは業者が請け負ってくれるため、指示通りに必要書類の提出と引き渡しを行えば問題なく完了できるでしょう。簡単な流れとしては以下になります。
1.販売店またはディーラーで購入する車を決める
2.売却額の査定をする
3.査定をもとに商談を進める
4.契約に合意する
5.必要書類の準備をする
6.支払いや手続きを行う
7.納車と引き渡しを行う
新規購入と売却処理を同時に行うため、これはあくまで一例であり店舗や状況によって手順は異なります。詳しくは利用するお店に確認しておきましょう。
下取りの必要書類
下取りで唯一手間な作業は多くの必要書類の準備です。下取りの際に売却側が用意しなければならない書類を以下の表にまとめています。普通自動車と軽自動車で内容が異るため注意しましょう。
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普通自動車の必要書類 |
軽自動車の必要書類 |
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【自身で用意するもの】 ・自動車検査証 ・リサイクル券 ・自賠責保険証明書 ・自動車税納税証明書 ・住民票の写し（住所が変更になっている場合） ・車庫証明書（購入も同時に行う場合） ・実印 ・印鑑証明書 ・委任状 ・譲渡証明書 |
【自身で用意するもの】 ・自動車検査証 ・リサイクル券 ・自賠責保険証明書 ・軽自動車納税証明書 ・車庫証明書（購入も同時に行う場合） ・認印 ・委任状 ・譲渡証明書 |
中古車の買取を行う方法
次に中古車の買取を行う方法を見ていきましょう。下取りとは多少異なる点も存在するため、比較しつつご覧ください。
買取までの流れ
以下、中古車の買取までの一連の流れです。同様に必要書類を準備し押印するだけで後は業者が進めてくれますが、数ある中から売却する店舗を決めるという手間が増えます。
1.売却する店舗を決める
2.売却査定を受ける
3.査定をもとに商談を行う
4.契約に合意する
5.必要書類の準備を行う
6.引き渡しと入金を確認を行う
また、車を乗り換える場合は、この車を選び購入する流れも行うことになります。時間にゆとりをもって動きましょう。
買取の必要書類
必要になる書類は基本的に下取り時と同じです。が、同様に普通自動車では実印と印鑑証明書が必要ですが、軽自動車では印鑑は不要となりました。
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普通自動車の必要書類 |
軽自動車の必要書類 |
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【自身で用意するもの】 ・自動車検査証 ・リサイクル券 ・自賠責保険証明書 ・自動車税納税証明書 ・住民票の写し（住所が変更になっている場合） ・実印 ・印鑑証明書 ・委任状 ・譲渡証明書 |
【自身で用意するもの】 ・自動車検査証 ・リサイクル券 ・自賠責保険証明書 ・軽自動車納税証明書 ・認印 ・委任状 ・譲渡証明書 |
中古車を売る価格で得したい時におすすめの下取りや買取のコツ
下取り、買取問わず中古車はできる限りお得に売却したいでしょう。しかし、どのような車が高く売れるかご存じでしょうか。実は中古車を売る際のコツがいくつか存在します。店舗を訪れる前に以下の内容を把握しておきましょう。
価格の付きやすい時期を狙う
中古車は価格の付きやすい時期が存在します。主に1~3月、そして9~10月は中古車販売店の決算月、さらに転勤や進学で新生活を始める時期です。
ユーザーも店舗を訪れる機会が多くなり、店舗はあらかじめ設定された売り上げ目標を突破するために買取を強化する傾向にあります。車を手放すタイミングは個人の事情も含まれますが、できる限りこれらの時期を狙い目に行動するといいでしょう。
掃除をする
清潔な状態を維持した車は高く売れる可能性が上がります。エクステリア・インテリアともに日頃から清潔に保っておきましょう。また、目に見えない部分でもたばこの臭いも査定に影響します。できる限り車内喫煙は控えた方が良いでしょう。
また、定期的な清掃を行っていない車に関しても、査定前にしっかり掃除をしていくことである程度査定額を上げられる可能性が高まります。
むやみに修理を行わない
一定期間、車を使用していれば傷やへこみができてしまうこともあるでしょう。傷やへこみを自身で修理してから査定に出した方が高額査定に繋がると考えているかもしれませんが、既にあるものに関してはそのままで査定に出す方が無難なのです。
傷やへこみを修理するにも費用が発生します。一方でかかった修理代分が査定額で回収できるとは限りません。特に自身で手作業による修理は逆に状態を悪化させてしまう可能性もあるため、むやみに修理せず査定に出しましょう。
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まとめ
中古車の売買は店舗や売却方法の選択、必要書類の準備と考えることが多いため、なかなか行動に移せない方も多いかもしれません。しかし長年愛用した車を手放すからには、気持ちの良い売却を実現したいところでしょう。そのような方には純粋な価値で査定し高額査定を見込める買取がおすすめです。
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