身内に車を売る時にやる事とは？必要書類と手続き方法やトラブルへの注意点
親が使っていた車を子どもに譲り渡したい場合など、身内間で車の売買を行いたいと思うことがあります。しかし、車は資産であることから、どのような手続きを行うべきなのか悩んだ経験はないでしょうか。
身内に車を売る際は移転登録や任意保険の手続きなどを行う必要があり、未然にトラブルを防ぐためにも知っておきたいポイントがいくつかあります。そこで、身内に車を売る時に必要となる手続き方法や、売る際に起きやすいトラブルについて確認しましょう。
この記事を読むと、身内に車を売る時に必要な書類や手続き方法などの理解が深まります。
※目次※
・身内間で車を売る際には移転登録と任意保険の手続きが必要。この2つは忘れずに行うようにしよう。
・身内間では販売価格や譲り渡した後にトラブルになることが多いので、事前に話し合うことも大切。
・買取はネクステージがおすすめ。独自の販売ルートを確保しているため、適正価格で査定が可能。
身内に車を売る時にやる事はこの2つ！
身内に車を売る際にやる事は、「移転登録の手続き」と「任意保険の手続き」の２つです。いくら家族と言えど、手続きをきちんと行わないことによって万が一トラブルが起きてしまった場合は迷惑をかけることになります。
そのような事態にならないためにも、以下からそれぞれの内容について確認していきましょう。
移転登録の手続き
移転登録とは「名義変更」のことを言い、車の所有権を持つ人から新しい所有者へ車の権利を移行する場合に行う手続きです。家族のような間柄でも移転手続きを行う必要があり「子どもに車を譲った」「父親から車を譲り受けた」といった場合も該当します。
なお、車検切れの車は移転登録することはできないため、先に車検の有効期間の更新をしてから移転登録を行う必要が出てきますので注意してください。
任意保険の手続き
車の保険には強制保険と呼ばれる「自賠責保険」と任意保険である「自動車保険」の2つの種類があることをご存知でしょうか。自賠責保険とは、すべての自動車を対象とし義務付けられている保険でディーラーや中古車販売店、損害保険会社などで加入手続きを行います。
それに対して任意保険は、自賠責保険ではカバーしきれない部分を補填するために加入する保険です。ディーラー独自の任意保険のほか、保険会社などで取り扱っており免許証の色によって金額が変動する保険もあります。
身内に車を売る時の移転登録の手続き方法
実際にやり取りを始める前に、一連の流れを確認しておきましょう。車の手続きは複雑に感じられる可能性もあるため、あらかじめ予備知識として蓄えておくことによって、スムーズに進めることが可能です。
また、申請時に必要になる書類も前の所有者と新しい所有者では異なりますので、覚えておくと良いでしょう。ここでは移転登録の流れや必要書類、かかる費用の目安などについて解説しますので参考にしてください。
移転登録の手続きの流れ
普通自動車の移転登録を行う際のおおまかな流れとして、必要書類の用意と手続きの申請の２つに分けられます。普通自動車は陸運局で手続きを行いますが、軽自動車の場合は軽自動車検査協会となるので気を付けましょう。
軽自動車の場合も同様に必要書類を準備し、新しい所有者が車を使う場所（住所）を管轄する事務所や支所へ届け出を出すようにしてください。管轄区域に関しては軽自動車検査協会のホームページで確認できます。
移転登録の手続きに必要な書類
一般的に車の売買を行う場合、前の所有者が書類と車をまとめて引き渡し、購入者が受け取った書類と自分の書類を合わせて手続きを行います。以下から移転登録の手続きに必要な書類をまとめましたので確認してみましょう。
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移転登録（名義変更）時の必要書類 |
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普通自動車 |
軽自動車 |
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売主が用意する書類 |
買主が用意する書類 |
車検証 |
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車検証 |
印鑑証明書 |
住民票の写し（マイナンバーが記載されていないもの） ・ 印鑑登録証明書 |
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自賠責保険証明書 |
実印 |
ナンバープレート （使用場所に変更がなければ必要なし） |
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自動車納税証明書 |
委任状 |
自動車検査証記入申請書 （軽第1号様式） |
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印鑑証明書 |
自動車保管場所証明書 （車庫証明） |
申請依頼書 |
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委任状 |
住民票・戸籍謄本 |
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リサイクル券 |
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住民票・戸籍謄本 |
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申請書 |
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（参考：『移転登録｜国土交通省』)
移転登録の手続きにかかる費用の目安
移転登録の手続きにかかる費用としては、普通自動車の場合は登録手数料が500円前後、軽自動車の場合は無料です。
管轄が変更となる場合は別途手数料がかかり、ナンバープレートを交付する際には約2,000円かかります。あわせて希望の番号に変更できる「希望ナンバー制」も行っているので、変更したい方は確認・予約をしてから行くようにしましょう。
身内に車を売る時の任意保険の手続き方法
移転登録の手続きと同時進行で行いたいのが任意保険の手続きです。移転登録が完了すると持ち主が入れ替わりますが、思わぬ事故やトラブルはどのタイミングで起こるか分かりません。そこで、強制加入の自賠責保険をカバーするために、任意保険も早い段階で加入することが望ましいところです。そこで、身内に車を売る時の任意保険の手続きについて考えていきましょう。
譲渡される車の任意保険を引き継ぐ
子供に車を譲る時に任意保険を安くできるよう、親の保険を引き継ぐケースがあります。しかし、誰にでも引き継げるわけではありません。譲渡される車の保険を引き継ぐことができるのは記名被保険者（車を主に使用している人）から見て「配偶者や同居している親族のみ」です。
ただし、記名被保険者が単身赴任で別居となっている場合は、配偶者や同居親族に引き継ぐことは可能です。子どもが進学や結婚などで家を出た場合は対象にならず、等級を引き継げないので気を付けましょう。
万が一引き継げなかった時に車を譲渡した後の費用が高くなってしまうため、事前に加入している保険会社に保険を引き継げるのかの確認しておくと安心です。
現在加入している任意保険を継続する
車を引き受ける前から別な車を使用していてすでに任意保険に加入している場合は、その任意保険を購入後の車に引き継ぐこともできます。「車両入替」と言う手続きを行うことになるのですが、解約や新たに自動車保険に加入し直すと言うわけではないので等級をそのまま維持することが可能となり、一般的に車を乗り換える時に行う方法と言えます。
自動車保険の等級を引き継ぐ際には前の任意保険の契約と、新しい任意保険の契約の間に空白期間ができてしまうと、等級の引き継ぎが行えない可能性があります。
また、保険が利かないタイミングが生まれないように、車を乗り換える時期と保険内容の切り替え時期を合わせるようにしましょう。
身内に車を売る際に起きやすいトラブルの注意点
中古車販売店とは違い、身内間で車を譲り受けるやり取りを行うとお互いが身近な存在であることから価格面や故障時の対応などもついつい頼ってしまうことが考えられます。とは言え、今後の付き合いを考えるとお互いの立場をわきまえて行動したいものです。
ここでは身内に車を売る際に、起きやすいトラブルの注意点について紹介しますので、以下から確認しましょう。
販売価格の問題
新車へ入れ替え予定だったところに、兄弟などの身内から「車を譲って欲しい」と依頼された場合、どのような価格設定で譲るべきか悩む方もいるのではないでしょうか。
譲って欲しいと依頼した側としてはなるべく安くほしいと考え、売る側としては乗り換える車の頭金などにしたいことから適正価格で売りたいと思うのが当然です。しかし、身内であるがゆえこのバランスが崩れることが考えられます。
そのため、自分が納得できる価格で身内へ売ることができない場合などのように、金額の打ち合わせでトラブルを招くことがあります。このような場合は、中古車の売買を行っている中古車販売店を挟むことで、売る側は希望価格で手放すことができ、購入する側は予算内で買える車を選べるようになり、トラブル回避へと繋がります。
故障の際の対応
直接の取引で避けたいのが、時間が経ってからトラブルに巻き込まれるケースです。例えば身内間で車の売買を行った後に故障などのトラブルが起きてしまった場合に、クレームをつけられたり責任を取らされたりするケース等が考えられます。
また、一般的に身内間で売買を行う場合は、購入者側が名義変更の手続きを行う段取りで同意することがありますが、名義変更を行わずに元の持ち主のところに納税の請求が届いてしまうといったトラブル事例もあります。
このように済ませたはずの取引が思わぬトラブルを招き、時間や労力がかかってしまう可能性も考えられます。個人売買はトラブルが多いことが懸念されるため、専門業者を通しておくと安心です。
税金が発生するケース
身内間で車の売買を行うと、価格によっては贈与税が発生する可能性があります。贈与税は個人から財産となりうるものをもらった際にかかる税金のことを言いますが、中古車であっても例外ではありません。
贈与税の計算は一年で受け取った財産が110万円以下であれば非課税となりますが、110万円以上となる場合は課税対象となります。
また、この時の価格は当人同士の売値ではなく、車自体の価値で判断されるため注意が必要です。程度の良い車や年式の新しい車は対象となる可能性があるため、中古車販売店の利用も検討しましょう。
車を売るなら専門の業者を通すのがおすすめ！
身内間で車の売買をやり取りするとトラブルが起きてしまう可能性も考えられます。そのような事態を招かないためにも、車を売りたい場合は買取専門業者や中古車販売店といった業者へお願いすると安心です。
ここでは、業者を通して売買を行うメリットについて紹介しますので、売却時の参考にしてください。
それぞれの希望に合わせて売買ができる
身内へ車を売る際には気を使って安くしたり、譲り渡す相手から言い値を言われたりすることもあるため、適正価格でのやり取りは難しいケースが多いです。しかし、専門業者であれば、相手に価格に対して気を使う必要がなくなります。
また、購入側も希望価格で様々な車種から選ぶことができ、オプションや状態などに合わせて希望の車を探すことができます。トラブルを避ける点でもお互いに不快な思いをせずに済むところも魅力と言えます。
手続きの相談ができる
中古車販売店は売買に関しての専門知識があるので、売る側と買う側それぞれ必要な手続きや書類などを熟知しています。そのため、身内同士で取引するよりもスムーズに進めることができます。
また、移転登録の手続きなどは車検証の種類などによって必要となる書類が異なりますが、このような場合でも一から全ての書類を準備する必要はなく中古車販売店や買取業者へ代行をお願いできるケースもあるため安心です。
車の売買はネクステージにご相談ください
ネクステージは中古車の売買に関して豊富な実績を持っており、各都道府県で店舗を運営しています。
またお客様の不安や疑問などを取り除き、ニーズに合った提案を提供できるように日々努力しております。売る側も買う側もご満足いただける環境を整えていますので、ぜひご活用ください。
中古車の売買に特化している
ネクステージは中古車市場に特化しており、中古車の買取から売却までを中間マージンを挟まずに行っています。そのため、高価買取が目指せるだけでなく、車の状態を整えて納車できる仕組みを用意しています。
今の時代は「車を安く買えたらそれでいい」と言う時代ではありません。中古車でも質がよく、アフターサービスなどが充実しているものを選びたいと思う方も多いでしょう。そのため車業界の常識を打破し、お客様の希望を実現できるように取り組んでいます。
安全性に配慮している
ネクステージは商品へのこだわりを持っており、修復歴車や事故車などのリスクの高い車の販売は行っておりません。お客様が購入後に事故やトラブルを起こしてしまうことを未然に防ぐため、粗悪な車の排除に徹底しています。品質管理と品質鑑定も第三者機関に依頼していますので、安心して購入することが可能です。
また、納車前には車のことを熟知した専門のメカニックが点検・整備を行います。お客様が購入後も安全なカーライフを過ごせるよう納車前整備を実施し、納車時も車両の状態や傷のチェックを実施するため、お客様も不安を取り除くことができるでしょう。
満足いただける査定を目指している
ネクステージには豊富な買取実績があり、適正価格でお客様がご満足いただける査定を心がけています。中古車市場を把握し、あらかじめ再販ルートを確保することで店頭小売価格にせまる価格帯で査定を行うことも可能です。
また、オークション転売目的の業者よりも車本来の価値に見合った純粋な相場価格で査定ができるように配慮しているため、身内間での売買を検討されているのであれば、双方にメリットのあるネクステージのご利用をご検討ください。
まとめ
身内間で車を譲り渡したり譲り受けたりすること自体は問題ありませんが、販売価格や移転登録や任意保険の手続きを怠ってしまうと、トラブルが起きてしまう可能性があります。
問題が起きてしまうとこれまで築き上げた信頼関係が崩れたり、他の家族も巻き込んでしまうことも考えられますので、身内間であらかじめ話し合いを持つことも大切です。
しかし身内間のトラブルを避けたい方や適正価格での取引を希望している方は、ネクステージ をご活用ください。Webから販売車種の確認や無料査定の申し込みもできるので、気軽にご利用いただけます。
