アルトは40年以上の歴史を誇る軽自動車!これまでの進化や特徴を解説
アルトは、スズキのロングセラーを誇る軽自動車であり、国内累計販売500万台を突破しています。軽自動車は税金面で優遇されており、ランニングコストに優れていることが魅力です。アルトについて詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。
普通乗用車に劣らない安全機能や上質な空間が備わっています。そこでこの記事では、アルトの特徴や現行モデルの基本スペックをご紹介します。
※目次※
・アルトはスズキが販売する軽自動車。2009年末には全世界での累計販売は1,000万台を突破。
・アルトの現行モデルの魅力は温かみのあるエクステリアデザイン。ハイブリッドモデルやエコチャージを搭載したモデルなど、環境性能に優れたモデルを販売している。
・アルトの中古車を購入するならネクステージにお任せ。他店舗からのお取り寄せに対応しているので車選びがしやすい。
アルトは40年以上の歴史を誇るスズキの軽自動車
アルトはスズキが販売する主力商品のひとつです。現在でも安定した販売を続けています。初代モデルの誕生から40年以上が経過しましたが、これまでに世界のさまざまな国で販売を展開してきました。
ここでは、アルトの概要について詳しく見ていきましょう。開発時におけるコンセプトやアルトの派生モデルについてご紹介します。
国内累計500万台の販売を達成
アルトが誕生したのは1979年です。「暮らしに役立ち、優れた経済性をもつ車」をコンセプトに掲げており、47万円という低価格で発売されました。開発時には工程の合理化やパーツの削減などのコストカットが図られています。
普通乗用車との差別化に成功したアルトは大ヒットを記録しました。1983年にはインド、1995年には中国で生産を開始しており、2009年3月末には世界累計販売台数が1,000万台を突破します。
アルトは日本国内でも成功を収めており、2021年5月には国内での累計販売台数が524万台を達成しました。
過去には多くの派生モデルが誕生
スズキでは、定期的にアルトの派生モデルを発売しています。1984年にはツインカムターボエンジンを搭載したアルトワークス、スライド式の大型乗降ドアを搭載したアルトウォークスルーバンが発売されました。
1988年にはスライドドアを搭載したアルトスライドスリムが登場します。回転式のドライバーズシートを搭載したことで、狭い場所でのスムーズな乗降を可能にしました。
2002年にはアルトラパンが誕生します。丸みのある個性的なエクステリアデザインが特徴です。2015年には3代目モデルが発売されました。
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アルトの歴代モデルを振り返ろう
アルトという名称はイタリア語から取られています。「優れた」または」「秀でた」という意味があり、運転時での快適性や利便性に優れていることから名付けられたのです。
スズキでは、発売から現在までに9代のモデルを販売しました。ここでは、アルトの歴史を振り返ってみましょう。過去に販売された幾つかのモデルを取り上げます。
1970年代:初代モデルが誕生
1979年5月に発売された初代モデルの特徴はシンプルなデザインです。リアデッキの無い2ボックススタイルを取り入れており、コンパクトなサイズながらもゆとりのある車内スペースになっています。
パワートレインは2サイクル式の550ccのエンジンが採用されました。初代モデルでは前進4段、後進1段の変速機が搭載されていましたが、1980年には2速ATのモデルが登場します。1981年10月には4サイクル直列3気筒エンジン搭載モデルが発売されました。
1980年代:アルトワークスが登場
1984年にはアルトの2代目が登場します。国内では初となる運転席回転シートやフルフラットシートなどが採用されました。1985年にはインタークーラーターボエンジンを搭載したアルトターボがラインアップに追加されます。
1987年にはアルトの派生モデルとなるアルトワークスが登場しました。最上級となるRS/Rには、新開発の3気筒550ccDOHCインタークーラーターボエンジンが搭載されます。コンパクトなボディながらもスポーティーな走りを可能にしました。
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1990年代:電気自動車を発売
1990年には軽自動車規格改定に合わせたアルトが登場します。先代モデルよりと比較すると、全長が100mmほど長くなりました。
1992年にはアルトでは初となる電気自動車が登場します。さらに、走行性能や電費性能に改良を加えた電気自動車が1997年に発売されました。モーターやIGBTインバーターが搭載されており、ゆとりのある車内空間が確保されています。
1999年にはエクステリアやインテリアの一部のパーツにメッキ加飾を施したアルトCが発売されました。
2000年代:6代目モデルの販売を開始
6代目モデルが登場したのは2004年9月です。エアコンやパワーステアリングなどを標準搭載しながらも、65万円という低価格で発売されました。エクステリアは円や直線を意識された、おしゃれで温かみのあるデザインになっています。
安全性能にも優れており、軽量衝撃吸収ボディ「TECT」、助手席や運転席のエアバッグなどが搭載されました。ルーフやピラーにも衝撃軽減構造が取り入れられており、頭部への衝撃にも改善が図られています。
2010年代:ターボRSが登場
2014年は8代目のアルトが登場しました。新しいプラットフォームを採用しており、60kgの軽量化に成功しています。パワートレインの高効率化も図られており、37.0km/Lの燃料消費率を達成しました。
2015年にはスポーツタイプのアルトターボRSが登場します。8代目モデルをベースにしながらも、専用チューニングのサスペンションやフロントシートなどが採用されました。
パワートレインにはDOHターボエンジンを搭載しており、鋭い加速と安定した走りを体感できます。
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2020年代:9代目モデルが誕生
2021年には9代目モデルが発売されました。優れた利便性や経済性は継承しつつ、最新の装備が搭載されています。
新型モデルではサイズの見直しが図られており、先代モデルよりも車高が高くなりました。加えてラゲッジスペースの開口部を広げており、大きな荷物もスムーズに積み込めます。
9代目モデルではガソリンモデルに加えて、ハイブリッドモデルがラインアップに加わりました。2種類のパワートレインが設定されたことで、ライフスタイルに合わせた車選びができます。
アルトの現行モデルの特徴とは?
現行のアルトは9代目のモデルです。コンパクトなサイズながらも先進の機能が備わっており、通勤や送迎などのあらゆるシーンで便利に使えます。
マイルドハイブリッドシステムやエコチャージなどを採用しており、燃費性能が向上しました。ここでは、現行モデルの特徴についてまとめました。4つの魅力について見ていきましょう。
気軽・安心感・愛着を意識したデザイン
現行モデルのコンセプトは気軽、安心、愛着です。エクステリアでは丸みを帯びた柔らかいデザインが採用されました。
ボディカラーはツートーンとモノトーンから選択可能です。モノトーンのカラー展開は全部で8種類、ホワイト系の定番カラーの他、ブルーやレッドなども設定されています。ツートーンは全部で4色です。
インテリアでは心地良さが意識されました。シート表皮はデニム調になっており、温かみのあるデザインになっています。
先進の安全機能を全車に標準搭載
現行モデルでは、スズキの予防安全技術の「スズキセーフティサポート」が全車に採用されました。万が一の事態でも、安全を確保できます。アルトに搭載されている主な安全機能は以下の通りです。
・デュアルカメラブレーキサポート
・誤発進抑制機能
・ハイビームアシスト
・先行者発進お知らせ機能
・車線逸脱警報機能
アルトでは運転席や助手席をはじめ、6つのエアバッグを全車に搭載しました。衝突事故が発生したときでも被害を最小限に抑えられます。
機能性が備わったオプションを豊富に用意
新車購入時にはメーカーオプションやディーラーオプションが設定されていますが、アルトにはさまざまなディーラーオプションの装着が可能です。
おすすめのオプションのひとつにカーナビがあります。全方位モニターや逆走注意機能などのサポートが搭載されており、あらゆるシーンで便利に使えるでしょう。
新型モデルではフロアマットや防水シートカバーもオプションによる搭載が可能です。リモコン操作でエンジンを始動できるワイヤレスエンジンスターターもオプションで取り付けられます。
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優れた走行性能と低燃費を両立させたパワートレイン
現行モデルでは環境に配慮した走行が可能です。ハイブリッドモデルでは、発電効率に優れたモーターが搭載されました。
一方でガソリンモデルでは、減速時のエネルギーを利用して発電するエネチャージが搭載されています。現行モデルのWLTCモードによる燃料消費率は以下の通りです。
|
2WD |
フルタイム4WD |
ハイブリッドX |
27.7km/L |
25.7km/L |
ハイブリッドS |
27.7km/L |
25.7km/L |
L |
25.2km/L |
23.5km/L |
A |
25.2km/L |
23.5km/L |
(参考:『アルト(スズキ)の燃費情報』)
現行モデルでは、ブレーキペダルを踏んだ状態で10km/L以下になるとエンジンが停止するアイドリングストップシステムが搭載されました。
一方でアイドリングストップ時でも冷たい風をキープするエコクールが搭載されており、快適に低燃費走行を楽しめます。
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アルトの基本スペックをパワートレイン別にチェック
アルトの現行モデルでは4つのグレードが設定されました。ハイブリッドモデルとガソリンモデルがあり、それぞれにベーシックグレードと上級グレードが設定されます。
現行モデルの購入を検討している方は、グレードごとのスペックを確かめておきましょう。ここでは、パワートレイン別に各グレードの基本スペックをご紹介します。
ハイブリッドモデルの基本スペック
ハイブリッドモデルで設定されているグレードは、「ハイブリッドX」と「ハイブリッドS」です。ハイブリッドSではLEDヘッドランプ装着車が設定されました。いずれも主なスペックに違いはありません。
上級グレードのハイブリッドXにはイモビライザー、キーレスプッシュスタートシステム、リアシートヘッドレストなどが標準装備されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,525mm |
最高出力(エンジン) |
36kW |
最大トルク(エンジン) |
57N・m |
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ガソリンモデルの基本スペック
ガソリンモデルで設定されているグレードは、LとAです。Lにはアップグレードパッケージ装着が設定されており、LEDヘッドランプ、フルオートエアコン、スモークガラスなどが搭載されています。
上級グレードのLは、電動格納式ドアミラーや14インチフルホイールキャップが標準装備です。4WDモデルについては、ヒーテッドドアミラーが搭載されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,525mm |
最高出力(エンジン) |
34kW |
最大トルク(エンジン) |
55N・m |
アルトはいくらで売買されている?
アルトをお得に購入したい方は中古車がおすすめです。新車は価格が一律ですが、中古車は車両ごとに価格が異なります。
先代モデルを候補に含められるので、新車よりもお得に購入できる可能性が高いでしょう。ここでは、アルトの新車販売価格や中古車販売価格をご紹介します。買取相場もまとめていますので参考にしてください。
アルトの新車販売価格
新車販売価格はグレードや駆動方式によって異なります。アルトの新車販売価格は以下の通りです。
|
2WD |
4WD |
ハイブリッドX |
125万9,500円 |
137万9,400円 |
ハイブリッドS |
109万7,800円 |
122万8,700円 |
ハイブリッドS (LEDヘッドランプ装着車) |
115万5,000円 |
128万5,900円 |
L |
99万8,800円 |
112万9,700円 |
L(アップグレードパッケージ装着車) |
113万800円 |
126万1,700円 |
L(ホワイトツートーンルーフ仕様車) |
117万4,800円 |
130万5,700円 |
A |
94万3,800円 |
107万5,800円 |
ハイブリッドモデルの価格帯は115万5,000円~137万9,400円となっています。一方でガソリンモデルの価格帯は94万3,800円~130万5,700円です。
アルトの中古車販売価格
ネクステージでは6代目モデル~9代目モデルの中古車を販売しています。2023年3月時点における中古車販売価格を見ていきましょう。
|
中古車販売価格 |
9代目(現行)モデル |
85万9,000円~129万9,000円 |
8代目モデル |
29万9,000円~86万9,000円 |
7代目モデル |
17万9,000円~59万9,000円 |
6代目モデル |
19万9,000円~29万9,000円 |
(参考:『アルト(スズキ)の中古車一覧』)
新車販売価格が94万3,800円~137万9,400円のアルトですが、中古車なら90万円以下で手に入れられます。先代モデルについては、50万円以下での購入が可能です。お得に手に入れたい方は先代モデルを候補に含めると良いでしょう。
アルトの買取相場
ネクステージにおける、2023年3月時点でのアルトの買取相場は1,000円~110万7,000円です。走行距離や年式によって金額に差はありますが、アルトなら100万円以上の買取も期待できます。過去のアルトの買取実績は以下の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
L |
2021年式 |
18km |
77万円 |
S |
2020年式 |
397km |
47万8,000円 |
Lリミテッド |
2020年式 |
1万2,900円 |
60万3,000円 |
Lリミテッド |
2019年式 |
9,410km |
39万3,000円 |
S |
2019年式 |
2万3,384km |
47万3,000円 |
L |
2018年式 |
2万1,494km |
44万円 |
X |
2018年式 |
4万2,000km |
51万5,000円 |
S |
2017年式 |
4,127km |
34万8,000円 |
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まとめ
アルトは1979年に誕生したスズキの軽自動車です。40年以上の歴史を誇り、現在までに8回のフルモデルチェンジを実施しました。現行モデルでは、コンパクトな車両に先進の装備や最新の機能を搭載しています。燃費性能に優れており、さまざまなシーンで利用できるでしょう。
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