プリウスの基本スペックを総チェック!中古車販売価格や買取相場も紹介
プリウスは、トヨタが販売しているハイブリッドタイプの乗用車です。世界初の量産型のハイブリッドカーとして自動車業界をリードしてきました。環境性能や燃費性能に優れたプリウスについて知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プリウスのこれまでの歴史や現行モデルのスペックについてご紹介します。中古車販売価格や買取相場についても解説しているため、プリウスの購入を検討している方は参考にしてください。
※目次※
・プリウスは1997年に誕生したハイブリッドカー。現在では4代目のモデルを販売している
・プリウスの特徴は優れた走行性能と環境性能。安全性能にもこだわっており、現行モデルにはミリ波レーダーや超音波センサーを搭載している
・プリウスをお得に手に入れるには中古車がおすすめ。豊富に在庫を用意しているネクステージなら気軽に車選びができる
プリウスの魅力を確かめておこう
プリウスは初代モデルの発売から20年以上が経過しましたが、現在でも安定した人気を誇っています。
プリウスの魅力のひとつはハイブリッドシステムです。フルモデルチェンジをしながら、環境性能や走行性能の技術を高めてきました。ここでは、プリウスの開発から現在までの歴史について見ていきましょう。プリウスの派生モデルの特徴も詳しくご紹介します。
世界初の量産型ハイブリッドカー
プリウスの開発がスタートしたのは1995年です。これまではエンジンの性能に重点が置かれていましたが、エンジンと電動モーターを併用した新しい車の開発に取り掛かりました。同年に開催された東京モーターショーでは停車中におけるエンジンの停止やエネルギー回生などの機能を搭載したモデルを展示しています。
初代プリウスが誕生したのは1997年です。プロトタイプの成功を元にして、世界で初めての量産型ハイブリッドカーを開発しました。「ハーモニアスビークル」という言葉をテーマに掲げており、二酸化炭素の削減や省エネルギーなどを意識しています。
2015年には4代目のモデルを発売
プリウスの初代モデルの成功に伴い、2003年には先進技術を搭載した2代目モデルの販売を開始しました。「THS II」と呼ばれるハイブリッドシステムを採用しており、55km/h以下であれば電動モーターのみでの走行も可能です。ボディサイズがアップしており、広々とした車内空間になっています。
プリウスは2009年と2015年にもフルモデルチェンジをしており、現在では4代目モデルを販売中です。デザインは2代目や3代目を継承していますが、走行性能や燃費性能は大幅に向上しています。
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過去にはプリウスの派生モデルを販売
現行モデルのプリウスはセダンタイプですが、過去にはサイズの異なる派生モデルを販売していました。
2011年に販売を開始した「プリウスα」はステーションワゴンタイプのハイブリッドカーです。プリウスに備わった環境性能や燃費性能を継承しながら、ゆとりのあるデザインになっています。安定した人気を誇っていったプリウスαでしたが、2021年3月に生産終了しました。
海外ではプリウスのコンパクトタイプである「プリウスC」を販売しています。国内では「アクア」という名称で販売しており、2021年には2代目モデルの販売を開始しました。
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プリウスの現行モデルの特徴とは?
現行のプリウスは2015年12月に発売したモデルです。マイナーモデルチェンジによる改良を重ねており、走行性能や環境性能が大幅に向上しています。
デザインや安全性能にも改良を加えており、さまざまなシーンで快適なドライビングが可能です。ここでは、プリウスの現行モデルに備わった3つの魅力について詳しく見ていきましょう。
優れた走行性能
現行モデルに搭載しているパワートレインは1.8Lのガソリンエンジンです。燃焼効率に優れており、滑らかな走りと低燃費の両立を可能にしました。エンジン部分には冷却水流量切り替えバルブを取り付けており、冷間始動時における低燃費走行が可能です。
ハイブリッドシステムは電動モーターもパワートレインとして使用しますが、現行のプリウスではハイブリッド制御にも改良を施しています。パワーモードを利用すれば、現速度やアクセルレスポンスの自動変化が可能です。
こだわりのエクステリアとインテリア
プリウスのエクステリアは低重心を意識したデザインです。フロント部分にあるトヨタのマークからリアに抜ける軸をボディに通しており、スタイリッシュで温かみのある印象を与えています。
ボディカラーはエモーショナルレッドやサーモテクトライムグリーンをはじめ、9つのラインアップです。
インテリアでは人に優しいデザインを意識しており、白の加飾を施したフロントコンソールトレイや低重心のインストルメントパネルを採用しています。
先進技術を取り入れた安全性能
プリウスの現行モデルでは先進技術を取り入れた安全機能を装備しており、快適で安心なドライビングが可能です。
車両にはミリ波レーダーと単眼カメラを搭載しており、歩行者や自転車運転者の素早く検知します。警報機能も備わっており、衝突の未然の回避や被害軽減が可能です。
現行モデルでは超音波センサーを使って障害物や駐車スペースを認識します。スイッチを入れれば、後退開始位置の誘導やステアリング操作のアシストなどをサポートする機能も標準装備です。
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プリウスの現行モデルの基本スペックをチェック
プリウスの現行モデルで設定されているグレードは全部で4つです。そのうち、3つのグレードにはスポーツタイプのモデルも用意されています。
グレードによって搭載されている装備が異なるため、購入を検討している方はそれぞれの違いをチェックしておきましょう。ここでは、各グレードの基本スペックや特徴を詳しくご紹介します。
E
Eは低燃費を重視したグレードです。シンプルな装備になっており、シート表皮はファブリック、車内オーディオは4スピーカーとなっています。
一方で「Toyota Safety Sense」の予防安全パッケージは標準搭載しており、安心して運転に集中できるでしょう。他のグレードでは2種類の駆動方式が用意されていますが、Eグレードは2WDのみとなっています。
駆動方式 |
2WD |
全長×全幅×全高 |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
総排気量 |
1.797L |
最高出力(エンジン) |
72kW |
最大トルク(エンジン) |
142N・m |
最高出力(フロントモーター) |
53kW |
最大トルク(フロントモーター) |
163N・m |
S
Sはシートバックポケットや8インチディスプレイオーディオなどを標準で装備したベーシックグレードです。
Sは通常のモデルに加えて、スポートタイプのツーリングセレクション、特別仕様車のS Safety Plus IIやSツーリングセレクション Black Editionなどがあります。
グレード |
S |
Sツーリングセレクション |
S Safety Plus II |
Sツーリングセレクション Black Edition |
駆動方式 |
2WD、E-Four |
2WD、E-Four |
2WD、E-Four |
2WD、E-Four |
全長×全幅×全高 |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
総排気量 |
1.797L |
1.797L |
1.797L |
1.797L |
最高出力(エンジン) |
72kW |
72kW |
72kW |
72kW |
最大トルク(エンジン) |
142N・m |
142N・m |
142N・m |
142N・m |
最高出力(フロントモーター) |
53kW |
53kW |
53kW |
53kW |
最大トルク(フロントモーター) |
163N・m |
163N・m |
163N・m |
163N・m |
A
Aは先進装備を搭載した上級グレードです。衝突回避支援パッケージの「Toyota Safety Sense P」が標準装備となっています。
Aには通常モデル、スポートタイプのツーリングセレクション、ツーリングセレクション Black Editionのラインアップです。Bi-BeamのLEDヘッドランプや17インチアルミホイールなどを搭載しています。
グレード |
A |
Aツーリングセレクション |
Aツーリングセレクション Black Edition |
駆動方式 |
2WD、E-Four |
2WD、E-Four |
2WD、E-Four |
全長×全幅×全高 |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
総排気量 |
1.797L |
1.797L |
1.797L |
最高出力(エンジン) |
72kW |
72kW |
72kW |
最大トルク(エンジン) |
142N・m |
142N・m |
142N・m |
最高出力(フロントモーター) |
53kW |
53kW |
53kW |
最大トルク(フロントモーター) |
163N・m |
163N・m |
163N・m |
Aプレミアム
AプレミアムはAをベースにした最上級グレードです。本革巻きのステアリングホイール、本革シート、シートベンチレーションなどが標準装備になっています。
Aプレミアムツーリングセレクションは、Aプレミアムをベースにしたスポーツタイプのグレードです。
グレード |
Aプレミアム |
Aプレミアムツーリングセレクション |
駆動方式 |
2WD、E-Four |
2WD、E-Four |
全長×全幅×全高 |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
4,575mm×1,760mm×1,470mm |
総排気量 |
1.797L |
1.797L |
最高出力(エンジン) |
72kW |
72kW |
最大トルク(エンジン) |
142N・m |
142N・m |
最高出力(フロントモーター) |
53kW |
53kW |
最大トルク(フロントモーター) |
163N・m |
163N・m |
プリウスを購入する際に押さえておきたいポイント
車は人生の中でも高い買い物の一つになるため、計画的に購入の準備を進めることが大切です。プリウスでは4つのグレードや2つの駆動方式が設定されています。新車と中古車の選択肢もあるため、前もって車選びのポイントを把握しておきましょう。
ここでは、4つの項目に分けて購入の際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
駆動方式
プリウスの駆動方式は、2WDとE-Fourと呼ばれる4WDの2種類です。Eグレードを除く3つのグレードで2種類の駆動方式を設定しています。
E-Fourのメリットは走行安定性の高さです。エンジンの回転数に合わせてコントロールしており、加速時や雪道などのスリップしやすい状況でもスムーズに走行できるでしょう。快適な走りを楽しみたい方におすすめの駆動方式です。
一方でE-Fourは2WDと比較すると、燃費性能が劣る傾向にあります。燃費性能にこだわる方は2WDの駆動方式を選ぶのが良いでしょう。
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課せられる税金
プリウスを購入する際には車両本体価格に加えて、税金を納めなければなりません。購入時には自動車税や重量税を納めます。
自動車税とは、車検証に記載されている所有者または使用者に課せられる税金です。納税額は車両の排気量によって異なります。
自動車重量税とは車両の重量によって課せられる税金のことです。重量によって納税額が異なりますが、新規登録から13年以上が経過した車両については、納税額がアップします。
プリウスはエコカー減税の対象車です。対象期間内ならば、取得時における自動車重量税の優遇が適用されます。
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購入方法
プリウスの購入方法は新車と中古車の2種類です。中古車については通常の中古車に加えて、新古車とも呼ばれる登録済未使用車も購入対象に含まれます。
新車の魅力は取り付けるオプションやパーツを自分で選べることです。一方で購入価格を押さえたい方は中古車や登録済未使用車が良いでしょう。
中古車は車両ごとにコンディションが異なります。整備の行き届いていない車両を購入すると、不具合が生じる恐れが高くなるでしょう。中古車を購入する際には、信頼できるお店選びが大切です。
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燃費性能
プリウスの燃費性能はグレードによって異なります。燃費性能は毎月の維持費に影響するため、購入の際には前もって確かめておきましょう。
グレード |
2WD |
E-Four |
E |
32.1km/L |
- |
S |
30.8km/L |
28.3km/L |
Sツーリングセレクション |
27.2km/L |
25.4km/L |
Sツーリングセレクション Black Edition |
27.2km/L |
25.4km/L |
S Safety Plus II |
30.8km/L |
28.3km/L |
A |
30.8km/L |
28.3km/L |
Aツーリングセレクション |
27.2km/L |
25.4km/L |
Aツーリングセレクション Black Edition |
27.2km/L |
25.4km/L |
Aプレミアム |
30.8km/L |
28.3km/L |
Aプレミアムツーリングセレクション |
27.2km/L |
25.4km/L |
(参考:『プリウス(トヨタ)の燃費情報』)
プリウスの現行モデルを比較した場合、最も燃料消費率が高いのはEグレードです。一方でスポーツグレードのツーリングセレクションは低い傾向にあります。
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プリウスの新車価格・中古車相場
プリウスの購入計画を立てるときには、価格を確かめておきましょう。新車販売価格と中古車販売価格をチェックしておけば、おおよその初期費用を把握できます。
ここでは、現行モデルの新車販売価格やネクステージでの中古車販売価格を見ていきましょう。プリウスの中古車の買取相場も紹介していますので、購入の際の参考にしてください。
新車販売価格
プリウスの新車販売価格はグレードや駆動方式によって異なります、現行モデルの新車販売価格は以下の通りです。
グレード |
2WD |
E-Four |
E |
259万7,000円 |
- |
S |
271万1,000円 |
292万9,000円 |
Sツーリングセレクション |
290万2,000円 |
310万円 |
Sツーリングセレクション Black Edition |
294万7,000円 |
314万5,000円 |
S Safety Plus II |
281万4,000円 |
301万2,000円 |
A |
300万4,000円 |
320万2,000円 |
Aツーリングセレクション |
317万1,000円 |
336万9,000円 |
Aツーリングセレクション Black Edition |
321万6,000円 |
341万4,000円 |
Aプレミアム |
333万1,000円 |
352万9,000円 |
Aプレミアムツーリングセレクション |
344万2,000円 |
364万円 |
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中古車販売価格
中古車は新車よりも安い価格で販売しており、初期費用を抑えられます。また、現在では生産されていない歴代モデルの購入も可能です。中古車を購入する際には年式や走行距離もチェックしておきましょう。2022年9月時点におけるネクステージの中古車販売価格は以下の通りです。
グレード |
中古車販売価格 |
E |
129万9,000円 |
S |
29万9,000円~279万7,000円 |
Sツーリングセレクション |
49万9,000円~329万9,000円 |
Sツーリングセレクション Black Edition |
309万7,000円~329万9,000円 |
A |
133万9,000円~336万7,000円 |
Aツーリングセレクション |
244万3,000円~325万2,000円 |
Aツーリングセレクション Black Edition |
409万9,000円 |
Aプレミアム |
199万9,000円~249万9,000円 |
Aプレミアムツーリングセレクション |
139万9,000円~259万9,000円 |
(参考:『プリウス(トヨタ)の中古車一覧』)
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中古車買取相場
プリウスの購入を検討する際にはリセールバリューもチェックしておきましょう。リセールバリューとは、購入した商品を手放したときの再販価値のことです。リセールバリューが高ければ、お得に購入できる可能性が高いでしょう。
ネクステージにおける2022年9月時点での買取相場は1,000円~780万円です。走行距離が5,117kmの2020年式Aツーリングセレクションが109万円、走行距離が1万1,866kmの2020年Sが218万円、走行距離が1万251kmの2020年Aが250万円という買取実績があります。
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プリウスの中古車を購入するならネクステージにおまかせ
プリウスの中古車を取り扱っている販売店は全国にありますが、在庫数や品質を重視される方はネクステージをご利用ください。
ネクステージでは約3万台の在庫を用意しており、さまざまな年式や走行距離のプリウスをそろえています。他の店舗からのお取り寄せにも対応しており、全国の店舗で販売しているプリウスのチェックが可能です。
ネクステージでは品質にもこだわっており、修復歴車や水没車などの粗悪な商品は販売していません。また、納車前には国家資格を有するメカニックが整備します。
PRトヨタ プリウスの中古車
※価格は支払総額
まとめ
現在では、さまざまな自動車メーカーがハイブリッドカーを販売していますが、プリウスは世界初のハイブリッドシステムを取り入れた量産車です。現行モデルでも先進技術を積極的に取り入れており、走行性能や環境性能に優れています。
プリウスをお得に手に入れたいなら中古車がおすすめです。ネクステージでは、さまざまなグレード、年式、走行距離のプリウスを取りそろえています。プリウスの中古車をお探しの方はネクステージをご利用ください。